時速370kmで大空を駆け抜ける。
世界最高レベルの操縦テクニックが求められる。
パイロットに課せられるのは最大10Gに達する重力に耐えながら最高のパフォーマンスを発揮する事。
ほかのどんな空のスポーツも足元にも及ばない。
僅かなミスが勝敗を分けるエアレース。
世界最速の男たちだけに飛ぶ事が許された空。
この空を制するのは誰だ。
()エアレース世界選手権2015第5戦はイギリス・アスコットからであります。
実況は私よしなりそして解説には能勢雄一さんにお越し頂いております。
どうぞよろしくお願いします。
(能勢)よろしくお願いします。
気温が21度という。
これはいかがでしょう?そうですね機体にも優しくパイロットにも優しく環境としてはすばらしい状態だと思います。
そうですね。
ここアスコットは1711年その当時大の馬好きで有名でありましたアン女王が馬車で移動していた時に見初めた場所だというふうにいわれております。
広大な丘を見て「この場所こそ競走馬が全力で走るにふさわしい」と創設された場所なんでありますけれどもこれこそエアレースが飛ぶにふさわしい場所。
そうですね。
なんとイギリス王室所有の競馬場でエアレースが開催されるってすごい事ですね。
すごい事ですね。
ヨーロッパのこのエアレースへの理解度の深さ高さが分かりますよね。
そうですね。
このコース自体使っちゃいますからね。
さあ8戦行われるエアレースはここアスコットが5戦目となります。
開幕戦はUAEのアブダビでありました。
初戦を勝利で飾ったのはミスターエアレースポール・ボノム選手でありました。
続いて初開催日本・千葉。
室屋選手はコースレコードすばらしいタイムをたたき出しましたが。
すばらしかったですね。
残念ながら表彰台は…遠かった。
この第2戦千葉でもボノム選手が連覇を果たしております。
このまま独走かと思われた第3戦のクロアチア・ロビニでは若手のホープアルヒ選手が勝利致しました。
「一矢報いる」という状況だった。
そうですね。
そして2年連続と。
そういう事ですね。
前回のブダペスト世界遺産の美しい町で今度はアルヒ選手が連覇を果たすという。
やりましたよ。
本当に強くなりましたね。
いよいよ後半戦という事で年間チャンピオンの行方が気になるところなんでありますけれどもポール・ボノム選手が頭一つ抜け出ております。
34ポイント。
そして同じ2勝を飾っているハンネス・アルヒ選手が29ポイント。
まだ優勝はしていないけども2位が2回3位が1回のマット・ホール選手が29ポイント。
追いかけております。
我らが室屋選手は4ポイント11位という事で甘んじておりますが。
後半戦これからポイントをどんどん稼いでいって頂きたいところですね。
もうこれからでしょう。
さあ見えてまいりました。
競馬場であります。
まるで緑のエアポートですね。
ミスターエアレースボノム。
イメージトレーニング中でありましょうか。
集中しております。
既にコックピットでスタンバっているのは今シーズン絶好調のマット・ホール。
3連覇を狙うアルヒ選手はまだ余裕の表情でありましょうか。
エアレースのレジェンドベゼネイ選手もおります。
新機体で2レース目ですね。
そして来た!我らが室屋選手が既にコックピットの人となっております。
競馬場がエアポートでありレース会場というすばらしいコースについて我らが室屋選手に伺っています。
大きくは2つあって一つはスタンディングスタートというここアスコットだけしか行われないスタート方式ですね。
地上からスタートするので離陸からの第1ゲートまでの加速そこが結構勝負になってきて。
まあほぼ差はないんですけれどもそれでも5ノットぐらい10キロぐらいの差が出るのでそこも一つ大きな見どころだと思います。
今まで海のコースだったんですけど今度地上のコースに入ってきて特にここは木が多くてゴルフコースとかいろんな障害物がいっぱいあるのでそれをよけながらのフライトになるので結構面白いといえば面白いし難しいといえば難しくなります。
それでは前日に行われました予選タイムアタックのフライトをご覧頂きましょう。
まず室屋選手ですね。
このメインスタンドの目の前本当に芝生の上からスタートするって難しくないんですかね?難しいと思いますよ。
結構ボコボコしてるんですよね。
だって普通アスファルトの上じゃないですか。
この辺りもさすがですよね。
ここから一気に加速をしてスタートゲートに向かっていくのでここの部分もレースの一つのポイントになりますね。
今146ノット。
はい。
およそ270キロ時速で…。
しっかりとスタートしてまいりましてですねなかなかいいスタートからこの最初のターン・マニューバ。
きれいにかなり上のところから降りてくる。
そうですね。
木をかわしながら降りてこなきゃいけないので。
なるほど。
そういう事もある訳ですね。
…でここからシケインを抜けてセットアップをしてゴルフ場の方に飛んでいきます。
ここの時も木を越えて…。
そうですね。
そして左側から回り込んでこの角度で入ってくる!そうですね。
このゲート6がなかなか難しいところであります。
そしてこの戻ってくるのも非常に最低範囲で回ってくるのでみんなパイロットもパイロンの間を抜けてくのが非常に難しくなります。
非常にきれいな木立もありまして景観は非常にいいんですがしかし難しさが伴ってくるのは確かでありますね。
テクニカルなコースになってますね。
しかし好調を持続してるこの室屋選手がですね気持ちいいこの予選フライトご覧になっていかがでした?いやすばらしいと思います。
ちょっと何本か修正箇所あると思うんですけども予選としてはいいタイムだったと思います。
そして1分7秒864と暫定1位になりました室屋選手。
ガッツポーズで…おおっ!何だ!?能勢さんも応援しに行ってたんですよね。
そうですね。
頑張って応援してました。
気持ちが入っておりました。
室屋選手です。
向こう側のターニング・マニューバなんですけどもここの部分が非常に今回の攻略ポイントの一つになってくると思います。
そして次のパイロンが見えないゲートが見えないところが今回の特徴にもなるのでこの高さの調整が非常に難しくなるのがこのアスコット戦の一つのポイントかなというとこもありますね。
終始笑顔で室屋さん結構頼もしい発言でありましたよ。
次に飛んだのはマット・ホール選手でした。
いやもう絶好調と言っていいでしょう。
絶好調ですね。
はい。
本当にあとは勝つだけですね。
149ノット。
およそ276キロの時速でですねこれもすばらしいスタートを切りましたね。
1分6秒284。
速いんですよね。
もういよいよ初優勝じゃないですか?これ!…って思えるほどに本当に速いですね。
さあ登場したのは3連覇を狙うアルヒ選手であります。
予選タイムアタックの1回目。
はい。
さあどんなフライトを見せてくれるのか。
今回機体にちょっとウイングレットを…小さなウイングレットをつけて挑んでます。
本当ですね。
はい。
さあどのようなスピード速度で入ってくるのか…。
151ノット。
およそ時速280キロに迫る速度ですよ。
いい速度ですよ。
ええ。
やる気満々でありますね。
そうですね。
そしてこのターニング・マニューバも美しいですね。
このところ本当にゲートを通過するタイミングが非常にいいので速さが戻ってきてる感じがしますよね。
前回のブダペストではなかったシケインもまた登場しておりますしあそこで速度が落ちる可能性があるんですよね。
