ニュース「津波注意報」関連 2015.09.18


生きとるって分かっただけでもよかったわいね。
いやまだ手はあるわいね。
ニュースをお伝えします。
きのう、南米チリの沖合で発生した巨大地震で、けさ、北海道から関東などで津波を観測しています。
このうち北海道えりも町と岩手県久慈港で、いずれも高さ40センチの津波を観測し、さらに上昇しています。
気象庁は、太平洋沿岸を中心とする各地に津波注意報を発表し、海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけています。
では、沿岸に到達した津波です。
岩手県久慈港で午前7時15分、40センチ、さらに上昇しています。
北海道えりも町、午前7時34分、40センチで、さらに上昇しています。
画面の赤い矢印は津波がこの高さを超えて、さらに上昇中であることを示しています。
実際にはこれよりも高くなっているおそれがありますので、注意をしてください。
茨城県大洗港、午前6時43分、20センチ、沿岸で観測した津波です。
福島県いわき市小名浜港、午前7時34分、20センチ。
北海道浜中町、午前6時33分、10センチ。
千葉県勝浦市、午前6時59分、10センチ。
岩手県釜石港、午前7時9分、10センチとなっています。
各地に到達した津波です。
千葉県銚子市、午前7時26分、10センチ、岩手県宮古港、午前7時29分、10センチでさらに上昇しています。
津波は数十センチの高さでも人が流される危険性があります。
油断をしないでください。
北海道釧路港、午前7時36分、10センチ。
小笠原諸島父島、午前7時40分、10センチで上昇中です。
この画面の赤い矢印、津波がこの高さを超えて、上昇中であることを示しています。
実際にはこれよりも高くなっているおそれもありますので、津波注意報が出ている間、注意を続けてください。
画面、ご覧いただいていますのは、40センチの津波を観測して、さらに上昇中の岩手県久慈港の現在の様子です。
久慈港には、船が停泊されて浮かんでいます。
この海面の様子を見ますと、大きく波打っているような様子は、見ることはできませんが、40センチの津波を観測して、さらにその高さを超えて上昇中です。
津波を観測しています。
またこの久慈港以外でも、各地で津波を観測していますし、画面でお伝えしている所以外にも、津波が押し寄せてくる、または、すでに到達しているおそれがありますので、津波注意報が出ている間、海岸や川の河口付近に近づかないようにしてください。
また東日本大震災の被災地では、地盤が緩んだり堤防が壊れたりして、浸水などの被害を受けやすくなっているおそれがあります。
注意をしてください。
きのう、南米チリの沖合で発生した巨大地震で、けさ、岩手県や北海道などで津波を観測しています。
気象庁は、太平洋沿岸を中心とする各地に津波注意報を発表し、海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけています。
気象庁によりますと、きのう午前8時前に発生した、南米チリ中部の沖合を震源とする、マグニチュード8.3の巨大地震では、これまでにチリの沿岸で4メートルを超える津波を観測し、震源からおよそ1万キロ離れたハワイの検潮所でも、昨夜遅くに90センチの津波を観測しました。
日本にもけさから津波が到達しています。
気象庁によりますと、北海道えりも町で午前7時34分、岩手県久慈港で午前7時15分に、いずれも高さ40センチの津波を観測し、さらに上昇しています。
また福島県のいわき市小名浜港で午前7時34分、茨城県大洗港で午前6時43分に、いずれも高さ20センチの津波を観測しました。
また岩手県宮古港で午前7時29分、小笠原諸島の父島で午前7時40分に、いずれも高さ10センチの津波を観測し、さらに上昇しています。
このほか北海道釧路港で午前7時36分、浜中町で6時33分、岩手県釜石港で午前7時9分、千葉県銚子市で午前7時26分、勝浦市で午前6時59分に、いずれも10センチの津波を観測しました。
この津波の高さは、あくまで検潮所での記録です。
実際の津波は場所によっては、この数倍の高さに達するおそれがあります。
気象庁は北海道から九州にかけての太平洋沿岸と、沖縄・奄美、伊豆諸島と小笠原諸島、青森県日本海沿岸、大分県の豊後水道沿岸と瀬戸内海沿岸、愛媛県宇和海沿岸、それに鹿児島県西部に津波注意報を発表し、海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけています。
予想される津波の高さは最大で1メートルです。
津波は、強い力で人や物を押し流します。
震源が遠い地震では、津波が周辺の陸地などに何度も反射して、長い間続きます。
東日本大震災の被災地は、地盤が沈んだり、堤防が壊れたりして、浸水しやすくなっています。
今後も津波注意報が解除されるまでは、海岸や川の河口付近には近づかないでください。
気象庁は、日本で津波が観測されたことを受けて、午前10時から長谷川洋平津波監視課長が記者会見を行い、津波の注意点や、今後の見通しなどについて説明することにしています。
ここで新たに津波が観測されました。
お伝えします。
北海道えりも町、午前7時34分、高さが引き上げられて40センチです。
岩手県久慈港、午前7時54分、40センチ、津波の高さはさらに上昇中です。
岩手県釜石港、午前7時59分、30センチ、津波は上昇中です。
画面の赤い矢印、この高さを超えて、上昇中であることを示しています。
茨城県大洗港、午前6時43分、20センチの津波を観測。
福島県いわき市小名浜港、午前7時34分、20センチ。
新たに岩手県大船渡港で午前7時56分、20センチ、青森県八戸港では、午前8時3分に20センチの津波を観測しました。
各地で観測した津波です。
北海道根室市花咲、午前8時5分、20センチ。
八丈島かみなと、午前8時6分、20センチ。
八丈島八重根で午前8時10分、20センチです。
予想される津波の高さは最大で1メートルです。
あとから来る津波のほうが高くなるおそれもありますので、注意をしてください。
北海道浜中町、午前6時33分、10センチ。
千葉県勝浦市、午前6時59分、10センチ。
千葉県館山市、午前7時10分、10センチ。
横浜港、午前7時16分、10センチ。
神奈川県三浦市油壺、午前7時25分、10センチ。
沿岸に到達した津波をお伝えしています。
千葉県銚子市、午前7時26分、10センチ。
岩手県宮古港、午前7時29分、10センチ。
北海道釧路港、午前7時36分、10センチ。
各地、沿岸に到達した津波です。
小笠原諸島父島、午前7時40分、10センチ。
新たに和歌山県那智勝浦町でも、午前7時54分に10センチの津波を観測しました。
また福島県相馬港でも、午前7時59分、10センチです。
繰り返しお伝えします。
沿岸に到達した津波です。
北海道えりも町、午前7時34分、40センチの津波を観測しました。
岩手県久慈港では、午前7時54分に40センチ、津波はさらに上昇しています。
釜石港でも午前7時54分、30センチ、津波はさらに上昇しています。
画面の赤い矢印は、そのことを示しています。
実際には、これよりも高くなっているおそれがあります。
テレビの映像は釜石市の今の様子です。
釜石港は午前7時59分に、30センチの津波を観測し、津波はこの高さをさらに超えて、上昇中です。
注意を続けてください。
茨城県大洗港、午前6時43分、20センチ。
福島県いわき市小名浜港、午前7時34分、20センチ。
岩手県大船渡港、午前7時56分、20センチ、青森県八戸港、午前8時3分、20センチの津波をそれぞれ観測しています。
では各地の様子を中継でお伝えします。
北海道日高地方の浦河町です。
太平洋を望む高台です。
港などが一望できます。
同じ日高地方のえりも町では、これまでに40センチの津波が観測されました。
ここ浦河町では、海面の変動など、津波の影響と思われるような現象はここからは確認できません。
ですが、町では防災無線で海岸や河口に近づかないよう、何度も呼びかけていました。
町の準備した避難所には、一時、数人が自主的に避難したということです。
ここからはパトロールする、消防や警察の車両が時折、見られましたが、このほかは今のところ、特に目立った動きは見られません。
北海道浦河町でした。
千葉県東部旭市です。
高さおよそ60メートルのいいおかぎょうぶ岬から太平洋を見ています。
そしてこちらが、いいおか漁港です。
私たちがいる岬から300メートルほど離れています。
未明から時折、赤色灯をつけた消防の車両が、海岸の警戒に当たっています。
先ほど、この漁港のかいそう漁業組合の組合長に聞いたところ、消防や組合員と海を確認しているが、今のところ、変わった様子は見られませんと話していました。
旭市は、東日本大震災で大きな津波に見舞われました。
市は現在、防災行政無線を使って、津波に注意するよう呼びかけています。
津波の第1波の到達予想時刻を過ぎています。
隣の銚子市では、7時26分に10センチの津波が観測されました。
7時前に満潮の時刻を迎え、まだ海面が高い状態、続いています。
注意が必要です。
千葉県旭市からお伝えしました。
宮崎県日南市の上空です。
画面右側が太平洋です。
海岸線には波が打ち寄せている様子が確認できます。
ヘリコプターは20分以上前から、現場で取材をしていますが、大きな波の変化は見られませんでした。
港の様子を見ていきます。
画面中央、見えてきたのがあぶらつ港です。
漁船にズームインしていきます。
港では、漁船が係留されているのが確認できます。
上空からは、大きな潮位の変化は確認できません。
以上、宮崎県日南市からお伝えしました。
ここで社会部災害担当の藤島新也記者と共にお伝えします。
藤島さん、津波が各地で観測されています。
現状、それから注意点を伝えてください。
すでに津波が到達している所がありますし、さらに潮位が上がっているという所もありますので、引き続き、注意が必要になります。
また到達予想時刻は、すでにすべての場所で津波が到達していてもおかしくない時間にはなっているんですが、現時点で観測されていないからといって、このあと、津波が来ないということではありません。
予定より遅れて来るということもありますので、引き続き、注意が必要になります。
津波はこのあと、何度も押し寄せてきますし、入り江ですとか、それから湾の奥、半島、それから岬の先端というような場所では、複数の波が重なり合ったりですね、地形の影響を受けて局地的に高い波となることがあります。
特に今回のような、遠い場所で発生した津波というのは、最初の波よりも、第2波、第3波のほうが高くなるという特徴がありますので、注意が必要になります。
先ほども伝えてもらいましたけれども、この津波の到達予想時刻を過ぎても、津波がまだ来ない、観測されない、第1波が遅れている所もありますけれども、これはどうしてなんでしょうか?
今回の津波は南米で起きた巨大地震によって発生しています。
これは日本からかなり遠い所で津波が発生して、その津波が太平洋を伝わって日本に届いているということで、非常に長い時間、移動してきているということ、その間に海底の地形などの影響を受けているということで、なかなか事前に予測をするというのは難しいということで、少し遅れているということになるかと思います。
去年も同じように、南米で発生した際には、第1波が到達してから、数時間たったあとに、最大の波が来ているということが、去年の例でありますので、このあとも引き続き注意が必要になります。
その注意点についてなんですけれども、改めてどんなところでしょうか。
繰り返しになりますが、今回のように遠くで発生した津波というのは、波紋のように広い範囲に広がっていくので、その間に太平洋を囲む陸地にぶつかったりですとか、島にぶつかったりして、波が反射していくので、影響というものが長時間に及びます。
現在、津波が観測されていなかったりですとか、今、値が小さい、波が低かったりしても、油断しないでいただきたいと思います。
また東日本大震災の被災地では、地盤が沈んでいたり、堤防が壊れたりして、津波の被害を受けやすくなっている地域がありますから、こういった地域では特に、注意が必要になります。
引き続き、海岸や川の河口の近くなどには近づかないで、様子を見に行ったリしないでください。
また一方で、今回は注意法で、警報ではありません。
ですから、海岸から離れた場所ですとか、建物の中にいる場合は安全で、今のところ影響はない見込みですので、慌てずに落ち着いて対応することが必要になります。
今後も気象庁ですとか、自治体が出す情報というものに十分注意して、対応していただきたいと思います。
避難指示、勧告が出ている市町村や地域もありますから、そういったお住まいの地域の情報にも注意をして、安全に行動してほしいですね。
そういった情報をしっかりと取り入れたうえで、自分の行動というのを決めていただきたいと思います。
社会部災害担当の藤島新也記者とお伝えしました。
津波注意報が出ている各地で、津波が観測されています。
こちらは北海道釧路市内、釧路川の河口付近の様子です。
釧路市の中心部です。
ここから1キロほど下流にある釧路港では、午前7時36分に10センチの津波を観測しています。
釧路港で10センチの津波を観測しています。
この映像で見るかぎり、川の、これ釧路川ですけれども、岸壁に係留されている船の様子ですとか、岸壁の水面を見ても、ふだんと比べて、著しく潮位が変動しているというような様子を見ることはできません。
気象庁は、海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけています。
かわってこちらは、岩手県釜石市の今の様子です。
釜石港では津波を観測しました。
釜石港では、午前7時59分に30センチの津波を観測して、画面に赤い矢印が出ていますけれども、さらに津波はこの高さを超えて上昇中となっています。
港湾内の水面の様子、何か波立ったりですとか、大きく波打つ様子を、この映像で見るかぎりは確認することはできません。
ただ津波注意報、引き続き出ていますし、釜石港では30センチの津波を観測して、さらに上昇しています。
近づかないようにしてください。
また東日本大震災の被災地は、地盤が沈んだり、堤防が壊れたりして、浸水しやすくなっています。
注意してください。
かわりまして、こちらは横浜港の現在の様子です。
横浜港でも津波が観測されました。
午前7時16分、10センチの津波を観測しています。
港の中、ふだんとの違いは、映像で見るかぎりは分かりません。
海が大きく波打つような様子は、この横浜港でも見ることはできませんが、津波注意報が出ています。
海岸や川の河口付近には、引き続き近づかないように、冷静に安全を守る行動を取ってください。
また、ご覧いただいている地域以外にも、津波が押し寄せてきています。
また迫っている地域もあるおそれがありますので、津波注意報が出ている間は、どうぞ油断をせずに、安全な行動を取るようにしてください。
なお、津波の予想される高さは最大で1メートルとなっています。
このあと来る津波のほうが高くなるおそれもありますので、注意を続けてください。
お伝えしていますとおり、きのう、南米チリの沖合で発生した巨大地震で、けさ、北海道から関東などで津波を観測しています。
このうち北海道えりも町と、岩手県久慈港で、いずれも高さ40センチの津波を観測し、久慈港ではさらに上昇しています。
気象庁は、太平洋沿岸を中心とする各地に、津波注意報を発表し、海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけています。
画面は久慈港の今の様子です。
久慈港では、40センチの津波が観測され、さらに上昇中です。
久慈市から中継でお伝えします。
津波が観測されたことを受けて、岩手県久慈市の久慈港です。
海面にはうねりがあって、潮位の変化ははっきりと見ることはできません。
津波が観測されたことを受けて、久慈市は防災無線と消防団の車両を使って、海岸付近や河口に近づかないよう注意を呼びかけています。
また、活動していた消防団を高台に退避させ、安全な場所からの警戒を行っています。
久慈市には引き続き、防潮堤の海側の地域に避難指示が出されています。
久慈市によりますと、午前7時半現在、3か所の避難所に、合わせて7人が避難しているということです。
地元の漁協によりますと、久慈港では先ほどまで、20隻以上の漁船が沖合に避難していたということですが、現在は港に戻って様子を見ているということです。
岩手県久慈市から、中継でお伝えしました。
では東北地方の情報を、仙台放送局からお伝えします。
仙台です。
東北地方では、岩手県の久慈港で午前7時54分に、40センチの津波を観測しています。
岩手県の久慈市の港に設置したカメラからの映像です。
7時54分に40センチの津波を観測した久慈港です。
画面の奥側が外洋になります。
雨が降っていて、はっきりと港の様子が分かりませんが、外洋の方向から水が流れてきている様子が分かります。
東北地方では、これまでに岩手県の久慈港で午前7時54分に40センチ、釜石港で午前7時59分に30センチの津波を観測し、いずれもさらに上昇しています。
