(テーマ音楽)水内猛です。
くわばたりえです。
くわばたさん3人目のご出産おめでとうございます!ありがとうございます。
(拍手)今回は里帰りしないでこちらで産んだという事ですけども。
そうなんですよ。
だからね里帰りはしてないんですけど逆に大阪からお母さん来てもらったり千葉の方から旦那のお母さん来てもらったりして助けて頂いてこれがなかったら私はどうなってたんだ。
これがない人たちはママはどうしてるんだって思いながら。
「すくすく」のオンエア見てましたよ。
ちゃんとやってましたよ。
やってましたよ。
やってました。
さあくわばたさんが復帰して最初の回のテーマですけれども…。
5月に放送した「育児疲れ」を再び取り上げます。
まずは前回の内容を振り返ってみましょう。
こちらをご覧下さい。
5月に放送した「育児疲れ」では2人のママが取材に応じてくれました。
石井さんは2人の子どもの世話しつけ家事に追われて体も心も余裕が全くない事に悩んでいました。
疲れがピークに達すると…一方自分だけどうしてこんなに疲れるのかと悩んでいたのは千葉県にお住まいの飛井さん。
仕事で忙しいパパや実家の両親には頼れずいつも息子の皇城君と二人きりの飛井さん。
公園でも他の親子と関わろうとはしません。
つい自分たちと比べてしまい余計に落ち込んでしまうからです。
番組に対し放送直後から8月末までの間に557件もの声が全国のママから寄せられました。
「自分では育児疲れなんて感じないと思っていたのですが見たら涙が止まらない事」。
「みんな通る道なんだから疲れたって言うのは甘えのように感じていました。
でも特集して下さったおかげでとても救われました」。
「勇気を持って悩みを打ち明けてテレビに出演して下さった2人のママさんに感謝の気持ちでいっぱいです」。
多くのママが直面している「育児疲れ」。
どうしたら少しでも解決の方向に向かえるのか更に考えていきます。
これ「こういうママもいるんだ」のレベルじゃないんですよ。
こんなママがたくさんいるんですよねほんとに。
スタジオにも前回の「育児疲れ」に感想ご意見を寄せてくれたママたちに来て頂いております。
今回はお子さんは別室でお預かりしてお話を伺いたいと思います。
皆さん前回の「育児疲れ」を見て頂いたと思うんですけどもどういったご感想を持ちましたか?もう番組見ててまさにこれは私だなって思いましたね。
「私が出てるやん」と思ったと。
はい。
じゃ堀内さんはどうですか?
(堀内)私2番目の方に似てるんですけれども支援センターとか連れてっても泣くので利用しなかったしあとは公園行っても他の親子に絡めなかったので孤独でした。
ずっと孤独だった。
大変ですよ。
田中さんはどうでしたか?前回の放送を見て私も泣きました。
正直ほんとに疲れてるの私だけじゃないんだって思えてほっとしたのを覚えてます。
前回に引き続きママたちの悩みに答えるのは…ではこの「育児疲れ」今回特に多かったお悩み疑問について考えていきたいと思います。
まずはこちら!悩みを寄せてくれたのは…2人の男の子の育児に追われ蒲池さんはいつも疲れを感じています。
特にお兄ちゃんの真翔君が活発になり…どう接していいか分からなくて…イライラに耐えきれずある日仕事から帰ってきた…それ以来愚痴っぽくなってしまうのを気にして…パパの方から話しかけてくれればもっと前向きな会話ができるのにと感じています。
めっちゃ分かるわ。
話す時間をつくってほしいんだよね。
なんか話聞いてほしいんだよね。
なんか。
話を聞いてもらって例えば今日一日あった子どもの様子とかを聞いてほしいなと思いますね。
「今日こんなんあってん」って言いたいのにそれすらも言えないような雰囲気になっちゃってる。
大日向さんパパにどうすればママの思い伝わりますか?
