ウワサの保護者会「うちの子 オタクなんです」 2015.09.19


あら?今日はいつもと店員さんの雰囲気違うわね。
そうなんですよ。
今日のテーマに合わせてアキバ風の店員さん。
アキバ風の店員さん。
…にしてみましたが。
尾木ママ「アキバ」と言えば何でしょうか?アキバと言えばもう決まってる「オタク」。
そのとおりです。
ご主人様。
はい。
今日は「うちの子がオタクなんです」という保護者の皆さんにお集まり頂いています。
うわぁ面白い集まり方。
じゃ早速あちらに行きましょうか。
はい。
よろしくお願いします。
どうぞ。
さあふだんは言えない本音をさらけ出して頂きましょう。
…とその前に!オタクって実際どうなの?オタクが集まる街で聞いてみました。
それ一番に来るね。
番組が独自に行ったアンケートの結果子どもがオタクだと答えた家庭が44%。
ほぼ半数の子どもたちがオタクという結果に。
このうち最も多いのがアニメオタク。
アニメ大国日本ならでは。
2位はゲーム。
男女を問わずのめり込んでいるご様子。
3位は鉄道。
伝統のオタクは今も健在。
他にはアイドルや歴史動画サイトなどなど…。
何とも多様な子どものオタク。
そしてオタクの数だけ親の悩みもあった。
番組に寄せられた保護者のお悩みの声は…。
「ゲームばかりで勉強も宿題もやらない」。
「途中でやめさせようとするとキレる」。
「将来役に立ちそうな事ならいいのに…」。
子どものオタクホゴシャ〜ズはどう向き合ってる?わが子がどんなオタクなのかをちょっと教えて頂きましょうかね。
うちは2人ともマンガとゲームとあと特撮。
やっぱりアニメオタクなんですね。
机の周りにフィギュアとかカレンダーとかバッジとかいろんなグッズが並んでて。
グッズで埋め尽くされちゃって。
織田信長リスペクトっていう。
織田信長がすごい好きっていうそういうオタクで。
2歳ぐらいか物心ついた時から電車が大好きで。
乗るのが好き写真を撮るのが好きあと音も好きでよく音まねとかしてますね。
音っていうのは…そこに行ってこうやって聞いたりしてて。
(一同)あ〜!ボーカロイドっていう初音ミクの歌とかが好きでお恥ずかしい話…帰ってきてから9時ぐらいまでずっと宿題もせずに…「9時になったら宿題する」とかいうふうに言っちゃって。
タンポポさんまだねお子さんの趣味発表されてませんけども…。
なんか結構「えっ!?」と驚くようなオタクっぷりなんだそうです。
あそう。
うわあ楽しみ!そのオタクとは!?ほ〜これですこれですこれですこれですこれです!見て下さい見て下さいこれ!なんと!エレベーターオタク!高層ビルを見るともうソワソワしてしまうというABOくん。
お目当てはガラス張りのシースルーエレベーター。
5歳の時に乗ったホテルのエレベーターに感動し以来エレベーターオタク歴7年。
ピンポーン2階です。
小学校の夏休みの宿題でもお手製のエレベーターを作るほどの熱の入れよう。
実はこれ仕組みで紹介すると…この日訪れたのはずっと乗りたかったという都内有数の大型エレベーター。
最初はただ景色が見たくてエレベーターに乗っていたABOくん。
24階です。
(取材者)今のエレベーターどうでした?いろいろなエレベーターに乗るうちにその仕組みやメーカーごとの作りの違いにまで興味は広がっていった。
(アナウンス)「ドアが閉まります」。
エレベーターに乗って満足するオタクならかわいいものじゃないですか。
…と思いきや!?困った事もあるのだとタンポポさんは言います。
エレベーターオタクのABOくん。
NHKのエレベーターもチェック!開くと分かるんですけど。
このヒューってなんかゆっくり到着する感覚が古いエレベーターでは起こりやすいんです。
あっ確かに!ドアが開いてもエレベーターがまだ動いてる。
ABOくんのエレベーター好きどこまで上り詰めてしまうのか!?
