昨日、20日(日)、フランシスコ法王は革命広場で催されたミサの後、カストロさんの自宅へ招かれました。

これまで2名の法王と会談されて来られたカストロさんですが、同じスペイン語を話すラテンアメリカ人同士、話しもこれまで以上に盛り上がったようですね。会談は法王に随行されたバチカン関係者とカストロさんの親族が見守る中で行われました。

20日(日)フランシスコ法王がカストロさんが会談されました。バチカンによると友好的な雰囲気だったそうです。カストロさんは環境問題など様々な話題についてローマ法王と語られました。

Posted by チェ・ゲバラ研究室Despacho del Che Guevara on 2015年9月20日

アルゼンチン出身のフランシスコ法王(78歳)と握手されるカストロさん(フィデル・カストロ、89歳)。バチカンの広報官によると40分間の会談は非公式ながら友好的な雰囲気で行われたそうです。カストロさんは人類が直面している環境問題、グローバル経済が抱える問題等について法王と語られました。また、カストロさんは法王へフレイ・ベトさんの著作「フィデルと宗教」(Frei Betto. FIDEL Y LA RELIGIÓN. 1985)を献本されました。
「フィデルと宗教」については先週の記事等で紹介しました。
2015.09.11 フランシスコ法王、カストロさんと会談予定~キューバ革命とカトリック教会の理念Ⅰ~

ローマ法王は今後、サンティアゴ・デ・クーバなどを訪問され、合衆国へ向かわれます。

革命広場で催されミサにはアルゼンチンのキルチネル大統領も参加されました。
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あの世とこの世の挟間という空間というもには何か惹きつけられるものがあります。先の観音様の記事で触れました六道珍皇寺には六道の辻がありますが、宇治もまたこの世とあの世を隔てる空間がという。現在NHK国際放送のオンデマンドで視聴かな能なCore KyotoのUji: The Aristocrats' Playground Where Fleeting Dreams Lingerで、平等院の神居 文彰住職に話を聴いて初めて知りました。

http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/vod/corekyoto/20150903.html

Posted by How to explain Japanese culture in English and Español on 2015年9月13日

平安時代に絶大な影響力を持っていた藤原道長の息子、頼道によって建てられた平等院。西方極楽浄土をこの世に出現させた鳳凰堂は文字通り浄土の世界を感じさせられる。番組では神居住職が次のように宇治の語源について語られていました。
「この地、宇治と言います。この語源、宇治は内と外という意味があります。いってみればボーダー、境界です。何の境界かというと、私の命の今生きているこの時間とその後の向こう側の世界、その境界が宇治の中をはしる宇治川であり、まさに平等院、宇治川をはさんでちょうど西側、そこに素晴らしい阿弥陀仏陀の世界があると信じた。ですから宇治川の向こう側、また違った世界が広がっていく。」

実に興味深いお話です。宇治は京都の中でもぼくのお気に入りの場所の一つで、何度か瀬田川を下るルートで行っていますがまた訪れたくなりました。外国人を宇治に案内したことや紹介したことはありませんが、京都を長期滞在される方には薦めてみたいですね。

本日、9月9日より宇治川の鵜飼は増水の為中止となりました。再開の際、またご案内いたします。昨年産まれた「うみうのウッティー」も今日は、のんびりお休みです。

Posted by 宇治茶と源氏物語のまち 宇治市(社団法人宇治市観光協会) on 2015年9月8日

番組内で紹介されていたウッティー。収録時はまだ練習したはりましたが、いよいよレビューされたそうです。由緒ある寺院、仏閣などに恵まれた京都ですが外国の方は様々な体験をされたい方が多いと思うので、鵜飼はそういう意味では貴重ですね。天候次第で中止になるのが難点でしょうか。ぼく自身まだ鵜飼を体験したことがないのでいつか、平安貴族のようにあの世とこの世の境界の川で船に揺られながら、ウッティー君が魚を捕まえはるところを観たいものです。

DSC08399a.jpg
去年の9月に撮影した鳳凰堂。

追記
上記のCore KyotoのUji: The Aristocrats' Playground Where Fleeting Dreams Lingerの冒頭箇所をディクテーションしてみたら、勉強になりました。通訳案内士の勉強会の方から聞き取れなかった単語”patrician(貴族、上流階級)”を教えて頂いたり、ディクテーションの勉強法もアドバイスしていただきました。
Uji is located in the south east of the Kyoto prefecture. The Uji river flows north south through its center
Some 1000 years ago, this unsual activity inflow aristacrats from capital of Heiankyo, Kyoto today.
Besides the Uji bridge, stands statue of Murasaki Shikibu who wrote the tale of Genji in the 11 centuries
Uji is closing setting for epic which revolves around the thickness of Heian aristcracity.
The Uji river divides two worlds, the patricians built the country's residences along the banks so they could relax away from the pressure at the capital.
NHK Worldは映像付きなので分からない単語があっても内容が理解できるのですが、いざディクテーションしてみると、結構難しい単語使っているのに気づかされます。聞き取れないところに集中しつつ、分かるまで何度も聴くのは良いトレーニングになりそうです。