おっ!おっと!これはどういう事でしょうか?突然コースから外れましたね。
セーフティークライムアウトですね。
セーフティークライムアウト。
これは何でしょう?パイロットの自身でコースから外れる事ができます。
…で今回はコースアウトしそうな今ラインだったのでコースアウトする前に自分で安全を確認してフライトから外れるという事になってます。
はあはあはあ…。
これは上空に上がる事が安全を確保するという事につながるんですね。
びっくりしました。
さあ予選にいよいよ登場したのは地元イギリスでの開催で燃えているでしょう。
イギリスジェントルマン空の上ではビーストポール・ボノム選手であります。
ここ一番確実にタイムを出すポール・ボノム選手ですね。
さあ予選はどうでありましょうか。
140ノット。
ちょっと確実に来ましたか?そうですね。
機体としては進化をしてるんですけども新しい機体ではないので加速性能に関してはもしかするとこういう時には弱いのかもしれないですね。
もともとですね例えば水上海上であったりとかしますと上空からスタートしていきますんでそういう時にはですね370キロおよそ200ノットでですねスタートゲートをくぐっていくじゃないですか。
この辺りがちょっといつもと違うんですよね。
離陸からが全てのレースになっているので全部が大事になってきますね。
少し遅れてますね。
マット・ホールに少し遅れる事100分の9秒。
ただシケインは速いですからねポール・ボノム選手。
スピードが乗ってくると…タイム出ましたね。
おっここで抜き去ります。
いや〜速い。
さあ上回ってきたポール・ボノム。
このままなんと予選1位で通過していくんでありましょうか。
さあ残るはストレート。
この観客の目の前をぐ〜っとストレートで抜けていくのは美しいですね。
来ました1分6秒023!速いですね〜。
いや〜余裕しゃくしゃくのポール・ボノム。
すばらしいですね。
100分の2秒で6秒台を切ろうかというタイムまで攻めてきました。
予選トップに立ちました。
ファンも盛り上がります。
いや〜地元で予選トップすばらしいですよね。
そのプレッシャーをはねのけてね。
いや〜去年も優勝してますけども今年も優勝へ向かってのステップを確実に上がっていくのかなという感じがするフライトですね。
前回のブダペスト戦ではしれつな決勝の戦いでアルヒ選手に負けてしまったじゃないですか。
あの辺り悔しさもまだまだ持ち続けているんでしょうね。
ですね。
はい。
そしてアルヒ選手が2回目の予選フライトに臨もうとしています。
ここで実は波乱が起きました。
そうなんですよね。
なんとエンジンがスタートできないという状況。
できないんですよ。
これ寄ってたかってスタッフがメカニックも一生懸命にもう必死の形相なんですが。
他のチームのメカニックの方々も来て手伝ってるんですけどもエンジンかかんないんですよね。
結局2回目のフライトを諦めましたね。
はい。
という事はディドノットスタートという事で記録なしとされます。
さあ予選の結果であります。
ボノムがトップ。
そしてマット・ホールが2位。
7秒台にひしめくのは調子が上がっているションカとハンガリーのベゼネイ。
そして我らが室屋選手。
予選5位となりました。
いや〜ションカ選手の調子がいいですよね。
いいですね。
何と言っても14位最後尾に沈んでしまったのがアルヒ選手という事で。
この予選の結果が組み合わせで決まってきますラウンドオブ14対戦カードはこうなりました。
予選5位の室屋選手がいきなり最初のヒートで登場するという。
その相手がドイツの気鋭マティアス・ドルダラー。
ブダペストでは負けてしまったこのドルダラーに雪辱を期します。
そしてヒート7。
何と言ってもこの対戦カードがすごい。
予選トップのボノム選手に2連勝中のアルヒ。
トップ2の激突が見られます。
そうですね。
そんなボノム選手にいろいろとお話を伺ってみました。
ボノムさんありがとう!ではここでレースのルールを確認しましょうか。
エアレースのコースは高さ25メートルのパイロンが作り出す3次元のコースで行われます。
2本のパイロンが並ぶエアゲートを通過する時には主翼を水平にして通過しなくてはなりません。
上下10度ずつの角度を超えて通過すると2秒のペナルティです。
パイロットにとって主翼を水平にして通過する事は大変厳しいものです。
特にコーナーを曲がりながらパイロンに近づく時は機体そのものがパイロンを隠す事になります。
ですからコーナーから主翼を水平にして外側のパイロンに接触しないようにする事はとても難しいのです。
進行方向にも水平に入らなくてはいけません。
傾いて入ってはいけないんです。
通過して戻ってくるのでできるだけ早く上昇したいんですがゲートをパイロットの頭が通過するまで縦のターンでも待たなくてはなりません。
ターンの時10G以上を機体にかけると失格です。
今回のアスコットコースは競馬場ですね。
304年の歴史を重ねたイギリス王室ゆかりの由緒ある場所であります。
芝のコースがとってもきれいです。
美しいですね。
今回のコースのレイアウトをこれまで2度年間チャンピオンに輝いたマイク・マンゴールドさんのフライトで見てみましょう。
能勢さんお願いします。
アスコットのレースなんですがスタンディングスタートになってます。
離陸するところからが全てのレースです。
そしてこれが最初のターニング・マニューバですね。
今回は全部でターニング・マニューバ3つあります。
そしてターニング・マニューバに入る前に大きな障害物を越えてパイロンに入るという。
非常に難しい事なんです。
シケインも今回はシケインを抜けたあとのゲートにきちっと入らないと次のゲートにつながるのが非常に難しくなるんです。
ここです。
ここの隣のゴルフ場に抜けてく時にまた木を越えてく訳ですよね。
高低差を非常に使うので高度をきちっと保たないとパイロットは非常に厳しくなります。
トゥーハイとかトゥーロウ。
気を付けないといけませんね。
ここでターニング・マニューバが2つ目。
そして戻っています。
ここでまたシケインになります。
次のシケインもきちっとシケインを抜けていかないと小回りの結構きついコースになってますのでここでセットアップがきちっと入りません。
で水平。
そして木を越えてターニング・マニューバ3つ目に入ると。
このターニング・マニューバはきちっと帰ってこないとここでトゥーハイが出る可能性がある非常に難しいコースになってますね。
ではエアレースの対戦方式についてです。
ラウンドオブ14。
最初のレースはラウンドオブ14。
組み合わせは予選のタイム順に7位対8位1位対14位へと進められる。
1対1の対戦ヒートを7組行う。
この勝者7選手に加えて敗者の中で最も速かった1選手合わせて8選手が次のレースへと進む事ができる。
さあコースの準備も整ったようであります。
ラウンドオブ14がいよいよ始まります。
室屋選手が対戦します。
ドイツの天才パイロットドルダラー選手であります。
マティアス・ドルダラー。
ジャーマニー。
負けたら終わりのラウンドオブ14。
まずはドルダラー。
航空工学にもたける理論派。
ドイツが生んだ天才パイロット。
さあ離陸していきました。
どのぐらいのスピードで入りますかね?この機体は軽いんでいいタイムで入ると思いますよ。
150で入った!時速278キロ。
これは速い!速いですね。
エアレースはひらめきの連続と語るこのドルダラー。