また福島県いわき市の小名浜港で、午前7時34分に20センチ、岩手県の大船渡港で午前7時56分に20センチ、青森県の八戸港でも、午前8時3分に20センチの津波を観測しました。
東北地方では、避難指示が青森県三沢市と八戸市、五所川原市、岩手県久慈市、大槌町、福島県いわき市、広野町、楢葉町に出されています。
岩手県大船渡市は8つの避難所を設け、市によりますと、午前6時現在、114人の住民が避難しています。
このうち大船渡地区公民館には、午前3時半ごろから住民が避難し始め、住民は2階の和室でテレビを見て、、津波の情報を確かめていました。
きのうからもう分かってっから、昔の津波は分かってるから、もう上がってくんだね、自然に。
自分で身にしみてるんだな、自然に。
交通機関への影響です。
運転を見合わせているのは、JR仙石線の石巻駅と高城町駅の間、仙石東北ラインの全線、JR八戸線の全線、JR釜石線の遠野駅と釜石駅の間、三陸鉄道南リアス線の全線、JR気仙沼線とJR大船渡線のバス交通システムのBRT全線です。
仙台から東北地方の状況をお伝えしました。
続いて北海道の情報を、札幌放送局からお伝えします。
札幌です。
北海道の太平洋沿岸では、津波が観測されています。
このうち日高のえりも町では、午前7時半過ぎに40センチの津波が観測されました。
こちらはそのえりも町の、今の様子です。
えりも町では午前7時34分、今から1時間ほど前になりますが、40センチの津波を観測しました。
第1波のあと、しばらくしてから高い津波が押し寄せることがあります。
注意報が出ている間は、海岸や川の河口付近には近づかないでください。
このほか北海道では、午前8時5分に根室市花咲で20センチ、午前7時36分に釧路港で、午前6時33分に道東の浜中町で、それぞれ10センチの津波を観測しています。
この津波の高さは、あくまでも検潮所の記録です。
場所によっては、この数倍の高さに達するおそれがあります。
また津波は1度だけでなく、何度も繰り返し押し寄せ、2回目、3回目の波のほうが高くなることがあります。
今後も注意報が解除されるまでは、海岸や川の河口付近には近づかないでください。
それでは浜中町から中継でお伝えします。
道東の浜中町です。
私の後ろに見えているのが、きりたっぷ港です。
こちらの港では、午前6時33分に10センチの津波が観測されました。
きりたっぷ港では去年4月に、同じくチリで起きた巨大地震でも津波が押し寄せ、そのときは到達予想時刻の7時間後に、最も高い津波が観測されました。
地元では、漁協がけさ予定していた昆布漁の中止を決めるなど、影響が出ています。
引き続き、津波への注意が必要です。
浜中町からお伝えしました。
ここまで札幌からお伝えしました。
お伝えしていますとおり、きのう、南米チリの沖合で発生した巨大地震で、けさ、北海道から関東などで津波を観測しています。
このうち北海道えりも町と岩手県久慈港で、いずれも高さ40センチの津波を観測し、久慈港ではさらに上昇しています。
気象庁は、太平洋沿岸を中心とする各地に津波注意報を発表し、海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけています。
続いて関東地方の情報をお伝えします。
では関東地方の詳しい状況をお伝えします。
まず20センチの津波が観測された、茨城県大洗町から中継です。
茨城県大洗町、那珂川の河口付近の様子です。
画面向かって右奥に太平洋が見えています。
港で20センチの津波が観測された時刻から、ちょうど2時間がたとうとしています。
満潮の時刻とも重なって、一時は打ち寄せる波の頂点が、川岸の堤防よりも上に届くこともあるほど上がっていた水位は、現在、ほぼ元に戻っています。
ただ付近の海面には、依然として大きなうねりが時折見られます。
海岸や河川に近い地域では、引き続き避難指示が出ています。
また川の対岸のひたちなか市でも、海や川に近づかないよう、防災行政無線での呼びかけが行われています。
大洗町では、消防の車両によるパトロールも続けていますが、浸水などの報告や被害の情報は入っていないということです。
20センチの津波が観測された、茨城県大洗町からお伝えしました。
関東各地で津波が到達しています。
茨城県大洗港で午前6時43分に20センチ、八丈島神湊で午前8時6分に、20センチ、八丈島八重根で午前8時10分に20センチ、千葉県勝浦市で、午前6時59分に10センチ、館山市で午前7時10分に10センチ、銚子市で午前7時26分に10センチ、横浜港で午前7時16分に10センチ、神奈川県三浦市油壺で午前7時25分に10センチ、小笠原諸島の父島で午前7時40分に10センチの津波を観測しています。
交通への影響です。
千葉県富津市の金谷と、神奈川県横須賀市の久里浜を結ぶ東京湾フェリーは、津波注意報が発表されたことを受けて、金谷発、久里浜発とも欠航しています。
津波注意報が出されています。
海岸には近づかないでください。
茨城県日立市は、市の防災無線や広報車を使って、注意を呼びかけています。
また自主的に避難する住民のために、市内の小中学校11か所に避難所を設けています。
東京・港区は、東京湾内湾に津波注意報が出されたことを受けて、区内のお台場海浜公園に避難指示を出しました。
ここまで関東地方の状況についてお伝えしました。
続いて東海地方の情報を、名古屋放送局からお伝えします。
名古屋です。
東海地方では今のところ、津波が観測されたという情報は入っていませんが、静岡県、愛知県、三重県の沿岸で、最大1メートルの津波が予想され、各自治体は海岸や川の河口に近づかないよう、呼びかけています。
ご覧いただいているのは、静岡県の伊東市役所に設置したカメラからの映像です。
画面からは目立った潮位の変化はありません。
東海地方では、静岡県から三重県南部にかけての沿岸に津波注意報が出され、津波の高さは最大1メートルと予想されています。
すでに各地で予想到達時間は過ぎていますが、これまでのところ、東海地方で津波が観測されたとの情報は入っていません。
ただし予想されている到達時間や高さは、あくまで目安で、実際は到達が遅かったり、高い津波が来ることもあるため、気象台では海岸や川の河口には近づかないよう呼びかけています。
津波注意報の発表を受けて、静岡県沼津市は、沿岸部の4つの地区の5255世帯1万2073人に避難指示を出しました。
また避難勧告が三重県志摩市沿岸部の2万1151世帯4万8972人と、三重県鳥羽市の沿岸部、7746世帯1万8522人に出されています。
避難勧告が出されている三重県志摩市はまじま町では、海抜25メートルの高台にあるはまじま小学校の体育館に避難所が設けられ、およそ20人が避難しています。
避難してきた人たちは、市の職員から支給された毛布にくるまって、仮眠を取ったり、座布団を敷いて座ったりしていました。
愛知県田原市は、広報車など13台を出して、海岸付近にいる人は直ちに避難してくださいなどと呼びかけています。
午前9時前にかけて、静岡県から三重県の各地では、満潮の時刻を迎えているため、津波の影響が大きくなるおそれがあります。
沿岸部の自治体は防災無線などで、海岸や川の河口から離れ、海の様子などは見に行かないよう呼びかけを強化しています。
以上、名古屋からお伝えしました。
続いて四国地方の情報を、松山放送局からお伝えします。
四国では徳島県、高知県、それに愛媛県宇和海沿岸に、津波注意報が発表されています。
予想される津波の高さは最大で1メートルで、四国ではすでに津波の到達予想時刻を過ぎており、気象庁は海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけています。
四国の避難の状況です。
津波注意報が出された徳島県、高知県、それに愛媛県宇和海沿岸のうち、徳島県阿南市は漁業関係者や沿岸の港湾施設などで仕事をする人など、海岸の堤防より海側にいる人を対象に、午前3時に避難指示を出しました。
徳島市も午前3時15分に、海岸の堤防より海側や、河川の堤防より川側にいる人に対して、避難指示を出しました。
また高知県や徳島県では避難所が開設されています。
高知県須崎市では保健福祉センターを避難所として開設しています。
徳島県阿南市では、公民館など6か所に職員を派遣して避難所を開設していて、このうちたちばな町総合センターに、50代の女性1人が避難しています。
では高知県須崎市から中継でお伝えします。
高知県須崎市です。
画面上が太平洋。
入り口から左側に向かって、須崎湾が広がっています。
こちらでは満潮は午前8時31分でした。
まもなく20分が過ぎようとしています。
須崎では5年前、チリで発生した地震のときには、国内で最大の1メートル28センチの津波を観測しています。
きょうは午前3時過ぎ、サイレンのあと、防災行政無線で、津波注意報が発表されました。
注意報が解除されるまでは、海岸に近づかないでくださいと放送が行われました。
また海上保安庁の船からは、十分な警戒態勢を取るようにと、各船に呼びかけが行われました。
市内では、2つの小学校と中学校が休校になっています。
高知県須崎市でした。
ここまで、四国の状況をお伝えしました。
時刻は9時になりました。
引き続き、津波注意報についてお伝えします。
きのう、南米チリの沖合で発生した巨大地震で、北海道から関東などで津波を観測しています。
岩手県久慈港では、70センチの津波を観測し、さらに上昇しています。
気象庁は、太平洋沿岸を中心とする各地に津波注意報を発表し、海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけています。
ではこれまでに観測されている各地の津波です。
岩手県の久慈港、午前8時38分に、70センチで上昇中です。
赤い矢印は、津波が上昇中であることを示しています。
実際は、これより高い可能性があります。
海には近づかないようにしてください。
北海道えりも町、午前7時34分、40センチ、岩手県釜石港、午前7時59分、30センチ、小笠原諸島の父島、午前8時38分、30センチで上昇中です。
茨城県の大洗港、午前6時43分、20センチ、福島県いわき市の小名浜港、午前7時34分、20センチ、岩手県大船渡港、午前7時56分で20センチ、日本できょう最初に津波が観測されたのは、午前6時過ぎ、久慈港でしたが、最初は10センチでしたが、今は70センチで上昇中です。
第1波よりも高くなっています。
後に来る波のほうが高くなる可能性があります。
油断せずに注意を続けてください。
続けて沿岸に到達した津波です。
青森県の八戸港、午前8時3分に20センチ、北海道の根室市花咲、午前8時5分に20センチ、八丈島八重根で午前8時10分、20センチ、福島県相馬港、午前8時32分、20センチで上昇中です。
静岡県の御前崎港、午前8時32分に20センチ、青森県のむつ小川原港、午前8時36分、20センチ、仙台港で午前8時40分に20センチです。
岩手県の宮古港、午前8時46分、20センチで上昇中です。
赤い矢印は、津波が上昇中であることを示しています。
実際はこれより高い可能性があります。
第2波、第3波のほうが高くなる可能性もあります。
引き続き海には近づかないようにしてください。
八丈島の神湊、午前8時50分に20センチ、北海道浜中町、午前6時33分、10センチ、千葉県館山市、午前7時10分、10センチ、横浜港、午前7時16分に、10センチ、神奈川県の三浦市油壺で午前7時25分、10センチ、千葉県の銚子市では午前7時26分に10センチの津波を観測しました。
沿岸に到達した津波です。
引き続きお伝えします。
北海道の釧路港、午前7時36分に10センチ、和歌山県の那智勝浦町、午前7時54分、三重県の尾鷲港は午前8時3分、和歌山県串本町、午前8時14分、青森県のむつ市関根浜、午前8時18分、三重県の熊野市、午前8時23分、高知県の室戸市、午前8時23分、いずれも10センチの津波を観測しています。
震源が遠い地震では、津波が周辺の陸地などに、何度も反射して、長い間続きます。
到達予想時刻が過ぎても、津波注意報が出ている間は、海岸や川の河口付近から離れて近づかないでください。
宮城県の石巻市鮎川では、午前8時25分に10センチ、愛知県の田原市、午前8時25分、静岡県下田市、午前8時28分、千葉県の勝浦市、午前8時34分、10センチで、上昇中です。
そして徳島県の美波町、午前8時29分、浜松市の舞阪で午前8時40分、数センチの微弱な津波を観測しています。
では、各地の様子を見てみます。
こちらは岩手県の久慈港です。
現地にいる高杉記者に伝えてもらいます。
岩手県久慈市の久慈港です。
海面にうねりがあるのが確認できます。
津波が観測されたことを受けて、久慈市は、防災無線と消防団の車両を使って、海岸付近や河口に近づかないよう、注意を呼びかけています。
また活動していた消防団を高台に退避させ、安全な場所からの警戒を行っています。
久慈市には引き続き、防潮堤の海側の地域に避難指示が出されています。
久慈市によりますと、午前7時半現在、3か所の避難所に、合わせて7人が避難しているということです。
地元の漁協によりますと、久慈港では20隻以上の漁船が一時、沖合に避難していたということですが、現在は港に戻って、様子を見ているということです。
岩手県久慈市から中継でお伝えしました。
こちらは北海道浦河町の現在の様子です。
時折、白い波がこちら、岸壁のほうに向かって流れているのが分かります。
北海道の浦河町の現在の様子です。
津波の情報は、できれば周囲の人にも伝えてください。
周囲と声をかけ合って、安全な所にいるようにしてください。
引き続き、海岸や川の河口付近に近づかないようにしてください。
こちらは関東、千葉県銚子市の現在の様子です。
この画面を見るかぎりでは、波が、防波堤でしょうか、その辺りに打ちつけている様子が分かります。
千葉県の銚子市では午前7時26分に、10センチの津波を観測しました。
震源が遠く離れている場合は、津波の第1波より、数時間後に来る津波のほうが大きくなる特徴もあります。
実際に第1波より高くなっている所もあります。
長い時間、注意が必要です。
気象庁によりますと、きのう午前8時前に発生した南米チリ中部の沖合を震源とする、マグニチュード8.3の巨大地震では、これまでにチリの沿岸で、4メートルを超える津波を観測し、震源からおよそ1万キロ離れたハワイの検潮所でも、昨夜遅くに、90センチの津波を観測しました。
日本にもけさから津波が到達しています。
ではこれまでに観測された津波です。
岩手県の久慈港、午前8時38分、70センチで上昇中です。
津波が上昇中であることを、赤い矢印が示しています。
海には近づかないようにしてください。
北海道のえりも町、午前7時34分に40センチ、岩手県の釜石港、午前7時59分に30センチ、小笠原諸島の父島、午前8時38分に30センチで上昇中です。
茨城県の大洗港、午前6時43分に20センチ、福島県のいわき市小名浜港、午前7時34分に20センチ、岩手県の大船渡港、午前7時56分に20センチです。
広い範囲に津波注意報が出ています。
ほかの地域でも注意が必要です。
青森県の八戸港、午前8時3分に20センチ、北海道の根室市花咲で午前8時5分に20センチ、八丈島八重根で午前8時10分に20センチ、福島県の相馬港、午前8時32分に20センチで上昇中です。
静岡県の御前崎港、午前8時32分に20センチ、青森県のむつ小川原港、午前8時36分に20センチ、仙台港は午前8時40分に20センチの津波を観測しました。
岩手県の宮古港、午前8時46分に20センチで上昇中です。
赤い矢印は、津波が上昇中であることを示しています。
八丈島の神湊、午前8時50分に20センチ、北海道の浜中町、午前6時33分の時点で10センチを観測しています。
千葉県の館山市、午前7時10分に10センチ、横浜港、午前7時16分で10センチ、神奈川県の三浦市油壺、午前7時25分、10センチの津波を観測しました。
千葉県の銚子市、午前7時26分、10センチの津波を観測しています。
北海道の釧路港、午前7時36分に10センチ、和歌山県の那智勝浦町、午前7時54分に10センチ、三重県の尾鷲港、午前8時3分に10センチ、和歌山県の串本町、午前8時14分に10センチ、青森県のむつ市関根浜、午前8時18分に10センチ、三重県熊野市、午前8時23分に10センチ、高知県の室戸市、午前8時23分に10センチの津波を観測しました。
宮城県の石巻市鮎川で午前8時25分に10センチ、愛知県田原市、午前8時25分に10センチ、静岡県下田市、午前8時28分、10センチ、千葉県勝浦市、午前8時34分、10センチで津波は上昇中です。
徳島県の美波町、浜松市舞阪で、それぞれ微弱の津波を観測しています。
数センチの津波です。
気象庁は、北海道から九州にかけての太平洋沿岸と、沖縄・奄美、伊豆諸島と小笠原諸島、青森県日本海沿岸、大分県豊後水道沿岸と瀬戸内海沿岸、愛媛県宇和海沿岸、それに鹿児島県西部に、津波注意報を発表し、海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけています。
予想される津波の高さは最大で1メートルです。
東北電力によりますと、宮城県にある女川原発の港湾内に設置されている潮位計で、午前8時ごろ、およそ20センチの潮位の変化が観測されたということです。
