バリバラ〜障害者情報バラエティー〜「親子関係」 2015.09.18


みんなのためのバリアフリーバラエティー…番組で親子関係のお悩みを募集したところたくさんのメールを頂きました。
ありがとうございました。
やっぱり皆さん悩んでますよね親子関係ね。
そういう意味では愛ちゃん親子関係悩んでた?いやメッチャ悩みました。
やっぱり女の子になりたいという事を親にも言えないしお母さんは全く何も言わずにずっと無視だったんです私の事。
何でこんなふうに産んでしまったんだろうってお母さんは自分の事を責めてたんですって。
へえ〜。
自分の事を責めてた?そう。
でもお父さんはお前分かったって。
そのかわり…何か訳分かんないけど…。
男らしくやれ?なるほどね。
さあ今回はメールを頂いた中から2組の親子にスタジオへ来て頂きました。
深谷さん親子と丸山さん親子です。
(拍手)どうもよろしくお願いします。
まずは千葉県にお住まいの深谷さん親子からです。
お父さんは会社員息子の知史さんは18歳で軽度の知的障害があります。
なんと今回はお母さんからメールを頂いたんですって?そうなんですよ。
ではご紹介します。
でもねお父さんねいろいろ心配されて言ってるんじゃないかと思います。
でも障害は嫌なもんですか?まあとりあえず社会生活に差し障りがあるから障害という名前が出来てると私は思いますんで。
という事であればプラスじゃないですよね。
知史君今の聞いててどう思いますか?マイナスや言われましたけど。
う〜ん。
いや自分では…というのは障害があったから時間をかけて勉強を教えてくれたりとか障害がなければこういう事はやらなかったんじゃないかと思って。
そしたら…なるほど。
でもぶっちゃけあれなんですってね。
就職バッチリやられてるんでしょう?はい。
すげえ!就職できてんのに意見がぶつかってるんですって?ええ。
私は子どもの将来的な仕事一応それなりの…あっ資格を取ってほしかった。
お父さんこういうふうにおっしゃってますけどどう思うんですか?高校2年生の後期のインターンシップで介護施設を経験していて認知症の方とかが結構排せつ物とか同じ事を繰り返したりとかたまにどなられたりする事があって…。
要は今介護はやりたくないんですか?なるほど。
完全に平行線ですね。
そうなんです。
対立する深谷さん親子の悩みを取材してきました。
ご覧下さい。
この春学校を卒業しスーパーに就職を決めた知史さん。
1年契約のパートとして働いている。
主な仕事は品出し。
商品の並べ方にも気を遣わなければならない。
難しいところ…。
例えば…知史さんはお客さんや同僚とのコミュニケーションを楽しみながら少しずつ難しい仕事にも挑戦している。
夜会社員のお父さんが帰宅。
じゃあいただきま〜す。
夕食は家族団らんのひととき。
…のはずが。
お父さんは知史さんを心配するあまり将来の話を始めた。
知史さんに知的障害がある事が分かったのは小学校に入ってから。
3年生で勉強が難しくなると特別支援学級に通うようになった。
一方頑張れば障害は克服できると考えていたお父さんは知史さんの勉強を応援し続けた。
一緒に車に乗る度に暗算の練習。
繰り返し勉強すれば必ず身につくと知史さんに言い聞かせた。
そして知史さんが特別支援学校の高等部に入ると介護の資格を取るよう強く勧めるようになった。
しかし知史さんは資格を取るのではなくお父さんにないしょで就職を決めてしまった。
それが今の職場。
職業体験で訪れ大きな魅力を感じたからだ。
帰宅後知史さんはその日の仕事内容をノートにまとめていた。
覚える事が苦手なため何度もノートを見直す事で失敗を繰り返さないようにしているのだ。
これからもスーパーで働き続けたいという知史さん。
その気持ちをお父さんに認めてもらうため職場を見学してもらおうと計画した。
この日お父さんは初めて知史さんが働く職場を訪れた。
ここら辺。
この辺?なるほどね。
お客さんの多いお昼前知史さんは試食販売を任される事になった。
お客さんと直接やり取りできる現場。
知史さんにとって一番やりがいを感じている仕事だ。
初めて扱う商品なので声かけのコツをしっかりと先輩に教わる。
ありがとうございます。
お父さんに働きぶりをアピールする事ができるだろうか。
ケーキの味付けについて質問された。
どうする?先輩に確認した上で商品の情報を伝える事ができた。
(知史)シフォンケーキいかがですか?
(知史)シフォンケーキはいかがでしょうか?新商品のシフォンケーキはいかがですか?食べられますか?はいどうぞ。
いや知史君メッチャ頑張ってますやん。
すごい頑張ってる。
どうですか?お父さん。
ちょっと考え方変わりました?でもほとんど変わってないって事ですね?はいそうですね。
これからの人生まだまだ長いですからね。
どんどんどんどんまだ若いですからね…それどう思いますか?自分としてはあの…楽っていうか何だろう自分として長く続けられるやつに…なるほど。
