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【社会】

学者の会 171人抗議 「民主主義の蹂躙」と声明

抗議声明を読み上げる学習院大の佐藤学教授(前列左から2人目)=20日、東京都千代田区で

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 安全保障関連法案に反対してきた「学者の会」の呼び掛け人・賛同者百七十一人が二十日、東京都内で記者会見し、「国民の六割以上が反対する中での強行採決は、議会制民主主義の蹂躙(じゅうりん)だ」とする抗議声明を発表した。同会は名を「安全保障関連法に反対する学者の会」に改め、運動を続ける。

 声明は「知性と理性に反する現政権の政策を認めることはできないし、学問の軍事利用も容認することはできない」と主張。「政権の独裁的な暴挙に憤りをもって抗議し、違憲立法を廃止へと追い込む運動へと歩みを進める」と決意表明している。呼び掛け人の一人、早稲田大の水島朝穂教授(憲法学)は「徹頭徹尾、違憲の法律。廃止法案を直ちに議員立法で提出してほしい。惰性にならないように、学問的生命をかけて廃止まで奮闘したい」と述べた。

 

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