さあこのあとの注目はゲート3のセクタータイムでありますが最初のセクタータイム…お〜14秒69。
まずまずですね。
はい。
シケインに入ります。
このシケインを抜けてゲートを2つ行くんですが…。
この次の木を越える所が…。
ここが難しいんですね。
そして左からワイドにこの角度で入ってくる!いい角度ですね。
Gもすごいかかってますね。
さあセクタータイム出ました。
30秒74であります。
そして今度は戻っていきます。
帰りのシケイン。
帰りのシケインを抜けた所が3つ目のセクタータイムであります。
全体的にペナルティを気にしてるような飛びに少し見えますね。
はい。
さあ48秒96。
そして最後のターニング・マニューバ!いいんじゃないんですか?ドルダラー。
どうですかね?もう少し攻めてもいいような感じのフライトには見えますね。
若干全体大回りですよね。
そうですか。
さあ直線!進んで…。
1分8秒844。
このタイムはそれほどのタイムではありませんよね?ないですね。
予選のタイムを通じてもですね。
はい。
1分7秒台は全ての選手が超えてくると思います。
マティアス・ドルダラー選手です。
今回ですね…ラウンドオブ14得意なんですよねマティアス・ドルダラー選手。
そうですよ。
前回負けてますしね。
ですがちょっと硬さがあるというかリズムに乗れてないというか若干全ての機体が大回りに回ってる感じがしますね。
さあ対する室屋!サムライパイロット登場であります!ヨシヒデ・ムロヤ。
ジャパン。
日本の室屋義秀選手は2009年アジア人として初めてエアレースに参戦しました。
2014年4月のロビニ戦で3位に入り表彰台に立つ快挙を成し遂げました。
今シーズンの開幕戦アブダビでは6位入賞。
第2戦千葉では新たな機体を投入。
空気抵抗を最小限に抑えた独自の設計でキャノピー風防の低さにもこだわりました。
サポーターの大声援を受けて飛んだ千葉の空。
ラウンドオブ14でコースレコードをたたき出してライバルのションカ選手を下しました。
続いてのラウンドオブ8最速のタイムで最終コーナーに入りましたがなんとオーバーGによるペナルティ。
8位にとどまるという結果。
続く第3戦ロビニ。
第4戦ブダペスト。
どちらも予選で2位となりながら結果が出せずに来ています。
室屋選手に新機体について聞いてみました。
この飛行機の一番のポイントはどこですか?うちはこのエンジンのカウリングからキャノピーから全部作り込んできたというのが大きな特徴だと思いますね。
エンジンのクーリングから空力性能からいろんなものかなり計算して多分一番よく出来ていると思うんですけど。
あとはポール・ボノムのチームといい勝負をしてるとは思うんですけれどもこの辺がこだわって作ってきててかなり最終形に近い状態には近づいていると思います。
調整は順調のようであります。
2016年には年間チャンピオンを狙うという室屋。
そろそろその滑走路づくり。
結果が問われる第5戦のアスコット。
サムライは熱い思いでアスコットさあ離陸してまいりました。
さあここから…。
行け行けフルスロットル!この機体の空力でぐんぐんスピード上げてもらいたいですね。
145ノット!およそ268キロの時速でスタートしてまいりました。
若干遅いスタートですけども室屋選手ならではのスタートのこのあとの伸びがあると思うんですよね。
さあ前半のセクタータイムはどうだ?ここでドルダラーよりも上に行けるかどうか。
あ〜若干遅れている!遅れてますね。
0.22遅れました。
さあしかしシケインこの辺りはギリギリ行ってますね。
トレーニングから見てて非常にシケインが安定してます。
同期生負ける訳にはまいりませぬ!ここで越えて隣のゴルフ場の…ターニング・マニューバ来ましたね。
来ました!0.42上回ってまいりました。
ここから速いですよ。
さあテクニカルなこのエリア。
うまくこなしています。
いいですね。
さあ室屋行け!負けてはならぬラウンドオブ14。
クイックにシケインに入ってきますね。
すばらしいですよ。
ライン取りいいですね。
座禅で鍛えた集中力。
さあ室屋行けるか!さあこのターニング・マニューバおっほぼほぼ水平に来ましたね。
上回っています上回っています差をつけました!ここからあとはストレートに。
行け行け室屋!
(室屋)はっ!いい声が出ています。
気合いが入っています。
どうだ?勝った!1分7秒623!1秒以上の差をつけましてこれは完勝と言っていいでしょう。
すばらしいフライトですね。
おおガッツポーズ!いや〜よかった。
すごいよかった。
すばらしいです。
室屋選手ですね非常にスタートの確かに速度は少し遅かったんですけどもフライトが非常に安定しています。
シケインそれから抜ける時のレベルの出し方が非常に今回いいタイミングで抜けてますよね。
今大会最も速い自己ベストタイムですね。
徐々にコース取りが攻めてこれてるんじゃないんですかねこれね。
昨日の終わりの時点でお話を伺った時にはまだまだ攻められるよという話をしてたんです。
さあ室屋選手が帰ってまいりました。
こうやって着陸も観衆の目の前なんですね。
しかもフラットじゃないんですよね競馬場なんで坂があるんですよね。
大観衆の目の前に帰ってまいりました我らが室屋。
さあこの美しいグリーンがいいですよね。
予選のあと昨日の夜12時ぐらいまでみんなチームは機体を調整してたのでその結果がかなり出ていい形でセットアップが戻ったのでよかったと思います。
そうですねはい。
まあ誰と当たってもね一緒なので。
でも何となくねチームというか同期生でもあるので少しリベンジできてまあよかったですかね。
いやよかったですよ〜。
よかったですね〜。
おっとそしてこの後ろ姿は?ピーター・ベゼネイ選手ですね。
さあ次の対戦であります。
このヒートの勝者がラウンドオブ8で室屋選手と対戦する事になります。
ル・ヴォ対ベゼネイ。
まずはル・ヴォ。
フランソワ・ル・ヴォ。
フランス。
ハンガリーの英雄に挑む2015年の新人パイロットル・ヴォであります。
フランスVSハンガリー。
調子がなかなか上がってこないル・ヴォなんですけどもね。
そうですね今のところこの機体だとちょっとペナルティを相手がもらわない限りは厳しい状態になってますよね。
さあスモークオン。
来ました。
さあル・ヴォ。
143ノット確実に入ってまいりました。
そして最初のターニング・マニューバ。
おお〜低い!低いですね。
そしてうなり…うなってますね。
いや〜もう気合いで飛ばしてますよね。
そしてこのGがかかるところでうなりながら操っている。
孤高のトップガンの叫び。
今回見ててシケインが非常に安定してます。
予選トレーニングとも非常に安定してるのでフライト自体はすごい固まってきてるんですよね。
そしてこのコース取りですね。
上空にフワッと浮いてそして左からまくってくる。
そして…おお〜またうなっている!叫んでおりますル・ヴォ。
さあこの機体がうまく調整できているのかどうか…。
あっと!これ「SMOKE」と出ましたが…。
あっスモークが少ないですね。
薄いですね。
先ほどからちょっと気になってたんですけどスモークがきちっと出てないと1秒のペナルティになるんですよね。
1秒ペナルティを食らってしまいました。
いや厳しいですね。
さあ上下動もかなりあります。
さあラストのターニング・マニューバ。
ル・ヴォやはり動揺を隠せないか。
そうですね〜。
う〜ん…。
そしてインコレクトレベルがゲート10!
