彩りも楽しんで下さい。
(テーマ音楽)ゆったり着られるかわいいスカート。
素材がリネンなので肌触りが心地よくデザインとしてしわをつけています。
すそには2か所ボタンがついていて留めるとパンツ風に。
そう。
スカートとパンツ2とおりの楽しみ方ができるんです。
教えて下さるのは番組初登場…帽子さんが作品作りで心がけているテーマは飾らないナチュラルなふだん着。
5年10年と長く着続けられる洋服を作りたいという思いからデザインは飽きのこないシンプルなものに。
素材は丈夫でやわらかな麻リネンを使うようにしています。
麻は天然素材の中で一番しなやかで強くてジャブジャブ洗える素材なんです。
しわが気になる方もいらっしゃいますが今回のスカートはそんなしわもデザインにしています。
是非…シンプルで着やすくコーディネートもしやすい2WAYゆるかわスカート。
いかがですか?おしゃれ心に火がつく季節がやって参りました。
そうなんですよね街歩いててもあの服も欲しいなこの服も欲しいなと思うんですけどねそんなにたくさん買えませんからね。
そういう時は手作りの出番ですよね。
そうですハンドメイド。
「すてきにハンドメイド」9月のテーマは「センスアップ!秋色ソーイング」です。
今回の作品は花子さんが着てらっしゃるこのスカートです。
かわいいですね。
2WAYゆるかわスカート。
2WAYですね。
パンツ風にもなるんですね。
とってもシンプルでねものすごい楽なんですよね。
教えて下さる方をご紹介致します。
ソーイングデザイナーの帽子千秋さんです。
よろしくお願い致します。
よろしくお願いします。
よろしくお願い致します。
スカートがユラユラしておりますけど。
これも私たちと同じスカートなんですか?そうなんです。
色は違うんですが同じ素材麻で作ってまして。
私の方は下をちょっとボタンを留めてパンツ風にコーディネート今日はしてみました。
そこが2WAYなんですよね。
シンプルでいいですよね。
そしてこだわってらっしゃるのが素材麻。
リネンですね。
そうですね麻というものは洗えば洗うほどしなやかで強くて長もちする素材なんですね。
そうですか。
実はこちらヨーロッパの100年前のエプロンなんですけれども。
100年前…。
これも麻で作られています。
長もちするという事が分かっておりますのでヨーロッパの方ではこちらに自分のイニシャルをステッチして5年10年20年と着るのがこちらの麻の特徴なんです。
あ〜すごいですね〜。
100年洗濯し続けても何だか艶があって。
いいですよね。
いいですね。
質感もいいです。
丈夫さをお洋服の方に取り入れて長く楽しんでもらえるスカートを今回提案してみました。
いいですよね。
リネンとともに。
頑張りましょう。
そのゆるかわスカート。
作り方ちょっと確認しておきたいと思いますが。
こちらですね。
3つのパーツに分かれているんですね。
こちら上がベルトここが上スカートこちら下スカート。
こちらの3点になります。
そして何といってもこのしわしわが気になります。
気になりますよ。
難しいでしょうこれね。
しわ出すのね。
最初はねまっすぐの布なんですけれども。
平らな布を。
こちらの布の方を最後のお洗濯の時にギャザーを入れてしわをつけております。
という事は縫う時は便利なんですねちょっとね。
つまりこのスカートの形にしたあとで洗濯をししわ加工をすると。
そうです。
…という段取りなんですね。
では今回の作品のポイントです。
こちら。
麻というものが長もちしますのでご自身の中でお気に入りのスカートを作って頂き長くはいて長く育ててもらうと。
育てるという事ですね。
先ほども100年ありましたからね。
自分とともにスカートとともに生きていきましょう。
という長生きのスカートこれから作っていきますがまず教えて頂くのはこのウエストベルトと上スカートの部分ですね。
ご覧下さい。
材料です。
リネンは洗うと縮みやすいので裁断する前に一度洗って縮めておいて下さい。
これ大事な事ですね。
はい。
型紙を作ります。
まずウエストベルトひも通し布上スカートの分を用意します。
MからLサイズの大きさになってます。
ウエストベルトです。
縫い代を1センチとります。
わきとひも通し口にペンで合い印をつけます。
わかりやすいように布の色をこちらはかえています。
中央に折り山をつけ左右の両端にジグザグミシンをかけます。
わかりやすいように糸の色をかえています。
こちらはひも通し布です。
縫い代は1センチです。
ひも通し口に合い印をつけ左右の両端にジグザグミシンをかけています。
ひも通し布とウエストベルトを…待ち針でしっかり留めます。
ひも通し口の上下は返し縫いにして強度をつけております。
反対も同様に縫い…。
こちら反対も同様に縫って輪にした状態ですね。