また、原子力規制庁によりますと、茨城県にある日本原子力発電東海第二原発の港湾内に設置されている潮位計で、午前7時15分ごろ、およそ15センチの潮位の変化、東京電力福島第一原発の港湾内に設置されている潮位計で、午前7時半ごろ、およそ12センチの潮位の変化、青森県にある東北電力東通原発では、午前8時15分ごろ、およそ15センチの潮位の変化が、それぞれ観測されています。
いずれの原発でも、潮位の変化による異常は確認されていないということです。
津波は、強い力で人や物を押し流します。
震源が遠い地震では、津波が周辺の陸地などに、何度も反射して長い間続きます。
東日本大震災の被災地は、壊れた堤防の復旧工事が終わっていない所もあり、浸水しやすくなっています。
気象庁は、津波注意報が解除される間では、海岸や川の河口付近には近づかないよう呼びかけています。
気象庁は、日本で津波が観測されたことを受けて、午前10時から、長谷川洋平津波監視課長が記者会見を行い、津波の注意点や、今後の見通しなどについて、説明することにしています。
では、北海道十勝港、宮城県の石巻市、和歌山県わか浦から中継でお伝えします。
北海道広尾町の十勝港を見下ろす高台に来ています。
これまでのところ、目立った海面の変化は見られません。
津波注意報を受けて、サケの定置網漁の船、まだ暗いうちから沖に出て、今、外海で大気をしているところです。
漁船は今、外海で待機しています。
広尾町では、津波注意報が出てすぐ、防災行政無線で海岸や川の河口付近には近づかないように呼びかけています。
また消防は繰り返し、町内を回って、注意を促しています。
時折、消防の車、そしてパトカーが、構内の岸壁を走っているのが見えています。
北海道広尾町の十勝港からお伝えしました。
宮城県石巻市です。
市内中心部の高さ56メートルの高台にある、日和山公園から、太平洋を映しています。
けさ8時25分に、石巻市鮎川で、10センチの津波が観測されました。
画面中央、旧北上川の河口付近では、茶色く土砂で濁った水が、海から内陸に向けて押し返されています。
ただ、この時間、風が強まっていて、これが津波によるものなのか、この強い風によるものなのか、確認はできていません。
きょうの未明には、車でひより山公園まで避難してきた家族などがいましたが、今は避難している人はいません。
東日本大震災の被災地でもある石巻市では、堤防がない所があり、浸水しやすくなっています。
注意をしてください。
宮城県石巻市からお伝えしました。
和歌山市の南部にあります和歌浦湾です。
海抜20メートル以上の高台から撮影しています。
私の奥、画面でいうと、右側に当たるのが、太平洋の方角です。
和歌山県では午前7時54分に、県南部の那智勝浦町で、高さ10センチの津波を観測しました。
ただ、これはあくまで、検潮所での数字で、実際にはこの数倍の高さまで押し寄せているおそれがあります。
和歌山県では、満潮の時刻である午前8時56分を過ぎたばかりです。
3時間ほど前に比べて数センチ程度、潮位が上昇しています。
和歌浦漁協ではけさから漁船12隻の出航を取りやめ、船を港に係留しているということです。
現場ではスピーカーを通じて、繰り返し、海岸から離れるよう呼びかけが行われています。
和歌山からお伝えしました。
では社会部災害担当の藤島記者とお伝えしていきます。
藤島さん、各地で北海道から四国まで、広い範囲で津波が観測されていますけれども、現状はどう見たらいいですか。
気象庁の観測で、すでに津波が観測された所があります。
さらに潮位が上昇している所もありますので、引き続き注意が必要になります。
またまだ到達予想時刻は過ぎているんですけれども、まだ到達していないと、津波が来ていないという所もありますが、今現在、来ていないからといって、津波が来ないというわけではありませんので、予定より遅くなって来るということもありますから、引き続き、注意が必要になります。
また津波はこのあと何度も押し寄せてきます。
入り江ですとか、湾の奥、それから半島、岬の先端、こういった場所では、地形の影響を受けますし、それから複数の波が重なり合ったりすると、局地的に高い波になることがあります。
特に今回のように、遠い場所で発生した津波というのは、第1波よりも第2波、第3波のほうが大きくなるという特徴がありますので、注意が必要になります。
到達予想時刻よりも第1波が遅れている所がありますが、これはどうしてなんでしょうか。
今回の津波なんですが、南米沖の所で発生した巨大地震によって、津波ができています。
かなり日本から離れた所ですので、津波は発生すると、そこから波紋が広がるように広がってきています。
太平洋を進んで、日本に近づいてきているんですが、その際に海底の地形ですとか、あと島とかとぶつかって反射したりというようなことがあって、なかなか予想をするのが難しいということになっています。
また去年も同じように南米で地震が発生して、津波が日本に来るということがあったんですが、この際は第1波から数時間後に、最も大きい波が来て、影響というのも半日以上に及んだということがありました。
ですからこのあとも引き続き注意が必要になります。
改めて、今後の注意点をお願いします。
今回のように、遠くで発生した津波というのは、波紋のように広がっていって、太平洋を囲む陸地ですとか、島にぶつかって、反射をするということがありますから、繰り返しになりますけれども、影響というのは長い時間に及ぶと考えられます。
現在、津波が観測されていなかったりですとか、波が低い場所であっても、油断はしないでください。
また東日本大震災の被災地では、4年半が経過しましたけれども、津波などの整備がまだ終わっていないという所もありますので、そういう地域では津波の被害を受けやすくなりますから、こういった地域では特に、注意が必要になります。
引き続き海岸ですとか、川の河口の近くなどには近づかないでください。
また様子を見に行ったりもしないでください。
一方で、今回は注意報ということで、警報と異なります。
海岸から離れた場所ですとか、建物の中にいる場合は安全で、今のところ影響はないという見込みになっていますので、慌てずに落ち着いて行動することが大事ですし、今後発表される気象庁ですとか自治体の情報を注意深く見ていただいて、対応を決めていただきたいと思います。
社会部の藤島記者に聞きました。
お伝えしていますように、きのう、南米チリの沖合で発生した巨大地震で、北海道から関東などで津波を観測しています。
岩手県久慈港では70センチの津波を観測し、さらに上昇しています。
気象庁は、太平洋沿岸を中心とする各地に、津波注意報を発表し、海岸や川の河口付近に近づかないよう、呼びかけています。
では北海道の情報を札幌放送局からお伝えします。
札幌です。
北海道の太平洋沿岸では、津波が観測されています。
日高のえりも町では、午前7時半過ぎに、40センチの津波が観測されました。
こちらはそのえりも町の今の様子です。
えりも町では午前7時34分に40センチの津波を観測しました。
津波は繰り返し、押し寄せてくることがあります。
このあとも注意報が出ている間は注意を続けてください。
このほか北海道では、午前8時5分に、根室市花咲で20センチ、午前7時36分に釧路で、午前6時33分に道東の浜中町でそれぞれ10センチの津波を観測しています。
津波は場所によっては、この数倍の高さに達するおそれがあります。
今後も注意報が解除されるまでは、海岸や川の河口付近には近づかないでください。
それでは根室市花咲から中継でお伝えします。
北海道根室市花咲港です。
港から100メートルほど離れた高台にいます。
30メートルほどの高さから、南の方角を見ています。
画面左が太平洋です。
花咲では午前8時5分に、20センチの津波を観測しました。
この時間、波や潮位の変化は確認できません。
先ほどから、続々と船が港に戻ってきています。
今は多くの船が港の中に停泊しています。
その港の周りを、消防の車両も巡回しています。
沿岸にいる人に注意を呼びかけながら走っています。
花咲では津波を観測しています。
引き続き注意が必要です。
北海道根室市花咲港でした。
ここまで札幌からお伝えしました。
続いて、東北地方の情報を仙台放送局からお伝えします。
仙台です。
東北地方では、岩手県の久慈港で、午前8時38分に70センチの津波を観測し、さらに上昇しています。
現在の岩手県の久慈港です。
雨で港の様子は見えにくくなっていますが、午前8時38分に、70センチの津波を観測し、さらに上昇しています。
画面の奥の方向が外洋、太平洋となっています。
東北地方では、岩手県の久慈港で、午前8時38分に70センチの津波を観測し、さらに上昇しています。
また福島県相馬港が午前8時32分、岩手県宮古港が午前8時46分に、それぞれ20センチの津波を観測し、いずれも上昇しています。
岩手県の釜石港で午前7時59分に30センチの津波を観測したほか、仙台市の仙台港で午前8時40分に新たに20センチ、福島県いわき市の小名浜港、岩手県の大船渡港、青森県の八戸港でも、これまでに20センチの津波を観測しました。
東北地方では、避難指示が青森県三沢市と八戸市、五所川原市、岩手県久慈市、大槌町、福島県いわき市、広野町、楢葉町に出されています。
岩手県大船渡市は8つの避難所を設け、市によりますと、午前6時現在、114人の住民が避難しています。
このうち大船渡地区公民館には、午前3時半ごろから住民が避難し始め、住民は2階の和室でテレビを見て、津波の情報を確かめていました。
きのうからもう分かってっから、昔のチリ津波、分かってからもう、上がってくるんだね、自然に。
自分で身にしみてんだね、自然に。
交通機関の影響です。
運転を見合わせているのは、JR仙石線の石巻駅と高城町駅の間、仙石東北ラインの全線、JR八戸線の全線、JR釜石線の遠野駅と釜石駅の間、三陸鉄道南リアス線の全線、JR気仙沼線とJR大船渡線のバス交通システムのBRT全線です。
仙台からお伝えしました。
続いて関東地方の情報をお伝えします。
お伝えします。
関東各地でも、津波が到達しています。
まずは千葉県旭市から中継です。
千葉県東部、旭市です。
高さおよそ60メートルの、飯岡刑部岬から太平洋を見ています。
朝から雨や風が強い状態、続いていたんですが、今、雨はやんでいます。
そしてこちらが飯岡漁港です。
私たちのいる岬から300メートルほど離れています。
潮位の大きな変化は分かりません。
港にはハマグリやイワシを取る漁船が停泊しています。
飯岡港に所属する船はきょうは一隻も漁に出ていないということです。
先ほど巡回していた消防の方にお話を聞いたところ、海岸線に大きな変化は見られません。
漁業関係者にも引き続き注意するよう呼びかけていますと話していました。
隣の銚子市では7時26分に、10センチの津波が観測されています。
引き続き注意が必要です。
千葉県旭市からお伝えしました。
ここで新しい情報です。
新たに津波が観測されましたので、お伝えします。
新たに津波が観測されたのは、八丈島です。
八丈島八重根で午前8時55分、30センチで上昇中です。
小笠原諸島の父島、午前8時57分、30センチで上昇中です。
岩手県の大船渡港、午前9時5分に30センチで上昇中です。
改めてお伝えします。
観測された津波です。
岩手県の久慈港では、午前8時38分に70センチの津波を観測しました。
北海道のえりも町、午前7時34分に40センチ、岩手県釜石港午前7時59分に30センチ、八丈島の八重根、午前8時55分に30センチで上昇中です。
赤い矢印は津波が上昇中であることを示しています。
実際はこれより高い可能性があります。
海には近づかないようにしてください。
小笠原諸島の父島、午前8時57分に30センチで上昇中。
岩手県大船渡港、午前9時5分に30センチで上昇中。
茨城県の大洗港、午前6時43分の時点で、20センチの津波を観測しています。
新たに観測された津波をお伝えしました。
引き続き、関東地方の情報をお伝えします。
では関東地方、交通への影響です。
千葉県富津市の金谷と神奈川県横須賀の久里浜を結ぶ東京湾フェリーは、津波注意報の発表を受けて、金谷発、久里浜発とも欠航しています。
津波注意報が出されています。
海岸には近づかないでください。
茨城県日立市は、市の防災無線や広報車を使って、注意を呼びかけています。
また自主的に避難する住民のために、市内の小中学校11か所に、避難所を設けています。
東京・港区が東京湾内湾に津波注意報が出されたことを受けて、区内のお台場海浜公園に避難指示を出すなど、関東沿岸の各自治体では、避難指示や避難勧告を出して、海岸に近づかないように呼びかけています。
関東地方の状況についてお伝えしました。
では続いて、東海地方の情報を名古屋放送局からお伝えします。
名古屋です。
東海地方では、午前8時32分に静岡県の御前崎港で20センチの津波を観測するなどしていて、各自治体は海岸や川の河口に近づかないよう、呼びかけています。
東海地方の各地には、最大1メートルの津波が予想されていて、午前8時32分に静岡県御前崎港で20センチの津波を観測しました。
また午前8時から午前8時半までに、静岡県下田市、三重県の尾鷲港、三重県熊野市で、それぞれ10センチの津波を観測しました。
愛知県田原市では20センチで上昇中。
また午前8時40分には、浜松市舞阪で数センチ程度の津波を観測しました。
このほかの地点では、これまでのところ、津波が観測されたという情報は入っていませんが、予想の到達時間や高さはあくまで目安で、実際は到達が遅かったり、高い津波が来たりすることもあるため、気象台では、海岸や川の河口には近づかないよう呼びかけています。
津波注意報を受けて、静岡県沼津市は、沿岸部の4つの地区の5255世帯1万2073人に避難指示を出しました。
また避難勧告が三重県志摩市沿岸部の2万1151世帯4万8972人と、三重県鳥羽市の沿岸部、7746世帯1万8522人に出されています。
避難勧告が出されている三重県志摩市浜島町では、海抜25メートルの高台にある浜島小学校の体育館に避難所が設けられ、およそ20人が避難しています。
うちらは地盤が低い所やもんで、まあ早めに避難したほうがええやろと思って、東北の津波を見てから、津波いうのは油断したらいかんなおもたです。
愛知県田原市では、広報車など13台を出して、海岸付近にいる人は、直ちに避難してくださいなどと呼びかけています。
さらに静岡県から三重県の各地では、この時間は満潮の時刻を迎えているため、津波の影響が大きくなるおそれがあります。
沿岸部の自治体は、防災無線などで海岸や川の河口から離れ、海の様子などは見に行かないよう呼びかけを強化しています。
以上、名古屋からお伝えしました。
続いて関西地方の情報を、大阪放送局からお伝えします。
大阪です。
和歌山県では、那智勝浦町と串本町で津波を観測しました。
気象庁は、海岸や川の河口から離れ、近づかないよう呼びかけています。
こちらは那智勝浦町の今の様子です。
この映像からは、潮位の変化など、詳しい様子は分かりません。
画面の左側が太平洋となっています。
那智勝浦町では午前9時12分に、高さ10センチの津波を観測し、上昇中です。
また串本町では午前9時9分に高さ20センチの津波を観測し、上昇中です。
御坊市、白浜町、それに和歌山港では、津波の到達予想時刻をすでに過ぎていて、このあと津波が到達するおそれがあります。
和歌山県では、この時間、満潮の時間帯を迎えていて、潮位が高い状態になっています。
また津波は何度も繰り返し押し寄せ、影響が長い間続くため、気象庁は、津波注意報が出ている間は、海岸や川の河口から離れ、近づかないよう呼びかけています。
避難の情報です。
海南市と有田市は、漁業関係者や沿岸の港湾施設で仕事をする人、海岸の堤防より海側にいる人を対象に、避難指示を出しているほか、和歌山市も沿岸で釣りをしている人や、海岸の堤防よりも海側にいる人を対象に、避難指示を出しています。
また白浜町は、町内の沿岸部の9739世帯1万9364人に避難準備情報を出しています。
それでは和歌山市和歌浦から中継です。
和歌山市の南部にあります、和歌浦湾です。
海抜20メートル以上の高台から撮影しています。
私の奥、画面でいうと、右側が太平洋です。
和歌山県では、県南部の那智勝浦町で10センチ、串本町で高さ20センチの津波を観測しました。
ただ、これはあくまで検潮所での数字で、実際にはこの数倍の高さまで押し寄せているおそれがあります。
和歌山県では満潮の時刻を30分ほど過ぎました。
3時間ほど前に比べて、数センチ程度、潮位が上昇しています。
和歌浦漁協では、けさから漁船12隻の出航を取りやめ、船を港に係留しているということです。
現場では、スピーカーを通じて、繰り返し海岸から離れるように呼びかけが行われています。
和歌山からお伝えしました。
ここまで大阪からお伝えしました。
続いて四国地方の情報を、松山放送局からお伝えします。
四国では、高知県の室戸市と徳島県美波町で10センチの津波を観測しました。
気象庁は引き続き、徳島県、高知県、それに愛媛県宇和海沿岸に津波注意報を発表し、海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけています。
