(武藤泰山)「Itooktheblows.」「Anddiditmyway!」戻った…。
(武藤翔)戻った…。
(貝原茂平)新党立ち上げのため城山さんにつく事になりました。
お前もか!!
天下分け目の関ケ原戦いの火蓋が切って落とされた
(城山和彦)今こそ既成政治をぶっ壊す!
(城山)新しい政治を始めるんですね。
「ゴーフォワード!前進党!」
(城山)「我が前進党はですね」現武藤内閣に対して内閣不信任案を提出致します。
ナイカクフニンシアンってなんですか?
(狩屋孝司)不信任案。
我々閣僚全員のねクビを切るっていう事です。
え…?解散総選挙となれば金がいる。
綾…1億円返してくれ。
(武藤綾)あら。
どうした?もう使っちゃった。
使っちゃった?使っちゃったってお前…。
(狩屋)泰さんダメダメダメ…!い…1億だぞ!?1億だぞ?泰さんちょっとちょっと…!どういう事だ?それ。
どうなるんだ?ああっ!どうなるんだ?お前。
総選挙どうなるんだ?お前!おい!総選挙どうなるんだよ!
(国会職員)木村真一くん。
佐藤義隆くん。
渋谷典之くん。
鹿ノ内正幸くん。
福島文行くん。
井上…。
投票総数473。
可とするもの白票317。
(議員たち)よし!
(事務総長)非とするもの青票156。
よって武藤内閣不信任決議案は可決されました。
(拍手)すぐに閣議を開くぞ。
(アナウンサー)「内閣不信任案が可決されました」「10日以内に内閣総辞職するか解散総選挙に打って出るか総理の決断が注目されます」我々の内閣が実力を発揮出来ないまま幕を下ろさねばならない事は実に残念だ。
ここは潔く解散総選挙に打って出て理解を求める他道はない!よし!ここが正念場です!さあ!力を合わせて戦おう!
(狩屋)エイ!エイ!
(狩屋・泰山)オー!
(閣僚)どうなんでしょう?総理は負けるとわかっている戦に出るほど愚かな将ではないのでは?確かに今解散総選挙に打って出るのは大幅に民政党の議席を失う事に繋がるかと。
(狩屋)いや…!江見ちゃんなんか言ってよ!
(江見芳信)私は…正直議員の職を失いたくはありません。
まだまだやらなければならない事があるんです。
どうかお考え直しを…!お考え直しを!お願いします!
(一同)お考え直しを…!お願いします!総理!
(小中寿太郎)こないなる思うとったがな〜。
(小中)今解散総選挙なんかしたら民政党はボロ負けやからなあ。
内閣総辞職となるとその当日か翌日には首相指名選挙っちゅうのがあってな。
各議員が首相にしたい議員に投票して一番投票数が多かったもんが首相になると。
なんの事はない議員同士の人気投票みたいなもんや。
要するに武藤内閣は国民に信を問うのが怖い臆病者ばっかりやっちゅう事や。
一番情けないのはムノ〜総理やがなしょうもな〜い!
(一同笑い)先生。
本当の事をよく知らないのに人を悪く言うのはよくないと思います。
なんや?君。
先生は民政党が選挙に勝ったら本当に素っ裸で皇居1周なさるんですか?ほんで?そのホンマの事ってなんや?え…。
ほら!言ってみなよ!特にありません…。
じゃあ長嶋くん。
頼むぞ!
(長嶋)はい!
俺とカリヤンは首相指名選挙の票読みにかかった
(貝原)次の方どうぞ。
(森脇)おめでとうございます。
(城山)ああどうもありがとう…。
ああねえ森脇さん。
(森脇)はい。
単刀直入だ。
どんなポストをお望みですかね?
(森脇)国土交通省関係ですと…。
おお星野くん来てくれたか!よろしく頼むぞ!江見さんです。
おお〜!今日はおめでとうございます。
(城山)ああありがとう。
いや〜そんな…どうぞどうぞ。
(江見)失礼します。
(城山)アハハハ…まあ単刀直入。
(江見)はい。
どんなポストをお望みですか?