(大日向)怒りをどうやって…。
怒りますよね。
私話聞いててても怒ってきたんだけど。
怒りをバーンってぶつけるとやっぱり「話聞きたくないよ」と逃げられて余計ママつらいじゃないですか。
だったらちょっとだけお互いの立場の違いの中間の方に一歩足を踏み入れていく。
もしよもしママができたら先に「ありがとう」と言ってみる。
「お仕事頑張ってくれてありがとう。
私を寝かせてくれてありがとう」って。
「私こんなに『ありがとう』って言ってるんだからあなたも言ってよね」というふうな戦略も必要なんですね。
言ってほしい。
言っていいの。
育児を頑張るためにも子どもを愛するためにも必要なものなんだから堂々と訴えましょう。
(倉石)専業主婦さんの方がストレスは大きいですっていうのはこれはもう客観的なデータなんですけれどももうずっと前から言われてる事なんですね。
一生懸命やっててもそんないつも子どもが笑ってくれるわけじゃないし泣く時もあるし。
自分がやった事の見返りが全然ない事を一日中ず〜っとやってなきゃいけない。
その負担をず〜っと持ち続けてるという精神的な負担というのが明らかなんですよね専業主婦さんの方が。
どうすればいいかっていう事はやはりあの男性というのはですね自分がどうやって家で迎えられるかとか帰ってきた時に。
こういう事ってすごく繊細に感じてる人もいるんですよね。
ですからほんのちょっとの事なんですけれども「おかえりなさい」という言い方をどんなふうにするかとか。
子どもさんと向き合っていてもう大変かもしれないんだけれども例えばそういう事なんですよね。
そういうちょっとした事で気持ちが変わったりする事はあるんじゃないかなと思いますね。
それから蒲池さんおっしゃられたように2人の時間を持ちたいというのはとっても大事だと思います。
他にも…このパパたちのパパお父さんがまさにこうだったんだと思うんです。
団塊世代の男性たちって「俺の仕事でお前たちが暮らしていけるだろう」みたいなそういう価値観で生きてきてほとんどおむつも替えた事のない子どもの友達も担任の先生の名前も知らない。
ただねその団塊の世代の人たちが今どう言ってるか。
懺悔です。
「あの時もっと育児すればよかった。
僕たちは仕事仕事で子どもの事を顧みなかった。
でも人生の後半に来てそれだけは繰り返したくなかったんだって思っているパパたちのパパの声を聞く事。
そうするとパパたちも少し変わってくれるかもしれない。
倉石先生いかがですか?今の大変さもあるんですけれど「じゃ私たち夫婦は」とか「この家族はどうなったらいいのかな」という事を少しプラスに考えていくという事も大事な事だと思うんですね。
場合によれば具体的に少し考えてみたり書き出してみたりするという事をされておくと今の事になるとすぐけんかになっちゃうかもしれないけども「ちょっと先の事一緒に考えませんか?」という事を少し提案されてみる事も一つの方法かなというふうに思います。
では続いての疑問にいきましょう。
こちらです!東京都にお住まいの田中さんは7か月になる日向太君のママ。
出産をきっかけに仕事をやめ専業主婦になりました。
今は…日向太君はとてもかわいいのですが…。
実家は遠くパパの仕事も忙しいためほとんど誰にも頼れません。
そして…。
えっ預ける事なく…預けたくないんですか?いやう〜んそうですね…。
田中さんが今リフレッシュするって何でしてんの?ないの?ほぼそうですね…。
大日向さん子どもを預けずに疲れを発散ってできるものなんですか?ほとんど無理。
(笑い声)無理です!ひと言無理です。
やっぱ預けな駄目か先生。
だって疲れの源は子どもでしょ。
もう泣きわめくしかけずり回るしトイレの中まで追っかけてくる散らかすし。
その子どもといっときも離れずしかも笑顔でかわいく思うなんて無理だと。
そこを自覚する事が子どもを愛する一歩なんですよ。
倉石さんはどう思われますか?今のお母様方っていうのは「子どもしっかり育てなきゃいけない」とかきっちり育てなきゃいけないとか強迫観念っていうんですけど失敗が許されないようなねそういう意識にすごく追いたてられてるっていうそういう研究もあるんですよ。
そうするとちょっと手を抜くとかちょっと子どもから離れる事を罪悪感を持ってしまったりするというね。
田中さんの場合じゃどうすればいいかっていう事なんですけど預けるとか頼むっていうそういう勇気っていうかな。
人の力を借りるっていう事は人間が生きていく上ではとても大事な事なので。
頼るという事も一つテーマというか大事な事だと意識されるのも大事じゃないかなと思います。