それの方が。
つまり今のVTRに出てきた仕事メッチャ楽しいんですか?メッチャ楽しいです。
メッチャ楽しい。
幸せですか?やっぱりお客様と…褒められたりとか。
好きやねんなお客さん。
まあそりゃ「お客様は神様」ですね。
(笑い声)こういうふうに夢を語って今も楽しいとは言うけれどもやはり親としては心配なんで資格を取ってほしいですか?そうですね。
分かりました。
若いうちだから対応もできると。
是非浮ついたメンバーが1人いますんで浮ついたメンバーの愛ちゃん今の話聞いてどう思いましたか?あのねお父さんはすごく心配してるのも分かるけどもでもお父さんは全部ね息子さんのためじゃないの。
自分のために全部彼に言ってるんだよね〜。
何か全部お父さんが描いている息子さんの世界で物を言い過ぎてて本当つらいと思う。
だって…じゃないとお父さん本当に順番的に先に亡くなった時にお父さんがいないとじゃあ息子さんこれから人生どうしていくのっていう人になっちゃうと思う。
知史君は知史君で選んだ人生歩もうとしていて多分18歳の子ってどんな子もそんな将来40歳になった時とか50歳になった時の事とかを考えてなくて…
(グレース)そこは苦しくなるかなって。
今の聞いてどう思います?まあ確かにそういう事だと思いますけどもただし…お父さんね知史君乗り越える力どんどん今つけてる気がするんですけど…。
乗り越えたらいいんですよね。
(深谷)そうですね。
資格がなくても乗り越える自信ありますか?あります。
かっこいい。
今の職場でも十分楽しかったりとかあとやっぱり自分にもメッチャ楽しんで…
(玉木)すごいね。
すてき。
言われたんや!やっぱり言われてんねやね。
それは一般的に言うんです。
言うけど…さあいろんなお話をお伺いしましたけれどもお互いの距離は縮まったのかどうなのか僕たちは心配ですが…。
知史君どうですか?ビミョー!あんまり変わってない感じ?あまりって言ったらウソですけどう〜ん…。
変わった部分もあるのかなって。
お父さんはどうですか?距離は。
(笑い声)そういう事?そういう事?次いってみよう!福岡県にお住まいの丸山涼佳さんと息子の涼星君。
さあではお母様から送って頂いたメールをご紹介します。
かわいがり方ね。
え〜っ!これは問題ですね!12歳でしょ?もう思春期バリバリですよ!これ愛ちゃんどう?これ。
今は…今はどうやってるんですか?この状態は。
一応支えとこうかなって…。
その時もずっと手を握って。
あっこれは癖…。
癖?癖!彼氏か!そうなの!パッと見たら本当に何かすっごい若い男の子連れてる…。
そう!何かねちょっと…。
(玉木)危ない感じ。
そうそう危ない感じ。
福岡県久留米市のアパートで2人で暮らしている丸山さん親子。
涼星君は重度の心身障害があり話をする事はできない。
(涼佳)おいしいね涼君。
これ。
食事の時など涼星君は時折笑顔を見せる事もある。
どれくらい感情表現できているのかは分からないが涼佳さんにとって涼星君は掛けがえのない存在だ。
かわいい。
(ディレクター)かわいい。
ウフフフフッ!涼佳さんと涼星君が2人っきりの時をのぞいてみると…。
ベタベタひっついてチューを連発。
お風呂に行ったかと思いきやまた戻ってきてチュー。
あれ?涼星君今もしかして顔をそらした?お風呂上がりにベタベタしようとすると…。
またお母さんを避けた?でも涼星君の気持ちをよそに涼佳さんのベタベタは止まらない。
いやどう?愛ちゃんこれ!もうちょっと途中で気持ち悪くなっちゃったよお母さん。
そうでしょう?何で?何で…何かお風呂入ってきてまた帰ってきちゃったみたいな。
あれ私よくやるやつですよ!そういう時に顔はね「うざい。
お前うざい」ってやられるやつですよあれ。
お母さん嫌がってるようにも見えましたけどね僕らは。
メチャクチャ自分の都合のいい解釈。
これはもう直接聞いた方がいいと思うんですよ。
涼星君に。
ちょっと聞いてみましょうか。
涼星君ベタベタされる事は嫌ですか?嫌やと思えば…思ってるなら足でも手でも動かして頂いて。
どうですか?ああ…ちょっと読み取るのはねお母さんのおっしゃるとおり難しいところあるかも…。
でもさっきちょっと何かお母さんがピュ〜ッて行ったらプイッて本当あからさまに嫌そうな感じ出てましたけどね。
改めて聞きますけどこのベタベタはやめた方がいいと思ってるんですか?どう思ってるんですか?やめたい…やめたくない。
やめたいやめたくない気持ちで揺れ動いてる。
揺れ動いてんのや。
こんな定点カメラのVTRで自分の姿見んの初めてでしょ?せやろ?よかった〜。
さあそんな涼佳さんのために実は今回同じ立場のお母さんたちにお話を聞いてきましたのでご覧下さい。
これ貴重やな。
重度心身障害のある子どもたちに訪れた思春期。