高知県の室戸岬の現在の様子です。
高知県室戸市では、午前9時7分に高さ10センチの津波を観測し、さらに上昇しています。
実際の津波は、場所によってはこの数倍の高さに達するおそれがあります。
今後も津波注意報が解除されるまでは、海岸や川の河口付近には近づかないでください。
徳島県美波町の現在の様子です。
徳島県美波町では、午前9時3分に高さ10センチの津波を観測し、さらに上昇しています。
美波町では、消防防災課の職員など、防災行政無線で町内に注意を呼びかけるとともに、沿岸部に設置されている防潮堤の扉を閉鎖する作業を行いました。
続いて徳島県海陽町から中継です。
徳島県の南部、海陽町です。
私は今、海抜およそ20メートルの高台の上にいます。
先ほど、同じ県南部の美波町で津波を観測したということですが、こちら、海陽町、見ているかぎりでは、潮位に大きな変化は感じられません。
しかし、仮に津波の第1波が小さくても、第2波、第3波が大きくなることが多くあります。
津波注意報解除まで、海岸や川の河口付近には近づかないでください。
画面の奥のほうが太平洋です。
地元の方の話では、4年前の東日本大震災のときには、漁船や魚の生けすが被害を受けそうになった。
今回、津波が来なければいいんだがと、話をしていました。
徳島県海陽町からお伝えしました。
四国地方の状況についてお伝えしました。
続いて九州地方の情報を、福岡放送局からお伝えします。
福岡です。
九州、沖縄では、大分県と宮崎県、鹿児島県、沖縄県の沿岸に津波注意報が発表され、すでに到達予想時刻を過ぎています。
避難指示や避難勧告が出ている地域があり、宮崎県では住民の避難も始まっています。
では宮崎市の高台から中継でお伝えします。
宮崎です。
私は、宮崎市青島の太平洋を望む標高32メートルの高台にいます。
津波の第1波の津波の到達予想時刻はすでに過ぎています。
県内ではこれまで、大きな潮位の変化は見られませんが、ここから見るところ、海の潮位に大きな変化も見られません。
宮崎市は、消防車30台を出して、沿岸部に近づかないよう呼びかけています。
この高台は地区の避難場所となっていますが、今のところ、避難している人はいません。
県内では都農町が町内の海岸付近に避難指示を出したほか、串間市が沿岸部の3754世帯7842人に避難勧告を出しています。
串間市によりますと、ふくしま地区の公民館に2世帯3人、いちき地区の中学校に1世帯1人の合わせて3世帯4人が避難しているということです。
宮崎県の沿岸部は、午前8時半過ぎに満潮を迎えました。
満潮時にはふだんより海面が高くなるため、一層の注意が必要です。
宮崎市青島の高台からお伝えしました。
すみません、津波注意情報に十分注意してください。
帰ります。
九州、沖縄では、沖縄県でも避難勧告が出されています。
避難勧告が出ているのは、浦添市で4469世帯1万438人、中城村で2772世帯7605人です。
気象庁によりますと、九州、沖縄では津波の第1波が到達すると予想される時刻を、すでに過ぎています。
またこの時間、広い範囲で満潮の時刻を迎えています。
各地の自治体が防災行政無線などを通じて、海岸や川の河口付近に近づかないよう、注意を呼びかけています。
福岡から、九州、沖縄の状況についてお伝えしました。
お伝えしていますように、きのう、南米チリの沖合で発生した巨大地震で、北海道から四国などで津波を観測しています。
岩手県久慈港では70センチの津波を観測しました。
気象庁は、太平洋沿岸を中心とする各地に津波注意報を発表し、海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけています。
気象庁によりますと、きのう午前8時前に発生した南米チリ中部の沖合を震源とする、マグニチュード8.3の巨大地震では、これまでにチリの沿岸で4メートルを超える津波を観測し、震源からおよそ1万キロ離れたハワイの検潮所でも、昨夜遅くに、90センチの津波を観測しました。
日本にもけさから津波が到達しています。
岩手県の久慈港では午前8時38分に70センチ、北海道のえりも町、午前7時34分に40センチ、岩手県の釜石港、午前7時59分、30センチ、八丈島八重根で午前8時55分、30センチで上昇中、小笠原諸島父島、午前8時57分、30センチで上昇中、岩手県大船渡港、午前9時5分、30センチで上昇中です。
赤い矢印は、津波が上昇中であることを示しています。
これより高い可能性があります。
海には近づかないようにしてください。
茨城県の大洗港は、午前6時43分に20センチの津波を観測しました。
青森県の八戸港は、午前8時3分、北海道の根室市花咲、午前8時5分、新たに茨城県の鹿島港、午前8時26分に20センチ、福島県の相馬港、午前8時32分、静岡県の御前崎港、午前8時32分、仙台港、午前8時40分、岩手県の宮古港、午前8時46分、いずれも20センチの津波を観測しています。
そして福島県のいわき市小名浜港、午前8時51分、こちらはいずれも20センチで上昇中です。
八丈島神湊、午前8時51分、愛知県の田原市、午前8時59分、宮城県の石巻市鮎川、午前9時8分、青森県のむつ小川原甲、ごぜん9じ9分、和歌山県の串本町、午前9時9分、北海道の浜中町、午前9時11分です。
いずれも20センチで上昇中です。
そして千葉県の勝浦市、午前9時16分に20センチで上昇中です。
ご覧のような津波を観測しています。
気象庁は北海道から九州にかけての太平洋沿岸と、沖縄・奄美、伊豆諸島と小笠原諸島、青森県日本海沿岸、大分県の豊後水道沿岸と瀬戸内海沿岸、愛媛県宇和海沿岸、それに鹿児島県西部に津波注意報を発表し、海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけています。
予想される津波の高さは最大で1メートルです。
東北電力によりますと、宮城県にある女川原発の港湾内に設置されている潮位計で、午前8時ごろ、およそ20センチの潮位の変化が観測されたということです。
また、原子力規制庁によりますと、茨城県にある日本原子力発電東海第二原発の港湾内に設置されている潮位計で、午前7時15分ごろ、およそ15センチの潮位の変化、東京電力福島第一原発の港湾内に設置されている潮位計で、午前7時半ごろ、およそ12センチの潮位の変化、青森県にある東北電力東通原発では、午前8時15分ごろ、およそ15センチの潮位の変化が、それぞれ観測されています。
いずれの原発でも、潮位の変化による異常は確認されていないということです。
津波は強い力で人や物を押し流します。
震源が遠い地震では、津波が周辺の陸地などに何度も反射して、長い間続きます。
東日本大震災の被災地は、壊れた堤防の復旧工事が終わっていない所もあり、浸水しやすくなっています。
気象庁は、津波注意報が解除されるまでは、海岸や川の河口付近には近づかないよう、呼びかけています。
気象庁は、まもなく午前10時から、長谷川洋平津波監視課長が記者会見を行い、津波の注意点や今後の見通しなどについて、説明することにしています。
それでは青森県の八戸市、北海道浦河町、和歌山県那智勝浦町から、中継でお伝えします。
青森県八戸市です。
八戸港からおよそ4キロ離れた高台から、太平洋を見下ろす位置に来ています。
先ほどから雨風ともに、強くなってきました。
視界が悪くなってきています。
画面中央、うっすらとですが、漁船らしき船が5隻停泊しているのが見えます。
漁港から離れてあの位置で、この45分間、ほぼ動かず止まったままとなっています。
画面左側が八戸港、八戸市街地となります。
画面の左下の辺りに見えてきました、砂浜、ここに打ちつける波を、午前4時ごろから見ていますが、この波を見るかぎり、潮位の変化は確認できません。
ただここ八戸でも午前8時過ぎに津波が観測されています。
そしてこの八戸市の沿岸には避難指示が引き続き出されています。
先ほどから赤色灯を光らせた消防や警察の車両が、パトロールをする姿も、再び目立ってきました。
青森県では、太平洋沿岸に加えて、日本海の沿岸部にも、津波注意報が出ています。
引き続き津波に注意してください。
八戸からお伝えしました。
北海道日高地方の浦河町です。
太平洋を臨む高台です。
港などが一望できます。
同じ日高地方のえりも町では、午前7時半過ぎに40センチの津波が観測されました。
ここ、浦河町でも、先ほど防波堤の上近くまで、海面が上がってきているように見えました。
町では防災無線で、繰り返し海岸や河口に近づかないよう、何度も呼びかけています。
町が準備した避難所には、一時、数人が自主的に避難したということです。
先ほどから消防や警察の車両が、海沿いの道路をパトロールする姿も目立ってきています。
北海道浦河町でした。
和歌山県の那智勝浦町、上空です。
海上の波の様子を確認したいと思います。
映像でよっていきます。
映像が停止してしまいました。
失礼いたしました。
津波注意報に伴い、各地で避難指示や避難勧告が出されました。
鉄道の運転見合わせなどの影響も出ています。
ただいま津波注意報が発令されています。
十分に注意をお願いいたします。
津波注意報の発表から6時間余り。
各地で注意の呼びかけが続けられています。
鹿児島県の屋久島でも、海岸や川の河口付近に近づかないように呼びかけていました。
沿岸の各地で避難指示や避難勧告が出されています。
避難所では。
近くの高台に避難する人も。
避難してきた人たちは、座布団を敷いて座ったりしていました。
沿岸部を走る鉄道にも、影響が出ています。
JR東日本は、JR仙石線の高城町と石巻の間で、始発から運転を見合わせています。
大学4年生は。
JR釜石線、JR八戸線などでも、全線や一部の区間で、運転を見合わせています。
では現在の各地の様子を見てみます。
こちらは岩手県釜石市の現在の様子です。
岩手県の釜石港では、午前7時59分に30センチの津波を観測しました。
港で船が係留されています。
続いて北海道の広尾町の現在の様子です。
海がやや波立っている様子が分かります。
北海道の広尾町の現在の様子です。
広い範囲に津波注意報が出ています。
ほかの地域でも注意が必要です。
広尾町では午前9時15分、10センチの津波を観測しました。
こちらは茨城県大洗町の現在の様子です。
茨城県の大洗港では、午前6時43分に20センチの津波を観測しました。
現在、この映像からは、潮位に大きな変化などは確認できません。
津波が各地で観測されています。
津波注意報が出ている間は、海岸や川の河口付近には近づかないようにしてください。
今回の巨大地震でチリでは、建物が壊れるなどして、これまでに11人が死亡しました。
沿岸では5メートル近い津波が到達し、家屋を押し流すなどの被害が出ています。
4メートル80センチの津波が観測された、中部の都市コキンボです。
市街地にまで津波が押し寄せ、広い範囲で住宅などが壊れています。
船も陸地に乗り上げています。
地震が起きたのは、日本時間のきのう午前7時54分ごろ、震源はチリの沖合で、マグニチュードは8.3でした。
今回、1メートルほどの津波が押し寄せたという、コンコンという地域です。
津波で3つの建物が押し流されたということです。
首都サンティアゴから100キロほど離れた、バルパライソに近いこちらの地区では、沿岸に建っていたカフェや、サーフィンの教室など、木造の建物が押し流されました。
軍や消防の関係者、それに店の客など合わせて100人近くが集まり、店の壁だった木材を集めたり、水浸しになった商品を回収したりして、後片づけに追われていました。
チリの内務省によりますと、倒壊した建物の下敷きになるなどして、これまでに11人が死亡したということです。
チリのサンティアゴにある日本大使館によりますと、現在、沿岸部などに住んでいる日本人の安否の確認を急いでいますが、これまでに日本人の被害の情報は入っていないということです。
チリのバチェレ大統領は、どれぐらい被害が広がっているのかを確認して、被災地域への支援を急ぎたいと話し、被害の全体状況の把握を急ぐ考えを示しました。
お伝えしていますように、きのう、南米チリの沖合で発生した巨大地震で、北海道から四国などで津波を観測しています。
岩手県の久慈港では、70センチの津波を観測しました。
気象庁は、太平洋沿岸を中心とする各地に、津波注意報を発表し、海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけています。
津波の情報は、また改めてお伝えします。
国会の動きです。
今の国会の最大の焦点である、安全保障関連法案を巡って、与党側は、きょうにも参議院本会議で可決して、成立を図る方針です。
これに対し、民主党など野党5党は、先ほど午前9時から党首らが会談し、衆議院に安倍内閣に対する不信任決議案を共同で提出することで合意するなど、与野党の攻防は最終局面を迎えています。
安全保障関連法案は、きのう、参議院の特別委員会で民主党などが抗議する中、法案の採決が行われ、自民、公明両党と次世代の党、日本を元気にする会、新党改革の賛成多数で可決されました。
これを受けて、参議院議院運営委員会の理事会で、中川議院運営委員長が、法案を参議院本会議に緊急上程することを職権で決めました。
これに反発した民主党は、参議院に、中川議院運営委員長の解任決議案と、中谷防衛大臣兼安全保障法制担当大臣の問責決議案、それに山崎参議院議長に対する不信任決議案を相次いで提出し、このうち中川委員長の解任決議案と、中谷防衛大臣の問責決議案は、きょう未明までに自民、公明両党と次世代の党などの反対多数で否決されました。
山崎参議院議長に対する不信任決議案は、このあと午前10時から開かれる参議院本会議で、採決が行われることになっています。
これらの決議案の採決は、法案の採決より優先されるため、安全保障関連法案の採決は、きょう以降に先送りされました。
こうした中、民主党、維新の党、共産党、社民党、生活の党と山本太郎となかまたちの野党5党は、先ほど午前9時から党首らが会談し、事態は非常に重大な局面に来ており、法案の成立を阻止するため、あらゆる努力を重ねる必要があるとして、衆議院に安倍内閣に対する不信任決議案を共同で提出することで合意しました。
また民主党は、安倍総理大臣に対する問責決議案を、参議院に提出する考えです。
これに対し与党側は、これらの決議案を、次世代の党などとともに、順次否決したうえで、できるだけ早く、参議院本会議での法案の採決にこぎ着け、きょうにも法案を可決して、成立を図る方針です。
このように、集団的自衛権の行使を可能にすることなどが盛り込まれ、戦後日本の安全保障政策の大きな転換となる、安全保障関連法案の採決を巡る、与野党の攻防は、最終局面を迎えています。
それではここで全国の天気、雲の動きです。
低気圧や前線に伴う発達した雲が、東日本や北日本にかかっています。
非常に強い台風20号は、あすの未明から朝にかけて、小笠原諸島にかなり接近するおそれがあります。
きょうの天気です。
東北や関東は局地的に雷を伴って、非常に激しい雨になり、竜巻などの突風の吹くおそれがあります。
北海道や北陸も、夕方から雷雨の所があるでしょう。
西日本は、午後から晴れる所が多い見込みです。
7時54分ごろにチリ中部沖で発生した地震これに伴います津波。
その状況などについて、説明申し上げたいと思います。
注意報の発表状況でございますが3時に発表した津波注意報が黄色く塗った沿岸に、発表されています。
北は北海道から南のほうは沖縄は南西諸島、それと伊豆諸島、小笠原諸島こういったところに対して津波注意報を発表しております。
津波注意報が発表されている海岸においては、防災上安全を確保するために留意していただきたい。
津波注意報ということで、このあと詳細、津波の高さを申し上げますが津波注意報は20センチから1メートルの範囲の高さの津波が予想されるあるいは観測されているときに発表されるものです。
このくらいの規模の津波ですと、陸上に浸水するようなことはまず考えられません。
ただし、海の中、潮の流れといいますか、海水の流れが通常より速くなりますので、これに伴って、ボートが流される、海中で作業をしているときは、体が流されるようなことが、危険性としてあります。
このため、海の中で作業をしている方、あるいは、レジャーなどで、海へ入っている方、さらに、岸壁があるようなところは、陸上に水が上がることはまずないと思って結構ですが、砂浜や陸につながっているところでは、このぐらいの高さの上昇であっても、水が思ったより陸側に寄せてくるようなことがありますのでそういった場所からは離れていただきたいこれが大事だと思っております。
このような、海水、あるいは潮の流れが速い状況、今まさに、続いていると思われます。
今後もしばらくは継続するというふうに思われます。
現在、津波注意報が発表されている海岸、こういった場所においては、今後、気象庁が監視をしておりますので、その監視の状況を見つつ、タイミングは分かりませんが、今後解除されるまでは海に入ったり海岸に近づいたりすることは、やめていただければと思います。
現在、日本沿岸各地での津波観測状況ですが北は北海道から、東日本、太平洋沿岸それから伊豆諸島小笠原諸島それから西日本にかけて、予想の到達時刻が北日本が早くて、徐々に西のほうに、到達するであろうということが先の会見でも申し上げました。
