ムセベニ大統領(写真左)とニャカイリマ長官。 |
当初はドバイに12日まで滞在する予定だったが、次の日程を理由に1日操り上げて夜に飛行機に乗ったという。ニャカイリマ長官は12日未明に飛行機の中で亡くなった状態で発見された。ウガンダ医療チームの解剖検査の結果、死因は急性心不全症と確認された。
ニャカイリマ長官の急死についてウガンダの現地メディアなどは、韓国滞在期間中に病院での治療をまともに受けられなかったなどの疑惑を提起している。ウガンダ大統領までが疑惑提起に加勢した。現地メディアのウーゴニュースなどによれば、ムセベニ大統領は18日のニャカイリマ長官の葬儀で「ニャカイリマ長官が目まいと腹痛のため韓国の病院に行ったが、病院から医療保険がないという理由で治療を断わられた」と主張した。ムセベニ大統領は1986年のクーデターで執権後29年目となる長期政権を続けている。
だが招待したKF側は、ニャカイリマ長官が病院での治療を要求した事実がないと明らかにした。KFの関係者は「ウガンダ内務長官が日程の途中で腹痛を訴え、コンビニエンスストアで売っていた胃腸薬を買った。長官に『病院に行くか』と尋ねたが『大丈夫だ』と答えた」として「長官が病院治療を要求したが韓国の病院が治療を拒否したというのは事実ではない」と主張した。この関係者は「ニャカイリマ長官ら訪韓した一行全員が旅行者保険に加入しており医療保険の問題はなかった」として「治療を要請していたら断らなかった」とつけ加えた。外交部関係者は「詳細事項を把握中」として「国内での滞在時に病院での治療を希望したが医療保険がなく医療対応を受けられなかったという主張は、とりあえず事実とは違うことが確認された」と話した。