前進党は共和党を取り込み全議席の過半数に迫る勢い
憲民党がこちらについてくれればギリギリ勝てるが…
蔵本が城山につけば…。
(狩屋)完敗です。
それだけじゃない。
民政党が解体するかもしれん。
俺の代で…。
歴史上に俺の汚名が残るのか…。
そんな…。
(南真衣)ハッ!あーっ!
(綾)泰山…!泰山!ちょっと…。
やだ…!やだ!綾…。
ええい!何をめそめそと!
(綾)それでも男か!
(綾)おのれ我が子と入れ替わり生まれ変わったはず!またしても永田町の数の論理に取り込まれるつもりか!愚か者め!やめろ綾!やめろ!逃げろやばい!やばい…!逃げろ!逃げろ!逃げろ!やばいぞ!逃げろ!逃げろ!
(綾)泰山!泰山!落ち着け!あいつはこうなると止まらないんだ。
(狩屋)えっ何度目ですか?3度目だ!1度目は浮気がバレた時!2度目は大臣になり損ねた時!
(綾)泰山!綾!落ち着け!綾!おい!回すな!落ち着け…落ち着け!
(綾)幻魔伏くべす!落ち着け!キョエーッ!ハッ!かっこいい…!毎度私が鬼にならねば気合が入らぬのか!うう…そんな事はねえ!男泰山断じてそんな事はない!
(綾)ぬぬぬぬ…!ぬぬぬぬ…!うぬぬぬ…!どいて!うわあっ!お脛!アイテッ!お脛はダメだ!イタタ…!助太刀致す。
(綾)かたじけない!真の黒幕を追及すべし!追及すべし!ヤア!ヤア!
(綾・真衣)ヤア!わかった!男泰山やれるとこまでやってみる!僕も…頑張ります。
それでよし。
失礼する!
(城山)あっちょっと来客だ。
ああどうぞ‥ほほほどうぞどうぞ。
城山先生。
うん。
いや…。
城山。
フフフ。
俺とあんたとの付き合いだ。
ここは腹を割って話してもらおうじゃないか。
何もかも…あんたが仕組んだ事なのか?だってあんた…漢字読めなかっただろ?しかるべきホチンをしながら…。
(城山)支持率上げられなかっただろ?まともに総理大臣出来なかっただろ?もうあんたは終わったんだよ。
この武藤泰山断じて諦めんぞ。
最後は必ずあんたに勝つ!よっ。
おお…いいとも。
ああ貝原ちゃん。
(貝原)はい。
おそばをふるまってあげて。
(貝原)かしこまりました。
貝原くん…。
カリヤン!動けない。
立たせてくれ。
(狩屋)うん。
フン!食べていかれませんよね?いるか。
お気をつけて。
武藤内閣は明日総辞職する事を決定致しました。
(アナウンサー)「明日夕方に総辞職しこれに伴う国会の首相指名選挙はあさって行われる見通しです」気勢あげようじゃないか。
ゴーフォワード!前進党!
(一同)ゴーフォワード!前進党!ゴーフォワード!前進党!ゴーフォワード!前進党!ゴーフォワード!前進党!
盛り上がる前進党の決起集会に比べ我が民政党は票読み時点よりさらに議員数が減っていた
武藤さん!本当に総理再選を狙われるおつもりですか?そのつもりだ。
言いたくはありませんが内閣不信任案を可決されたばかりの総理が首相指名選挙で過半数を得られるはずがないでしょう?
(議員たちのざわめき)諸君!心配には及ばん。
蔵本は…憲民党は俺に票を投じる!
(一同)ええっ!?蔵本とは手を握った!
(狩屋)泰さん!泰さん…!武藤泰山に乗り越えられぬ山はない!!