今月の19日から22日にかけてキューバを訪問されるローマ法王ですが、カストロさんとも会談予定とのことです。ただしカストロさんの健康状態次第では会談が中止になる可能性もあります。これまでキューバへは2名のローマ法王が訪問されました。

AP通信の動画のアーカイブで98年にローマ法王、フアン・パブロ2世を迎えられた際の演説動画を見つけました。当時は合衆国の経済封鎖により過酷な状況下にあったキューバ。古代ローマ帝国でキリスト教徒が虐げられていたにもかかわらず彼らは信仰を捨てなかったように、キューバも超大国に屈せず信念を捨てることはないとの決意を表明されました。

キューバとカトリック教会は犬猿の仲というイメージを持っている方も多いかと思いますが、実際はそうでもありません。フレイ・ベト氏のインタビューでカストロさんは以下のように彼らの間の類似点を述べられています。
「われわれは教会の教えに概ね同調できる、われわれの主義と多くの点で類似しているのだ。教会が「汝、盗むなかれ」と諭したように、われわれもこの「汝、盗むなかれ」という行動原理を厳格に適用した。われわれの革命の特長のひとつは、盗み、横領、汚職を撤廃することにあるのだ。教会が諭す「汝の隣人を汝のごとく愛せよ」はまさに、社会主義の精髄である人類連帯の精神を通して我々が説いていたことだ...,それは人々の間に育まれる友愛の精神であり、われわれが最も賞賛すべきことでもあるのだ。」

fuente:Frei Betto.FIDEL Y LA RELIGIÓN.1985“… que nosotros podíamos suscribir perfectamente casi todos los mandamientos...

Posted by カストロ研究室Despacho de Fidel Castro on 2012年2月24日

最近、フランシスコ法王が反資本主義、反グローバリズムを唱えているとメディアは報じていますが、ローマ法王がこういったことを述べるのは今に始まったことではありません。キューバには多くのカトリック信者の方がいらっしゃいますが、法王の訪問はこういった理念を共有する者同士の会談という意味においても注目に値するといえるでしょう。
【国連演説】第三世界を代表し世界へ訴えるフィデル・カストロ非同盟諸国議長

非同盟諸国首脳会議 事務総長として79年に国連で行われた演説Señor Presidente, distinguidos representantes:議長ならびに代表諸君、Se habla con frecuencia de los derechos humanos, pero hay que hablar también de los derechos de la humanidad.しばしば、人権について言及されているが、人類の権利についても話さなければならない。¿Por qué unos pueblos han de andar descalzos para que otros viajen en lujosos automóviles? なぜ、高級車を走らせている人たちのために、一部の人たちが素足で歩かなければならないのか?¿Por qué unos han de vivir 35 años para que otros vivan 70? ¿Por qué unos han de ser míseramente pobres para que otros sean exageradamente ricos?なぜ、大富豪のために、一部の人たちがひどく貧しい暮らしを強いられるのでしょうか? hablo en nombre de los enfermos que no tienen medicinas; hablo en nombre de aquellos a los que se les ha negado el derecho a la vida y la dignidad humana.私は薬を持つことが出来ない病人らを代表して話しています。人間らしく生きる権利と尊厳すら拒まれた人たちを代表して話しています。Unos países tienen mar, otros no; unos tienen recursos energéticos, otros no; unos poseen tierras abundantes para producir alimentos, otros no; unos tan saturados de máquinas y fábricas están, que ni respirar se puede el aire de sus atmósferas envenenadas (APLAUSOS), otros no poseen más que sus escuálidos brazos para ganarse el pan.海がある国がある一方でそうでない国もあります。エネルギー資源を有する国があれば、そうでない国もあります。食糧を作るための豊かな土地がある国がある一方で、そうでない国があります。機械や工場があふれ汚染された大気のために悩む国もあれば、一方でパンを手に入れる衰えた腕しかない人たちもいるのです。Unos países poseen, en fin, abundantes recursos, otros no poseen nada. ¿Cuál es el destino de estos? ¿Morirse de hambre? ¿Ser eternamente pobres? ¿Para qué sirve entonces la civilización? ¿Para qué sirve la conciencia del hombre? ¿Para qué sirven las Naciones Unidas? (APLAUSOS)つまり豊富な資源を保有する国がある一方で-持たざる国もある。彼らは一体どうなるのでしょうか?空腹で死ぬのでしょうか?ずっと貧しいままでいるのでしょうか?文明は一体何をもたらしたというのでしょうか?良心はどうなっているのでしょう?国連は何の役に立っているのでしょうか?¿Para qué sirve el mundo? No se puede hablar de paz en nombre de las decenas de millones de seres humanos que mueren cada año de hambre o enfermedades curables en todo el mundo. No se puede hablar de paz en nombre de 900 millones de analfabetos.世界は一体どうなっているのでしょうか?毎年世界中で飢餓や治療可能な病気で亡くなる数千万の人たちを代表して平和を語ることは出来ません。字を読めない9億の人たちを代表して平和を語ることは出来ません。

