ラグビーW杯:歴史的大金星に沸く日本、連勝なるか

4年に1回開催されるラグビー・ワールドカップ(W杯)は、単一スポーツ種目のイベントとしてはFIFA(国際サッカー連盟)ワールドカップに次ぐ観客動員数を誇る世界的なビッグイベントだ。2007年のフランス大会では延べ220万人以上が、また11年のニュージーランド大会では140万人以上が、大会期間中に試合会場を訪れている。

 2015年のW杯は「ラグビーの母国」イングランドで開催されているため、これまで以上に大きな注目を集め、試合会場はどこも熱気に包まれている。18日(現地時間、以下同じ)にイングランドとフィジーの開幕戦が行われたロンドンのトゥイッケナム・スタジアムにはこの日8万人の観客が押し寄せた。試合はイングランドが35-11でフィジーを破り、初戦を勝利で飾った。

 今大会序盤の話題はなんといっても日本代表だ。日本はこれまでのW杯の全てに出場しているが、通算成績は1勝21敗2分けと散々な結果に終わっている。ところが今大会では19日に行われたB組の初戦で、過去2回の優勝を誇る南アフリカ共和国を破るという大番狂わせを演じた。この試合で日本はノーサイド(試合終了)直前にトライを決め、34-32で逆転勝ちしたのだ。日本の新聞各紙やメディアはどこもこの快挙を大きく報じた。

 ラグビー日本代表はここ数年、外国人選手を積極的に迎え入れ戦力の向上を目指してきた。日本は今大会に備え世界的な強豪国であるオーストラリア、ニュージーランド、トンガなどから10人(うち5人は帰化)の選手を代表に選んでいる。

 ラグビーでは出身国で代表選手の経歴がない選手であれば、3年以上居住した国の代表になれるというルールがある。日本は23日にスコットランドと第2戦を行い、W杯史上初の連勝に挑戦する。

チャン・ミンソク記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース