趣味の園芸「寄せ植えアプリ 秋スペシャル」 2015.09.18


おはようございます!三上真史です。
「趣味の園芸」9月の特集は…第1弾となる今回はアート感覚で草花の組み合わせの妙を楽しむ秋の寄せ植えを大特集します!寄せ植えは草花を組み合わせて作る…そこで今回はミニコーナー「寄せ植えアプリ」を拡大!季節の草花を使ったアートな寄せ植えを提案します。
4人の講師が「秋」をテーマに個性あふれる作品を作ります。
「寄せ植えアプリ」秋スペシャル!メイン講師はこの方にお願いしましょう!あっ上田さんよろしくお願いいたします!よろしくお願いします。
今日は「寄せ植えアプリ」の代表講師という事になりますね。
非常に重役で緊張しておりますがよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
非常に楽しみなんですけども。
「趣味の園芸」9月のテーマが「アートする園芸」という事でまさにピッタリ。
寄せ植え自体そのものが芸術作品ですもんね。
というわけで今回は秋ならではの寄せ植えそして今の季節だからこそできるテクニックをご紹介します。
秋ならではのキーワードを3つ用意しました。
それぞれのテーマに合った寄せ植えを作って頂きましょう!最初のテーマは「秋色」!暑さが和らぎ草花の色が鮮やかになる季節。
秋らしさを感じさせてくれるのは落ち着いた深みのある色の草花です。
そこで今回は秋の「色」を意識した寄せ植えを作ってみましょう!最初のテーマは「秋色」。
やはり寄せ植え色が大事ですよね。
そうですね。
やっぱり自然に最初に目に飛び込んでくるのは色だと思うんですよね。
そういう意味では非常に大事かなと思います。
でも色合わせってセンスによるのかなと思って。
大体好みの色になりがちの方多いと思うんですよ。
色の魔術師上田さんはコツってあるんですか?実際にこのカラーボールを使って考えていきましょう。
では主役の色を1つ決めましょう。
まずは主役を決めるんですね。
そしたら今日服が黄色なんでこの真ん中の黄色を主役に選びたいと思います。
寄せ植えを作る時にはこの主役の色を決めてそれに組み合わせる色を順番に選んでいきます。
ここから決めていくわけですね。
そうですね。
例えば赤やオレンジといった色。
これは黄色と調和がとれるいわゆる同系色の組み合わせになりますね。
全体にまとまった落ち着いた印象になりますね。
もう一つの組み合わせがですね反対色の組み合わせ。
この青や紫というのは黄色と反対色の関係にあります。
これが組み合わされるとそれぞれが引き立て合うという関係になりますね。
ガラッとイメージ変わりますし主張はお互いあるんですが引き立て合うわけですね。
今日実はちょうど服が反対色になってましたね。
こういう事なんですね。
そうですはい。
今回「秋色」がテーマという事ですけども。
秋は本当にいろんな色がありますんで好きな色もたくさんあるんですがその中でも今回はこの3色を。
先ほど言ってた同系色ですね。
同系色の赤黄色オレンジこれを使って秋の山のイメージを表現していきたいと思います。
秋の山を表現するために選んだ植物はカラーリーフ。
今回は葉の色はもちろん形や大きさにも注目してこちらの4種類に絞りました。
赤オレンジ黄色。
全ての色を持っているアルテルナンテラ。
葉の大きさが異なるものを用意しました。
気温が下がってくると葉が赤く変わるセダム。
明るい黄色はチリメンカズラで表現します。
カラフルな秋を表現できるカラーリーフたちですね。
どんな鉢に植えるんですか?器なんですけどもこちらの器を用意しました。
カラーリーフが主役なんであまり主張しないおとなしめの色合いのもの。
なおかつデザインもシンプルなものを選んでみました。
あくまでカラーリーフが主役という事ですね。
植物と器が決まりました。
植えつけましょう。
まず大きな柱となるアルテルナンテラ2種類から植えていきたいと思います。
紅葉した木々を思わせるアルテルナンテラは左右に並べて植えつけます。
鉢の手前には垂れ下がるセダムそして後ろにチリメンカズラを配置します。
こちらも垂れ下がってくる…。
つるがこういう感じで伸びてくるのでその伸びたつるをどんどんと絡ませていってあげると全体に。
後ろからなるべく自然に見えるように前に引っ張ってきて。