Posted by カストロ研究室Despacho de Fidel Castro on 2014年9月15日

国連で第三世界の虐げられている人たちを代表して演説されるカストロさんは、さながら聖人の様な雰囲気がありますね。

さきに紹介した98年時の訪問でスーツを着用されたカストロさんが緊張した面持ちで儀典に参加されている様子からも分かるように、ローマ法王の訪問は非常に重要な意味があります。98年は初訪問ということで注目されましたが、今回は合衆国とキューバ国交回復において重要な役割を果たされた法王の訪問という意味で世界中からの注目されることでしょう。


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今春のキューバ旅行で訪れたハバナ湾沿いのカトリック教会。近くにはオルトドクス教会もありました。キューバでは他にもアフリカ由来のサンテリア信仰なども盛んで実に多様な宗教が共存しています。
 NHK国際放送の番組“Core Kyoto”が面白い。京都を舞台に様々なテーマを扱っていて、毎週木曜日に再放送されていますが、放送日から2週間限定でオンデマンドにていつでも視聴可能です。

http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/vod/corekyoto/20150827.html

Posted by How to explain Japanese culture in English and Español on 2015年9月4日

Belief in Kannon: The God of Mercy Redeems All、「観音信仰:慈悲を以てすべてを救済する神」。冒頭では清水寺の恒例行事、青龍会が紹介されています。観音様の化身のドラゴンが春雨のなか境内を舞っている様子は壮観です。一度は観に行ってみたいものです。

青龍とは東をつかさどる守護神なのですが、これは先週の通訳案内士の歴史の試験に出題されたので記憶に新しい。朱雀は南、青龍は東をつかさどる聖獣であることは知っていたのですが、西の白虎と北の玄武を取り違えてしまいました。また来年、出直して来いといったところでしょうか。

“The Kannon of Kiyomizu-dera”(清水寺の観音)では「今年の漢字」でも知られている森清範貫主が語られる秘仏と神道との関係が興味深い。

先月行ってきた三千院の阿弥陀三尊像も紹介されていたのですが、少し開き、上半身を前屈みにしている“大和坐り”は、すぐに救いの手を差し伸べる姿勢を表現しているという。

ほかにも先月、六道参りで観て来た六道珍皇寺の「熊野観心十界曼荼羅」が六道の説明で紹介されていました。生々しい地獄の描写は印象的ですが、六道参りの際は暗い境内にライトアップされた曼荼羅を観て度肝を抜かれる思いをしたものです。迎え鐘は大行列で境内も混んでいましたが、あの独特の鐘の音の効果でしょうか、境内は厳かな雰囲気に包まれていました。参拝者はほぼ日本人でしたが、コロンビアとメキシコから来られた観光客と死生観の違いについて話したのが印象に残っています。とくにメキシコの死者のお祭りの雰囲気とは対照的です。

洛陽三十三所観音霊場の紹介で紹介された金戒光明寺は先月、真如寺からスペイン人観光客を平安神宮まで案内した際に寄ったのですが、吉備観音の由来については解説せず、仏像一般や蓮が象徴するもの、三門の説明など基本的な説明に終始していました。次回、訪れる機会があれば、遣唐使、吉備真備についても触れてみたいものです。

金戒光明寺の住職さんが番組で述べられているように、例えば一生懸命やっても努力が報われない時、日本人は観音様の下に拝みに行く。巡礼者の方が述べられているように、その日の心の持ちようによって、観音様の表情が変わって見えたりする。このような日本人の観音信仰についても海外の方に説明できればと思いました。
キューバ国営メディアが伝えるところによると、たったいま合衆国国務長官がハバナの空港に到着されたようです。

たったいま合衆国国務長官がキューバに到着しました。

Posted by チェ・ゲバラ研究室Despacho del Che Guevara on 2015年8月14日

合衆国、キューバの国交正常化の歴史的瞬間を目前にして、昨日89歳のお誕生日を迎えられたカストロさん。考察欄で人類の平和のための闘いを続ける決意を表明されました。
また、合衆国が経済制裁によってキューバに与えた損害や広島、長崎に対する原爆投下、戦後の合衆国が築き上げた国際金融体制などについて批判されました。カストロさんが合衆国について言及される記事を記されるのはキューバと合衆国の国交正常化以来初めてのこと。

カストロさんのお誕生日会。お元気そうで何よりです。

Posted by チェ・ゲバラ研究室Despacho del Che Guevara on 2015年8月13日

89歳のお誕生日を迎えられ、ベネズエラ、ボリビアの大統領と会談されたカストロさん。健在ぶりを披露されました。

現地時間14日(金)合衆国のケリー国務長官が大使館で国旗掲揚式に立ち会い、その他レセプションが催されます。