実際に今、西日本のほうで、津波の様子が見えております。
現在、四国の太平洋沿岸、この辺りまで、津波と認められる記録が現れています。
今後、九州、南西諸島のほうにも、多少時間が遅れても津波が出てくることも考えております。
津波の観測状況ですが、地図上に津波の高さ、観測された高さを棒として記録した絵でございます。
国内でいちばん高い津波は、岩手県の久慈港で、70センチの高さを観測しております、そのほかについては、その次が北海道のえりも町、40センチ、あとは30センチ20センチ、それ以下のまだわりと小さい津波ですが先ほど申し上げましたように西日本まで観測されているという状況です。
各地の津波の記録を並べてみました。
横軸が時間です。
グラフの左端は、けさの5時です。
右端が、9時15分ぐらいです。
最初の波が非常に不明瞭でどこが津波の始まりかというのは、困難でございました。
津波の高さが大きくなるところ、例えば久慈港ですね。
およそこの辺りから、津波による変化であろうものがはっきりしてきて、今、だんだん高さが大きくなっている状況です。
ほかの地点でも似たような状況です。
時間を追うごとに少しずつ緩やかに、山と谷の差がはっきりしていて明らかに津波であるということが分かっている。
北は根室市花咲から南は千葉県館山まで示しております。
いずれも、今申し上げたような特徴が見られます。
津波の押してくるタイミングと引いてくるタイミング、津波の周期ですが大体どこの場所でも、15分程度の津波の周期が、各地の観測記録から分かります。
これは東京から西日本にかけての記録です。
東京晴海は、僅かな変化です。
現在のところ、津波と明らかに特定できる変化は、四国の太平洋まで記録が出ているということです。
私からの説明は以上です。
藤島記者とお伝えします。
気象庁の会見のポイントは何でしたか。
いくつかポイントがあります。
1つは今の現状についての説明がありました。
北日本から現時点では四国の太平洋側の沿岸まで津波とみられる記録があると話されてました。
今後九州ですとか南西諸島にも津波が出てくるのではないかという見通しがありました。
また津波の波形を使っての説明では、第1波は不明瞭でなかなか分かりづらいですが次第に時間を追うごとに緩やかになっていて波が高くなっている様子とか説明がありました。
今後の見通しについてにも言及がありました。
まさに上昇している状況、まだこうした状況はしばらく続くだろうということで解除に向けてはまだ少し時間がかかりそうだというお話がありました。
去年も同じように南米で巨大な地震が発生した際には、津波注意報が解除されたのはおよそ15時間、半日以上たってからだったので、しばらくまだこうした状況が続きます。
津波の影響というのは午後にかけても続く見通しだと思います、引き続き注意が必要だと思います。
改めて今後の注意点をお願いします。
気象庁の今の会見でも言っていましたが、現在まだ上昇しているところもありますので、津波を観測している地点で引き続き注意が必要です。
上昇中のマークがついています。
まだ津波が来ていない場所でもこのあと津波が来る場合もありますので気をつけてください。
津波というものはこのあと何度も押し寄せてきます。
現在低かったとしても油断しないでください。
それから入江ですとか湾の多く、半島、岬の先端といった地形の影響を受けたりするところは、局地的に高くなるところがありますのでこちらも注意が必要です。
今回のような遠い場所で発生した津波については、2波目、3波目のほうが強くなる特徴がありますので引き続き注意をしてください。
数時間後のほうが高くなる可能性もあります。
東日本大震災の被災地ではまだ堤防の整備が終わっていないところもありますので津波の影響を受けやすい地域ですので、特に注意をしてください。
津波警報が解除されるまでは海岸や川の河口の近くには近づかないで様子を見に行ったりもしないでほしいです。
今後も気象庁や自治体が出す情報にしっかりと情報を取り入れて対応をとっていただきたいと思います。
社会部災害担当の藤島記者とお伝えしました。
ここまで津波注意報のニュースについてお伝えしてまいりました。
時刻はまもなく10時13分になります。
このあとも最新の情報をお伝えしてまいります。
では引き続き津波注意報についてお伝えしていきます。
お伝えしていますように、きのう南米チリの沖合で発生した巨大地震で、北海道から四国などで津波を観測しています。
岩手県久慈港では、70センチの津波を観測しました。
そして新しい情報では先ほど午前9時38分に80センチの津波を観測して、さらに上昇中です。
午前、9時38分、80センチの津波を観測して、上昇中、赤い矢印で表現してありますが津波がこの高さを超えて上昇中であることを示しています。
気象庁は太平洋沿岸を中心とする各地に津波注意報を発表し、海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけています。
では各地で観測された津波の高さをお伝えしていきます。
津波を観測しています、注意を続けてください。
それでは各地の様子を見てみます。
こちらは岩手県の久慈港です。
久慈港では先ほど午前9時38分に80センチの津波を観測し津波はさらに上昇中です。
では現地にいる高杉記者に伝えてもらいます。
岩手県久慈市の久慈港です。
海面にはうねりがありますが、この数時間で潮位がゆっくりと高くなったり低くなったりしています。
津波が観測されたことを受けて久慈市は防災行政無線や防災情報メールを通じて、付近の住民に海岸や河口付近に近づかないよう呼びかけています。
消防団は高台に避難して安全な場所から警戒を行っているということです。
久慈市には引き続き、防潮堤の海側の地域に避難指示が出されています。
市の教育委員会によりますと市内の沿岸部にある3つの小学校が休校を決めたということです。
地元の漁協によりますと、久慈港では20隻以上の漁船が沖合に避難していましたが、現在は港に戻っているということです。
岩手県久慈市から中継でお伝えしました。
かわってこちらは北海道浦河町の現在の様子です。
この浦河町では先ほど午前9時31分に、20センチの津波を観測し津波はさらに上昇中です。
海の様子が見えていますが、画面からは津波が来ている様子などを、この画面で判断することはできません。
ただ津波は上昇中となっています。
このあとさらに高い津波が来るおそれがあります。
海や川の様子などを見に行かないでください。
沿岸部で作業などをしている方は、作業を切り上げて海岸から離れてください。
午前8時半ごろの岩手県の久慈港の映像です。
早送りにして、岸壁付近に注目しますと潮位が何度も変化している様子が分かります。
気象庁によりますと、きのう午前8時前に発生した南米チリ中部の沖合を震源とするマグニチュード8.3の巨大地震では、これまでに、チリの沿岸で4メートルを超える津波を観測し、震源からおよそ1万キロ離れたハワイの検潮所でも昨夜遅くに、90センチの津波を観測しました。
日本にもけさから津波が到達しています。
気象庁は北海道から九州にかけての太平洋沿岸と沖縄・奄美・伊豆諸島と小笠原諸島、青森県日本海沿岸、大分県の豊後水道沿岸と瀬戸内海沿岸、愛媛県宇和海沿岸それに鹿児島県西部に津波注意報を発表し、海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけています。
予想される津波の高さは最大で1メートルです。
原子力規制庁によりますと、太平洋沿岸にある各地の原子力発電所で、最大で30センチの潮位の変化を観測しています。
茨城県にある日本原子力発電東海第二原発では、午前7時15分ごろ、およそ30センチの潮位の変化を観測しました。
そして現在、中継映像でご覧いただいている宮城県にある東北電力女川原発では、午前8時ごろ、およそ20センチ、そして東京電力福島第二原発と、青森県にある東北電力東通原発では、それぞれ午前8時11分ごろと午前8時15分ごろに、いずれも、およそ15センチの潮位の変化を観測しました。
また、東京電力福島第一原発では、午前7時半ごろにおよそ12センチの潮位の変化を観測しています。
いずれの原発でも異常は確認されていないということです。
津波は強い力で人や物を押し流します。
震源が遠い地震では、津波が周辺の陸地などに、何度も反射して長い間続きます。
また、東日本大震災の被災地は、壊れた堤防の復旧工事が終わっていないところもあり浸水しやすくなっています。
気象庁は、津波注意報が解除されるまでは、海岸や川の河口付近には近づかないよう呼びかけています。
それでは、北海道十勝港、茨城県大洗町、和歌山県和歌浦から中継でお伝えします。
北海道広尾町の十勝港です。
午前9時55分に20センチの津波が観測されました。
この岸壁にある白い浮きをを注目して見ているんですけれども、これを見た感じではそれほど大きな変化はないように見えます。
ここは港を見下ろす高台にありまして近所の人が海を心配そうに眺めている姿が見られますが、この時期、サケを釣りに訪れる人が多い時期だそうです。
来た人の中にはきのうのうちに引き上げたという人もいました。
港の岸壁、誰も歩いていませんが、時折、消防の車やパトカーが走っているのが確認できます。
雨が少し強くなってきました、北海道広尾町の十勝港からお伝えしました。
茨城県大洗町那珂川の河口付近の様子です。
画面向かって右奥が太平洋です。
けさ港で20センチの津波が観測されたときは、満潮の時刻と重なったこともあって一時は打ち寄せる波の頂点が川岸の堤防よりも上に届くこともあるほど水位が上がっていました。
しかし現在は元に戻っています。
ただ河口周辺の水はご覧のように広く、茶色に濁っています。
また海岸や河川に近い地域では引き続き避難指示が出ています。
また、川の対岸のひたちなか市でも海や川に近づかないよう呼びかけが行われています。
大洗町では引き続き消防によるパトロールも続いていますが、浸水などの報告や被害の情報は入っていないということです。
20センチの津波が観測された茨城県大洗町からお伝えしました。
和歌山市の南部にあります和歌浦湾です。
海抜20メートル以上の高台から撮影しています。
現在、和歌山では満潮の時刻を1時間以上過ぎていまして波は穏やかです。
そして潮位も徐々に下がり始めています。
港には、小型船が停泊しています。
和歌浦漁協では、けさ、津波注意報が出たことを受けて漁船12隻の出航を取りやめ港に係留しました。
またこの先、港の入り口まで出たところには、およそ20隻をタンカーなどの大型船が津波の影響を避けて停泊しています。
和歌山県では県南部の那智勝浦町そして串本町で高さ20センチの津波を観測しています。
ただこれはあくまでも検潮所での数字で実際にはこの数倍の高さまで押し寄せているおそれもあります。
現在、消防の車両や行政無線を通じて繰り返し海岸に近づかないよう呼びかけています。
和歌山からお伝えしました。
この時間、各地で津波が観測されています。
津波注意報が出ている間は、海や川の様子など見に行かないでください、注意を続けてください。
では、津波関連以外のニュースをお伝えしていきます。
今の国会の最大の焦点である安全保障関連法案の採決を前に、午前10時から開かれている参議院本会議では、民主党が提出した山崎参議院議長に対する不信任決議案の採決が行われます。
一方、民主党など野党5党は、党首らが会談し、安倍内閣に対する不信任決議案を衆議院に共同で提出することで合意するなど与野党の攻防は最終局面を迎えています。
安全保障関連法案は、きのう、参議院の特別委員会で民主党などが抗議する中、採決が行われ、自民公明両党と次世代の党、日本を元気にする会、新党改革の賛成多数で可決されて参議院本会議に緊急上程されました。
これに対し民主党は、参議院に山崎参議院議長に対する不信任決議案などを相次いで提出しました。
こうした決議案の採決は法案の採決より優先されるため、安全保障関連法案の採決は先送りされていて、午前10時から開かれている参議院本会議では、山崎議長に対する不信任決議案の採決が行われることになっています。
一方、民主党、維新の党、共産党、社民党、生活の党と山本太郎となかまたちの野党5党は、午前9時から党首らが会談し、事態は非常に重大な局面に来ており、法案の成立を阻止するためあらゆる努力を重ねる必要があるとして、衆議院に安倍内閣に対する不信任決議案を共同で提出することで合意しました。
また、民主党は、安倍総理大臣に対する問責決議案を参議院に提出する考えです。
これに対し与党側は、これらの決議案を次世代の党などとともに順次否決したうえで、できるだけ早く参議院本会議での法案の採決にこぎ着け、きょうにも法案を可決して成立を図る方針で、安全保障関連法案の採決を巡る与野党の攻防は、最終局面を迎えています。
前線と低気圧の影響で宮城県内は雨が降り続き、石巻市や女川町で、道路が冠水したり道路脇の土砂が崩れたりする被害が出ています。
気象台は、土砂災害や低い土地の浸水などに警戒するよう呼びかけています。
仙台管区気象台によりますと、前線と低気圧の影響で宮城県内は大気の状態が不安定になり、女川町では午前6時50分までの3時間に50.5ミリ、石巻市雄勝では、午前7時20分までの3時間に42.5ミリのまとまった雨を観測しました。
これまでに降った雨で土砂災害の危険性が非常に高くなっているとして、石巻市などに土砂災害警戒情報が発表されています。
この雨のため、石巻市によりますと石巻市雄勝のの半島部では、県道脇の土砂が高さと幅がいずれもおよそ10メートルにわたって崩れたため、県道が午前7時ごろから通行できなくなっていて、6つの地区が孤立しているということです。
また、女川町小乗浜では、県道がおよそ800メートルにわたって冠水し午前7時すぎから通行できなくなっています。
宮城県内は、このあとしばらくは、局地的に雷を伴い、1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあります。
気象台は、土砂災害や低い土地の浸水、それに河川の増水に警戒するよう呼びかけています。
お伝えしていますようにきのう南米チリの沖合で発生した巨大地震で、北海道から沖縄にかけての海岸で津波を観測しています。
岩手県久慈港では80センチの津波を観測しさらに上昇しています。
気象庁の長谷川洋平地震津波監視課長が、先ほど午前10時から記者会見を行いました。
津波注意報は20センチから1メートルの範囲の高さの津波が予想されるあるいは観測されているというふうに発表される。
このぐらいの規模の津波ですと、陸上に浸水するようなことはまず考えなくていいと思います。
ただし海の中、潮の流れといいますか海水の流れが通常より早くなります。
これに伴って、ボートが流されるとか海中で作業をしているときは、体を流されるようなことが、危険性としてあります。
このため海の中で作業をしている方、あるいは、レジャーなどで海に入っている方、さらに、岸壁があるようなところは、陸上に水が上がることはまずないと思って結構ですが、自然の海岸、砂浜ですとか岩場、自然に陸につながっているようなところではこのぐらいの高さの上昇であっても、水が思ったより、陸側に寄せてくることがあります。
そういった場所からは離れていただく、これが大事だと思っております。
このような海水の、あるいは潮の流れの速い状況、今まさに続いていると思われます。
今後もしばらくは継続すると思われます。
現在、津波注意報が発表されている海岸、こういった場所においては、気象庁が厳重に監視をしておりますので、その監視の状況を見つつ、今後、解除されるまでは、海に入ったり海岸に近づいたりすることはやめていただければと思っております。
津波注意報に伴い、各地で避難指示や避難勧告が出されました。
鉄道の運転見合わせなどの影響も出ています。
津波注意報が発表されました。
海岸付近には絶対に近づかないでください。
津波注意報の発表から7時間余り、各地で注意の呼びかけが続けられています。
千葉県旭市では、消防や警察が警戒にあたっています。
東京の品川区や江東区、それに江戸川区など東京湾に面する6つの区役所では職員が主な河川の見回りを続けるとともに、海岸に近づかないよう注意を呼びかけています。
沿岸の各地で避難指示や避難勧告が出されています。
避難した人たちは。
近くの高台に避難する人もいました。
避難してきた人たちは座布団を敷いて座るなどしていました。
沿岸部を走る鉄道にも影響が出ています。
JR東日本は、JR仙石線の高城町と石巻の間で、始発から運転を見合わせています。
大学4年生は。
JR釜石線、JR八戸線などでも全線や一部の区間で運転を見合わせています。
お伝えしていますように、きのう南米チリの沖合で発生した巨大地震で、北海道から沖縄にかけての各地で津波を観測し、岩手県久慈港では、高さ80センチの津波を観測しました。
気象庁は、太平洋沿岸を中心とする各地に津波注意報を発表し海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけています。
それでは、北海道の状況について札幌放送局からお伝えします。
札幌です。
北海道で最初に津波が観測されておよそ4時間がたちました。
