あんスタから入ったユーザーが姉妹作のあんガルの情報を欲しがっている場合があるらしく、需要あるかなと思い作成。
実際に情報を持ってると解釈の幅は広がるし小ネタも拾い易くなるだろう。

当然だがネタバレ注意

ガルスタ両者のつながりを考察するにもメインストーリーのあらすじを知らなければお話にならないので大まかなあらすじをここで記しておく。
が、あくまでも考察を進めるにあたり必要最低限の要約なので気になるなら実際にプレイするか書籍版を買おう。あんスタ書籍化マダー?
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第一部 紹介

家庭の事情で去年まで女子校だった君咲学院に転校してきた主人公。
主人公はそこで幼なじみである三波なつみと再会する。
その後、なつみの案内で生徒会へ挨拶に向かいせえとかいちょおこと生徒会長・鶴海ひまり他、生徒会メンバーと知り合う。
そこで現在この学院で起きている騒動、『生徒会長再任選挙』について説明される。
元々ひまりは前・生徒会長からその座を譲り受けたという経緯があり、さらに失敗続きで人気が低迷しているため再び選挙を行い、よりふさわしい者を会長にしようという運動があり、現在は生徒の間で盛り上がっているだけであるが仮に正式な活動として認められればひまりは会長の座を追われることが予想される。
そこで生徒会は生徒会長再任選挙対策のため、主人公に協力を求める。



第二部 協力

生徒会に協力することをにした主人公。
対立候補(現生徒会長以上の人望を持つため再任選挙が行われれば会長に成りうる生徒。五人いる。)の一人である神樹はじめが生徒の悩み相談を聞いて人望を集めていることに倣い、ひまりと共に困っている人を助けて人望を集めるという作戦に出た。
バレー部と美術部の困りごとを解決して人望を集めることに成功した。が、新聞部によってひまりが対立候補達を挑発しているかのような記事を書かれ、公開されてしまう。



第三部 崇拝

新聞部によるデマ記事の風評被害によってにっちもさっちもいかない状態となり、それを打開するため話のわかりそうな対立候補の『生き神』こと神樹はじめと和解しようと3C教室を訪ねる主人公とひまり。
はじめはひまりが新聞部に嵌められたことを察していたことと、ひまりの必死の謝罪により和解に成功しひまりとはじめの間に友情が芽生える。
そこで、はじめにとって『生き神』と呼ばれ神聖視されていることが重荷になっていることをひまりは察する。
やがて、オカルト研究部の時国そらが怪しげな儀式ではじめを『生き神』に仕立てあげていることを突き止める。
はじめの妹である神樹いちか,美術部そしてオカルト研究部であり生徒会書記でもある双葉姉妹の協力を得たひまりが茶番劇で儀式を台無しにして『生き神』の呪縛からはじめを解放する。
こうして対立候補の一人がこちら側についたのである。



第四部 魔王

校内放送によって次回のテストの成績が悪い者は課外活動を禁止するという告知がされる。
生徒会の活動も例外ではなく、勉強が得意でないひまりが赤点を回避しなければならないという事態になった。
その頃主人公はクラスで、成績の良い先輩が勉強を教えてくれるという『秘密の勉強会』の話を耳にする。
『秘密の勉強会』の話はひまりへと伝わり、ひまりは参加するためにLL教室へと足を踏み入れる。
そこにいたのは威圧感のある優等生、対立候補の『魔王』こと久坂あやめだった。
風評被害によって最初はいがみ合っていたひまりとあやめであったが、あやめの幼なじみである八壁ひかるの助け船によってひまりは勉強を教えてもらえるようになった。
勉強を教えてもらううちにお互いに誤解は解けていった。
『秘密の勉強会』によって赤点を回避したひまりは放送部による校内放送にゲストとして参加し、外見で誤解されやすいあやめの誤解を解くため放送で感謝の言葉をのべた。
また一人の対立候補と和解することができた。



第五部 飛来

部活荒らしによる被害が目立つようになった。
部活荒らしというのは運動部にイタズラを仕掛ける留学生、クー カロアのことであった。
ひまりは『正義の味方』こと夜霧はやてと協力し、クーに嘘を教えて部活荒らしを行わせていた黒幕を捕らえることに成功する。



第六部 裏側

生徒会の中傷記事を書くことをやめない新聞部を不審に思った生徒会会計・悠木ともこは、はやてと協力して新聞部を調査する。
その結果、生徒会副会長にして対立候補『王子様』四方みつるが裏で新聞部に圧力をかけて操っていたことが明らかとなった。
この裏切りともいえる行為の目的は未熟な自分を鍛えるためだということに気付いたひまりはみつるを許す。
その後、みつるは元生徒会長であり対立候補『女王陛下』円城寺れいかは何かに苦しんで会長の座を譲ったのだということを告げ、彼女を救うもしくはそれが無理なら徹底的に討ちのめすようひまりに頼む。




第七部 決戦

ある日登校すると校門が禍々しいデザインになっていた。
なんでも本来の文化祭とは異なる『暗黒文化祭』が行われることになったようだ。
混乱するひまりの前にれいかが現れ、暗黒文化祭は自分の仕業であり、ひまりの夢であるみんなが笑顔で楽しい君咲学院を作るということを実現したのだと告げる。
それに対しひまりは強引なやり方は間違っていると反発。かつて敬愛していた元生徒会長に敵対する。
敵対したことを嬉しそうにしながられいかは去っていった。
その後、双葉姉妹がれいかの腰巾着を捕らえ、そこから情報を吐かせることとなる。
れいかはかつて不良の溜まり場だった茶道部を全うな部活にしたことがあるが、その後生徒会長を辞任することになったのだという。
そしてその当時の茶道部の中心人物の親友が最後の対立候補『堕天使』黒森すずであることが分かった。
その後、すずに会うため軽音部部室に乗り込み、ひまりとすずは口論になる。
口論の末、自分と親友・アンジーのかつての茶道部を奪ったれいかに唆されて思うがままに動かされ暗黒文化祭を実行させたのは間違いだったと気付かされたすずは暗黒文化祭を止めるためにひまりに力を貸す。
すずが全校に呼びかけ、れいかを捜索する。
最終的にひまりが通学路でれいかを捕まえる。
退学して学院を静かに去ろうとしていたが捕まったことでれいかは過去を語り出す。
家は学院への出資者で自身も優等生。その影響力に無自覚だったために、だらしない茶道部をすこし注意してもらうように教師に言ったら茶道部すべてが否定され徹底的に破壊されたのだという。
その結果、すずがアンジーと呼ぶあんずという生徒は転校を余儀なくされ学院を去った。その事を悔いて生徒会長を辞任することになったのだ。
後継者が育ったため学院を去ると言うれいかに、それはあんずの望むところではないと言うひまり。
なんとあんずは主人公の姉であり、男子校との交流を目論んでいた学校に協力して、結果姉弟が交換留学生のように入れ換えられていたのだ。
つまるところ、一連のひまりを鍛えるための茶番劇はすべてはれいかの一人芝居でしかなかった。
これでれいかは敗けを認めひまりに連れ戻される。
すべての対立候補と和解が成立した。

最後に主人公は生徒会の仲間だとひまりによって全校に紹介されて再任選挙編 完


唯一の女子として男子校に編入……あんずという名前……何か引っ掛からないかね?
次回以降詳しく考察していく