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不正発覚のフォルクスワーゲン 株価大幅下落
9月22日 7時00分

不正発覚のフォルクスワーゲン 株価大幅下落
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ディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していたことが発覚した、ドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲンは、21日の株式市場で、株価が一時、20%以上、下落するなど、投資家などの間で先行きへの懸念が広がる事態となっています。
アメリカ環境保護局は18日、フォルクスワーゲンが、排ガス規制を逃れるため、2008年からことしにかけて、アメリカで販売したディーゼル車およそ50万台に、試験場などでの検査の際に有害物質の排出量を大幅に低くする不正なソフトウエアを搭載していたと発表し、フォルクスワーゲン側も20日、不正を認め、謝罪しました。
これを受けて、21日のフランクフルト株式市場でフォルクスワーゲンの株価は、先週末の終値に比べて一時、20%以上の下げ幅を記録するなど、大幅な下落となりました。
また、不正の発覚を受けて、ドイツのドブリント運輸相は21日、地元のメディアに対し、フォルクスワーゲンのディーゼル車を対象に、詳細な再検査を行うよう、関係当局に指示したことを明らかにしました。
フォルクスワーゲンに対しては、最大でおよそ180億ドル(日本円でおよそ2兆1600億円)に上る巨額の制裁金が科される可能性も持ち上がっていて、投資家などの間で先行きに対する懸念が広がる事態となっています。

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