日高のえりも町では40センチの津波が観測されたほか、日高から根室にかけて10センチから20センチの津波が観測されています。
こちらは、えりも町の今の様子です。
えりも町では、午前7時34分に40センチの津波を観測しました。
また、浦河町と広尾町十勝港で、午前9時半以降に、20センチを観測し、上昇中です。
このほか、根室市花咲と道東の浜中町で20センチを観測しました。
釧路港と函館港でも、10センチを観測しています。
津波は場所によってはこの数倍の高さに達するおそれがあります。
今後も注意報が解除されるまでは、海岸や川の河口付近には近づかないでください。
それでは浜中町から中継でお伝えします。
道東の浜中町です。
私の後ろに見えているのか霧多布港です。
こちらの港では、午前9時11分に、20cmの津波が観測され現在も上昇中です。
切り立った港では、去年4月に、同じくチリで起きた巨大地震でも津波が押し寄せ、そのときは、到達予想時刻の7時間後に最も高い津波が観測されました。
町では役場の職員が津波を監視するカメラなどで、潮位の変化に注意しています。
また、消防の車両が見回りをして海岸付近の住民に注意を呼びかけています。
浜中町からお伝えしました。
北海道の状況について札幌からお伝えしました。
続いて東北地方の状況について仙台放送局からお伝えします。
仙台です。
東北地方では、岩手県の久慈港で午前9時38分に80センチの津波を観測しました。
現在の岩手県久慈港の様子です。
雨が降り続いていて、港の様子が見えづらくなっています。
東北地方では、岩手県の久慈港で午前9時38分に80センチの津波を観測しその後も上昇しています。
また、宮城県の石巻市鮎川で午前9時59分、岩手県釜石港で午前10時1分にそれぞれ30センチ、青森県八戸港で、午前9時19分に20センチの津波を観測しその後も上昇しています。
東北地方で予想される津波の高さは最大で1メートルです。
東北地方では避難指示が、青森県三沢市と八戸市、五所川原市、岩手県久慈市、大槌町、福島県、いわき市、広野町、楢葉町に出されています。
岩手県大船渡市は8つの避難所を設け、市によりますと、午前6時現在114人の住民が避難しています。
このうち、大船渡地区公民館には午前3時半ごろから住民が避難し始め、住民は、2階の和室でテレビを見て津波の情報を確かめていました。
交通機関への影響です。
運転を見合わせているのは、JR仙石線の石巻駅と高城町駅の間、仙石東北ラインの全線、JR八戸線の全線、JR釜石線の遠野駅と釜石駅の間、三陸鉄道南リアス線の全線、JR気仙沼線とJR大船渡線のバス交通システムのBRT全線です。
ここまで仙台からお伝えしました。
続いて関東地方の状況についてお伝えします。
関東地方の詳しい状況です。
関東各地でも津波が到達しています。
まずは、神奈川県鎌倉市から中継です。
鎌倉駅から2キロほど南に来た海沿いの高台から見た相模湾の今の様子です。
この場所から見ると、時折、白波は立ちますが潮位の変化はそれほど見られません。
ここから20キロほど南にある三浦市油壷では、今から3時間ほど前、7時25分に10センチの津波を観測しています。
県内では三浦市と湯河原町の海沿いの地域に避難指示が出されています。
また、横浜でも10センチの津波を、8時46分に観測しています。
鎌倉からお伝えしました。
関東各地でも津波が到達しています。
八丈島八重根で午前8時55分に30センチ、小笠原諸島の父島で、午前8時57分に30センチを観測しました。
茨城県大洗港では午前6時43分に20センチ、茨城県鹿島港で午前8時26分に20センチを観測しました。
また、八丈島神湊で午前8時51分に20センチを観測しました。
千葉県勝浦市では、午前9時18分に20センチを観測し上昇中です。
神奈川県三浦市油壷では、午前7時25分に10センチ、千葉県銚子市で午前7時26分に10センチを観測しました。
さらに横浜港で、午前8時46分に10センチ、千葉県館山市で、午前9時6分に10センチを観測しました。
東京の晴海でも、午前8時8分に、微弱な津波を観測しました。
交通への影響です。
千葉県富津市の金谷と神奈川県横須賀市の久里浜を結ぶ東京湾フェリーは、津波注意報の発表を受けて金谷発、久里浜発とも欠航しています。
4年半前の東日本大震災で津波の被害を受けた千葉県旭市の飯岡漁港です。
地元の消防などが海の様子を確認しながら注意を呼びかけています。
東京港区が、東京湾内湾に津波注意報が出されたことを受けて、区内のお台場海浜公園に避難指示を出すなど関東沿岸の各自治体では避難指示や避難勧告を出して海岸に近づかないように呼びかけています。
ここまで関東地方の状況についてお伝えしました。
では、東海地方の状況について名古屋放送局からお伝えします。
名古屋です。
東海地方では三重県の尾鷲港や愛知県田原市で高さ20センチの津波を観測しさらに上昇するなどしていて、各自治体は、海岸や川の河口に近づかないよう呼びかけています。
東海地方の各地には最大1メートルの津波が予想されていて、三重県の尾鷲港では午前9時半に愛知県田原市では午前9時57分にそれぞれ高さ20センチの津波を観測しさらに上昇しています。
静岡県御前崎港でも、午前8時32分に高さ20センチの津波を観測しました。
また静岡県下田市では、午前9時24分に、浜松市舞坂では、午前10時1分にそれぞれ高さ10センチの津波を観測しさらに上昇しています。
このほか三重県熊野市では、午前8時23分に高さ10センチの津波を観測しました。
このほかの時点では、これまでのところ津波が観測されたという情報は入っていませんが、場所によっては予想より高い津波が来ることもあるため、気象台では、海岸や川の河口には近づかないよう呼びかけています。
津波注意報を受けて静岡県沼津市は、沿岸部の4つの地区の5255世帯1万2073人に避難指示を出しました。
また避難勧告が三重県志摩市沿岸部の2万1151世帯4万8972人と、三重県鳥羽市の沿岸で7746世帯1万8522人に出されています。
避難勧告が出されている三重県志摩市浜島町では、海抜25メートルの高台にある浜島小学校の体育館に避難所が設けられおよそ20人が避難しています。
地盤が低いところなので、早めに避難したほうがいいと思って。
東北の津波を見てから、油断したらいけないと思った。
愛知県田原市は、広報車など13台を出して、海岸付近にいる人は、直ちに避難してくださいなどと呼びかけています。
沿岸部の自治体は防災無線などで海岸や川の河口から離れ、海の様子などは見に行かないよう呼びかけを強化しています。
以上、名古屋からお伝えしました。
続いて近畿地方の状況について大阪放送局からお伝えします。
大阪です。
関西では、新たに和歌山県の白浜町で津波を観測しました。
こちらは、串本町の今の様子です。
この映像では潮位の変化など詳しいことは分かりません。
串本町では、午前9時31分に20センチの津波を観測し、上昇中です。
那智勝浦町では午前9時25分に20センチの津波を観測し、上昇中です。
白浜町では、午前9時38分に数センチほどの微弱な津波を観測しました。
御坊市や和歌山港では到達予想時刻をすでに過ぎていて、このあと津波が到達するおそれがあります。
和歌山県では、この時間、満潮の時間帯を迎えていて、潮位が高い状態になっています。
避難の情報です。
海南市と有田市は、漁業関係者や沿岸の港湾施設で仕事をする人、海岸の堤防より海側にいる人を対象に避難指示を出しています。
和歌山市も沿岸で釣りをしている人や海岸の堤防よりも海側にいる人を対象に避難指示を出しています。
また、白浜町は、町内の沿岸部の9739世帯1万9364人に避難準備情報を出しています。
それでは、和歌山市和歌浦から中継です。
和歌山市の南部にある和歌浦湾です。
海抜20メートル以上の高台から撮影しています。
和歌山県では満潮の時刻を1時間半以上過ぎました。
波は穏やかで潮位が徐々に下がり始めています。
きょうは、観光客の姿はほとんど見られませんでした。
港には小型の漁船が停泊しています。
和歌浦漁協ではけさ津波注意報が出たことを受けて、漁船12隻の出港を取りやめ港に係留しました。
また、画面右側、この先、湾の入り口まで出たところには、およそ20隻のタンカーなど、大型船が津波の影響を避けて停泊しています。
和歌山県では県南部の那智勝浦町そして串本町で高さ20センチの津波を観測しています。
現在、消防の車両や行政無線を通じて、繰り返し海岸に近づかないよう呼びかけています。
和歌山でした。
ここまで大阪からお伝えしました。
新しく津波が観測されています。
その情報をお伝えしていきます。
岩手県の久慈港で午前9時38分80センチの津波を観測しています。
そして新たに北海道えりも町、午前10時8分に50センチの津波を観測して上昇中です。
赤い矢印は津波がこの高さを超えて上昇中であることを示しています。
今後さらに高い津波が来るおそれがあります、注意してください。
そして、八丈島八重根、小笠原諸島父島岩手県大船渡港、では9時前後に30センチ、宮城県石巻市鮎川、そして岩手県釜石港では10時ごろに、同じく30センチの津波を観測しています。
そして青森県八戸港では午前10時19分、30センチの津波を観測し上昇中です。
福島県相馬港、午前10時31分30センチで上昇中となっています。
津波は何度も押し寄せます、そして長い時間、津波が押し寄せることが考えられます。
このあとも注意を続けてください。
それでは、四国地方の状況について松山放送局からお伝えします。
四国では、高知県や徳島県で津波が観測され、高知県室戸市では、高さ20センチの津波を観測して、さらに上昇しています。
気象庁は引き続き徳島県、高知県それに愛媛県宇和海沿岸に津波注意報を発表し、海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけています。
では、高知県須崎市、徳島県海陽町から中継でお伝えします。
高知県須崎市です。
須崎市では午前8時46分に、10センチの津波を観測しています。
高知県内では室戸市で20センチ土佐清水市で10センチの津波を観測しています。
画面の奥が太平洋になります。
そして手前、下側に須崎湾が広がるという位置関係です。
この、須崎湾に注ぎ込む川があります。
今右側から下のほうに見えてきます、しんじょう川という川ですがこの川の河口付近に両サイドから砂地が伸びているところ川幅が狭くなっているところがありますが午前9時ごろにここに少し波が打つような状態がありました。
今は穏やかになっていますが15分ほど波が打つような状態が続きました。
海側から川に水が押し寄せているようには見えました。
そのあと30分後に、同じような現象がもう一度ありました。
高知県、須崎市からお伝えしました。
徳島県南部の海陽町です。
私は海抜およそ20メートルの高台の上にいます。
先ほどから海に変化が見え出しました。
画面奥のほうが太平洋、そして手前が港です。
2つを隔てる、堤防の当たり、この辺りの海水の色が濁り始めました。
ただこれが、津波に関係するものかどうかは分かりません。
地元の方の話では東日本大震災のときには、この辺りの漁船やいけすが被害を受けた、津波がこなければいいんだがという話でした。
徳島県海陽町からお伝えしました。
四国地方の状況についてお伝えしました。
では九州、沖縄の状況について福岡放送局からお伝えします。
福岡です。
九州、沖縄でも高いところで10センチの津波を観測しました。
ご覧いただいているのは宮崎県日南市油津港の様子です。
この日南市油津では午前10時7分に、高さ10センチの津波を観測しました。
そして先ほど入った情報ですが鹿児島県の南大隅町では、午前10時41分に20センチの津波を観測し上昇中です。
実際にはさらに高い津波が押し寄せているおそれもあります。
注意してください。
このほか鹿児島県奄美大島の小湊で、午前9時30分に10センチ、奄美大島の名瀬港で午前9時53分に10センチ、沖縄県の宮古島平良で午前9時29分に10センチの津波を観測しました。
また種子島熊野、沖縄県の那覇市石垣島石垣港で、それぞれ微弱な津波を観測しています。
それでは、宮崎市の高台から中継でお伝えします。
宮崎です。
私は宮崎市青島の太平洋を臨む標高32メートルの高台に来ています。
宮崎市の宮崎港と日向市の細島港では、午前10時19分に、日南市の油津港では午前10時7分に、それぞれ高さ10センチの津波を観測しました。
ここから見える範囲では、潮位が変化しているかどうかは確認できません。
宮崎市では消防車30台を出して、沿岸部に近づかないよう呼びかけています。
県内では、都農町が海岸付近に避難指示を出したほか、串間市が、沿岸部の3754世帯7842人に避難勧告を出しています。
串間市によりますと、市木地区で、1世帯1人が避難しているということです。
宮崎県の沿岸部は午前8時半すぎに満潮を迎えました。
満潮時にはふだんより海面が高くなるため一層の注意が必要です。
宮崎市青島の高台からお伝えしました。
九州、沖縄では、宮崎県のほか沖縄県でも避難勧告が出されています。
避難勧告が出ているのは、浦添市で4469世帯1万438人、中城村で2772世帯7605人です。
津波は何度も押し寄せ、急に高くなることもあることから、各地の自治体は、防災行政無線などを通じて海岸や川の河口付近に近づかないよう注意を呼びかけています。
ここまで九州、沖縄の状況についてお伝えしました。
各地の状況についてお伝えしました。
今回の巨大地震でチリでは、建物が壊れるなどして、これまでに11人が死亡しました。
沿岸では5メートル近い津波が到達し家屋を押し流すなどの被害が出ています。
4メートル80センチの津波が観測された、中部の都市コキンボです。
市街地にまで津波が押し寄せ広い範囲で住宅などが壊れています。
船も陸地に乗り上げています。
地震が起きたのは日本時間のきのう午前7時54分ごろ、震源はチリの沖合で、マグニチュード8.3でした。
今回1メートルほどの津波が押し寄せたコンコンという地域です。
津波で3つの建物が押し流されました。
首都サンティアゴから100キロほど離れたバルパライソに近いこちらの地区では、沿岸に建っていたカフェやサーフィンの教室など木造の建物が押し流されました。
軍や消防の関係者それに店の客など合わせて100人近くが集まり、店の壁だった木材を集めたり水浸しになった商品を回収したりして、後片づけに追われていました。
チリの内務省によりますと、倒壊した建物の下敷きになるなどしてこれまでに11人が死亡したということです。
チリのサンティアゴにある日本大使館によりますと、現在、沿岸部などに住んでいる日本人の安否の確認を急いでいますが、これまでに日本人の被害の情報は入っていないということです。
チリのバチェレ大統領は、どれぐらい被害が広がっているのかを確認して、被災地域への支援を急ぎたいと話し、被害の全体状況の把握を急ぐ考えを示しました。
お伝えしていますように、きのう、南米チリの沖合で発生した巨大地震で、北海道から沖縄にかけての各地で津波を観測していて、岩手県の久慈港では、午前9時38分に、80センチの高さの津波を観測しました。
気象庁は、太平洋沿岸を中心とする各地に津波注意報を発表し、海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけています。
今回は震源が遠く離れているため津波が長時間にわたって押し寄せるおそれがあります。
津波注意報が解除されるまでは引き続き注意してください。
それでは全国の天気、雲の動きです。
低気圧や前線に伴う発達した雲が、東日本や北日本にかかっています。
非常に強い台風20号は、あすの未明から朝にかけて、小笠原諸島に、かなり接近するおそれがあります。
きょうの天気です。
時刻は11時になりました。
引き続き津波関連のニュースをお伝えします。
きのう、南米チリの沖合で発生した巨大地震で、北海道から沖縄にかけての各地で津波を観測し、岩手県久慈港では、高さ80センチの津波を観測しました。
気象庁は、太平洋沿岸を中心とする各地に、津波注意報を発表し、海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけています。
では各地で観測された津波の情報です。
岩手県久慈港では、午前9時38分に80センチの津波を観測しました。
また北海道えりも町では、午前10時8分に50センチの津波を観測し、さらに上昇中です。
画面の赤い矢印は、津波がこの高さを超えて、上昇中であることを示しています。
実際にはこれよりも高い津波が到達しているおそれがあります。
八丈島八重根では、午前8時55分に30センチ、小笠原諸島父島では午前8時57分に30センチ、岩手県大船渡港、午前9時5分、30センチ、宮城県石巻市鮎川、午前9時59分、30センチ、岩手県釜石港、午前10時1分、30センチ、沿岸に到達した津波の情報をお伝えしています。
青森県八戸港では、午前10時19分に30センチの津波を観測し、さらに上昇中です。
福島県相馬港では、午前10時31分に30センチの津波を観測し、上昇中です。