皆さん親子関係の変化に悩んだりしているのだろうか?人前ではそんなチュッチュとかはできないですけど夜とか寝る時とか2人でいる時とかはついついしてしまったりとかっていうのはあるんですけどうちも上に高校生の子いますけどその子にもちょっとしんどいなと思った時にひっついていったりとかしても「あ〜っ」とか言われますけど「これさせてくれたらお母さん元気になんねん」って言ったらちょっと黙ってくれたりとかもするのでそこは健常児であっても障害があってもおんなじかなと思うのでベタベタしたいなと…。
あんまりやり過ぎは多分人目もはばからずとかはダメやと思うんですけどいいんじゃないかなと思います。
家庭内の事であればそれでいいのかなと思うんですけど話しかける言葉とかはやっぱりちょっと大きくなってからは意識するようになりましたね。
だから寝る時に「ねんねしようね」って言ってたのが「寝ようか」って表現を変えたりするんだけどでもやっぱり主人なんかにしたらやっぱりまだ小さいっていうイメージがあるみたいで「はいお手々出して」「お手々はないやろ」って言って横で言うんですけどその言葉遣いであったりとかそういうのはやっぱり年相応の言葉遣いに変えていってあげんといかんなっていうのはこう意識しないとやっぱできなかったですね。
何か一緒に出かける時とかでも絶対一緒に出かけないと一人で出かけられないんですけど一回ショッピングセンターで同じ中学の女の子に会ってしまって「あっ新居君や」とか言われてそのあとキョロキョロキョロキョロ挙動不審になって何か様子がおかしいからいろいろ聞いてみたら「親と来てるとこ見られて嫌やった」という事で「そうかやっぱり」と思って…。
優太郎さん本人に話を聞いてみた。
優太郎さんはまばたきで「はい」という意思表示ができる。
(ディレクター)お母さんにベタベタされて嫌ですか?フフフフ…。
だよね。
(ディレクター)たまには一人になりたい時ってありますか?
(真理)ある?あるなあ。
フフフ…。
しょっちゅうあるね。
フフフ…。
はい。
もう何かねちゃんと意思が伝わってきますけども愛ちゃんどうですか?いやでもお母さんといるとこ見られたら恥ずかしいって気持ちもすごい分かるな〜。
そこで何か子どもみたいに思われてんのもすごい嫌やしやっぱり男になっていく訳だから…。
男の子に変わっていく時の気持ちってすごい複雑だもんね。
お母さんVTR見てる最中「う〜ん」と大きくうなずいてましたけどどうでした?何かすごくその…2番目の方が言ってた自分の疲れがぶわ〜って取れる感じがあるんですよね。
涼星君にギュ〜ッてしてたら自分のその日の悲しかった事とかつらかった事とかもう何かぶわ〜って抜けていく感じはするけどそれが全部涼星君に行きよったらどうしようとかそういう事を…。
それで何かやめた方がいいのかなと。
何かあまりにも自分の…何だろう。
「重い女じゃないですか」!自分で言っちゃった。
そうやけんねめんどくせえなって思っとるのかな〜。
知史君なんか今の話聞いててねまあ18歳やから思春期の終わりかけやけどもどうですか?お母さんがチュッチュチュッチュしてくんの。
いやムリですね。
即答やね!おばさん言うな!ひどいな!だから問題はあれですよね。
涼星君の場合は自分の意思が伝えられないっていうところに非常に考えなあかんものがあるんじゃないですか?それは理解してるんですか?本当ですか?アハハハハ!絶対ウソや。
分かった。
じゃあそのどこまでしちゃ…できればその…。
その「どこまで」とかじゃないと思うな私。
もちろんお子さんが一人でできない事がたくさんあるから一緒にいないといけないけど気持ちをもっと自立しないと何もできなくなっちゃう本当に。
ウルウルしちゃってどうしたの?頑張ります。
はい!ありがとうございます!2015/09/18(金) 00:00〜00:30
NHKEテレ1大阪
バリバラ〜障害者情報バラエティー〜「親子関係」[解][字][再]

テーマは「親子関係」。パートの仕事を頑張りたい知的障害の息子と、資格を取って安定した職に就いてほしい父の激突。重度心身障害の息子から離れられない母の悩み。

詳細情報
番組内容
今回のテーマは「親子関係」。一番身近な人間関係だけに悩みも深い。一組目は、自分で決めたパートの仕事を頑張りたい知的障害の息子と、障害があっても資格を取れば安定した仕事に就くことができると考える父親。「障害」をめぐる考え方が対立し、スタジオでも激論となる。二組目は、重度心身障害の息子と距離の取り方に悩む母親。思春期を迎えようとする息子から、いつまでも離れることができない母親の悩み。
出演者
【ゲスト】はるな愛,【出演】大橋グレース,【コメンテーター】玉木幸則,【司会】山本シュウ,【リポーター】大西瞳,【語り】神戸浩,伊藤愛子

ジャンル :
福祉 – 障害者
情報/ワイドショー – 健康・医療
バラエティ – トークバラエティ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz

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