資格停止の朴泰桓が日本へ 12月まで法政大で練習
【ソウル聯合ニュース】ドーピング(禁止薬物使用)違反で今年3月に国際水泳連盟(FINA)から1年6カ月の選手資格停止処分を受けた韓国の北京五輪競泳400メートル自由形金メダリスト、朴泰桓(パク・テファン、25)が21日、法政大でトレーニングをするため東京へ出発した。マネジメント会社が22日、明らかにした。マネージャーとトレーナーが同行している。
法政大で24日から12月まで、同大水泳部と一緒に練習に励む計画だ。
朴は韓国・檀国大大学院に在籍中だが、大学間の縁で法政大での交換学生プログラムを履修することになった。2007年夏にも同大で1カ月トレーニングし、翌年の北京五輪で金メダルに輝いている。
朴は仁川アジア大会開幕直前の昨年9月初めにFINAが実施したドーピング検査で、世界反ドーピング機関(WADA)が禁止薬物とする男性ホルモンのテストステロン成分が検出された。FINAから資格停止処分を科されたほか、仁川アジア大会で獲得した銀メダル1個と銅メダル5個も剥奪された。
朴は同大会の約2カ月前にソウルの病院で健康管理などを受けたときの注射に禁止薬物の成分が含まれていたことを知らなかったとし、病院側の不注意を主張している。この病院の院長は検察に起訴された。
FINAの処分決定で朴は練習場所を失った。今年6月からソウル市内のオリンピック水泳場で、かつて指導を受けた監督の水泳教室の会員と一緒に1日2時間ずつ練習してきたものの、練習時間などが制約され十分なトレーニングをできないことから日本行きを選択した。
FINAの資格停止処分が解かれても、大韓体育会の規定により朴は3年間韓国代表になることができない。現時点では来年のリオデジャネイロ五輪にも出場できない。
6月に練習を再開するにあたり、朴は「まだ機会が与えられたわけではないが、良い機会が来ると考え、少しずつ準備していく」と話していた。
6月に練習を再開した時の朴泰桓=(聯合ニュース)
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