(拍手と歓声)
(電話の呼び出し音)
(狩屋)流れる石と書いて流石です。
泰さん蔵本といつ…。
(アナウンス)「留守番電話サービスセンターに…」クソッ。
蔵本の奴留守番電話かよ。
まさかさっきの話…嘘!?蔵本…道を誤るなよ。
(蔵本志郎)ん〜…。
(ため息)泰山が道を誤るなと。
(師岡大助)ここは勝負かもしれません。
我が憲民党がついに!天下を取る時が来たのかもしれません。
(せき込み)
(セミの鳴き声)あっセミ。
すみませんあの…。
はい。
こちらに貝原さんがいると伺いまして。
先ほど迎えに出られましたよ。
すぐ戻ると言われて。
ではこちらで待たせて頂きます。
どうぞ。
(貝原)蔵本さんこちらです。
(貝原)城山先生は中でお待ちです。
(城山)おお〜。
(蔵本)失礼します。
(城山)忙しいところ申し訳ない。
あれ…?どういう事かな?あの…娘のエリカです。
(蔵本)就職も決まってたんですけど秘書見習いを始める事になりまして。
(村野エリカ)よろしくお願いします。
(城山)どうぞかけて。
(エリカ)はい。
ええええ。
失礼します。
蔵本さん…まあ時間ないんでねズバリ言いますわ。
首相指名選挙なんですが憲民党がだね我が前進党と組んでくれたらね前進党はあなたに票を入れますよ。
(蔵本)それはあの…この私を?あああなたが次の総理大臣。
約束しますよ。
ん…。
ん…。
ん〜…?なんかなんかいるのかな?
(エリカ)いや…いえ…。
(蔵本)ん〜…ん〜…。
大丈夫?ええちょっと癖がありまして。
ああ癖。
失礼します。
そういうあの…少し考えさせてもらえますか?蔵本さん…へへへへ。
わかっちゃいないなあ。
日本の政治は官僚がしっかりしていれば9割方問題はないのよ。
という事は総理大臣はどなたがおやりになっても務まると。
もしあなたがね総理大臣お嫌でしたら師岡くんを総理大臣にしますよ。
師岡を…。
ここは勝負かもしれません。
(城山)こういう事だからさ連立組もうよくらもっちゃん。
俺はねあんたの事全面的に信頼してるんだから。
でも俺に刃向かうとしたらね…俺はもう容赦しねえよ。
翔くん。
翔くん…!
(携帯電話の振動音)「前を見て下さい」え?ああっ。
しーっ!え?え?
(エリカ)あの…ちょっとだけ失礼します。
(城山)ああああどうぞ。
エリカちゃん。
えっ!しーっ。
ちょっとちょっと…!なんで…?先輩どうしたんですか?城山さんが全ての黒幕かもしれないの。
嘘…!じゃあパパが総理になったら…また入れ替わり!?破壊なくして創造はなし…。
これ覚えてくれるかな?時は来た!貝原さん…。
どうして…?城山さんは黒幕なんじゃないんですか?あっ。
こらガキ。
お前が首を突っ込む話じゃないんだよ。
話はわかった。
だが蔵本はそう簡単に乗せられるような男ではない。
(狩屋)うん確かに。
しかしなぜ俺と会おうとしない。
ん〜…。
どういう事だ?
(師岡)蔵本さん私を疑ってるんですか?まさか。
(師岡)城山さんは蔵本さんと私2人を誘う事で勝ったと思っています。
それに乗るかどうかだな。
(師岡)でも乗らない手はありません。
わかった。
城山さんと話してこよう。
どういう事だ?ナポリタン頼んだのになんでこれがくるんだ?ああ…。
はあ…。
蔵本さんが明日のミコミコ動画の会談でどう出るか。
それが今晩中にわかれば対策が練れるんだけどなあ…。
(新田理)「公安の新田です」「坊ちゃん先ほどは世を欺く仮の姿のまま失礼致しました」ああ…いえいえ。
これクリステル意識してるな。
「冬島議員はゴルフに行ったまま消息を絶っていましたが車ごと海に沈められたと思われます」「八鳥羽埠頭の防犯カメラに最後の映像が残っていました」
(冬島一光)CMCなめんなよ!「城山との繋がりについてですが冬島の依頼でネガティブキャンペーンに加担した村井記者の所持していたUSB…!」ユーエスビ…?