アクセントになりますね。
最初からね前にも垂れる枝が増えてくれるのでより自然な流れになってくれるという感じですね。
じゃあこんな感じで完成です。
出来ました。
秋ならではの紅葉を楽しめるあでやかな寄せ植えですね。
上田さんの「秋色」の寄せ植え。
カラーリーフを紅葉する木々に見立て色鮮やかな秋の山を表現しました。
秋の深まりとともに葉の色の変化を楽しめる一鉢です。
秋色のテーマでこの方にも寄せ植えを作って頂きました!こんにちは杉井志織です。
私は秋だからこそできるカラフルな寄せ植えを作りました。
5色を使って秋の野山を思わせるような景色を作ってみました。
青のリンドウ黄色の菊そして赤のケイトウ白のネコノヒゲそして黒のコクリュウです。
花を主役にした「秋色」の寄せ植え。
横長のコンテナをあえて縦に使って奥行きを表現しました!秋だからこそ許される多色使い。
皆さんも是非作ってみて下さいね。
次のテーマは「実もの」を楽しむ寄せ植えです。
秋の寄せ植えに欠かせない「実もの」。
豊かな収穫を連想させるだけではなく花とは違う表情を寄せ植えに与えてくれます。
「実もの」の種類はさまざま。
上田さんはどれを選ぶのかな?今回はせっかくなので実りの秋を表現するためにこういった実ものの植物だけを使って寄せ植えを作ってみたいと思います。
実ものだけで作る寄せ植え?なんだか難しそうな気がしますが。
今回はスペシャルですからね。
そうですね。
じゃあ選んでいきたいと思います。
まず明るい色のトウガラシを一つ。
あとですねこちらの…こちらもトウガラシですね。
ふっくらした形の観賞用トウガラシ。
クリーム色の実が徐々に赤く変化します。
斑入りの葉に特徴があるトウガラシ。
細長い白い実も赤く変わります。
トウガラシってこれ以外にもいろんな種類があって…。
たくさんありますよね。
こういうふうに全く違うものにした方がはっきりと違いが出ますしまたこの斑入りの葉というのが特徴的ですよね。
これで非常に明るくなりますし。
そこにこのジュズサンゴこれが非常に花も実も小さいんですけども柔らかい雰囲気が出ますので。
なおかつ立体感というのも出てくるのでこの3つを今回は使って作ってみたいと思います。
それぞれ葉の形そして色も違うものを選ぶといいんですね。
植えつける植物が決まりました。
次は器を選びましょう。
今回は3種類用意しました。
どれを選ぶ?器を選ぶ時は寄せ植えのイメージに合うかどうかを考えて選んでもらえばいいと思います。
今回僕が使いたいのはこちらの実ものを何となく連想させる鉢。
ナチュラルな感じのこちらの鉢を今回は使ってみたいと思います。
確かにカボチャみたいに見えますね。
そうでしょ雰囲気がね。
「実もの」には「実もの」で!カボチャ風のユニークな鉢を選びました。
それではいよいよ植えつけです。
ちょっと待って下さい。
気になってたんですけどこれかなり浅いですよね。
結構浅いんですよね。
これ…ちょっといいですか?はみ出しちゃいません?そうですね確かに。
これ大丈夫なんですか?でもねこの鉢がイメージとしてはすごい使いたいんですよね。
根鉢が大きすぎて困った。
そんな時にいい方法があるんです。
こちらの根鉢を小さくしてあげればちゃんと入るんです。
根鉢を小さくする?でも根を小さくするって根が傷んじゃうんじゃないですか?今回は根を切るのではなくて土の部分を優しく洗い流していこうと思うんですね。
切るのではなく洗い流すんですか。
はい。
まずは根鉢を確認。
根がビッシリと覆っていなければ洗う事ができます。
こういった水を張ったバケツやタライなどにつけて頂きます。
このままつけちゃうんですね。
そうですね。
土の部分だけをつけて優しくもみほぐしてあげたりとか僕がよくするのはクルクルっと回すとより作業がしやすかったりとかするんですけど。
本当に洗う感じなんですね。
そうです。
土は落とし過ぎないように。
根鉢が半分くらいの大きさになったら両手で優しく握って形を整えます。
こちらを鉢の中に入れると…。
お見事。
ピッタリじゃないですか。
これで納まりましたね。
はい。
これ入ってますね。
残りの植物も同じように根鉢を小さくしてから鉢に納めます。
三角形に株を配置しましょう。
では土を入れていきますね。
お願いします。
ここが重要ですよね。
しっかり間に…。