(アナウンス)「上へ参ります」。
しょっちゅう使ってますけど私ここで働いてるんで。
やっぱり古いんですね。
そうらしいです。
じゃちょっと上の人に言っておきますね。
だけどよく見てますね。
観察力。
見てますね!才能を感じますけどね。
今はまだ人に迷惑をかけないような所で乗るんですけどちっちゃい頃に宅急便の人とかと紛れて人のマンションとかに行っちゃったり。
でもうどこ行ったか分かんなくなっちゃった時とかあって。
でもそこがやっぱりオタクですよね。
突き破ってるんですよ。
分かんないです私。
番組ではですねちょっとアンケートをとっていまして。
どんなオタクだったら安心ですかどんなオタクだったら不安ですかというボードをご用意しました。
安心なのは歴史など勉強になるものや野球鉄道など。
逆にお金がかかるアイドルオタクやバーチャルな世界にのめり込むゲームやネット動画は不安だという声が多かった。
タンポポさんのABOくんの趣味のエレベーターは皆さんのリアクションからするとまあ安心なんじゃないと。
そのような気がちょっとね…。
ちょっと上の方が皆さん気になりますか?上の方が。
上の方でしょうね。
マックスきちゃってますねこれね。
その動画をアップするんですけれどもそれが「グロい」って言うんです。
グロいから自分の描いた絵が。
だから私にはあまり見られたくないみたいで「見せて」って言ってもちょっと断られたり。
親の知ってる範囲を超えてるところもあるので。
それがねちょっと心配でもありますね。
やっぱりなんかちょっと歌詞が…普通じゃないかなというような。
なんかそういう歌詞が出てきたりはするので。
何を見てるの?っていう。
使います?アニメとかに載ってくる。
本当にそういう「鬼畜」みたいな言葉が出てくるような。
でもさっきしゃちほこさんがねお子さんの趣味を「織田信長」とおっしゃってたんでだと歴史でここで安心なのかなという印象を受けますが実は不安な気持ちを持っていらっしゃるんだそうです。
しゃちほこさんの息子さんたくまくんは歴史オタクでも戦国時代オタクでもなく織田信長オタク!彼の宝物はおじいちゃんに買ってもらった…
(たくまくん)これお金で昔の。
信長は経済力を重視しててこの絵をどの武器にも絶対つけてたからこれは好きです。
今川義元の戦い桶狭間の戦いで多分着ていったかぶとだと思います。
去年の誕生日プレゼントに買ってもらいました。
学習用の歴史マンガで知った信長の考え方に共感したのがきっかけで今では過去の戦の戦略を自分だったらどうするか夜な夜な考えたりするほどに。
そんな懸念があらぬ方向に。
ん!?マスクに…じゅ銃。
様子が全然違いますね。
信長の部下が無理ならガンマンになってしまえホトトギス。
…と思ったかどうかはさておき部屋には銃がゴロゴロ!これ一体何が違うの?そんなたくまくん今度は自慢の銃を外に持ち出して…。
321…はい!敵味方に分かれて銃を撃ち合う「サバイバルゲーム」と呼ばれる遊び。
気分は大好きなゲームの登場人物。
憧れのキャラクターになりきって戦うのだ。
子どもたちのこんな趣味安心?不安?いやあしゃちほこさんふだんああやって…。
初めてです。
知らないところで「友達と行ってくる」って言って行っちゃうのでああやって実際にやってるのは初めて…。
弾は飛ぶんですよね?本当に。
そうなんです。
心配ですよね。
アンケートでもサバイバルゲームは2番目に不安と思われていた。
その不安とは?銃撃つのが楽しいのか撃ち合いするのが楽しいのか…そういうちょっと不安がありますね。
そこで自分の何て言うのかな誰かになりきった感じでねバンバンってやってねこれは男の子だもん。
それはやっぱりやりたいと思います。
ただ…今のサバゲーのと同じで娘が読んでる本がやっぱりキモいというかグロいというかちょっとキュンとするような少女マンガのじゃなくて…グロテスクというね。
ちょっと親には…私には理解できないような。
「変な世界に入んないでくれればいいのにな」と言うと…頭ごなしにダメって言うと多分隠れて行っちゃったりとか。
ちょっと迷っちゃいますね。
そう。
人間というのは基本的にねそういうグロいものが好きなんです。
この2015年の現代で言えばすごい清潔感であちこち除菌でしょ。
だからそこのところを現代の子どもはやっぱりアニメとかそういうところでグーッと求めていくんだと思うの。
ゾンビだとか人間食べちゃう。
僕もあれ嫌いなのよ。
大嫌いなの。
でもこれが「グロいから気持ち悪いからやめなさい」ってやめさせると今度心理的には全然違う方に出てきます。
例えば過食症になるとかあるいは拒食症になるとか。
あるいはリストカット始めるとか。
そういう心理的なマイナス面がいっぱい出てきますから。
でも好きなようにさせていたら…ただね放置しておけばいいのかっていう事ではなくて…自分の出番とか居場所があるよというそういう向け方っていうの?「今晩お母さんちょっと忙しいから夕食作るの手伝ってくれない?」とかあるいは「お風呂ちょっと沸かして」とか。
生活の中で自分が役に立ってるなって。
