姫路女性変死:市内女性27歳と判明 午前3時に車で外出
毎日新聞 2015年09月21日 23時03分(最終更新 09月22日 01時22分)
21日午後5時15分ごろ、兵庫県姫路市花田町高木にいた通行人の男性(34)から、「側溝で人が倒れている」と110番があった。県警姫路署員が調べたところ、女性が衣服を身に着けていない状態で倒れており、既に死亡していた。女性は同日午後に家族から行方不明届が出されていた市内の会社員(27)と判明。腹にすり傷があったが目立った外傷はなかった。同署は、女性のものとみられる衣服が広範囲に散乱していることから、事件に巻き込まれた可能性もあるとみて調べている。
同署によると、女性は建物の間の側溝(幅約50センチ、深さ約60センチ)にあおむけで倒れていた。水は流れていなかった。いずれも現場から北西に数十メートル離れた路上にサンダル、南約100メートルの路上に黒の長ズボン、南三百数十メートルの路上にTシャツと下着が落ちており、どれも女性のものとみられるという。
女性は同日午前3時過ぎに携帯電話や財布を自宅に置いて自分の軽乗用車で外出したといい、数日前から様子がおかしいことを心配していた家族が行方不明届を出していた。女性の車は遺体が見つかった現場近くの集合住宅の敷地内で午前8時前に発見され、免許証と鍵は車内にあったという。県警は司法解剖をして死因を調べる。
現場はJR姫路駅から北東約3.5キロの工場や住宅が建ち並ぶ一角。【山縣章子、矢澤秀範】