土を洗い落とした分しっかり入れないとですよね。
棒などを使って株と株の隙間までしっかりと土を入れましょう。
なかなか自然な雰囲気になってきました。
これで完成ですね。
完成。
ありがとうございます。
しっかりこの器に入りましたね。
はい。
秋の実ものを主役にした寄せ植えが出来ました。
カボチャのような器にカラフルな実ものをいっぱい詰め込んで豊かな秋の実りを表現しました。
さあこの方はどんな作品を作ってくれたんでしょうか?こんにちは間室みどりです。
私は実ものを使ってキュートな寄せ植えを作ってみました。
主役に選んだのはクランベリーの赤い実とジュズサンゴの小さなかわいらしい実です。
鉢も丸みを帯びたかわいらしいものを使ってみました。
真っ赤なクランベリーの実に合わせて丸い形でまとめた一鉢。
ピンクを基調にしたかわいらしい寄せ植えに仕上がりました。
クランベリーのつるはすごく長いのでこのように丸くあしらうととてもかわいいです。
どうもこんにちは真史の部屋へようこそ。
皆さんはふだんプロの園芸家の方たちがどんな道具を使っているのか知りたいと思った事はありませんか?同じ道具を使えばもっとうまくやれるんじゃないか?今日はそんな皆さんのリクエストにお応えしましょう。
今回は上田さん愛用のシザーケースの中から取って置きの道具をご紹介します。
というわけでこちらがそのシザーケースお借りしてきました。
見ていきましょう。
まず…あこちらにねピンセット。
細かい作業に便利。
これ皆さん使いますよね。
あとこの大きいのが…あ〜せんていバサミですね。
これもねふだん使いますよね。
あとは…。
何か変わったものがありましたか?あっ上田さんどうもこんにちは。
真史の部屋へようこそ。
おじゃまします。
変わったものないかなと思って。
変わったものって別にないと思うんですけどね。
ちょっと待って下さい。
これって摘果バサミですよね?そうですね。
果実などを摘むハサミ。
これ何に使うんですか?これ普通の草花の花がら摘みとかあと切り戻しとかピンチですねいわゆる。
そういった作業にすごい使いやすいんですよ。
細い刃先は細かい作業で重宝します。
バネが利いているので手も疲れにくく生産農家もよく使っているそうです。
他にも何かあったりしますか?他はですね入っているのとまた別なんですけどもふだん寄せ植えで使うこの棒ですかね。
あれ?先ほども使っていた土をしっかり入れるための…。
はい。
隙間に入れる時に突き押すような棒なんですけども。
いつも使われていますよね。
ただの棒じゃないんですか?やっぱり使いやすい大きさとかというのもあるんですね。
いろいろと試した結果長さおよそ30cm直径は1cmとちょっと太めがベストなんだとか。
細いものだと土の質によっては結構サクサクと刺さってしまって全然突き押せないものもありますよね。
土を突き押して固めようと思うとこのぐらい1cmからちょっとぐらい幅があったら本当に使いやすいんですよ。
1本こういったものを…。
あると非常に使いやすいです。
まあそんな大した物ではないですけどね。
いや特別な棒ですね。
ありがとうございました。
以上「真史の部屋」でした。
最後のテーマはこちら!秋の「イベント」を彩る寄せ植えです。
さあアートする園芸3つ目のテーマはイベントを彩る寄せ植えという事でこちらにまた立派な寄せ植え飾ってありますが。
こちらは秋のとあるイベントをテーマに作りました。
とあるイベントですか。
はい何だか分かりますか?え〜?皆さんはこの鉢からどんな風景を想像しますか?ヒントは「秋の夜」!上田さんお月見!正解です!いやもったいぶりましたね。
ですよね。
ピッタリな寄せ植えですよ。
うれしいです。
よかったです。
お月見というとやっぱり黄色白っていうそういったイメージカラーを盛り込んでみました。
黄色いアクメラ・オレラセアを月に白いセイロンライティアとシラタマホシクサをだんごに見立てて小さな鉢の中にお月見の風景を再現しました。
そしてこの方は「お月見」をどう表現するのでしょうか?こんにちは山口まりです。
今回私は秋の野草を使ってお月見の寄せ植えを作ってみました。
お月見といえばススキですよね。
秋の七草の一つススキをメインにして野の花のような雰囲気の花を使って寄せ植えを作りました。
ピンクの花の咲くカワラナデシコがたおやかな雰囲気です。
