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フォルクスワーゲン 不正ソフト稼働は1100万台に
9月23日 1時02分

排ガス規制を逃れるため、ディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していたことが発覚したドイツのフォルクスワーゲンは、不正なソフトがほかの車種にも搭載され、このうち実際にそのソフトが稼働する車両は、全世界でおよそ1100万台にのぼることを明らかにしました。
ドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲンは、排ガス規制を逃れるため、試験場などでの車の検査の際に有害物質の排出量を大幅に低くする不正なソフトウエアをディーゼル車に搭載していました。
フォルクスワーゲンは22日に声明を発表し、不正なソフトウエアは、これまでに分かっている車種以外にも搭載され、このうち不正なソフトが実際に稼働する特定のエンジンを積んだ車両は、全世界でおよそ1100万台にのぼることを明らかにしました。
フォルクスワーゲンは信頼回復に向け、ソフトウエアを搭載している車両の改修などの費用として、およそ65億ユーロ(日本円でおよそ8700億円)を計上するとしています。
今回の不正の発覚を受けて、ドイツの運輸当局が詳細な再検査に乗り出す方針を示しているほか、アメリカの司法省も刑事事件として捜査を始めたと伝えられるなど、フォルクスワーゲンに対する圧力はさらに強まっています。

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