強度をもたせるためにひも通し口の周囲0.2センチにステッチをかけます。
ボタンホールのような形になって強度を保っております。
前と後ろの上スカートのパーツです。
縫い代は1センチになっています。
アイロン大事ですねピチっとするから。
そうですね仕上がりが変わってきますね。
上スカートにウエストベルトをつけます。
ウエストベルトはひも通し口を下に。
上スカートはジグザグミシンをかけた方を下にします。
待ち針で留めています。
ウエストベルトの合い印と上スカートのわきを合わせます。
そちらを一旦開いていきます。
ウエストベルトの裏側が出るように返しまして…。
ウエストベルトの上の端の縫い代1センチを裏側に折ります。
折り山から二つ折りにしてこちらの状態になります。
きれいですね。
きれいね。
ウエストベルトの上下からそれぞれ0.2センチ内側にステッチをかけます。
こちらでスカートの上の部分が出来上がりました。
ちょっとここの部分がややこしかったんですけどこんなん注意する点というのはどういう点でしょうか。
ウエストベルトと上スカートを合わせるところが…。
合わせるところが。
ちょっとね気をつけなきゃいけません。
おさらいをして頂きましょう。
こちらウエストベルトとこちらが上スカート。
ウエストベルトのひもを出す…。
ひも通し。
こちらを上スカートの方に合わせて置きます。
それぞれ…。
まず置くとこね。
裏側が表になってるんですね。
そうです。
こちらの方のスカートの方にこのベルトをスカートの表とベルトの裏を合わせる形でこのように…ごめんなさいこちらが反対でした。
上スカートね。
こちらでした。
上スカートの方をこのウエストベルトの中に入れる。
こちらの方に合わせる。
私たちもねそんなにちょっと分からなくなる…。
ごめんなさい。
難しいので皆さん気をつけて下さい。
こちらの方に上スカートの表とベルトの表を合わせまして。
合い印ね。
間を合わせまして。
こちら合い印を…。
ここを合わせ。
そこを合わす。
こちらを1周グルリと縫うようになります。
縫いつけてこのウエストベルトを…。
こちらに。
倒していくという事ですね。
先ほどの形になっていきます。
こういうふうに花子さんきれいになるんですね。
ここを表向きにならなくてはダメですよね。
ここ間違ったらえらい事ですね。
という事でここまでできましたので今度はスカート作りの後半へ参りましょう。
下のスカートを作って合わせて仕上げていきます。
下スカートとひもの型紙です。
下スカートはすそに緩やかなカーブを作ります。
下スカートは前と後ろ2枚用意します。
縫い代を1センチとります。
前と後ろのすそにループつけ位置とボタンつけ位置の印をつけております。
合い印大事ですね。
前と後ろの下スカートを…両端を縫い代1センチで縫って輪にします。
次にギャザーをつけます。
出来上がり線の上下0.5センチ外側にミシンをかけます。
ミシンは上糸の糸調子を強めにし粗い針目で縫っていきます。
ミシン糸は抜けないように端を1本ずつ玉結びにしています。
これで抜ける危険が最後にありませんので。
上糸をゆっくりと引いてギャザーを寄せます。
これゆっくりしなかったら途中でプチッと切れてもうショックなんですよ。
そうなんです糸が切れないように注意されて引いて下さい。
2本同時に持って引くんですね。
均等にギャザーが…とても均等に寄ります。
全体的に均等になるように丁寧に寄せて頂くと仕上がりが変わります。
横幅55センチ1周で110センチ縮めます。
下スカートを表に返します。
これから上と下のスカートを縫い合わせます。
上と下のスカートを…ウエストベルトが下になるようにします。
両方のわき線を合わせてギャザーが均等になるように調整し待ち針で留めていきます。
こちらで丁寧にしてみて下さい。
縫い終わったら待ち針を外しましてギャザーのミシン糸を抜いていきます。
縫い代をアイロンで上スカートに倒してから上スカートを表に返します。
大体の形が見えて参りました。
上スカートの下の端から0.2センチのところにステッチをかけます。
このステッチをかける事でギャザーが落ち着きますので。
こちらの方で。
ザクザクっといけますよねこの辺は。
上下のスカートがつながりました。
下スカートのすその始末です。
2WAY用にボタン2個とボタンを留めるループ用の綿ひもを2本用意致します。
前下スカートすその裏側のループつけ位置に二つ折りした綿ひもの端を待ち針などで仮留めしておきます。
すそのカーブの布端より0.2から0.3センチ内側に粗い針目のミシンをかけ糸を引っ張って少し縮めます。
そうするとカーブの三つ折りが縫いやすくなります。
まっすぐの状態になるので。
緩やかになるからまっすぐ。
