ニュースほっと関西 ▽期待される「アシストスーツ」〜奈良の企業の取り組み 2015.09.18


日本の沿岸には、けさから津波が到達し、岩手県久慈港で高さ80センチの津波を観測するなど、各地で津波を観測しました。
こんばんは。
9月18日金曜日ニュースほっと関西です。
きのう南米のチリ沖で起きた巨大地震で和歌山県などに出されていた津波注意報は解除されました。
気象庁は今後、1日程度は潮位の変化が続くおそれがあるとして海の中や海岸での作業の際には注意するよう呼びかけています。
和歌山県に津波注意報が発表されたのは、きょうの午前3時でした。
新宮市役所では防災行政無線などで住民に海に近づかないよう呼びかけました。
田辺市でも消防の職員などが海岸近くを巡回しました。
和歌山市と海南市、有田市は避難指示を出しました。
海南市の避難所では毛布や水などが用意されました。
このあと和歌山県に津波が到達しました。
串本町では午前10時45分に最大30センチの津波を観測。
那智勝浦町と御坊市、白浜町和歌山港でも観測しました。
近畿地方の津波は次第に収まり、気象庁は午後4時40分に津波注意報を解除しました。
避難指示も解除され和歌山県によりますと、これまでのところ津波の被害は確認されていないということです。
気象庁は今後、1日程度は潮位の変化が続くおそれがあるとして海の中や海岸での作業の際には注意するよう呼びかけています。
大阪府は去年、認知症ではいかいし行方不明になる人が全国で最も多くなりました。
このため大阪府は府内に3500の店舗を持つ大手コンビニエンスストア4社と行方不明者の早期発見で協力する協定を結びました。
きょうは大阪府庁で松井知事と各社の役員とが協定書を交わしました。
取り組みには4社合わせておよそ3500ある店舗が協力することになっています。
協定では認知症や、その疑いで行方不明になった人の服装などの情報が各店舗に伝えられ該当するお年寄りが来た場合、店員が警察や家族などに連絡します。
大阪府は認知症などの行方不明者が去年1年間で1921人と全国で最も多くなっています。
取材にあたった松井記者とお伝えしていきます。
大阪府は、なぜコンビニに協力を求めたのでしょうか。
大阪府は2つのことをコンビニに期待しています。
まず1つ目は府内に4社合わせて3500か所も店舗がありきめ細かなネットワークを作れるということです。
2つ目はコンビニは24時間営業しているので夜間や早朝も対応してもらえるということです。
自宅から歩いて食料品などを買いに行けるためコンビニを利用する高齢者は増えています。
一方で大阪府内で去年はいかいした高齢者を保護したことがあるというコンビニは300か所余りに上っています。
そんなにあるんですね。
認知症で行方不明になりコンビニで保護された家族を取材しました。
東大阪市の80代の男性です。
認知症で去年8月行方不明になりコンビニで保護されました。
今は症状が進行し施設で暮らしています。
妻の80代の女性です。
その日の昼ごろ外出先から帰宅したところ自宅にいるはずの夫がいなくなっていました。
およそ2時間夫からの連絡を待ちましたが帰って来ないため警察に届け出ました。
さらに2時間近くたったころ自宅の電話が鳴ります。
コンビニの店員から帰り道が分からなくなった夫を保護しているという連絡でした。
夫が保護されていたのは自宅から5キロほど離れた大阪市内のコンビニでした。
当時、対応した店員の女性です。
男性は飲み物を購入しいったん店を出たあとまた戻ってきて店内を30分ほど歩き回っていたといいます。
店員の女性は看護学校に通っていて認知症について知識があったため男性の様子がおかしいと気付きます。
店員が男性の持ち物から連絡先を見つけ妻に連絡しました。
迎えを待つ間店内に用意したいすに座ってもらい見守っていたということです。
男性が行方不明になったのはこのときだけではありませんでした。
去年1年間で9回に上り、夜間に自宅から15キロ離れた路上で警察に保護されけがをしていたこともあったといいます。