(狩屋)USB。
「…の中に城山夫人名義の会社名がありました」「以上公安の新田でした」師岡をはじめ身内とも相談しました。
城山さんのお話…。
(城山)うん。
(せき込み)大丈夫?
(せき込み)ねえ大丈夫?ええ。
(せき込み)ああ大丈夫?ぜひとも受けさせて頂き…。
ああ!ああそう。
いやいやどうもよろしく頼むわくらもっちゃん。
ハハハハ…。
(ノック)
(城山)はい。
(城山)ああ…。
(蔵本)どうした?エリカ。
(城山)あっバカ息子…じゃない。
なんだ?なんだお前たちは…。
僕たちは城山さんに…。
うっ!うっうっ…あっ。
あ…あっ翔くん!大丈夫?
(エリカ)えっ…。
翔くん?ああ…。
クソッまたか!おのれ城山!お前だろう裏で糸を引いてたのは!!
(城山)あっ…。
永田町の妖怪め!ちょちょちょ…。
ああっ?ああ…おお…ええ…。
なんとか言ったらどうだ!かっ…ここう…。
はあっ?かここう!?か…か…こう…。
アーユージャパニーズ!?ジャパニーズだよう…。
おいお前らなんともないのか?ああなんともないな。
なるほど…。
首相指名選挙に際して再度仕掛けられた罠か。
公安の新田から聞いた。
冬島にはこの入れ替わりを仕組めるほどの資金力はない。
チョモランマ会議と直でつながっているのはあんただろう!?冬島を使って俺のネガティブキャンペーンまで仕組みやがって。
その発覚を恐れ冬島を消したな!はあ…ハハハ…。
証拠はあるのか?えっ?証拠はあるのか?
(エリカ)パパと私の事もこの妖怪のせいなの?
(蔵本)城山さんお答えください。
バカバカしい。
そんな入れ替わるだなんて…そんな漫画みたいな話…一体誰が信じるか?そんな話あなた方表出てやってごらんなさい。
すぐに通報されて…。
(救急車のサイレンの口まね)当分退院出来ないんじゃない?ふざけるな!!総理…おやめください。
泰山。
俺は自分のここに正直に生きていきたい。
蔵本…。
(ノック)
(貝原)失礼します。
城山先生明日のインターネット会談のお時間なんですが…。
(城山)うん…。
(舌打ち)
(舌打ち)
(闇雲郁代)よかったら食べてカレーパン。
ありがとう。
ありがとうございます。
(闇雲渡)割と評判いいんだよな。
(郁代)うん。
あの2人なんでまた入れ替わったんだろう?今私たちに出来る事に集中しよう。
はい。
こちらコスモスカイ。
ネット会談始まるぜ!オーバー。
今の政治にはうんざりだ!1987年4月1日JR!いーちゃんいくよ〜!「YouYouYouYouareastar!」あっ先輩!これ見て!ん?誰かが予想投票を集計してる!ああっすごい!だいぶネット会議に注目集まったね。
はい!
