「アジアにだけとどまっていたら成長するのは難しい。ヨーロッパやアメリカに行って経験をたくさん積むべきだ」
女子テニス最高齢現役選手のクルム伊達公子(44)=写真=が韓国テニス界のために惜しみなくアドバイスをした。韓国唯一の女子テニス協会(WTA)ツアー大会「コリアオープン」(賞金総額50万ドル=約6000万円)に出場するクルム伊達は本戦が始まった21日、ソウルオリンピック公園で記者会見を開き、「アジアの選手も欧米の選手と対戦できる自分だけの武器を開発しなければならない」と言った。
韓国の女子テニスは今回の本大会にチャン・スジョン(20、世界ランキング209位)、ハン・ナレ(23、同268位)の2人しか出場できないほど低迷している。クルム伊達は「欧米に行って海外の選手たちに勝てなければ、世界の舞台で通用しない」と言った。
アイラ・トムリャノビッチ(同53位)=クロアチア=とシングルス1回戦を闘うクルム伊達は「けがに負けて引退したくないから回復に最善を尽くしている」と言った。2013年に同大会ベスト8まで進んだチャン・スジョンは同日、シングルス1回戦でモナ・バルテル(25、同47位)=ドイツ=に0-2で敗れた。