はいはい。
こちら4か所あるカーブは同様にこちらの少しギャザーを寄せておくと縫いやすいと思います。
…にし巻き込んでいきます。
端始末も要りませんねこうなって。
ボタンホールも要らないし。
ループの足がきれいに隠れて縫いつけられますよね。
こちらの端の0.2センチにステッチをグルリとかけた状態です。
後ろ下スカートの裏側のボタンつけ位置にボタンをつけます。
表に響かないように気をつけてつけて頂くといいと思います。
このあとひもを作って通します。
ひも用の布は80センチかける4センチ。
断ち切りで2枚用意します。
2枚を縫い代0.5センチではぎ合わせ縫い代はアイロンで割ります。
両端1センチを裏側に折ります。
中央に折り目をつけ両端を突き合わせます。
更に中央で折って四つ折りの状態にアイロンでしっかり仕上げていきます。
1センチ幅のひもができるんですね。
はい。
そちらを端から0.1センチにステッチをかけひもの仕上がりとなっております。
ひも通しにひもの端を挟み向かって右側のひも通し口から差し込みます。
反対じゃないんですか?そうなんです。
あら?こちらウエストをグルッと1周させます。
そして向かって左側のひも通し口から出す事によって中でひもが交差しているのでひもが抜けにくいのとあとちょう結びするのに固結びをしないので縛る時も外す時も着る時に…。
あ〜いいなこれ。
楽に着る事ができます。
いいアイデアもらっとこう。
完成しました。
このあとしわを作って仕上げていきます。
こちら水洗いをした状態なんですがこちら脱水しっかりしたあとウエストの両端を持って中央に向かってひだを寄せ1本に束ねた状態をしっかりと強くねじっていきます。
両端を持っています。
ねじったまま絡めてしばらく置いてしわをつける。
一番端までしわをつけていく事でスカートのすそまでしわがかわいくつきますので。
カビや臭いが気になる気温が高い時期は2〜3時間なんですが私は次のお洗濯までそのまま冬場は置いてたりして。
そのまましっかり干してあげる事でゆるかわスカートの完成となります。
いや〜あれ驚きましたね。
最後のしわ加工。
自分でできるんですね。
ねえ。
あれあんなんねじって鉢巻きやないのにね。
そのしわの作り方ですけれども。
どうぞ。
こちらスカートしわのない状態でまっすぐに持って頂きまして両端からしっかりこう集めます。
これまっすぐがポイントで斜めになっちゃうとしわが斜めっちゃうからまっすぐにしてもらって1本にしてもらってこれをしっかりねじっていきます。
こういった状態で。
端っこまでねじってもらってこう絡めて置いておくんです。
そのまま?はい。
この状態でちょっとしばらく置いとく。
脱水をしてぬれた状態でこの作業をします。
洗濯のたびにしわ加工をしなきゃいけないという事ですか?そうです。
このしわをつけたいお洋服の時はこの状態なんですが普通に洗ってもらうとフワッとギャザーのないしわのないスカートになり…。
それはそれでまた違ったコーディネートもできますので両方が楽しめます。
そのコーディネートのしかたをね。
VTRどうぞ。
いい感じですねこっちは。
これがしわ加工ですね。
はいそうです。
白いブラウスと合わせて…。
合わすとね。
ちょっとヒールのある靴と合わせるとあの雰囲気で。
今回は…こちらの方はちょっとシックな色で。
全然違いますね雰囲気が。
秋色ですね。
コーディネートを変えるとまたこんなふうに雰囲気が変わるので。
いろんな着方を楽しんでもらおうと。
コーディネートも工夫しながら育てていくんですね。
そうですね。
活発ですよこの子は。
すごいですよ。
今度は下にスパッツを合わせてまして上はちょっとタイトめなボーダーシャツを着る事でちょっとカジュアルにスポーティーにコーディネートする事ができ。
こちらパンツ風にボタンを…下を留めていますね。
脚にまとわりついています。
あらやった。
かっこいいね。
このモデルさん新体操をなさってるので体が美しいですよね線がね。
着こなして頂きました。
ちょっと私の場合は下にねペチを入れましてキュートな感じでやって参りました。
ちょうどね上がカーブになってますからねその部分に。
ペチコートがのぞいてかわいらしいですね。
すてきなコーディネートして頂いて。
いろんな顔見せてくれますよね。
このお隣のマネキンさん。
これはちょっと冬っぽいですよ。
こちら上がウールリネン。
ウールと麻の混じった生地ですね。
それを合わせる事で。
中にウールのスパッツを合わせる事で冬場も暖かくコーディネートできます。
麻言うたら夏のイメージですけどね。
全然こういろんな顔をね見せてくれてね。
じゃこのスカートはオールシーズンいけそうですね。
そうですね季節も長く着て頂く事ができます。