(スタッフ)おはようございます。
(城山)ああご苦労さん。
きれいなスタジオだね。
城山先生入ります。
(城山)はいどうもこんにちは。
ああどうも。
(スタッフ)武藤先生お願いします。
(狩屋)はい。
相手はバカ大学生…並みの泰山と俺の手のひらに乗っかってる蔵本だよ。
ハハッ…。
勝負は見えてるわ。
(スタッフ)ではお待たせしました。
はいはい。
本番5秒前。
432…。
今夜は明日の首相指名選挙を控えて各党の党首お三方にお越し頂きました。
首相を目指す意思表示をされているのは前進党の城山党首と民政党の武藤党首のお二人です。
そこで憲民党の蔵本代表がどちらを支持するかが注目されています。
ではそれぞれの…。
(渡)予想投票だと城山か…。
まずは…。
前総理ねっお先にどうぞ。
では武藤前総理どうぞ。
本当に短い間でしたけど総理になって出会った人たちが僕を変えてくれました。
これまでの党利党略数の論理利権官僚の思惑自分の出世。
本当は政治家も官僚もこの国をよくしたいっていう志があったはずなのに…。
僕は初心に立ち返って本当に困っている人制度と制度の間で落ちこぼれて苦しんでいる人そういう人たちを笑顔にしていく政治をしていきます。
(城山)フ…フフッ。
(城山のせき払い)いいですか?今後はハコものを作るだけではなく人材そのものを作る奨学金制度を見直すとかいったん家庭に入ったけどまた働きたいお母さんたちを含め女性の活用を…企業だけじゃない国そのものが本気になって考える!以上です。
(拍手)
(司会者)「武藤党首の発言ネット上でもかなりの反響があるようですが…」次に城山さんにご意見を伺います。
はい我が前進党はですね皆様にお約束しましょう。
第1に経済改革シロノミクスの実行!第2に働くご婦人方の応援プロジェクトの改革という事でね…。
(城山)「前進党何とぞ…」
(エリカ)永田町の妖怪が自分の事を棚に上げて…。
(ラム)でもワニよりいい。
(マトン)ワニ怖い…。
(司会者)「今回の首相指名選挙のキーマン蔵本さんお願いします」
(蔵本)ん〜…。
ん〜…。
(蔵本)「え〜…私は憲民党を代表して…」明日の首相指名選挙で首相を目指す事を明言します。
(司会者)「今回の首相指名選挙キーマンと思われていた蔵本さんまさかの立候補宣言です」ん〜…。
やっぱ政治のプロは「城」「蔵」の2人だな。
城蔵2系統…うん!こちらコスモスカイ。
泰山は素人くさい。
翔ちゃんとエリカさんのお父さんが出るんじゃどっち応援したらいいかわかんねえなあ…。
(郁代)真輔とオカダがやるようなもんだからねえ。
「オカダさん」な!
(司会者)「いったんここで休憩に入ります」その間も視聴者の声をお伝えします。
(狩屋)蔵本が城山につくとはなあ…。
ヘヘヘ…楽勝ですよ。
ええ。
ヘヘ…。
あの武藤のバカ親子また入れ替えたんですか?
(ノック)はい。
(貝原)失礼致します。
(城山)はいはい。
(貝原)先生視聴者の反応ご覧になります?おお見たいな見たいな。
(貝原)予想投票は城山先生の優勢で変わりません。
おお〜…。
先生お襟元糸くず…お取りします。
(城山)ああああそうか。
うん…ああ…。
小学生以下の頭脳のあの泰山に賛同するバカが結構多いなあおい…。
ですが正直先ほどの武藤前総理の言葉は素人にもわかりやすくてグッとくると思いましたが…。
いやいやいや甘いよ貝原ちゃん。
…と仰いますと?まあ我々のように戦後の日本を支えてきたまあ…私のような選ばれた人間がだねこういった烏合の衆をだな導いていかん事にはね大変な事になってしまうという事なんですよ。
なるほど。
つまり大衆は愚かという事ですね?まあ言葉は悪いけどね大衆はまあ愚かだね。
働く女性だとかなあのシングルマザーだとかなそういう男の言う事聞かない女な。
もういかんなあ。
ああいう女がこうはびこっちゃこの国は滅びるよ本当に。
ねえ。
昔はなちゃんと三歩下がってそれでもう男のあとを後ろずーっと来てな…。
先生そろそろお時間です。
もう少ししゃべりたかったんだ。
はいどうもお待たせ…。
いやいやいやいや…。
どうもお待たせしました。
遅くなっちゃった〜。
さっ後半もね盛り上げていきましょう!はいどうも。
(司会者)城山さん。
(城山)はい。
休憩中に仰ってた事全部ピンマイクを通して聞こえてました。
(城山)貝原くん。
これ…ピンマイクって…あれ…これ?それがピンマイクです。
ハッハッ生きていたんだねえ。
生きていた?
