山下龍一、橋田正城
2015年9月23日08時16分
東京証券取引所が24日、現物株の売買システム「アローヘッド」を5年ぶりに更新する。株式の超高速取引が台頭し、注文件数が急増しているためだ。1日あたりの処理能力を2倍に高め、注文を受け付ける時間も半分以下に縮める。
東京湾岸を一望する都内のオフィスビル。この一室を拠点に、東証は1月から連日、システム移行のテストを繰り返してきた。「画面に注文が反映されるか」「売買成立の通知が証券会社に届くか」――。2月からは証券会社も加わった。東証の担当者は「受発注の時間を記したログをたどり、注文応答時間の短縮も確かめている」。
「アローヘッド」は富士通製で2010年に稼働した。今回は数十億円をかけた改訂版。基本プログラムは同じだが、性能が向上した。1日の注文処理件数は2倍の2・7億件になる。注文を受付処理する時間は、10年のアローヘッド導入時は2ミリ秒だったが、12年に1ミリ秒に短縮。今回はさらに半分以下の0・5ミリ秒未満になる。
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