今回のケースでは知識があった店員の対応で保護につながりました。
しかしコンビニの店員は知識を持つ人ばかりではないですよね。
このため今回の協定ではコンビニの店員に自治体が行っている認知症の人への対応を学ぶ研修を受けてもらうことにしています。
今後、大阪府とコンビニが始める取り組みですがどのような仕組みになっているのでしょうか。
高齢者の早期発見のために市町村がすでに構築している今の仕組みを活用します。
この仕組みでは高齢者が行方不明になった場合家族は警察への連絡とは別に市町村あるいは市町村が運営する地域包括支援センターに連絡を入れます。
家族から寄せられた名前や年齢、服装などの情報が介護サービス事業所や鉄道会社などに伝えられます。
今回の協定では、こうした情報がメールやFAXなどでコンビニの各店舗に送られます。
店に該当する人が来た場合店員が声をかけて確認し警察や家族などに連絡します。
認知症や、その疑いで行方不明の届け出があった人は去年、全国で1万人余りに上っています。
このうち429人は発見されたときには亡くなっていました。
こうした人を1人でも少なくするためには行政だけでなく多くの人が利用するコンビニや公共交通機関それに隣近所の人たちも一体となって高齢者の安全を守るということが大切だと思います。
松井記者とお伝えしました。
指定暴力団山口組から離脱した団体が新たな組織を結成する中、警察は山口組の2次団体の2つの組を恐喝事件や窃盗事件の関係先として捜索しました。
山口組や新たな組織の実態の解明を進めることにしています。
警察が捜索したのは国内最大の指定暴力団山口組の2次団体、極心連合会の東大阪市の事務所です。
午前11時すぎ、捜査員およそ60人が入りました。
警察によりますと捜索は傘下の組員ら7人が、ことし1月から2月にかけて大阪・浪速区で知人の男性から現金100万円を脅し取ったとして恐喝などの疑いで逮捕された事件の関係先として行われました。
さらに警察は別の2次団体、一会の大阪・北区の事務所も窃盗事件の関係先として捜索しました。
山口組を巡っては先月、関西を中心とする傘下の13団体の組長が絶縁や破門の処分を受けて離脱し神戸山口組を名乗る新たな組織を結成しています。
警察は、さらに情報を収集して山口組や新たな組織の実態の解明を進めることにしています。
11月の大阪市長選挙に大阪・北区の元区長、中川暢三氏が無所属で立候補することを表明しました。
中川氏は59歳。
兵庫県の加西市長を務めたあと平成24年に大阪市が区長の権限強化のため導入した公募区長の1人として大阪・北区の区長に就任し1年半余りにわたって務めました。
11月の大阪市長選挙を巡っては自民党大阪市議団が柳本顕幹事長の擁立を目指しているほか大阪維新の会が候補者の調整を続けています。
関西空港と大阪空港の運営権の売却先を決めるための2次審査はきょうが参加手続きの締め切りでした。
1次審査を唯一通過したオリックスなどの企業連合が2次審査に必要な書類を提出しました。
国が100%出資する新関西空港会社は借金の返済に充てるため関西空港と大阪空港を来年の4月から44年間運営する権利を総額2兆2000億円以上で民間に売却する計画です。
2次審査の参加手続きは、きょうが締め切りで1次審査を唯一通過したオリックスとフランスの空港運営会社、ヴァンシ・エアポートが組む企業連合が空港の運営を担うために新たに設立を予定している会社の概要など審査に必要な書類を提出しました。
関係者によりますと新たに設立される会社は資本金が800億円でこのうち8割をオリックスとヴァンシ・エアポートが出し残りの2割を関西を中心とした企業およそ30社が出資する方向だということです。
関西空港を担当している加藤記者とお伝えします。
巨大なプロジェクトですが今は計画のどの段階にあるのでしょうか。
こちらをご覧ください。
運営権の売却のスケジュールです。
運営権の売却先を決める審査は1次審査と2次審査の2段階で行われます。
きょうは、この2次審査のための書類をオリックスなどの連合が提出したということです。