これぞ日本の秋!しっとりとした風情ある寄せ植えです。
十五夜の夜にはおだんごと一緒にこれを飾ってお月見を楽しんでみましょう。
いやどちらもすてきですね。
同じお月見がテーマでもこんなに違ったものが出来るわけですね。
想像がどちらも膨らんでお月見がより楽しくなりますね。
またね月見に限らずいろんなイベントやテーマに合った寄せ植えを作るとすごく楽しいですよ。
確かにイベントごとに連想する花であったり色ってありますもんね。
それでは三上さん最後にもう一つ秋のイベントに合った寄せ植えを作ってみませんか?もう一つ秋のイベントといったら…あれですか?あれです!そのイベントのテーマカラーはオレンジと黒!花と実もので表現します。
脇役は夜をイメージさせる落ち着いた色のカラーリーフ。
更にムードを演出する植物をもう一つ!こちらは枯れ木とか退廃的なイメージを。
コロキアという植物になります。
個性的な株姿がちょっぴり怪しげなイベントの雰囲気を盛り上げます。
そして器ですがどんな鉢に植えますか?こちらに用意しました。
お〜!かっこいい感じで。
かっこいいですね。
イメージカラーのブラックを使ってゴシックというかね…。
四角いんですね。
そうですね。
黒で!黒です。
思い描くのは秋の収穫を祝うあのお祭り!皆さんもうお分かりですよね?大体入りましたね。
じゃあこれを…。
正面にお願いします。
こんな感じですね。
これが…せ〜の!
(2人)ハロウィーン寄せ植えの完成です!秋のイベントハロウィーンをテーマにした寄せ植えです。
黒とオレンジ。
色のコントラストが美しいスタイリッシュな作品に仕上がりました。
いや〜ハロウィーン気分で盛り上がっちゃいましたね。
ちょっと盛り上がりすぎちゃいましたね。
いや似合ってますよ。
いやいや似合ってますよ。
まあ格好はともかくねこういったイベントもそうですけどふだんから季節を彩るような寄せ植えとか個人個人で個性を出して楽しんでもらえればもっともっと寄せ植えは広がっていくのかなと思いますけどね。
可能性は無限大ですね。
はい。
上田さんそして寄せ植えアプリの講師の皆さん今日はどうもありがとうございました!ありがとうございました!「花信〜こころ咲かせる〜」。
今日はペチュニアをめぐってのほほ笑ましいエピソードをご紹介します。
「90歳を過ぎた母は車椅子生活を送っていました。
私はいつも庭に咲いた草花を摘んで食卓に飾っていました。
母は食事の度に顔を近づけて「かわいらしいなあ。
こんな花庭に咲いてるの?」と眺めていました。
特に濃い紫のパンジーとペチュニアが大好きでしたがペチュニアだけは言いにくいようで何度練習しても「ペネチュア」と発音してしまうのです。
「ペ・チュ・ニ・ア」と一語ずつ区切って練習しても続けるとやっぱり「ペネチュア!」と言ってしまい2人で顔を見合わせて大笑いしてしまいました。
庭で笑っている母の写真に『今年も紫のペチュニアが咲いているよ』と話しかけています」。
かわいらしい言い間違えのエピソード僕もペチュニアを見る度に笑顔になっちゃいそうです。
2015/09/18(金) 21:00〜21:25
NHKEテレ1大阪
趣味の園芸「寄せ植えアプリ 秋スペシャル」[字]

9月特集“アートする園芸”第1弾。ミニコーナー「寄せ植えアプリ」拡大版。“秋”にまつわるキーワー秋実イベントをもとにアートな寄せ植えを作る。

詳細情報
番組内容
9月特集“アートする園芸”第1弾。ミニコーナー「寄せ植えアプリ」拡大版。“秋”にまつわるキーワー秋実イベントをもとにアートな寄せ植えを作る秋色から秋の山をイメージした作品実物からは収穫が連想できる実物づくしの作品をイベントからは日本と海外それぞれの行事を寄せ植えで表現。上田広樹、杉井志織、間室みどり、山口まりがそれぞれのテーマに沿った個性ある寄せ植えを提案。
出演者
【講師】園芸研究家…上田広樹,園芸研究家…杉井志織,園芸家…間室みどり,園芸研究家…山口まり,【司会】三上真史,【語り】恒松あゆみ

ジャンル :
趣味/教育 – 園芸・ペット・手芸
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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