(2人)うわ〜。
そして今ここでゴール。
1分13秒511。
これは…。
これはハンガリーの英雄楽勝でしょうか。
ピーター・ベゼネイ。
ハンガリー。
レジェンドが新しい機体で挑む2戦目であります。
さあ予選タイムも4位と速くなって帰ってまいりました。
タイム的にはだいぶ余裕があるのでパイロンヒットを1回してでもベゼネイ選手に軍配が上がりそうなタイム差ですね。
相手は3秒のペナルティありますからね。
かなりのアドバンテージをもらっている訳でありますがさあスタート!149ノット276キロ。
これは速い!速いですね。
そしてこの高さ!すばらしいベゼネイのターニング・マニューバ!見せますよね。
バーチカルであります。
見せます。
ググッといきます。
胸を打ちます。
59歳になりましたベゼネイ。
信じられません。
信じられないですね。
そしてこの低さ。
木の向こう側に機体が見えます。
さあフワッと浮いてこれからゲート6に入っていきます。
これがセクター2。
余裕ですね。
ターニング・マニューバがきれいですよね。
余裕でリード。
ターニング・マニューバ。
やはり新しい機体になってゲートを通過する時の安定性が出ましたね。
そしてシケインもリズミカルになってきたというのも今回のいいところだと思いますね。
2003年の年間チャンピオンであります。
年間2位が3回もあります。
レジェンドの強さが再び戻ってくるのか。
これは見せる!心の余裕がある部分もあるかもしれませんが。
ル・ヴォにこのターニング・マニューバを見ろと言わんばかりの飛行であります。
さあ余裕でベゼネイがラウンドオブ14勝ち抜いていきました!1分8秒919。
もうこの状態でもすばらしいタイムですよね。
ペナルティもないですし。
ピーター・ベゼネイ選手です。
実はですね機体にまだ乗り慣れてないというお話をちょっと聞いたんですけども前回終わってからそんなに調整する時間がなかったというところなんですが非常に今回見てると安定したフライトをしてると思います。
さあ次の対戦へ進みましょう。
アメリカ果敢に攻める男グーリアン対フランスのスタイリッシュ・パイロットイワノフであります。
曲技飛行25年のキャリア。
イワノフがスタートしていきました。
去年3位ですからねアスコットで。
エアレース・アーティスト。
空がキャンバス!さあ1分7秒967!いいタイムですね〜。
グーリアンを破りましたイワノフ。
いや〜グーリアン今回家族も応援来てたんですけどね。
残念でしたね。
残念ですね。
次のヒート2015年の新人ベラルデ。
そしてションカとの一騎打ち!好調のションカスタートしました!さあどうですかね。
ここんとこずっと本当に好調で飛んでますよね。
ロビニで2位ブダペストで3位と好調ですね。
実力をつけてきてるんでしょう!ターニング・マニューバ得意中の得意!さああとはゴールするだけ。
さあ決まった!1分7秒405!1秒半の差をつけてションカ圧勝であります。
すばらしいですね。
本当に絶好調ですね。
さあ続いて登場するのは2014年年間チャンピオンナイジェル・ラム選手。
対するはアメリカの猛牛チャンブリス。
まずは地元ラムです。
ナイジェル・ラム。
グレートブリテン。
58歳のプライドチャンピオンの自信地元での高ぶり。
さあもう一人の地元開催パイロット去年のチャンピオンを忘れてもらっては困ります!さあ離陸しました。
スタート。
どれだけのスピードで入るか!?そうですね。
そろそろポンと表彰台に上りたいところですよね。
148から149で入りました!いいスタートですよ。
さあ…ちょっと右左に行きましたけどもね。
いいですね。
攻めてますよね。
攻めてます!さあここでゲート314秒63のセクタータイム。
そしてここからシケイン。
ここのところシケインがばたついてたんですけど今回いいですよ。
いいですね。
低空で飛んでいきます。
さあここから…。
ちょっと高くなかったですか!?ちょっと木を気にして先に動いてるかもしれないですね。
これペナルティになるかもしれないですよ。
あ〜っとトゥーハイ!2秒のペナルティ食らってしまいました!うわ〜きついですね。
これはだいぶきつい。
ナイジェル・ラム地元であります。
ファンもいっぱい来ている!まだ分かんないまだ分かんない!地元だし頑張って!さあラストのほぼほぼフラット。
このターニング・マニューバを経てそしてもう一つゲートをくぐっていきます。
ラスト直線!さあどうだ?1分10秒047!このタイムいかがですか?ペナルティがあるとしても若干やはりタイムが遅いですよね。
1分8秒台になってしまうと少し…。
うわ〜!自らに怒っておりますラム!ナイジェル・ラム選手ここですね。
ゲートのこのパイロンの上を自分のヘルメットが通過してる。
上を通過してるんでそれでトゥーハイの2秒のペナルティになりますね。
ターニング・マニューバ非常に切れがあります。
エレベーターを交換していろいろ今試行錯誤やってるところなんですけどもようやくマッチングが出てきたのかなというところがありますね。
シケインもなかなかよかったですよね。
フライト的には非常によかったと思うんですが全体的にもう少しコンパクトにきちっと回っていかないときついのかもしれないですね。
いや怒ってますね。
怒り心頭に達しておりますがさあカービー・チャンブリス。
猛牛どうする!?怖ければ怖いほどアドレナリンが出まくり!集中力が増すというチャンブリス!アメリカン猛牛パイロット。
さあ相手は1分10秒を超えてしまいました。
気持ち的には楽かもしれません。
非常に楽だと思います。
トレーニングが今回1回少なかったのがどうもチャンブリス選手は気になってるみたいなんですが…。
スモークオン!143ノットおよそ時速274キロ!もうペナルティさえなければ確実に勝てますよね。
はい!さあペナルティを喫してはいけません。
ここ気を付けて。
さあ…おおっ!この段階でもうリードしてますね。
そうですね。
今季勝ちに行こうとしてる姿勢が表に出過ぎてる面もあるのでペナルティがないように安定したフライトで行けば。
2004年2006年の年間チャンピオン2回取っています。
8回の優勝25回の表彰台。
最もアグレッシブなパイロットの一人であります。
さあいい感じでリードしています!すばらしいですね。
いいターニング・マニューバですよ。
さあここからであります。
気を付けないといけませんよシケイン。
速度を落とさないように。
ちょっと上下動がありました。
若干上下動がありますけどタイム的にはリードしてますね。
最後のセクタータイムもリードしている!さあ行けるか!?フラットめですね。
フラットめ!タイトに回ってきた!さあ来た来た来た来た来た!おっ?うん?おっとアンダーレビュー!アンダーレビューで…。
ちょっと高いかもしれないですね。
1分8秒590!…っとどうしました?あ〜トゥーハイですね。
やっぱりこれトゥーハイですか?トゥーハイだと思いますよ。
トゥーハイという事で1分10秒590というふうに変わってしまいましてなんと…逆転です!ラムが勝ち上がる!信じられないようなドラマチックドラスティックな展開でありました!ここですね!パイロンの上を行ってしまった!そうですね。
若干高いんですけどもここからのターニング・マニューバからの勢いがそのまま残ってる感じの。
いやいいターニング・マニューバなんですよね。
速度がある分だけあそこで機体が浮いてしまった感じがしますね。
チャンブリス一度はガッツポーズしたんですがしかし怒ってますね。
自分自身に怒っている。
という事でなんと救われましたラム!さあ続いては最年少カナダの天才パイロットマクロード対絶好調のマット・ホール。
これ注目の一戦であります。
ピート・マクロード。
カナダ。
カナダのエアジーニアス。
史上最年少でエアレースのパイロット。
25歳でデビューしました。
さあスタートした!速いですよ。
いいスタートですね。
268キロ出ております。
前回のブダペスト戦で4位。
アブダビ戦では3位で表彰台に立っています。
少し波があるんですけどもタイムは確実に持ってる選手なのでここはプッシュしてプレッシャーをかけていきたいと思いますね。
ライン取りもいいですね。
そしてシケインに入ります。
シケインが調子いいんですよね。
すごいきれいなんですよね。
すばらしい。
滑らか滑らか!そして木立をこのあと抜けたあとに…。
ここもターニング・マニューバですね。
左から回り込んでくる。