茨城県大洗港では、午前6時43分に20センチ、北海道根室市花咲で午前8時5分、20センチ、茨城県鹿島港、午前8時26分、20センチ、静岡県御前崎港、午前8時32分、20センチ、岩手県宮古港、午前8時46分、20センチ、予想されている津波の高さは最大で1メートルです。
これからさらに高くなるおそれがあります。
注意を続けてください。
福島県いわき市小名浜港、午前8時51分20センチ、青森県むつ小川原港、午前9時9分20センチ、北海道浜中町、午前9時11分20センチ、千葉県勝浦市、午前9時18分20せんち和歌山県那智勝浦町、午前9時25分、20センチ、三重県尾鷲港、午前9時30分、20センチ、北海道浦河町、午前9時31分、20センチ、今回のように震源から遠く離れている場合は、津波が周辺の陸地などに何度も反射し、到達予想時刻から10時間ほどたってから最大の波が観測されたこともあります。
現在、数十センチの津波の所も警戒を続けてください。
観測された津波の情報を続けます。
三宅島坪田、午前9時31分、20センチ、和歌山県串本町、午前9時31分、20センチ、高知県室戸市、午前9時53分20センチ、北海道広尾町十勝港、午前9時55分20センチ、青森県むつ市関根浜、午前9時56分20センチ、愛知県田原市、午前9時57分20センチ、伊豆諸島神津島、午前10時11分20センチ、三重県鳥羽市、午前10時11分20センチ、八丈島神湊、午前10時22分、20センチの津波を観測し、さらに上昇中です。
鹿児島県奄美大島小湊、午前10時23分に20センチの津波を観測し、上昇中です。
仙台港、午前10時29分20センチの津波を観測し、上昇中です。
鹿児島県南大隅町午前10時41分、20センチの津波を観測し、さらに上昇中です。
画面の赤い矢印は、津波がこの高さを超えて上昇中であることを示しています。
今後さらに高い津波が来るおそれがあります。
神奈川県三浦市油壺、午前7時25分10センチ、千葉県銚子市、午前7時26分10センチ、北海道釧路港、午前7時36分10センチ、三重県熊野市、午前8時23分10センチ、横浜港、午前8時46分10センチ、高知県須崎港、午前8時46分10センチ、千葉県館山市、午前9時6分10センチ、北海道函館港、午前9時18分10センチ、静岡県下田市、午前9時24分10センチ、鹿児島県志布志港では、午前9時53分に10センチの津波を観測しました。
鹿児島県奄美大島名瀬港、午前9時53分10せんち浜松市舞阪、午前10時1分10センチ、宮崎県日南市油津港、午前10時7分10センチ、沖縄県宮古島、午前10時14分10センチの津波を観測し、上昇中です。
徳島県美波町、午前10時18分10センチの津波を観測し、上昇中です。
宮崎県日向市細島港、午前10時19分に10センチの津波を観測し、上昇中です。
赤い矢印は、津波がこの高さを超えて上昇中であることを示しています。
津波は何度も押し寄せ、後から来る津波のほうが高くなります。
注意を続けてください。
宮崎港、午前10時19分10センチ、鹿児島県種子島熊野、午前10時19分10センチの津波を観測し、上昇中です。
宮城県石巻港、午前10時26分10センチで上昇中、東京・晴海、午前10時28分10センチで上昇中です。
鹿児島県トカラ列島中之島、午前10時32分10センチ、高知県土佐清水市、午前10時37分に10センチの津波を観測し上昇中です。
沖縄県石垣島、午前10時39分に10センチの津波を観測し上昇中です。
各地に観測された津波の情報をお伝えしています。
高知港では、午前10時41分に10センチの津波を観測しました。
また徳島県の小松島港、和歌山県の白浜町、那覇港、沖縄県の南城市では、数センチの微弱な津波を観測しました。
津波は何度も繰り返し、後から来る津波のほうが高くなります。
どうぞ、このあとも警戒を続けてください。
では各地の様子を見てみます。
こちらは岩手県久慈港です。
現地にいる高杉記者に伝えてもらいます。
岩手県久慈市の久慈港です。
海面にはうねりがあります。
この数時間で、潮位はゆっくりと高くなったり、低くなったりしています。
港の入り口にある防波堤の内側には、停泊している船が見えます。
津波が観測されたことを受けて、久慈市は、防災行政無線や、防災情報メールを通じて、付近の住民に海岸や河口付近に近づかないよう呼びかけています。
消防団は高台に避難して、安全な場所から警戒を行っているということです。
久慈市には引き続き、防潮堤の海側の地域に避難指示が出されています。
市の教育委員会によりますと、市内の沿岸部にある7つの小中学校が休校を決めたということです。
また港にある市営の魚市場もきょうの取り引きを見合わせています。
気象台は引き続き、海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけています。
岩手県久慈市から中継でお伝えしました。
かわってこちらは、神奈川県三浦市の現在の様子です。
三浦市では午前7時25分に10センチの津波を観測しました。
港に船が係留されているのが見えます。
この画面からは潮位の変化などは分かりませんが、今回のように震源から遠く離れている場合は、津波が周辺の陸地などに何度も反射し、到達予想時刻から10時間ほどたってから、最大の波が観測されたこともあります。
このあとも注意を続けてください。
続いて愛知県田原市の現在の様子です。
田原市では、9時57分に20センチの津波を観測し、さらに上昇中です。
津波注意報が出ている地域では、海や川の様子を見に行かないでください。
津波注意報が発表されて、8時間以上がたちますが、周りの人と声を掛け合って、注意報が出ている間は、注意を続けるようにしてください。
愛知県田原市の様子をご覧いただきました。
気象庁によりますと、きのう午前8時前に発生した、南米チリ中部の沖合を震源とするマグニチュード8.3の巨大地震では、これまでにチリの沿岸で4メートルを超える津波を観測し、震源からおよそ1万キロ離れたハワイの検潮所でも、昨夜遅くに、90センチの津波を観測しました。
日本にもけさから津波が到達しています。
こちらは午前8時半ごろの北海道根室市沖の映像です。
津波と見られる様子が捉えられています。
波が横一列になっている状況が、確認できます。
波は崩れないまま、岸に向かっています。
午前9時半ごろの岩手県の久慈港の映像です。
早送りにして、岸壁付近に注目すると、潮位が何度も変化している様子が分かります。
各地で観測された津波です。
各地で観測された津波です。
岩手県久慈港では、午前9時38分に80センチの津波を観測しました。
北海道えりも町では、午前10時8分に50センチの津波を観測し、さらに上昇中です。
そのほか八丈島八重根や小笠原諸島父島、岩手県大船渡港、宮城県石巻市鮎川、岩手県釜石港で30センチの津波を観測しました。
また青森県八戸港と福島県相馬港では、30センチの津波を観測し、その後、さらに上昇中です。
画面の赤い矢印は、津波がこの高さを超えて上昇中であることを示しています。
今後さらに高い津波が来るおそれがあります。
気象庁は、北海道から九州にかけての太平洋沿岸と、沖縄・奄美、伊豆諸島と小笠原諸島、青森県日本海沿岸、大分県の豊後水道沿岸と瀬戸内海沿岸、愛媛県宇和海沿岸、それに鹿児島県西部に、津波注意報を発表し、海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけています。
予想される津波の高さは最大で1メートルです。
気象庁の長谷川洋平地震津波監視課長は、午前10時から記者会見しました。
太平洋沿岸にある各地の原子力発電所では、最大で30センチの潮位の変化を観測しています。
このうち茨城県にある日本原子力発電東海第二原発では、午前7時15分ごろ、およそ30センチの潮位の変化を、東京電力福島第一原発では午前7時半ごろに、およそ12センチの潮位の変化を観測しました。
いずれの原発でも異常は確認されていないということです。
津波は強い力で、人や物を押し流します。
震源が遠い地震では、津波が周辺の陸地などに何度も反射して、長い間続きます。
東日本大震災の被災地は、壊れた堤防の復旧工事が終わっていない所もあり、浸水しやすくなっています。
気象庁は、津波注意報が解除されるまでは、海岸や川の河口付近には近づかないよう呼びかけています。
では北海道根室市、福島県いわき市、千葉県旭市から中継でお伝えします。
北海道根室市花咲港です。
港から100メートルほど離れた高台にいます。
30メートルほどの高さから今、南を見ています。
画面左が太平洋です。
花咲では午前8時5分に20センチの津波を観測しています。
この時間は、波や潮位の変化は、ここからは確認できません。
先ほどまで港を出ていく漁船、戻っていく漁船などが見られました。
今、海上では、海上保安庁の船が港の中を巡回しています。
また高台では、消防の車両も待機しています。
花咲では20センチの津波を観測しています。
津波は何度も押し寄せるおそれがあります。
引き続き、注意が必要です。
北海道根室市花咲港からお伝えしました。
福島県のいわき市久之浜です。
海岸から300メートルほどの高台から太平洋を見下ろしています。
今、福島県の沿岸部には強風と波浪の注意報が出ていて、海が荒れています。
ここから25キロほどの小名浜港で、これまでに20センチの津波を観測しました。
相馬市の相馬港では10時31分に30センチの津波が観測され、高さはさらに上昇しています。
津波は何度も押し寄せるおそれがあります。
海岸には近づかないでください。
いわき市は引き続き、堤防より海側の場所に避難指示を出しています。
そしてこちら、ショベルカーが見え、焦げ茶色の土が盛られている所があります。
この地域、東日本大震災で津波の被害を受けた場所です。
地盤沈下や堤防が壊れて浸水しやすくなっている所があります。
いわき市でも堤防の復旧工事が終わっていない所で、沿岸部の県道の一部が、今も通行止めとなっています。
注意が続く福島県いわき市でした。
千葉県東部の旭市です。
高さおよそ60メートルの飯岡刑部岬から見ています。
こちらは朝から、雨や風が強い状態、続いています。
時折、雷を伴って激しく降っています。
太平洋は波の高い状態が続いています。
画面の右側、飯岡漁港です。
80隻余りの船が停泊しています。
300メートルほど離れたここからは、潮位の細かい変化は分かりません。
ただ、満潮の時間から4時間が経過して、海面は下がってきています。
この潮の引き方や海面が下がる速さなどは、漁協の方によりますと、ふだんと変わりはないということです。
海岸の道路では引き続き消防の車両が定期的に巡回して、海を警戒しています。
また、旭市でも防災行政無線で注意を呼びかけています。
千葉県旭市からお伝えしました。
お伝えしていますように、きのう、南米チリの沖合で発生した巨大地震で、北海道から沖縄にかけての各地で津波を観測し、岩手県久慈港では、高さ80センチの津波を観測しました。
気象庁は、太平洋沿岸を中心とする各地に津波注意報を発表し、海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけています。
津波注意報に伴い、各地で避難指示や避難勧告が出されました。
鉄道の運転見合わせなどの影響も出ています。
津波注意報が発表されました。
海岸付近には、絶対に近づかないでください。
津波注意報の発表から8時間余り。
各地で注意の呼びかけが続けられています。
千葉県旭市では、消防や警察が警戒に当たっています。
東京の品川区や江東区、それに江戸川区など、東京湾に面する6つの区役所では、職員が主な河川の見回りを続けるとともに、海岸に近づかないよう注意を呼びかけています。
沿岸の各地で、避難指示や避難勧告が出されています。
避難した人たちは。
チリ地震の津波でやっぱり甚大な被害を受けてる地域でもあるので、とにかく早めに自分で避難したいなと思いました。
年も取ってるからね、一早くと思ってね、4年半前のね、地震でね、やっぱり経験しているからね、怖いっていうのが一番だわね。
近くの高台に避難する人もいました。
三重県志摩市の避難所にも、地元の人が避難していました。
沿岸部を走る鉄道にも影響が出ています。
JR東日本は、JR仙石線の高城町と石巻の間で、始発から運転を見合わせています。
大学4年生は。
JR釜石線、JR八戸線などでも、全線や一部の区間で運転を見合わせています。
前線と低気圧の影響で、宮城県内はまとまった雨が降り、石巻市や女川町で、道路が冠水したり、道路脇の土砂が崩れたりする被害が出ています。
気象台は土砂災害や低い土地の浸水などに警戒するよう呼びかけています。
仙台管区気象台によりますと、前線と低気圧の影響で、宮城県内は、大気の状態が不安定になり、女川町では午前6時50分までの3時間に50.5ミリ、石巻市雄勝では午前7時20分までの3時間に42.5ミリのまとまった雨を観測しました。
これまでに降った雨で、土砂災害の危険性が非常に高くなっているとして、気仙沼市などに土砂災害警戒情報が発表されています。
女川町を見下ろす高台に来ています。
現在、雨はやんでいますが、大雨により、港の近くの道路が冠水しています。
女川町では、小乗浜でも県道がおよそ800メートルにわたって冠水し、午前7時過ぎから通行できなくなっています。
また石巻市によりますと、石巻市雄勝の半島部では、県道脇の土砂が、高さと幅がいずれもおよそ10メートルにわたって崩れたため、県道が午前7時ごろから通行できなくなっていて、6つの地区の合わせて332世帯が孤立しているということです。
孤立している地区からおよそ5キロ離れた石巻市雄勝の中心部では、午前10時ごろ、大粒の雨が降ったりやんだりを繰り返し、茶色く濁った水が、水路を勢いよく流れていました。
宮城県内はこのあとしばらくは局地的に雷を伴い、1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあります。
気象台は土砂災害や低い土地の浸水、それに河川の増水に警戒するよう呼びかけています。
お伝えしていますように、きのう、南米チリの沖合で発生した巨大地震で、北海道から沖縄にかけての各地で津波を観測し、岩手県久慈港では高さ80センチの津波を観測しました。
気象庁は太平洋沿岸を中心とする各地に津波注意報を発表し、海岸や川の河口付近に近づかないよう、呼びかけています。
では各地の状況をお伝えします。
まずは北海道の状況、札幌放送局からお伝えします。
札幌です。
北海道では日高のえりも町で、午前10時過ぎに50センチの津波が観測され上昇中です。
また、日高から根室にかけて10センチから20センチの津波が観測されています。
こちらはそのえりも町の今の様子です。
えりも町では午前10時8分に50センチを観測し、上昇中です。
このほか根室市花咲や広尾町十勝港、日高の浦河町、それに道東の浜中町で20センチを観測しました。
釧路港と函館港でも10センチを観測しています。
津波は場所によっては、この数倍の高さに達するおそれがあります。
今後も注意報が解除されるまでは、海岸や川の河口付近には近づかないでください。
それでは広尾町十勝港から中継でお伝えします。
北海道広尾町の十勝港です。
沖に出ていた漁船がこちらに向かっているのが見えます。
十勝港はこれまで20センチの津波を観測しています。
風が出てきて波立ってきました。
今、この時間は干潮に向かっている時間帯です。
干潮は11時29分です。
町内では引き続き、消防が海岸や河口の近くには近づかないよう、町民に呼びかけています。
時折、岸壁にはその消防の車、そして、パトカーが走っているのが見えています。
北海道広尾町の十勝港からお伝えしました。
ここまで札幌からお伝えしました。
続いて東北地方の状況を、仙台放送局からお伝えします。
仙台です。
東北地方では、これまでに岩手県で80センチ、宮城県や青森県、それに福島県でも30センチの津波を観測しました。
現在の岩手県久慈港の様子です。
雨が降り続いています。
港の様子が見えづらくなっています。
東北地方では、岩手県の久慈港で午前9時38分に80センチの津波を観測しました。
また青森県八戸港で午前10時19分、福島県相馬港で午前10時31分にそれぞれ30センチ、宮城県の仙台港で、午前10時29分に20センチ、石巻港で午前10時26分に10センチの津波を観測し、いずれもさらに上昇しています。
このほかこれまでに、宮城県の石巻市鮎川で午前9時59分、岩手県釜石港で、午前10時1分にそれぞれ30センチの津波を観測しています。
東北地方で予想される津波の高さは、最大で1メートルです。
東北地方では、避難指示が、青森県三沢市と八戸市、五所川原市、岩手県久慈市大槌町、福島県いわき市広野町、楢葉町に出されています。
岩手県大船渡市は、8つの避難所を設け、市によりますと、これまでに114人の住民が避難しています。
このうち大船地区公民館には、午前3時半ごろから住民が避難し始め、住民は2階の和室でテレビを見て、津波の情報を確かめていました。
交通機関への影響です。
運転を見合わせているのは、JR仙石線の石巻駅と高城町駅の間、仙石東北ラインの全線、JR八戸線の全線、JR釜石線の遠野駅と釜石駅の間、三陸鉄道南リアス線の全線、JR気仙沼線とJR大船渡線のバス交通システムのBRT全線です。
仙台からお伝えしました。
