韓国の地下鉄の駅で来月から、エスカレーターを走った場合には管制室から警告放送が流れることになった。また、過料を徴収する案も検討されている。国民安全処(庁に相当)は、このような内容を盛り込んだ「エスカレーター安全利用規則」を定め、来月から地下鉄で呼び掛けを行う、と20日発表した。新たに導入されるエスカレーター安全利用規則の主な内容は「手すりにつかまる」「歩いたり走ったりしない」「安全ラインの内側に乗る」の3点だ。
とりわけ、地下鉄駅のエスカレーターで走る行為に対する制裁が強化される。来月からは、エスカレーターで走る行為が見られた場合、管制室から警告放送を行う。さらに、安全利用規則が早期に定着しない場合には過料を科す案も検討されている。
また、エスカレーターの効率的な運営を図るため、混雑している駅では速度を1分間に30メートル、高齢者の利用が多い駅では同25メートルに落とすこととした。このほか、逆乗り防止装置の設置が全面的に義務化された2014年7月以前に設置されたエスカレーターについても、18年までに逆乗り防止装置を設置することとした。