この角度で進入!うわ〜いい角度ですね!うわ〜すばらしい!ギリギリですけど…パイロンに当たってますね。
当たりました!パイロンヒット!残念!パイロンヒットですね。
ここで3秒のペナルティ食らってしまいました。
いや〜残念だ。
パイロンヒットですね。
この3秒プラスのペナルティはマット・ホールにものすごい楽にさせてしまいましたですね。
あ〜っと!先ほどのこれパイロンヒットのここですね。
いや〜ギリギリのラインに入っていくなと思ったんですけどもちょっとだけ当たってしまいましたね。
角度をつけ過ぎてしまいましたでしょうか。
ノリノリのマクロード結局1分11秒019。
本人もですね分かってますやってしまったという事を。
今日はあれなんですよね。
奥さんと奥さんの友達を連れて見に来てるんですよね。
今ブザーが2回鳴りましたけども最初はゲート5だったんですがゲート6にパイロンヒット修正でしたね。
さあいよいよ優勝しかないというマット・ホールであります。
マット・ホール。
オーストラリア。
南半球からの仕事人。
優勝に一番近くて一番遠い男。
今シーズンだけでも2位が2回あります。
さあ離陸だ!行きましたよウイングレット。
キラキラッと輝いております。
今回こそ優勝したいですよね。
そのためには確実に勝っておきたい。
スモークオン。
そして147ノット時速272キロで入りました。
いいスタートですね。
今回もタイムに余裕があるんでペナルティ起こさないできちっとフライトしてほしいですね。
ある意味ラウンドオブ8のこれは予行演習みたいな雰囲気で行けますよね。
そしてシケイン。
シケインに行きます。
シケインに飛び込んでもうわ〜ピタッピタッと行きますね。
低い!本当にいいですよ調子は。
そしてどんどん上げていく左側から。
ここで先ほどパイロンヒットしてしまったのがピート・マクロード。
さあここでセットアップにきちっと入っていきます。
いいタイミングですね。
さあ帰りのシケインです。
シケインが本当に安定してるんですよねマット・ホール選手も。
ゾーンを持っていますこの男。
今最も輝く右上がりのオージーダンディー。
さあ確実に行きます。
面白いラインで飛び込みましたね今ね。
非常に面白いですね。
マット・ホール選手ちょっと独特な入り方しますね。
そしてこの辺りもきちんとピタッと止まって。
そしてタイムが出ます。
アンダーレビューありましたが…1分6秒833。
出ましたね6秒台!6秒台出ました!さすがであります!まあ心に余裕がある。
プレッシャーノープレッシャーの中でやっている。
しかしちゃんと出してきますね仕事人ですね。
確実に力がついてますよねマット・ホール選手。
マット・ホール選手非常に安定しています。
ここからはターニング・マニューバなんですけどもターニング・マニューバに入る前が非常に面白い入り方をするんですね。
木の上の越え方が独特で。
ここがタイムを出す秘けつになっているのかもしれないですね。
さあ来た来た!アルヒ対ボノム!まずはアルヒです。
ハンネス・アルヒ。
オーストリア。
2008年。
エアレース参戦僅か2年目にして年間チャンピオンとなった気鋭のパイロットアルヒ選手。
これまで11勝をあげています。
アルヒのもう一つの顔は登山家でもあり崖からパラシュートを背負い飛ぶベースジャンパーとして数々の冒険もこなしてきた事です。
そこに彼が果敢な攻めのフライトができる秘密があるのかもしれません。
今シーズンはアブダビ千葉と不調。
しかし第3戦のロビニで意地を見せて優勝。
続くブダペストでは2位のボノムにタイムで大きく差をつけて連勝!年間ポイント争いでトップに立つためにも3連勝を狙います。
ハンネスもちろん応援してますよ。
はい。
直近の2戦ロビニブダペストで連覇を飾っております。
怖さ知らずの最速パイロット。
オーストリアが生んだアドベンチャーアスリート!集中力のスタミナがどこまでもつかというところが重要なポイントかもしれませんが。
さあエアレースナンバーワン決定戦。
アルヒ対ボノム。
まずはアルヒのフライトであります。
はやばやとスモークを出しましたね。
来た来た〜!147ノットですね。
はいいいスタートですよ。
いいスタートです。
非常にいいスタートです。
去年スモークを出し忘れてペナルティを2回出してるんで今年はきちんと出してきましたね。
出てます出てます。
タイムもいいですね。
いいですね〜。
14秒前半。
そしてシケインです。
昨日フライトを見れてないんですけどもトレーニングの段階では非常によかったですね。
予選もですね飛べませんでした。
ですからこれが我々見るの初めてという状況になる訳ですよね!さあここで…。
タイム的に非常に速いですね。
いいですよ。
速いですよ!さあ集中して。
ハンネス選手に集中してもらって。
さあシケイン。
ここのシケインをうまく通過する。
うわギリギリを飛んでいく!ギリギリですね。
アグレッシブさ戻ってきましたね。
どちらが強いんだ?アルヒとボノム。
そして速いんだ。
タイトで回った!Gもうまく逃がしている。
すばらしい!ターニング・マニューバ!さあ気合いが感じられます。
さあ…。
さあフルスロットル!アンダーレビューはありますが…1分6秒178は速い!これはすばらしいですね。
すばらしい。
さあこれはボノムにかなりのプレッシャーを与える事ができたんじゃないんでしょうか。
これはすばらしいタイムですね。
好調のアルヒ。
さあ3連覇なるかどうか。
やっとここでみんながね笑顔でありますチーム。
すばらしいフライトでした。
このまま行くと1分5秒台が出るぐらいの果敢な攻めでしたね。
本当です。
昨日の予選飛べてないんですが非常に安定してすばらしい集中力を出してるハンネス・アルヒ選手。
今回ですね主翼の先に小さいんですけどウイングレットをつけてますのでこういうところも選手の中ではリラックスしていく方向には行くと思うんですよね。
さあポール・ボノム。
どう受ける。
ボール・ボノム。
グレートブリテン。
これまでの戦績は前人未到の17勝!過去2回年間チャンピオンに輝いた実力者です。
柔らかい表情で語る英国紳士ですが時にその皮肉たっぷり歯にきぬ着せぬ語り口が対抗するパイロットたちの闘争心に火をつけてしまう事も。
それでいて多くのファンの心もつかみライバルたちが一目置く存在です。
今シーズンは開幕戦アブダビ続く千葉戦と2連勝し年間ダービーのトップに躍り出ました。
前回のブダペストはアルヒ選手に敗れ2位。
冷静で正確なフライトテクニックで再び頂点をつかもうと予選から熱の籠もったフライトを見せています。
完全無欠のエアチャンプですら対戦を嫌がるアルヒに対してどんなフライトを見せてくれるのか。
もう会場大盛り上がりであります。
今季優勝してる2人同士の戦いなんですよね。
前回のブダペスト戦ではアルヒに上を行かれたミスターエアレースのプライドが絶対許さないでしょう!さあ「勝って兜の緒を締めろ」!予選トップでアスコットタイを締め直す!さあここで入る!スタート大事ですね。
来ましたよ。
およそ時速272キロで入りました!一緒のタイムですね。
速い速い!まさに一緒だ!さあここからですよ。
さあこのセクタータイムはどうだ?最初のセクタータイムこのゲート3を通過した時に決まりますが…あ〜っと遅れている!アルヒに遅れている!かなり遅れている!これどうしたんでしょう?ここからの方がポール・ボノム選手のタイムが伸びる方向なのでスタートの部分はハンネス選手にちょっと軍配が上がってる感じですね。
さあ詰め寄るかどうなのか。
さあこのあとのライン取りうまいですね!ちょっと縮めてきました!縮めてきました!やはりシケインの抜ける速度はポール・ボノム選手が一番ですね。
ここでボノムが敗れるような事になりますともうアスコットはお通夜状態になってしまいますよ。
そうですね。
さあここはきちっきちっとタイム出していきたいところですね。
さあ行けるかボノム。
さあエアゲートをくぐり抜けて…縮まったけれどもこれは苦しい状況!さあこのターニング・マニューバタイトに回る!Gもそんなにかかっていない!大丈夫!ボノム行け!行けるかボノム!さあ来たか?どうだ?1分6秒…6秒…6秒台か。
あ〜6秒台だけども負けてしまった!1分6秒961だ!ハンネスに敗れ去ったポール・ボノム!残念!残念ですけどファステストルーザーなんでラウンドオブ8に行けますね。
ですね!そういう事ですね。
ポール・ボノム選手です。
とにかく安定して1分6秒台を出したのはポール・ボノム選手だけかなという感じですね。
ここが今ゴーストが…。