そして皆さんお気づきの方もあろうかと思いますが…。
気づいてます。
いつ振ろうかな思ってました。
私のスカートもですね基本のスカートと同じデザインなんですよね。
ただしわになっていなくてしわ加工がされていなくて柄物です。
そして…。
ジーンズですかここ?この上スカートのところがね色違いの布になってるんですよね。
そうですね上はリネンデニムという麻100%のデニム生地。
なので洗う事によってね着る事によってどんどん当たりが出てきて格好良くなる生地です。
下はリネンガーゼ。
ちょっと柔らかな女性らしいラインの出るガーゼ素材の麻です。
どちらも麻100%なんです。
面白いね。
こんなふうにもね作れるんですよね。
もちろんボタンがついてますから…。
ついてますから。
2WAYにもなります。
2WAYいけますよね。
という事で今度は着こなしのアレンジ布のアレンジをご覧頂きましょう。
来ましたよさっそうと。
これも柄ですか?これは細かいドットになってまして。
デニム同じ…。
先ほどの上のスカートと同じデニム素材です。
私らの時代で言ったら水玉模様というやつですね。
こちらはパーカーと合わせてちょっとカジュアルな温かいコーディネートです。
ガーリッシュですね。
あらきました。
これも何かいい感じ。
実はこちらのパターンではすそをまっすぐにする事でこういった長さが長く見えるちょっとドレッシーなスカートにもなります。
こちらポケットをつけましてアレンジをさせて頂きました。
これはギンガムチェックのこれも麻100%。
ウエストの部分の作り方は一緒ですね。
全く一緒です。
下をまっすぐにしただけで。
はい。
こちらはしわをつけていないフワッとしたスカートとしてコーディネートしております。
お〜エレガント。
こちらの方も同じ麻パープルの麻なんですが。
今回こちらの方は縛ってちょっとすっきりとしたタイトなラインなので黒の大人っぽいすてきなコーディネートをして頂きましたね。
大人の女性って感じがしますね。
そうですよしますよこれね。
いろんな表情を持っていて面白いスカートですね。
ま〜柄違い色違いでもう何か知らんけど私も何枚も作りたくなってきました。
しかもどんなにアレンジしても麻リネンが持っている優しいナチュラルで温かい風合いが変わらないんですよね。
これからこのゆるかわスカートを作ってみたいという方に帽子さんからアドバイスをお願い致します。
お願いします。
こちらのスカートの方1枚でいろんな着こなしができるのと季節も…。
あと年齢も長く着るという事で是非お気に入りの1枚を皆さん作って下さい。
特に今日思ったのは縫い始める前に水洗いをしなきゃいけないんですね。
そうです。
お洗濯麻は縦に縮みやすいのでしっかりとそこで洗っていく事で作り終わったあとにコーディネートしたあとにザブザブ洗濯機で洗える麻になりますので最初に洗って頂く事ですね。
その水洗いの時には押し洗いのように丁寧にやった方がいいんですか。
作った終わったあとには皆さん洗濯機で洗うじゃないですか。
実はそれと同じ洗い方を最初にしてあげるんです。
そうしたら後で洗う時にねまた縮んじゃったとかそういった事がありませんのでできれば使ったあとの同じ洗い方で。
先に縮めておくという事ですね。
縮めておきます。
分かりました。
今日は帽子さんにスカートの作り方を教わりました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
2WAY。
(テーマ音楽)2015/09/17(木) 21:30〜21:55
NHKEテレ1大阪
すてきにハンドメイド「2WAYで楽しめる ゆるかわスカート」[字]
今月はソーイング特集。今回は秋のおしゃれに大活躍しそうなパンツ風にもなる「ゆるかわスカート」。ソーイングデザイナー・帽子千秋さんが意外な収納方法と合わせて伝授。
詳細情報
番組内容
今月はソーイングを特集。今回は、秋のおしゃれに大活躍しそうな、「ゆるくて、かわいい、スカート」の作り方。特徴は、裾に付けたボタンを留めれば「パンツ風」にもなり、2通りに着こなせること。生地にリネンを使っているため、わざと「しわ」を寄せて、デザインにしているのも新鮮!ソーイングデザイナー・帽子千秋さんが、さまざまな着こなし方や、「しわ」を生かした意外な収納方法と合わせて伝授。
出演者
【講師】ソーイングデザイナー…帽子千秋,【司会】宮川花子,杉浦圭子
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情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
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