日本女子プロゴルフ(JLPGA)ツアーに今季デビューした「スマイルクイーン」ことキム・ハヌル(26)が初優勝を達成した。キム・ハヌルは20日、愛知県知多郡の新南愛知カントリークラブ美浜コース(6374ヤード・パー72)で行われたマンシングウェアレディース東海クラシック(賞金総額8000万円)最終ラウンドを首位でスタート、5バーディー・1ボギーと4打減らした。通算12アンダー・204としたキム・ハヌルは、2位タイ(11アンダー)の申智愛(シン・ジエ、27)や日本の松森彩夏(21)を1打差で押さえ、優勝賞金1440万円を手にした。
キム・ハヌルは2007年に韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアーにデビュー、通算8勝を挙げた。2011年・12年と2年連続で賞金女王に輝いたことでスター選手として注目されたが、14年は優勝なしに終わり、新たなチャレンジのため日本ツアーのクオリファイングトーナメント(通称:Qスクール)を受けて8年ぶりに「ルーキー」に戻った。しかし、その後6カ月間は「トップ10」に一度も入れなかった。来年のシードを心配せざるを得ないほどのスランプに陥り、試合が終わるたびにホテルに戻って涙をこぼしたという。しかし先週の日本女子プロゴルフ選手権で5位になったのに続き、この日の優勝で復活を果たした。