やはり前行ってますアルヒ。
ここのところこのターニング・マニューバのラインが大きいのとハンネス・アルヒ選手の方が非常に安定してるんですよね。
前回のブダペスト戦もそうなんですけど高さと角度が非常にいいんですよね。
ですがシケインが2回あるのはやはりポール・ボノム選手に非常に向いてるコースですのであとは母国グランプリでのこのプレッシャーをはねのけて勝って頂きたいなというところではないでしょうかね。
アルヒが勝ちましたがルーザートップでボノムは生き残った。
しかしラウンドオブ8でも同じ対戦の組み合わせとなります。
あ〜そういう事ですね。
さあラウンドオブ14の結果です。
もちろん室屋選手勝ち上がっております。
そして続くラウンドオブ8の対戦をご覧頂きたいと思いますが室屋選手はレジェンドのベゼネイと対戦。
うわ〜新機種同士って事ですね。
そして今申し上げましたがアルヒ選手せっかくボノム選手に勝ったのに敗者復活で上がってきて再び対戦。
悪夢のアルヒか。
今チームいろいろ機体もセットアップして後半戦に向けてぐ〜っといろんなシステムを煮詰めてだいぶいい形にはなってきてますんで当然いい結果を期待してましてパフォーマンス今出せればファイナルには残る程度の状態にはなってきてるのでチーム状態はほぼセットアップされてる。
頑張ります!いや〜いい笑顔ですね。
自信の程がうかがえますよ。
そうですね。
セットアップがうまくできてる感じがしますね。
それではドルダラーを破りましたラウンドオブ14のすばらしいフライトをもう一度ご覧頂きたいと思いますが。
フライト自体は非常に安定してます。
この次のラウンドオブ8では1分6秒台に入れるかどうかっていうところが一つの壁になってくると思いますね。
予選ではピーター・ベゼネイ選手すばらしいタイムを出してますので。
そうですよね。
気合いも十分入っております。
あの何かこう…居合というか空手というかもう大きな声を出して「はっ!はっ!」この室屋にはまたもう心奪われちゃいますね本当にね。
室屋選手の活躍は後半でもたっぷりお届けしてまいります。
()エアレース世界選手権2015第5戦をイギリス・アスコットからお届けしております。
実況は私よしなりそして解説には能勢雄一さんで引き続きお届けしてまいりますがよろしくお願いします。
(能勢)よろしくお願いします。
さあここ名門アスコットの競馬場その芝の上からいきなり飛び立っていくという迫力満点でございますねこのエアレース。
本当ですね。
このもようが世界34か国以上で放送されています。
イギリス王室ゆかりの地。
スタンドの前の方は芝ですね。
いいですねこの雰囲気。
もうピクニック気分ですよね。
最高ですね。
ラウンドオブ14の室屋選手のフライトをご覧頂きましょうか。
室屋選手がドルダラー選手を下して第2戦の千葉以来となりますラウンドオブ8に進出であります。
この結果うれしいじゃないですか!本当にうれしいですね!さあここがスタートですね。
一番の見どころどこだったんでしょうか?そうですねターニング・マニューバの2回目の方のターニング・マニューバが非常にこうクイックに入っていく感じがするところと上下動があるコースなんですけどもその辺が非常に安定して室屋選手高低差をうまくとりながらやってるなっていう感じがしますね。
このあとガッツポーズが入りますよ!来た〜!うれしい!さあそれではラウンドオブ8の組み合わせはこうなりました。
室屋選手対ベゼネイ。
まあベゼネイ選手はですね室屋選手をこのエアレースに誘った人物です。
言ってみれば恩返しをしなければいけないという一戦となりました。
イワノフションカ。
ラムホール。
そしてボノムとアルヒはまたまたの戦いという事になりました。
ラウンドオブ8。
8人の選手が進む次のレースラウンドオブ8は再び1対1で対戦し敗者は即敗退が決まるいわゆるノックダウン方式。
勝者の4人が最終戦ファイナル4決勝へと進む。
ファイナル4。
ここまで勝ち上がった4選手が順にタイムアタックを行う。
そしてそのタイムによって3位2位優勝が決まる。
さあお待たせ致しました!パイロットスーツに身を包んだ室屋!ラウンドオブ8早速離陸していきます!対するはエアレースのレジェンドベゼネイであります。
エアレースに誘ってくれたレジェンドベゼネイに恩返しのフライトとなりました。
昭和の薫り漂わす男気さあ室屋義秀!ヨシヒデ・ムロヤ。
ジャパン。
サムライの持つ殺気集中力気合いがほとばしるコックピットであります。
結果が欲しいサムライ!さあ勝てばファイナル4だ!さあ飛び立っていきますよ。
緊張しますね。
そうですね。
さあ室屋見せてくれ!スモークオンは勝利のスモーク!さあ行った146ノット!先ほどよりいいスタートですね。
いいですね!さあこのターニング・マニューバ高い所から来る!下降しながら速度がより一層ついてまいります!いいライン取りですよね。
さあ14秒59のセクタータイム。
このシケインは速度が落ちづらいのが室屋選手ですよ。
さあ「ハッハッ!」っていうのはこれ室屋の声であります。
さあ木立を抜けて左からターニング・マニューバ!これ低空です!これぐらい上下動があるんですよね今回のコースは。
すばらしい!さあ行け行け!いいタイムですね。
ベゼネイにプレッシャーをかけられるかどうか。
タイム的にどうか。
あ〜いい降り方ですね。
いい降り方!さあこのターニング・マニューバがなかなかいい角度で入ってまいりました!さあタイムどこまで伸びるか?さあどこまで行けるか?最後も気合いを入れた!1分6秒706!これはすばらしい!よしいいタイムですね。
これ今大会の自己ベストのタイムを記録しましたね。
すばらしいですね。
ここで1分6秒台で…。
うお〜!叫んだ!室屋!ありがとう!いや〜すばらしいフライトでしたね。
室屋選手ここで今大会初の1分6秒台という事で非常にピーター・ベゼネイ選手にいいプレッシャーをかけられたんではないでしょうか。
これはプレッシャーかけました。
本人もガッツポーズ出てますね。
今回秘密兵器になりそうなシステムもまた組み込まれてますのでここでグッとチームを強くしてくるところはうまくいってますね。
まだベゼネイですから分かりませんけどもね!さあレジェンド来た!ピーター・ベゼネイ選手。
エアレーススタートの年2003年に年間チャンピオンに輝き今日のエアレースがあるのも彼の功績によるところが大きい。
このレースの歴史を作ってきた男は人呼んでエアレースのゴッドファーザー。
最新のEDGE540V3。
空気抵抗の少ないカウリングを採用。
伝説の男に最高のマシンを与えてしまいました!さあベゼネイ室屋に対して一騎打ち!レジェンドの空中マジック十分にご堪能頂きたいと思いますが!まだまだベゼネイ選手もタイムを詰められるところたくさんあるのでいいタイムが出ると厳しくなってきますね。
59歳の奇跡。
143ノット確実に入ってまいりました!さあこのターニング・マニューバ高い所から来る!グ〜ッと来ますよね。
見せますよねピーター・ベゼネイ選手は。
ベゼネイターンであります。
ここはシケイン。
少し遅れた。
室屋がリードしています。
まだこの機体速いのでこのぐらいの差だと盛り返せますよ。
まだまだ。
室屋が持っていないウイングレットが武器となるでありましょうか。
さあ左からの!これはうまい!このライン取り!ちょっとずつ遅れてきてますね。
ちょっとずつ遅れている!ちょっとずつ遅れてますね。
それだけ室屋がよかったのか!そうですね。
室屋選手のタイムが1分6秒台出てますのでベゼネイ選手まだ1分6秒台は出てませんのでここは今かなりプッシュしていかないと届かないですね。
しかしハンガリーの英雄であります。
先駆者としての意地があります。
ここ一番の集中力は…。
お〜っと詰めてきたか!?ちょっと開いた。
開いた開いた!開きましたね。
いやこれ結構安全リードになってきましたよ。
う〜ん行けるか?ベゼネイどこまで行く?室屋が残るか?さあどうだ!?どうだ決めたか!?勝った室屋!来ましたね!1分7秒465!ベゼネイ選手もだいぶタイムを縮めてきましたね。
先ほどのフライトと違って1秒近くタイムを縮めてきてるんですがベゼネイ選手です。
新しい機体になって本当に戦いの中に入ってきた感じがしますね。
これからはピーター・ベゼネイ選手…。
コースをご覧頂きますけどもね。
やはり少し…。
この角度ですね。
機体のセッティングが出てない分ピーター・ベゼネイ選手フライトのターニング・マニューバが大きいんですよね。
