北の挑発防止、韓国がロシアに要請

金寛鎮・安保室長、ロシアの連邦安全保障会議書記と会談

 金寛鎮(キム・グァンジン)国家安保室長は21日午後、韓国大統領府(青瓦台)でロシアのニコライ・パトルシェフ連邦安全保障会議書記と会談し、北朝鮮の核やミサイルの問題、極東ロシア地域における経済協力案などを話し合った。

 ウラジーミル・プーチン大統領の側近といわれるパトルシェフ書記は、連邦安全保障会議事務局の最高責任者で、ロシアの外交・安全保障政策にかなりの影響力を行使する。北朝鮮の長距離ミサイル発射および核実験の脅威に関連して「双方は北朝鮮の戦略的挑発の可能性について深い意見交換を行い、域内の平和と安定のため協議し続けていくこととした」と青瓦台は発表した。金室長はパトルシェフ書記に対し、北朝鮮が労働党創建70周年を控えて挑発しないよう、ロシアが役割を果たしてくれることを要請したと伝えられている。

崔宰赫(チェ・ジェヒョク)記者
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