今回は、ドイツのことわざを5つ紹介します。なんというか少しシニカルで、人生について考えさせられる言葉ばかりです。
同じ人生なら...
笑って暮らすも一生、泣いて暮らすも一生。
同じ一生を過ごすなら、笑いに満ちた人生を送りたいですね。
老後のことは若いうちに
年をとってから暖まりたいものは、若いうちに暖炉を作っておかなければならない。
老後のことは若いうちに考えておかないといけないって解釈できますね。なかなか耳の痛い話です。
忘れるのが良いときも
どうにもならないことは、忘れることが幸福だ。
考えても自分だけの力ではどうにもならないことってあると思います。そういうときは、忘れるのが心の平穏につながります。
手に入れるためには
賭けをしないものは、何も手に入れない。
リスクをとらなければリターンもないということでしょうか。生きていると、選択の連続です。「何かの行動を選ぶ」ということそのものが、見方を変えると賭けなのです。
立ち上がれるかどうか
転ぶのは恥ではない。転んだままでいるのが恥なのだ。
転ぶことは誰しもあるでしょう。しかし、転んでから立ち上がれるかが本当に大切なことなのです。
以上、今週の言葉でした。切れ味鋭い言葉が多いように感じました。どこか突き放したように厳しい言葉の奥に、優しさを感じる。そんなことわざばかりでした。
それでは、またお会いしましょう。
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