前を行くのが日の丸室屋であります。
ここのセットアップの時点でこれだけの機体差。
いや〜帰ってきましたよ。
室屋が帰ってまいりました。
いや〜よかった。
やりましたね!やりましたね!昨年のロビニ戦以来のファイナル4進出。
さあここから勝ち上がってくるのは全員室屋選手と最終決戦のファイナル4を戦う事になります。
まずはフランス。
イワノフ。
ニコラ・イワノフ。
フランス。
エアロバティックス曲技飛行の経験が25年。
その飛行スタイルがエレガントだとされてきました。
タイトにシケインやコーナーを攻めるテクニックもライバルたちに注目されています。
また最もスタイリッシュなパイロットとしても知られています。
エアレース参戦から8シーズンで4勝をあげてきました。
その果敢な攻めはファンを魅了します。
昨年はアスコットで3位に入りそのあとのダラスシュピールベルクで2勝。
験のいいアスコットなんですよね。
そうなんですよ。
さあ飛び立っていきます。
フランスが送り込んできたムッシュエールイワノフ!さあどんなスタートを切るのでありましょうか。
スモークオンしている!気合いが入る!さあ来た!144ノット!少し遅いですけどね〜。
マルティン・ションカ選手がかなり調子がいいので積極的にプッシュしていかないとちょっと厳しいと思いますね。
そのプッシュをかけるためのこのプレッシャー。
はい。
これとの闘いですよね?そうですね。
伸び伸びとしてフライトはできない状態なのでここはガンガン攻めてくしかないですね。
さあイワノフがどこまで行けるかというところですがこのゲート5からゲート6この角度であります。
いい角度ですね。
今回非常に乗れてるんですよねイワノフ選手。
さあここからセットアップの入り方も非常にきれいですね。
そしてシケインに入ります。
帰りのシケイン。
ここで速度を落としてはいけない。
どうしてもこの90度のバンクになりますとどうしても速度が落ちてしまうのが飛行機であります。
さあ水平飛行を保っている。
若干振れましたけど。
危ないか?さあスタミナもつか?精神的なものももって行けるかどうか。
いいですね。
さあタイムはどう出るんでしょうか。
最後のゲートをくぐった。
タイム1分7秒台が欲しいところです。
フルスロットルで!1分8秒088!微妙なこれはタイムであります。
そうですね。
タイムとしてはでも限りなく7秒台に近いところではあるので。
しかしションカ相手にこれは厳しいタイムになってしまったのか。
非常に美しいフライトが戻ってきてると思います。
アスコットのようなこういうテクニカルなコースを非常に得意とする選手ですね。
いいですね。
美しいフライト美しいスタイルやはりイワノフ選手のいいところがアスコット戦出てきてるんではないでしょうか。
はい。
さあこちらションカのチームですね。
はい。
タイム的には余裕があるような状況ではありますね。
さあ乗ってるションカ!ロビニ戦ではアルヒに敗れましたが自己最高の順位2位を獲得しました。
表彰台の常連になりつつありますションカ。
そうですね。
非常にいい感じで乗れてますね。
少年時代器械体操で鍛えたバランスキングのションカ。
さあ極上のテクニックを持っております。
ここでスピードを上げて入った!145ノット。
まあまあ。
はい。
まあこの1ノットの差が非常に大きくなります。
最初のこのターニング・マニューバ。
ターニング・マニューバが少し大きいんですよねマルティン・ションカ選手は。
ここがもう少し詰まるとタイムが非常に伸びるのかなと思いますね。
さあしかし遅れたか?あ〜遅れましたね。
遅れたね。
遅れましたね。
やはりこのターニング・マニューバがちょっと膨らんだんでしょうかね。
そうですね。
ここから調整して戻してこないと結構厳しいですね。
2010年あのエアレースデビュー3シーズン目を迎えました36歳。
脂が乗っています!独特な入り方をしたんですけども。
ここでも遅れている。
ちょっと広がった。
ターニング・マニューバ大きいですね。
どうしたんだろう。
さあどうしたんでしょうか。
最近のションカはタイトに回っておりましたが。
さあこのシケインでどこまで詰められるか。
さあここでグッと。
そしてもう一度あります。
いやだいぶ遅れましたね。
あ〜1秒以上遅れてしまったションカ!もう間に合わないか!?ちょっと機体のパワーが出てない感じですね。
この戻り非常に遅く見えますよね。
アンダーレビューもついてしまった。
さあどうだ?タイム的にも1分8秒…9秒…10秒。
1分10秒114。
2秒以上遅れましたね。
これはマシンパワーが少し出てない感じがしますね。
イワノフ陣営はガッツポーズ。
そうですねターニング・マニューバの大きさだけではここまでタイム差は出ないと思いますね。
ファイナル4に残ったイワノフが帰ってまいりました!いや〜。
いや〜しぶとい。
いや〜波乱ですね少し。
ションカ敗れました。
はい。
初優勝を狙うホール選手の挑戦を2014年の年間チャンピオンラム選手はどう受け止めるのか!注目の好カード。
ラム!ナイジェル・ラム。
グレートブリテン。
同じ機種そしてウイングレット対決再び。
よく当たるんですよねこの2人は。
そうなんですよね。
決着をつけなければいけません。
後輩には負けられませんラム。
去年の年間チャンピオンになりましたが今シーズンはまだ表彰台に上れていないラム。
さあ飛び立った!先ほどもトゥーハイのミスがありましたのでそのペナルティが出ないようにまず飛ぶところがポイントになりますね。
行った!入った!142ノットちょっと遅いか。
そうですね。
地元ホームの風が吹くかどうだ?この差厳しいですが1分6秒台が出ればまだまだチャンスがありますね。
相手がマット・ホールです。
勢いづいております。
それだけにプレッシャーになるタイムが欲しい訳でありますが。
そうですね。
パイロンの上の方を使う悪い癖が出なければいいタイムが出てくると思いますよ。
さあこのあとのゲート5からゲート6。
さあターニング・マニューバ。
さあ際どい角度で入りましたがいい感じですね。
調子出てきますよ。
さあここから後半強いかラム。
さあここ気を付けて。
いいですね。
ピタッと止まりました。
高さも非常によくなりましたね。
シケインきれいに回る。
滑らかであります。
さあラム行けるか!?さあいい高さで入った!そしてここでちょっと沈んでターニング・マニューバ!Gはどうか大丈夫か?大丈夫ですね。
すばらしいリズムですね。
このリズムはいい。
ラム乗ってます!地元ファンがたくさん見ています。
調子のいい時のナイジェル・ラム選手。
さあナイジェル・ラム昨シーズンのチャンピオン。
どうだ!?1分6秒993!出ました1分6秒台!ギリギリですけど1分6秒台に入ってきたのでマット・ホール選手には…。
ガッツポーズ入りました。
これマット・ホールに十分なプレッシャー与えられたんじゃないんですか。
いいプレッシャー入ってきますね。
はいナイジェル・ラム選手です。
少しまだばたつきがあるんですけどもいい時のナイジェル・ラム選手に戻ってきたと思います。
翼が大きく動いているのナイジェル・ラム選手の特徴ではあるので。
あとはパイロンの使う位置高さがこうきちっとキープできればナイジェル・ラム選手はこれからまだまだ調子が上がってくるのではないかなと思います。
まだまだですね。
それはもう昨年のチャンピオンですから!年間チャンピオン!さあ来ましたマット・ホール。
もうセカンド…2位はいりません!優勝だけが欲しい!そうですね。
さあラウンドオブ14に比べてみんなタイムを伸ばしてきています。
ホール選手も同様に速い速度を出してくるかと思われますがどうでしょうか?加速する加速する!145ノットで入りました。
まずまずのスタートですね。
さあここからですね。
今のマット・ホールに怖いものありませんからね。
今回ターニング・マニューバの切れが非常にいいんですよね。
さあ14秒。
お〜ここで早くもリード!ラムをリードしました。
今回本当に速いですよマット・ホール選手。
0.25。
さあここからですね。
この木立を抜けてゴルフ場に入って…。
う〜ん差を広げました!いやいい角度ですよ。
これは速い。
マット・ホールいいです。
今日もいいです!おっと危ない!いや非常にいいですね。
非常にギリッギリのとこで攻めてますよね。
今もちょっとインコレクトレベル危ない状況でしたがね。
ギリギリのところ水平に戻していたようであります。
ここの入り方非常に面白い。
おっとここで…。
