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【プロ野球】

ヤクルト・石川、気合の5連勝

2015年9月23日 紙面から

6回表2死、新井を空振り三振に仕留めたヤクルトの先発石川は、ガッツポーズ=神宮球場で(武藤健一撮影)

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◇ヤクルト4−2広島

 ヤクルトは投打がかみ合い2連勝。1回に畠山の遊ゴロと暴投で2点を先制。3回にも1点を奪うと、4回は川端の適時打でリードを広げた。6イニング1失点の石川は自身5連勝で12勝目。広島は戸田が4イニング4失点と安定しなかった。

     ◇

 ベテラン左腕の奮投で優勝へまた一歩近づいた。石川が6イニングを1失点に抑え5連勝。自己最多タイの13勝を記録した10年以来となる12勝目を挙げた。

 2回にエルドレッドに豪快な一発を浴びたものの、それ以外は二塁を踏ませない危なげない投球。「気合だけです。すばらしいバックがいるおかげ」と振り返った石川。神宮では7連勝、今季9勝1敗と抜群の相性の良さを見せつけた。

 優勝が見えてきた9月に入って中5日の登板を続けているが、石川は「5日もらっているので、その中でしっかりした準備を心がけているだけ」と涼しい顔。後半戦に入って序盤から目いっぱい投げ込む形に変えて「前半より球が切れている」と、7勝2敗と好成績を収めている。

 その支えになっているのは今季から就任した橘内トレーナーの指導。石川は「キャンプからきつい走り込みメニューを組んでくれて、正直しんどいですけど、頑張ればいいことがあると言われている」と説明する。

 この日は巨人が阪神を下したことで優勝マジック「8」の点灯はお預けになったが、チームは接戦の末に優勝を逃した11年以来の70勝に到達。「他チームうんぬんじゃなく、僕らがしっかりした戦いをすれば結果はついてくる」と言葉に力を込めた左腕がVへフル回転する。

  (洪経人)

 

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