(城山)生きていたんだこれがな。
(貝原)ピンマイクが生きてた…?
(城山)あ〜!ハハッ。
でもしょうがないよなこれ。
ねえ…。
まあ大人になりましょうお互いにね。
はいありがとう。
城山!国民をバカにするな!ストライキだ!こちらコスモスカイ!ニュータイプをなめるな!俺許さない!城山さん。
はい。
俺が泰山だよ。
本物っすか?すいません本物っすか?本物だよ。
「元から変わってねえんだよ」そうは言っても三者横並びか…。
私蔵本。
ミートゥー。
入れ替わりは芝居…。
(郁代)うん?しーっ!しーっ!
決戦前夜
翔お前も飲むか?えっ?は…はい。
(綾)ネットの人気競ってるじゃない?世論はそうでも代議士たちが決める総理だ。
世論どおりにならないのが政治の常だよ。
そこがおかしいと思うんですよね。
国民みんなの気持ちと関係ないところでいつの間にか色々決まって…。
そのとおりだ。
そこを政治家が諦めちゃ駄目なんじゃ…。
そのとおりだ。
とにかく明日は神様と天神様の言うとおりで決まるのね。
いや…なぜか勝っても負けてもいい気分だ。
えっ?俺は政治家として目が覚めただけでもよかったと思ってる。
山を越える事よりどんな頂を目指すかが大切なのかもしれん。
ほら。
ひとつ考えてる事がある。
(議長)これより内閣総理大臣の指名を行います。
この手続きは衆議院規則及び…。
面接頑張ってね!はい!真衣さんもし合格したら…。
いえ…なんでもありません。
お父さんをよろしくお願いします。
うん。
いってきます。
(アナウンサー)「首相指名選挙が始まっていますが毎朝テレビの取材によりますとすでに前進党の票固めは終わっており城山党首有利との情報が…」
(国会職員)松村義徳くん。
堀口恵介くん。
澤田俊一くん。
鈴木正則くん。
村崎辰くん。
中西幸一郎くん。
中村真由美くん。
どうぞ。
ありがとうございます。
あれ?なんか以前と雰囲気が違うな。
あっそうですか?前はもっと高圧的で…。
看板に偽りありだーっ!高圧的ってなんですか?君の素直な気持ちを聞かせてほしい。
はい…。
よろしく。
よろしくお願いします。
よろしく。
よろしくお願いします。
よろしく。
よろしくお願いします。
よろしく。
よろしくお願いします。
(議長)投票箱を閉鎖。
開票。
これより投票の計算及び点検を命じます。
(アナウンサー)「開票が始まりました」「過半数の237議席を超えるのはどの候補なんでしょうか?」
(議長)投票の結果を事務総長から読み上げさせます。
蔵本志郎くん…。
1票。
(事務総長)城山和彦くん…。
202票。
過半数いってねえじゃねえかおい!
(事務総長)武藤泰山くん…。
270票。
(狩屋)よっしゃー!
(議長)よって武藤泰山くんを本院において第101代内閣総理大臣に指名する事に決定しました!
(拍手)
(アナウンサー)「内閣不信任案で総辞職に追い込まれた武藤総理が復活しました!」「憲民党の蔵本代表は1票でした」「残りの憲民党議員は全て武藤総理に票を入れたと見られます」泰山!この際暫時休憩に入ります。
議長!ちょっと待ってください。
なんだ?
(議員たちのざわめき)
(城山)所信表明はまだ早いぞ!私はたった今首相指名選挙において再び内閣総理大臣となりました。
しかしこれは衆議院議員の中での数の論理であって決して民意を反映させたわけではありません。
そこで私は…。
(城山)えっまさかこのタイミングで…。
ただ今この場で衆議院を…。
(2人)バンザーイ!衆議院を解散致します!