一方スタジオの堀内さんにはこんなお悩みが…。
堀内さんも専業主婦。
毎日娘の理沙ちゃんの世話に追われています。
以前は…孤独な思いをしていたという堀内さん。
今は理沙ちゃんの人見知りもなくなり…しかしその一方で一日中理沙ちゃんに向き合い育児の事しか頭にない自分に気付くといつまでこの状態が続くのかと不安になるそうです。
うわ〜忍法破れたり!…と悩む堀内さん。
今まではとにかく寝たいとか体を休めたいとか生理的欲求が中心だったんですけど今は子どもから離れてひとりの時間を持ちたいっていう別の欲求が出てきたんですよ。
それがそんな私は駄目じゃないかって思ってしまうところがある?そうですね。
人間の欲求切りがないので。
そうやんね。
どうですか?私すごく分かるんですけど。
堀内さんみんな女性そうなんだけどママでしょ女性でしょ妻でしょそして社会人でもある。
マルチな人間としての私を大事にするという事はとっても必要な事なんですね。
今「欲求に限りがない」っておっしゃったけどこの4つぐらいはきちっとおさめる事は最低限の欲求で決してわがままでもぜいたくでも何もない。
むしろなんで今のママたちそんなふうに思うのかなっていう方が一度考えてみる必要があるんですね。
昭和の初めぐらいまでは母親たち育児に専念してません。
だって農業漁業が日本のほとんどだったでしょ。
みんな共稼ぎ共働きで代わって子どもはおじいちゃまおばあちゃま更には地域の人みんなで寄ってたかって育ててたんです。
それが変わったのが高度経済成長期。
60年代半ば以降から男性が主に外でお仕事して代わりに女性が家事育児を一手に担うというちょっとかたい言葉だけど「性別役割分業体制」で日本の経済発展を図ってきたんです。
そのころから育児は田中さんがおっしゃったみたいに母親の仕事ってみんな思わされた。
でもこれから時代変わってるんです。
だからもう子どもはお母さんだけで育たない。
お母さんは子どもを愛するためにこそみんなで力を合わせて育児する事が大事。
パパが半日ぐらい子どもと向き合って「大変だったけどかわいかったな」とか「子どもの成長を実感できたよ」とかそういう時間をパパにプレゼントするんだっていう事もありうるんですよ。
パパも喜びを持つために早く帰ってきてほしいという事を社会全体に言わなきゃいけない。
今堀内さん先生たちのお話聞いてどうでした?自分もひとりになりたいというふうに旦那にきちんと言っていこうと思います。
田中さんも今日いろいろお話聞いてみていろいろ思った事あると思いますけどどうですか?なかなか罪悪感をなくすっていうのが今の私はちょっとまだまだ課題だなとは思うんですけどでも愛するために思い切って預けてリフレッシュしてみようかなって思いました。
蒲池さんはいかがですか?今日のお話聞いて。
え〜っとまずはパパを笑顔で出迎えようってすごく心にしみました。
あとはやっぱ自分の時間を持って笑顔で帰ってくればまたちょっと気持ちも変わるのかなというのも思いました。
(倉石)今日こうやって番組来て頂いていろいろとご自分の事もお話頂いてご家族の事も考えて頂いたっていう事がすごく大きな一歩だと思うんですね。
「すくすく子育て」ではこれからも悩みを抱えるママの気持ちに寄り添っていきたいと思います。
引き続き皆さんの率直なお悩みご意見ご感想をお寄せ下さい。
皆さんどうもありがとうございました。
「はじめての盆踊り」。
(拍手)今回は…まずはお姉ちゃんが弟のために考えたアイデア。
心菜ちゃんは弟・昴佑君の面倒をよく見る優しいお姉ちゃん。
ある日ママが昴佑君の…昴佑君が嫌がって磨けません。
それを見ていた心菜ちゃん。
(心菜ちゃん母親)せ〜の…。
お姉ちゃん作詞・作曲の歯磨き歌です。
歌のおかげで無事仕上げ磨き終了!先日第2弾も完成!新曲「ツメ切りの歌」どうぞ!続いて子どもが自主的に動きたくなるアイデア。
なかなか着替えない哉翔君にしびれを切らしたママが考えたのは…。
ん?笛?ぐずぐずしている哉翔君に渡すと…。
(笛の音)自分でスタートの合図をする事でやる気が出るというアイデアなんです。
(笛の音)かっこいいです!うわっかっこいい〜!哉翔君…これにて…「これも知りたい!」のコーナーです。
今日は育児に疲れたと感じた時に頼れる相談先をご紹介します。
まずはこちらのVTRご覧下さい。
こちらは…4月から始まった…専門知識を持った利用者支援専任スタッフがどんな事でも気軽に話を聞いてくれママやパパが必要としているサポートを一緒に考えてくれます。