新関西空港会社では当初は複数の企業連合が参加して競争にしたいと考えていましたが1次審査の時点で参加資格を満たしたのは1つだけとなっていました。
こうした状況に計画はうまく進むのかという懸念も指摘されていましたがきょう1つ、手続きが前に進んだということで新関空会社側としてはほっとしたという面があります。
きょう提出された書類の中には新たに設立する予定の運営会社の概要について説明していますね。
こちらが新しい運営会社の出資比率をまとめたものです。
オリックスとフランスの空港運営会社ヴァンシ・エアポートがそれぞれ40%ずつ出資します。
オリックスは、これまで水族館やホテルなど全国で、さまざまな商業施設を運営しています。
そのノウハウを生かして空港のターミナルの商業施設の開発や運営に力を入れていきたいとしています。
またヴァンシ・エアポートは現在フランスやポルトガルなどで24の空港を運営しています。
その実績を生かして航空機を運航するための施設のメンテナンスなどを担当することになるとみられます。
関西の企業も参加していますね。
これは、どうしてなんでしょうか。
オリックスが精力的に働きかけた結果です。
オリックスは企業に対しオール関西の体制を築き関西経済の活性化につなげようと訴えたのです。
その結果大手私鉄や家電メーカーなど関西を中心に30社から出資に前向きな回答を得ました。
経済界からは、きょうこんな発言もありました。
今後は、どういうふうに進むんでしょうか?書類が提出されましたので新関西空港会社では企業連合が44年にわたって安定的に経営できるかなどを審査します。
審査は11月ごろまで行われ通過となれば売却が事実上決定し12月に正式に契約が結ばれます。
そして来年4月から新しい会社が運営を始めます。
新会社が民間ならではのノウハウや発想を生かしてどのような空港の運営計画を描くのか注目したいと思います。
加藤記者とお伝えしました。
大相撲秋場所は六日目。
3連勝のあと2連敗の関脇妙義龍。
二日目から4連勝と好調の宝富士と対戦です。
続いてプロ野球の速報です。
阪神は右ひじのけがのため2軍で調整が続いている西岡剛選手が、きょうおよそ4か月ぶりに2軍の試合で実戦に復帰しいきなりヒットを打ちました。
10年ぶりの優勝に向けて西岡選手の1日も早い1軍復帰を期待したいです。
スポーツをお伝えしました。
こちらは8月21日の中継の様子。
空は明るいです。
そして、さらに1週間後、8月28日、9月4日になりますと明かりがついています。
さらに1週間後、9月11日、日が沈んでから15分ほどたって辺りが暗いです。
きょうはというともう夜のとばりが下りています。
気象情報です。
日はだんだんと短くなっていることを感じます。
あすから秋の大型連休ということでお出かけを予定されている方もいるかと思いますが、おおむね近畿地方は晴れる見込みです。
2015/09/18(金) 18:10〜18:30
NHK総合1・神戸
ニュースほっと関西 ▽期待される「アシストスーツ」〜奈良の企業の取り組み[字]

▽期待される「アシストスーツ」〜重労働の現場で働く人の負担を軽減するロボットスーツ=アシストスーツを開発し、地元の林業にも貢献しようと意気込む奈良の企業を取材

詳細情報
番組内容
▽期待される「アシストスーツ」〜建設現場などで働く人が体に装着して作業の負担を軽減するロボットスーツ。「アシストスーツ」と呼ばれ、多くの企業などが開発に乗り出しています。奈良市のベンチャー企業も今月から販売を開始し企業からの注文が相次いでいます。次に目指しているのが、担い手の高齢化が進む奈良の地場産業・林業用のアシストスーツ。普及への期待が高まる「アシストスーツ」の開発現場を取材しました。
出演者
【出演】森田洋平,赤木野々花,中山奈奈恵,坂下恵理

ジャンル :
ニュース/報道 – ローカル・地域

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