(一同)バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!と言いたいところなんですけどもね…。
(城山)ああ!?これ解散総選挙となると莫大な金かかりますよね。
城山さんいくらぐらいかかると思います?いや…私は今答えたくないね。
700億円です!
(城山)はあ〜。
これ全て国民の血税が投入されるわけです。
そうよ!血税だよ!「全くもってもったいない話ですよね」そこで国民の皆様に私からお願いがあります。
お願い?君の志望動機は素晴らしい!…が前回だいぶやり合ったと聞いているが…。
だいぶやり合った…?あの…多分言いすぎて…。
ごめんなさい。
本当すみませんでした。
でも…もしも安全でおいしい本物の野菜を一人一人の口に届けたいという思いが御社に少しでもあるのなら僕を…あっ…わたくしを採用してください。
真衣さんエリカさんお待たせしました。
皆さん後方のモニターにご注目ください。
国民の皆様この武藤泰山にこのまま総理を任せてよいのか否か…。
「お手元のリモコンボタンを押してご投票願いたい」紅白の歌合戦の…お前審査じゃねえぞおい!これこれこれこれ…。
(黒川正吉)うん!「私泰山に任せてよしイエスと思われる方は黄色いボタンを」「いや駄目だノーと思われる方は赤いボタンを」「どちらでもないと思われる方は緑のボタンを押してください」
(城山)赤だね。
赤押せ!武藤総理の息子さんなら後を継ぐつもりはないのかい?僕は…政治家として頑張っている父を尊敬しています。
それでは皆さんご準備が整いましたでしょうか?父は政治で僕は…あっ…わたくしは食を通してこの国の一人一人を笑顔にしていきたいと思ってます。
それではお手元のリモコンボタンを…。
「押してください。
どうぞ!」緊張しちゃう…。
バ…バカ!
(渡)黄色。
(綾)あっ青押しちゃった。
(タケル)えい!
(面接官)この国の一人一人を笑顔に…か。
君のように甘っちょろい理想を語る若者はたちが悪い!なんやこれ?しょうもない。
届け!おうおうおうおう…。
おい!赤!赤を押せ!
(城山)赤押せ!赤赤…!赤よし!緑よし!黄色よし!1872年新橋・横浜間開通!えーいままよ!「君なんだ」
(拍手と歓声)よしいけ!よっしゃ!きたぞ!
(狩屋)きたよ!きた!
(拍手と歓声)よっしゃー!
(拍手)やった…やったー!イエスが過半数を超えました!よって第101代内閣総理大臣武藤泰山くんは国民に承認されました!泰さん!やったー!やったー!解散じゃないですよ!解散ではございませんが…バンザーイ!
(一同)バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!
(一同)バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!
(一同)バンザーイ!バンザーイ!よかった…。
バンザーイ!
(拍手)うん!うん…!
(一同)ワニ!ワニ!ワニ!ワニ!ワニ!
(拍手)お疲れさまでした。
(一同)バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!
(拍手)今度はお前がカキ天おごれ。
ありがとう。
ありがとう!ありがとう!貝原茂平32歳今猛烈に感動しております!総理再選おめでとうございます。
城山が怪しいと気づいてあえて向こうについたそうじゃないか。
新田くんから聞いたぞ。
(貝原)つまり大衆は愚かという事ですね?