続いて関東地方の状況をお伝えします。
関東各地でも津波が到達しています。
まずは茨城県大洗町から中継です。
茨城県大洗町那珂川の河口付近の様子です。
画面向かって右奥が太平洋です。
河口周辺の水が、ご覧のように広く茶色に濁っています。
けさ、港で20センチ津波が観測されたときは、満潮の時刻と重なって一時、水位と波が高くなりましたが、丸5時間たった今は、水位は大幅に下がっています。
夜には水の中で見えなかった、川岸の堤防の下の石のブロックも見えるようになっています。
しかし、大洗町の海岸や河川に近い地域では、引き続き避難指示が出ています。
また消防によりますと、浸水などの報告や被害の情報は入っていないということですが、パトロールが現在も続けられています。
茨城県大洗町からお伝えしました。
八丈島八重根で午前8時55分に30センチ、小笠原諸島の父島で午前8時57分に30センチを観測しました。
茨城県大洗港では午前6時43分に、茨城県鹿島港では、午前8時26分にいずれも20センチを観測しました。
千葉県勝浦市、午前9時18分に、三宅島坪田では午前9時31分に、いずれも20センチを観測しました。
伊豆諸島の神津島では、午前10時11分に、20センチを観測しました。
さらに、八丈島神湊では、午前10時22分に20センチを観測し、さらに上昇しています。
神奈川県三浦市油壺では、午前7時25分に10センチを観測しました。
千葉県銚子市では午前7時26分に、横浜港では午前8時46分に、いずれも10センチを観測しました。
千葉県館山市では、午前9時6分に10センチを観測しました。
東京の晴海でも、午前10時28分に10センチの津波を観測し、さらに上昇しています。
この津波の高さはあくまで検潮所での記録です。
実際の津波は場所によってはこの数倍の高さに達するおそれがあります。
交通への影響です。
千葉県富津市の金谷と神奈川県横須賀市の久里浜を結ぶ東京湾フェリーは、津波注意報の発表を受けて、金谷発、久里浜発とも欠航しています。
4年半前の東日本大震災で津波を被害を受けた、千葉県旭市の飯岡漁港です。
地元の消防などが、海の様子を確認しながら、注意を呼びかけています。
東京・港区が、東京湾内湾に津波注意報が出されたことを受けて、区内のお台場海浜公園に避難指示を出すなど、関東沿岸の各自治体では、避難指示や避難勧告を出して、海岸に近づかないように呼びかけています。
ここまで関東地方の状況についてお伝えしました。
お伝えしていますように、きのう、南米チリの沖合で発生した巨大地震で、北海道から沖縄にかけての各地で津波を観測し、岩手県久慈港では高さ80センチの津波を観測しました。
気象庁は太平洋沿岸を中心とする各地に津波注意報を発表し、海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけています。
ではこれまでに観測されている各地の津波の状況です。
お伝えしましたように、岩手県久慈港では、午前9時38分に80センチの津波を観測しました。
久慈港では初めに観測された津波は午前6時過ぎに10センチでしたが、その後、3時間以上たって80センチの津波を観測しています。
このあとも注意を続けてください。
北海道えりも町では、午前10時8分に50センチの津波を観測し、この時点で上昇中です。
八丈島八重根、午前8時55分30センチ、小笠原諸島父島、午前8時57分30センチ、岩手県大船渡港、午前9時5分30センチ、宮城県石巻市鮎川、午前9時59分30センチ、岩手県釜石港、午前10時1分30センチ、青森県八戸港、午前10時19分30センチで上昇中です。
福島県相馬港、午前10時31分に30センチの津波を観測し、その後、上昇中です。
そのほか北海道から本州、四国、九州、沖縄にかけて、各地で津波が観測されています。
再び各地の状況です。
東海地方の状況を、名古屋放送局からお伝えします。
名古屋です。
東海地方では、静岡県の御前崎港や愛知県田原市で20センチなど、各地で津波を観測しています。
東海地方の各地には最大1メートルの津波が予想されていて、これまでに静岡県の御前崎港や三重県の尾鷲港、愛知県田原市、三重県鳥羽市でそれぞれ高さ20センチの津波を観測しました。
また高さ10センチの津波を三重県熊野市、静岡県下田市、浜松市舞阪でそれぞれ観測しました。
いずれも検潮所での津波の高さで、場所によってはこれよりも数倍高い津波が来ることもあるため、気象台では注意を呼びかけています。
では愛知県田原市から中継でお伝えします。
愛知県渥美半島にある田原市です。
海岸から100メートルほど離れた高台から太平洋を臨んでいます。
2時間半ほど、この場所にいますが、見るかぎり、潮位の変化は確認はできません。
田原市では、海沿いのおよそ100キロにわたって、堤防の外にいる人に、避難するよう呼びかけています。
田原市では、朝早くから、防災無線で津波への警戒を断続的に呼びかけています。
この辺りはサーフィンなど、海のレジャーを楽しむ人が多く訪れます。
警察や消防が出て、海に近づかないよう注意を促し続けています。
愛知県の田原市からでした。
津波注意報を受けて、静岡県沼津市は、沿岸部の4つの地区に避難指示を出しました。
また避難勧告が、三重県志摩市と三重県鳥羽市の沿岸部に出されています。
避難勧告が出されている三重県志摩市浜島町では、海抜25メートルの高台にある浜島小学校の体育館に避難所が設けられ、およそ20人が避難しています。
沿岸部の自治体は、防災無線などで海岸や川の河口から離れ、海の様子などは見に行かないよう呼びかけを強化しています。
以上、名古屋からお伝えしました。
続いて関西地方の状況を大阪放送局からお伝えします。
大阪です。
関西では、津波注意報が出ている和歌山県の各地で津波を観測しました。
こちらは、串本町の今の様子です。
現在のこの画面からは、潮位や海面の大きな変化などは分かりませんが、串本町では、午前9時31分に20センチの津波を観測しました。
那智勝浦町でも午前9時25分に20センチの津波を観測しました。
白浜町では、午前9時38分に、数センチほどの微弱な津波を観測しました。
御坊市と和歌山港では、到達予想時刻をすでに過ぎていて、このあと津波が到達するおそれがあります。
避難の情報です。
海南市と有田市は、漁業関係者や沿岸の港湾施設で仕事をする人、海岸の堤防より海側にいる人を対象に避難指示を出しています。
和歌山市も沿岸で釣りをしている人や、海岸の堤防よりも海側にいる人を対象に避難指示を出しています。
また、白浜町は、町内の沿岸部の9739世帯1万9364人に、避難準備情報を出しています。
津波注意報の影響で、串本町にある観光施設、串本海中公園は、けさから海中展望塔を閉鎖しています。
大阪でした。
続いて四国地方の状況を、松山放送局からお伝えします。
四国では、高知県や徳島県で津波が観測され、高知県室戸市では、高さ20センチの津波を観測しています。
気象庁は引き続き、徳島県、高知県、それに愛媛県宇和海沿岸に、津波注意報を発表し、海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけています。
では、高知県須崎市、徳島県海陽町から中継でお伝えします。
高知県須崎市です。
午前8時46分、高さ10センチの津波を観測しています。
高知県内では、室戸市で20センチ、土佐清水市などで10センチの津波を観測しています。
現在、海は干潮に向かっています。
午後2時20分が干潮です。
画面の奥が太平洋、そして今、見えているのは須崎湾です。
この須崎湾に注ぎ込む川があります。
この川の河口の所、両側から砂地が延びている所があります。
川幅が狭くなっています。
この場所で午前9時ごろ、水面に細かい波が立ちました。
15分ほど続きました。
明るくなって、ここから見えるようになってからは、初めての水面の変化でした。
海側から川に水が押し寄せているように見えました。
現在は穏やかに変わっています。
高知県須崎市でした。
徳島県南部の海陽町です。
こちら、私はおよそ20メートルの高さの高台の上にいます。
海の水ですけれども、1時間ほど前には、ちょうど画面の奥の太平洋と、手前の港、その間を隔てる堤防と堤防の間の辺り、間の辺りの海水が黒っぽく濁っていました。
それが11時ごろには、堤防の外側に帯のように広がり、この時間は黒っぽい部分は見られなくなりました。
しかしこれが、津波に関係するものかどうかは分かりません。
また徳島県内では、すでに津波を観測している所がありますが、潮位の変化は、こちら見ているかぎりでは感じられません。
徳島県海陽町からお伝えしました。
四国地方の状況について、お伝えしました。
続いて九州、沖縄地方の状況を、福岡放送局からお伝えします。
福岡です。
九州、沖縄でも高い所で20センチの津波を観測しています。
ご覧いただいているのは、鹿児島県の奄美大島の名瀬港の様子です。
九州、沖縄では、奄美大島の小湊で午前10時23分に高さ20センチ、鹿児島県の南大隅町で午前10時41分に20センチの津波を観測したほか、10センチの津波を、宮崎県の日向市細島で午前10時19分に、宮崎県日南市油津で午前10時7分、宮崎港で午前10時19分、鹿児島県の志布志港で午前9時53分、種子島熊野で午前10時19分、鹿児島県トカラ列島の中之島で午前10時32分、奄美大島の名瀬港で午前9時53分、沖縄県の宮古島市平良で午前10時14分、石垣島石垣港でごぜん10じ39分に、それぞれ10センチの津波を観測しました。
それでは鹿児島県の志布志から中継でお伝えします。
目の前に広がるのは志布志湾です。
湾を見下ろす高台にいます。
志布志港では午前9時53分に10センチの津波を観測しました。
私は明け方からこの場所で様子を見ていましたが、こちらからは大きな海面の変化は確認できませんでした。
今のところ、志布志市や警察に被害の情報は入っていないということです。
志布志市では、午前6時過ぎから2回、防災行政無線で津波注意報が出されていることを伝え、海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけました。
港の周辺では、引き続き海に近づかないよう注意を呼びかける警察や消防の車が、パトロールをしているのが見えます。
鹿児島県志布志市でした。
九州、沖縄では、宮崎県の都農町で、海岸付近に避難指示が出ているほか、串間市が3754世帯7842人に避難勧告を出しています。
すみません、津波情報に十分注意してくださいね。
また沖縄県でも、浦添市で4469世帯1万438人、中城村で2772世帯7605人に避難勧告が出ています。
各地の自治体は、防災行政無線などを通じて、海岸や川の河口付近に近づかないよう、注意を呼びかけています。
九州、沖縄の状況についてお伝えしました。
今回の巨大地震で、チリでは、これまでに11人の死亡が確認されました。
沿岸で4メートル80センチの津波を観測した地域は、特に大きな被害を受け、チリのバチェレ大統領は、被害は非常に深刻だという認識を示しました。
4メートル80センチの津波が観測された中部の都市コキンボです。
津波に押し流されたがれきや車などが散乱しています。
津波の被害を受けた海岸沿いのホテルです。
ご覧のように、ドアは半分壊れ、そして1メートルほどの位置まで、波が来たことが分かります。
このホテルでは、部屋の中まで津波が押し寄せ、ベッドや家具が散乱しています。
地震が起きたのは、日本時間のきのう午前7時54分ごろ、震源はチリの沖合で、マグニチュードは8.3でした。
チリの国家非常事態庁によりますと、倒壊した建物の下敷きになるなどして、これまでに11人の死亡が確認されたということです。
またこれまでに大きな被害が確認された建物は175棟で、このうち174棟がコキンボとその周辺にあるということです。
チリのバチェレ大統領は17日、この地域を視察し、被害は非常に深刻だと述べたうえで、事態の把握をさらに進める考えを示しました。
今の国会の最大の焦点である安全保障関連法案の採決を前に、午前10時から開かれた参議院本会議では、民主党が提出した山崎参議院議長に対する不信任決議案の採決が行われ、自民、公明両党と、次世代の党などの反対多数で否決されました。
一方、民主党など野党5党は、午後、安倍内閣に対する不信任決議案を、衆議院に共同で提出することにしているほか、民主党は、安倍総理大臣に対する問責決議案を参議院に提出するなど、与野党の攻防は最終局面を迎えています。
安全保障関連法案は、きのう、参議院の特別委員会で民主党などが抗議する中、採決が行われ、自民、公明両党と次世代の党、日本を元気にする会、新党改革の賛成多数で可決されて、参議院本会議に緊急上程されました。
これに対し、民主党は、参議院に山崎参議院議長に対する不信任決議案などを、相次いで提出しました。
こうした決議案の採決は法案の採決より優先されるため、安全保障関連法案の採決は先送りされていて、午前10時から開かれた参議院本会議では、山崎議長に対する不信任決議案の採決が行われ、自民、公明両党と次世代の党などの反対多数で否決されました。
維新の党は、山崎議長は安全保障関連法案の審議とは直接関係がなく、不信任決議案の採決には加われないとして、本会議を欠席しました。
一方、民主党は午前11時過ぎ、安全保障関連法案は、憲法に明確に違反しており、国民の多くが反対しているにもかかわらず、安倍総理大臣が強行に成立させようとしていることは、看過できないとして、新たに安倍総理大臣に対する問責決議案を、参議院に提出しました。
また、民主党、維新の党、共産党、社民党、生活の党と山本太郎となかまたちの野党5党は、きょう午前、党首らが会談し、事態は非常に重大な局面に来ており、法案の成立を阻止するため、あらゆる努力を重ねる必要があるとして、午後、衆議院に、安倍内閣に対する不信任決議案を、共同で提出することで合意しました。
さらに民主党は、特別委員会で法案の強行採決を行ったことは認められないとして、鴻池委員長に対する問責決議案を、参議院に提出する考えです。
これに対し与党側は、これらの決議案を、次世代の党などと共に順次、否決したうえで、できるだけ早く参議院本会議での法案の採決にこぎ着け、きょうにも法案を可決して、成立を図る方針で、安全保障関連法案の採決を巡る与野党の攻防は、最終局面を迎えています。
お伝えしていますように、きのう南米チリの沖合で発生した巨大地震で、北海道から沖縄にかけての各地で津波を観測し、岩手県久慈港では、高さ80センチの津波を観測しました。
気象庁は、太平洋沿岸を中心とする各地に津波注意報を発表し、海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけています。
これまでに観測されている各地の津波の状況です。
岩手県久慈港、午前9時38分に80センチ、北海道えりも町、午前10時8分に50センチ、茨城県大洗港、新たに午前10時59分に40センチの津波を観測し、現在上昇中です。
八丈島八重根、午前8時55分30センチ、小笠原諸島父島、午前8時57分30センチ、岩手県大船渡港、午前9時5分30センチ、岩手県釜石港、午前10時1分30センチ、青森県八戸港、午前10時19分30センチ、福島県相馬港、午前10時31分に30センチ、宮城県石巻市鮎川、午前10時44分に30センチの津波を観測し、その時点で上昇中です。
和歌山県串本町、午前10時45分、30センチの津波を観測し、上昇中です。
北海道広尾町十勝港、午前11時12分に30センチの津波を観測し、上昇中です。
そのほか北海道から本州、四国、九州、沖縄にかけて各地で津波が観測されています。
気象庁によりますと、きのう午前8時前に発生した、南米チリ中部の沖合を震源とする、マグニチュード8.3の巨大地震では、チリの沿岸で4メートルを超える津波を観測し、震源からおよそ1万キロ離れたハワイの検潮所でも、昨夜遅くに90センチの津波を観測しました。
日本にもけさから津波が到達しています。
こちらは午前8時半ごろの北海道根室市沖の映像です。
津波と見られる様子が捉えられています。
波が横1列になっている状況が確認できます。
波は崩れないまま、岸に向かっています。
午前9時半ごろの岩手県の久慈港の映像です。
早送りにして、岸壁付近に注目すると、潮位が何度も変化している様子が分かります。
気象庁は引き続き、北海道から九州にかけての太平洋沿岸と、沖縄・奄美、伊豆諸島と小笠原諸島、青森県日本海沿岸、大分県の豊後水道沿岸と瀬戸内海沿岸、愛媛県宇和海沿岸、それに鹿児島県西部に、津波注意報を発表しています。
気象庁の長谷川洋平地震津波監視課長は、午後2時から記者会見し、津波の注意点や今後の見通しについて説明することにしています。
東日本大震災の被災地は、地盤が下がっている所や、壊れた堤防の復旧工事が終わっていない所があり、浸水しやすくなっています。
震源が遠い地震では、津波の影響が長く続く傾向があり、気象庁は津波注意報が解除されるまでは、海岸や川の河口付近には近づかないよう呼びかけています。
2015/09/18(金) 08:15〜09:55
NHK総合1・神戸
ニュース「津波注意報」関連[字]

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