民主党男女共同参画委員会
委員長 郡和子
去る6月18日の東京都議会一般質問において、みんなの党の女性議員が、妊娠や出産、不妊等についての支援に関する質問を行った際、自民党の男性都議が「早く結婚した方がいい」との不規則発言を行った。この他にも「子どもを産めないのか」などの発言がなされたと報道されており、その対応を含め、国内外から強い批判の声が上がっている。
今回の一連の不規則発言は、質問を行った女性議員の人格を傷つけ、人権を侵害するだけでなく、本来はあらゆるハラスメントの根絶に率先して取り組むべき議会の場において、女性に対する差別・蔑視を助長する発言がなされたもので、極めて悪質であり決して看過できない。
性差別・女性蔑視の不規則発言を行った全ての議員は、自ら速やかに名乗り出るとともに謝罪し、東京都議会においては、閉会によって幕引きを図るのではなく、徹底した事実解明と信頼回復の措置が取られるものと強く期待する。
そもそも、安倍政権が成長戦略で全面に打ち出す「女性の活躍」は、女性を成長戦略の「道具」とするもので、貧困やDVなど「女性の人格尊重」に関わる本質的な課題の解決とは大きくかけ離れたものと言わざるを得ない。本年7月に女子差別撤廃条約に基づく国連の女子差別撤廃委員会への報告書提出・審査を控え、日本における女性の人権について国際的関心が高まっている中で今回の問題が起きたことは、日本の人権感覚が厳しく問われるとともに、国際的信用を大きく損なうものと危惧するものである。
加えて、今回の様な不規則発言を許す環境要因の一つとして、日本における女性議員の比率が極めて低い状況が指摘されている。再発防止には議会改革に加えて、クオータ制の導入など、国・地方を問わず女性議員を増やす積極的取り組みが必要と考える。
民主党は、今後もあらゆるハラスメントを許さず、真の男女共同参画社会の実現に積極的に取り組んでいく所存である。
以上