(城山)大衆はまあ愚かだね。
貝原首相会見の準備を頼む。
はい喜んで。
(携帯電話の振動音)はい。
やっと面白くなってきたな。
勝負はなこれからだからな…。
私は戦いますよこの国のために。
ほざいてろ。
バーカ!首相指名選挙の時なんですが私小中さんが黄色いボタン…つまり武藤総理に任せてよいのボタンを押されたのを見てました!「突然何言うてんねん。
ええ?」「そんなもんな…是々非々や」ゼゼヒヒ?ゼゼヒヒ?「…でですね実はこんな音声が届いているんです」
(翔の声)「先生はもし民政党が選挙に勝ったら本当に素っ裸で皇居を1周なさるんですか?」
(小中)ああしたるよ。
(貝原)録音しました。
(小中の声)「まあもっとも勝てるわけないけどな」「アホ言いないな!ええ?」
(笑い声)よくやった貝原!…ああ!ハハッ!おい…。
いや…やめておくわ。
体が戻ってから調子いいんだ。
本当に就職するの?うん。
私あなたは政治家に向いてると思う。
えっ?10年後あそこで待ってる。
私たちの時代を私たちが作ろうよ。
あっ…。
今後は本業に専念したいので総理秘書見習いを辞めさせてください。
今日まで本当にどうもありがとう。
奥様から出資して頂いた1億円必ず生かします!1億円返してくれ。
あら。
どうした?もう使っちゃった。
そういう事か。
ピーチ。
ところで翔面接のほうはどうだったんだ?君のように甘っちょろい理想を語る若者はたちが悪い!だが理想すら語らない若者はもっとたちが悪い!よろしく勇気!ようこそアグリトラディショナルへ!ありがとうございます…。
ありがとうございます!
(渡)武藤翔くん!就職…。
(一同)おめでとう!ありがとうございます!ありがとうございます!タダ飯…。
フリーフード。
ああ〜っ!これで翔ちゃんに店継いでもらえなくなっちゃうな。
(郁代)何言ってんの!そもそも翔ちゃんは総理の息子だよ。
(渡)そうだけどさ…。
なんとかなんないかな?しっかり頑張んな!
(郁代)あっいらっしゃい。
矢野さんに言われて来ました。
(渡)オオオ…オカダ!
(郁代)…さん!
(ラム)誰?
(マトン)フーアーユー?
(渡)このバカ!…こっち散らかってますんでどうぞこちらへ!どうぞどうぞどうぞ!この方はね第63代IWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカさんだよ!
(ラム・マトン)オカダ?
(郁代・渡)オカダさんだ!!ななな…何食べます?特にありません。
ちょっと待ってちょっと待って…。
あの…僕…あの…その…。
フフッ…あの…。
あっ…大丈夫?翔くん?
(議長)内閣総理大臣武藤泰山くん。
さあ始めるぞ!この国の民のために!
わたくし武藤泰山は第101代内閣総理大臣に就任をさせて頂きました。
アイテッ…。
あれ…?
秘蔵映像満載のDVD発売決定!
2015/09/19(土) 00:24〜01:24
ABCテレビ1
[終]民王 #8 「民王」[多][字]
ついにお互いの身体に戻った武藤泰山(遠藤憲一)と翔(菅田将暉)。喜んだのもつかの間、公設第一秘書の貝原茂平(高橋一生)の裏切りに遭い…。★副音声あり
詳細情報
◇番組内容
貝原に城山和彦(西田敏行)の離党・新党立ち上げについていくことを宣言され、窮地に陥る泰山。民政党を離党した城山は、新党・前進党を立ち上げ、すぐさま武藤内閣不信任案を提出。国会でも可決され、泰山は10日以内の内閣総辞職か衆議院解散の後の総選挙か、を迫られる…。
★今回も副音声『たみちゃんねる』実施緊急決定!!
秘書貝原役・高橋一生さん、官房長官狩屋役・金田明夫さんが登場!!
◇出演者
遠藤憲一、菅田将暉、本仮屋ユイカ、知英、原金太郎、池谷のぶえ、峯村リエ、山内圭哉、六角精児、高橋一生、金田明夫、草刈正雄(特別出演)、西田敏行
◇原作
池井戸潤『民王』(文春文庫)
◇脚本
西荻弓絵
◇監督
木村ひさし
◇主題歌
miwa『ストレスフリー』(ソニー・ミュージックレコーズ)
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】大川武宏(テレビ朝日)
【プロデューサー】飯田爽(テレビ朝日)、菊池誠(アズバーズ)、神山明子(アズバーズ)
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/tamiou/
☆Twitter
http://twitter.com/tamioudrama
☆Instagram
https://instagram.com/tamioudrama/
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語
サンプリングレート : 48kHz
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