また個別に相談に乗り必要な支援を一緒に考えてもらえます。
この他各自治体には…さまざまな支援のシステムがあります。
また電話相談という方法もあります。
日本助産師会日本保育協会では専用の電話窓口を設け無料で専門家が相談に乗ってくれます。
更に無料インターネット電話を使ってママの話をどんな事でも聞いてくれるママによるNPOもあります。
育児疲れを感じたら是非一度自分に合いそうな場所を選んで直接話をしてみてはいかがでしょうか?こういうのもあるんですね。
いろんな事があるんですね。
この4月から始まった子ども・子育て支援新制度は全国津々浦々に自治体がやって下さいって事なんですね。
ですからない所お住まいだったらつくってほしいと行政に訴えるのも必要でしょう。
もう一つあったとしても何を相談していいか分かんないのが実はママたちなんですよ。
この番組ママたちもご覧になってるけど一方で育児支援を考えてる方も結構ご覧になっている。
だからその方々にお伝えしたいのは悩んでる人は理路整然と「私はこういう事で悩んでます」なんて言えないんだ。
だから広場なんかで先ほどもありましたよね。
何気なく遊んでらっしゃる姿を見て何となくモヤモヤのオーラとかそういうものがあったらどんな事でも声をかけて差し上げてそこから少しずつ少しずつ絡んでいた糸がほぐれるようなそういう相談が私は全国に広がってほしいと思いますしそれはこういう施設の箇所数じゃないんです。
地域の人のマインドなんですね。
分かる。
そのマインドを醸成していくつくっていくためにもママたちは諦めずに「分かってくれる方が必ずいらっしゃるんだこの地域に」と信じてご自分のつらさは「つらいんです。
疲れたんです」それだけでいいんです。
という事を訴えて頂けたらなと思います。
(倉石)今おっしゃってたように「なんかモヤモヤするんです」とか「なんかイライラするんですけど」とかその時思いついている事をまず口に出すっていう事ですよね。
その時に思っている事感じている事を口に出すというところからコミュニケーションって始まるんじゃないかというふうに思います。
ここでコミュニケーションとっただけでもママたちちょっとね今日も先ほど2人で話してましたけどもそれだけでも違うんじゃないんですか?
(堀内)皆さん同じ事を考えてるというのが分かったので悩んでるのが自分だけじゃないのが分かってほっとしました。
そういう事なんですよね。
だから人に話しかけたりする事の大切さというか。
周りの方が声をかけられるっていう事もとても大事だと思いますね。
お買い物行かれた時にそのお店の方が「どうですか?」っていうお声がけされたりとか「かわいい赤ちゃんね」っていうふうにされるとかそういうその地域の中でみんなで声をかけていきましょうっていうね周りがね。
そういう雰囲気はつくっていく事がとっても大事だと思います。
以上「これも知りたい!」でした。
番組からのお知らせです。
「すくすく子育て」では子育ての疑問質問悩み事「すくすくデビュー」「すくすく写真館」でご紹介する動画や写真をホームページで受け付けています。
それでは最後にお送り頂いた取って置きの写真を見ながらお別れで〜す。
(水内くわばた)さようなら〜!2015/09/19(土) 21:00〜21:30
NHKEテレ1大阪
すくすく子育て「育児疲れ〜ママたちの反響から〜」[字]
5月に放送して大反響のあった「育児疲れ」。番組に送られてきたママたち声を紹介し、解決方法を考える。「パパにわかってもらうには?」などの悩みに専門家が答える。
詳細情報
番組内容
大反響のあった「育児疲れ」。「子どもたちの世話に追われてイライラが抑えられない」「いつも子どもと2人きりで孤独を感じる」という悩みを打ち明けた二人のママに多くの共感の声が寄せられました。今回は同じように「育児疲れ」に悩むママたちもスタジオに参加。「パパにわかってもらうには?」「子どもを預けることに罪悪感を感じる」などの悩みに専門家が答えます。また番組HPに届いた多くのママたちの声も紹介します。
出演者
【講師】恵泉女学園大学大学院教授…大日向雅美,武庫川女子大学心理・社会福祉学科教授…倉石哲也,【司会】水内猛,くわばたりえ,【語り】大山尚雄,加納千秋
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
情報/ワイドショー – 健康・医療
福祉 – その他
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