みんなに喜ばれる存在なんだとかいうのがいっぱい味わえるようななんかそういうのがあればグーンと突っ込んであっちの世界に行ってしまうって事はないわね。
ここでホゴシャ〜ズからも子どものオタクと上手につきあっていく知恵が。
チャラン。
はいありがとうございます。
子どもの好きなものと親の好きなものをお互いに把握し合うという事を実践しています。
ポントは「好きなものを把握する事」。
子どもの好きなものをよく知った上で独自のルール作りをしているというヤマガラさん。
「ルールに特例を作る」。
はい。
これは下の子のゲーム好きの件なんですけどやっぱり時間決めてるんですよ。
1回1時間までって。
1時間守らせてるんですけど…勉強がはかどらないんですよ全然。
それを私がやってると分かっているので「あ〜この面大変だよね。
よしやれ」と。
なんか…更に勉強へと導く事もできちゃうそうな。
娘がマンガ好きで…そういうのにはまった時期があってグッズ買ったり本買ったりすごい大変だったんですけど…結構国旗覚えてるんですよ。
よしいけるんじゃねと思って国旗が書いてある本とか地理とか歴史とかの本参考書とかあるんですけどそれを買ってきたらはまって。
見事に。
でちょっと成績が…歴史の成績とかが…。
上がった?はい。
織田信長まさに学びに誘導していけるんだなと思って。
「この時代世界どうだったの?」だったり世界史とつなげたらいいんじゃないかなって今お話聞いて思いました。
学びの穴にちょっと入れちゃう。
ほんとですね。
そしてフラミンゴさん。
ジャン!息子さんがオタクでよかったとそのメリットを語るのがフラミンゴさん。
鉄道オタクを続けるうちに計画性やお金のやりくりなどさまざまな事を身につけたのだという。
旅行予定日の半年ぐらい前からこういう計画をしてるんだよと一生懸命私に言ってくるんですよ。
「北海道から大阪行って東京帰ってくるんだよ」みたいなそういうなのでまさか行けないと思ってるから…計算をさせて何日でどういうふうに旅行の計画表みたいなのを書かせて。
お母さんがしっかり好きな世界を把握していらっしゃいますよね。
それがまずすごい。
こっちも分かんないと話ができないから。
私も駅名をずっと言って「はい次何?」とか聞かれると言わないとずっと聞いてくるからこっちも悔しくなって。
お子さんはもともとしっかりした子だったんですか?修学旅行で電車にグループごとに乗るって時にはその班の子が「うちの班は大丈夫」。
うちの子がいるから大丈夫だよっていうふうに。
それでやっぱりそういう事では…一目置いてる。
すごい。
まず子どもがグロいのが好きでも「ちょっとママも読ませて」って言ってその本人の世界を共有をちょっとでもした方が彼女にとってもいいんですね。
そうですね。
1つでもこういうところがいいんじゃない?というの見つけて「私はここがいいと思うんだけどどこがいいと思ってるの?」とか会話をしてみるとお嬢さんもなんか安心というか…こっちは好きにならないかもしれないけど…「あそこにすごいエレベーターがあるのよ」ってお母さんから言われたらABOくんもテンションがもっと上がるような気がしますね。
でもいいですね。
オタクってほんとにちょっと視点変えるだけで…。
全然心配なものではないですよね。
可能性も感じますしね。
むしろ親の方が関心を持ってじっと見つめていたりあるいは一緒に関わって遊んでみたりそんなふうにして。
あんまりこじ開けようともしないでそうかといって閉じてしまわせるとあちらの世界に行っちゃうから適度な距離感っていうの?いい距離感をどう確保できるかっていうのが今お二人の話聞いても学んだ点ですよね。
(笑い声)「ウワサの保護者会」はこれからも子育てにまつわるさまざまなテーマでお送りします。
お楽しみに!みんなの知恵が集まるホームページも必見です!2015/09/19(土) 12:00〜12:25
NHKEテレ1大阪
ウワサの保護者会「うちの子 オタクなんです」[字][再]

勉強は後回しでアニメやゲームに没頭するオタクな子ども。どう向き合えばいいの?悩める親達と尾木ママが本音でトーク。オタクを子どもの成長に生かす逆転アイデアも登場!

詳細情報
番組内容
アニメやゲーム、アイドルに鉄道などオタクのジャンルは様々。そんなオタクな子を持つ親たちは「何をしているかわからなくて不安」「現実と仮想の区別がつかなくなるのでは?」など悩みが尽きない。やめさせるべきか?どう向き合えばよいのか?オタクな子どもを持つ親たちと尾木ママが本音でトーク!仮想世界に走らないための家庭での対処法を尾木ママが伝授。親からはオタクを我が子の成長に生かす逆転ミラクル・アイデアも登場!
出演者
【出演】教育評論家、法政大学教授…尾木直樹,【司会】高山哲哉,【語り】徳山靖彦,鈴木麻里子

ジャンル :
趣味/教育 – 教育問題
バラエティ – トークバラエティ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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