グッとバンクをつけて入っていくんですよね。
リアルタイムでゴーストが出てまいりましたが先に行っているのはマット・ホールか?ナイジェルが入って…。
う〜んどっちだ!?ほぼほぼ…あ〜っとここでかわしたか?かわしたか!?ホールかラムか?ホールかラムか?ホールが勝った!勝ちましたね。
1分6秒531。
いや最後のターニング・マニューバが非常に速いですね。
いやでもほぼほぼ同タイムで最後の直線に入りましたね。
ここの入り方ですね。
バンクつけてグッと入ってきます。
加速しながらターニング・マニューバが始まっていきます。
速度が落ちないのでゴーストと一緒に入ってきた時にはタイムが同じように見えるんですけどそこからの加速がマット・ホール選手がグッと伸びるんですよね。
でもラムも十二分に戦いましたですね。
さすがチャンピオン!昨年の。
今シーズン2勝ずつの2人再び相まみえます。
先に飛ぶのは敗者復活から上がってまいりましたポール・ボノム。
ポール・ボノム。
グレートブリテン。
現役のエアラインパイロットでもあるボノム選手。
そこに冷静で緻密なフライトができる秘けつがあるといいます。
順番はボノムが先。
ランドオブ14とは立場が入れ代わっております。
地元のファンを目の前にして宿敵アルヒに連敗は許されない状況。
さあルーザートップ。
はい上がってまいりましたボノム。
リベンジなるかどうか?注目のフライトであります。
昨年も敗者からの優勝だったのでここ一発強いですよ。
集中力を増した!145ノット!もう少し…攻めきれてないのかまあ細かく。
でもここからですよね。
この機体やはり145がいいところなのかもしれないですね。
さあこのターニング・マニューバを経てこのライン取りであります。
楽に入ります。
フライトにゆとりがあるように見えるんですよねポール・ボノム選手は。
もうここを進むべき道だというのが見えてるようですね。
機体が暴れないんですよね。
暴れない。
ピタッと止まる。
安定しています。
ここの入り方も…。
これはワイドに入ってきた。
うまく円を描いて!いいタイムですよ。
そしてゲート7に入っていきます。
ピタッと止まった。
余裕がありますよね。
対アルヒ向こうに見てどんな気持ちで乗っているのでしょうかボノム!さあここからシケインを抜けて。
大丈夫か?とんでもないプレッシャーにさいなまれていないか?いいフライトですね。
行けるか?ボノム!いいですよ。
タイム的に非常にいいタイムが出そうですね。
さあ水平飛行に戻ってきた。
あとはこの一つ。
そして最後のゴールゲートが待っている。
いいタイムが出そうだ。
来た来た!来た!1分6秒542!はあ!見せましたボノム。
見せましたね。
これはアルヒにかなりのプレッシャーを与えられたというそんな気持ちが伝わってまいりますね。
チームの面々のね笑顔にも。
おっと?ここで…。
ボノムの好タイムを受けて対するアルヒの方なんですが何やらちょっとトラブっている状況でありましょうか?これ予選の時も同じようにエンジンがかからないというのがありましたけれども。
いや〜どうしたんでしょう?どうしたんでしょうか?昨日の夜直してたんですよねその予選後。
これエンジンに火がつかないとレースに参加できませんよ。
そうですね。
これは完全なる事件であります!どうする事もできないのか?いやかからないと予選と同じ事になってしまいますね。
ぼう然自失状態のキャノピー内のアルヒ。
これレース間の機体調整の時間が本当短いですからエンジンを交換するなんて事は到底無理な話で。
いや〜できるのは微調整のみ。
あっとここでキャノピーが上がった。
という事は?ディドノットスタートですね。
ディドノットスタートで敗退決定という事なんでありましょうか?いや悔しいでしょうねこれは。
先ほどしっかりボノムを破ってますからね。
そんな中凱旋将軍のようにボノムが着陸であります。
悠々と戻ってきましたね。
あまりにも皮肉的なこのシーン。
いや〜納得いっていない表情も見せながら。
アルヒ敗退となってしまいました。
ボノムがファイナル4。
さあ能勢チェックです。
お願いします。
エアレースでは審判であり管制官であるレースディレクターがコース内の事を全て仕切っています。
絶大で絶対なんで先ほどのハンネス・アルヒ選手のようにエンジンがかからなかった場合そこの場でディドノットスタートになるという事になります。
そしてその中のディレクターの一人であるスティーブ・ジョーンズさんはポール・ボノム選手と長年マタドールズというエアロバティックスのチームを組んでるんですよね。
ボノム選手と共に今年挑んだのは高さ7.6メートルのハンガーを2機並んで同時に通過するというものでした。
どぎもを抜かれました。
ですね。
こんなレースディレクターの決定にはやはりパイロットも従わざるをえませんよね。
はい。
さあ勝ち進んだのはこの4人であります。
ファイナル4は4選手でのタイムアタック。
これで勝者が決まります。
まずは室屋!もう室屋選手ここは表彰台と言わず真ん中狙ってガンガン攻めてもらいたいですよね。
そしてイワノフであります。
フランス。
昨年度ここをきっかけに復調しているような感じがします。
験がいいですからね。
気持ちも違うでしょうね。
そして南半球からの仕事人マット・ホール。
オーストラリア。
今季一番表彰台のセンターが近いといわれてるパイロットで。
喉から手が出るほど優勝が欲しい男であります。
そして高〜い壁ポール・ボノム。
地元イギリス。
いや〜昨年同様ルーザー側からまた頂点を目指してフライトするという。
さあ最初に挑むのは室屋義秀であります。
来い室屋!さあ…行ってほしいですね。
いよいよタイムアタック。
はい。
室屋イワノフホールボノムの順に飛んでまいります。
ご覧下さい。
1分6秒台に乗せてきております。
狙えてっぺん!さあ!そう何度もあるチャンスじゃありません。
気合い入りました!チャンスをつかむかサムライ室屋!これまでで表彰台は1回のみ。
今シーズンで初のファイナル4!いや行けますよ行けます。
チャンスですよ今回。
本当にチャンスだと思います。
平常心で行けるか。
座禅を組め室屋!行ってしまえ〜!144ノット!う〜んまずまずですね。
いやもうガンガン攻めていってもらいたいですね。
攻められるか室屋。
はい。
ペナルティを気にせず。
優勝という文字も見えてまいりましたファイナル4!さあ行け!14秒67。
先ほどより若干遅いか。
そうですね。
いやまだまだ行けますよ。
さあ来い室屋!さあここでグ〜ッと。
左から回ってくる!お〜っとうまい!すばらしいテクニックを見せました室屋!いいですよいいですよ。
さあ狙えてっぺん!カモン室屋!グッと来てグッと来て…。
あ〜っと!インコレクトレベルはゲート6!先ほど危ないというふうに言ったあのターニング・マニューバの前であります!いや〜ギリギリを攻めるとこういう事にはなるんですけど。
いやいやまだ分からない!勝負はまだ分からない!最後まで諦めずに行きましょう!さあ行ける行ける。
さあプッシュしてプッシュして最後まで。
サムライ魂室屋!駆け抜けろ〜!行った〜!1分9秒426!大きい声が出ました室屋。
このタイムは微妙でありますね。
ここの瞬間ですね。
ここですね。
若干角度が足りてないですね。
でも本当にペナルティを恐れて攻めないようではファイナル4勝てないと思うんですよ。
そうですね。
ギリギリの選択をしてまいりました室屋義秀。
さあイワノフであります。
今度のこのファイナル4はいかなるアーティスティックな芸術を空に刻んでくるのか。
タイム的には4名の中で今一番持ちタイムが悪い状態になってますのでペナルティが出てしまうと表彰台から外れてしまう可能性が今ニコラ・イワノフ選手にあります。
第2戦千葉以来のファイナル4であります。
あの時は残念な4位に終わってしまいました。
同じ轍は踏みたくないと思っている事でありましょう。
そうですね去年も3位ですね。
さあ入りました。
144ノット。
室屋選手と同じようなスタートですね。
角度はあまり…おっと!ん?大丈夫でしょうか?大丈夫ですよ。
大丈夫ですよ。
さあ立て直したイワノフ。
うわ〜15秒02。
これはタイム的には先ほどの室屋よりも遅れておりますが。
2秒のペナルティですね。
2秒のペナルティが室屋がありますので1秒65上回っております。
事実上のタイムでは室屋選手の方が上なので。
ペナルティさえなければ。
この角度をご覧下さい!いや〜美しいですねフライトがやはり。
さあイワノフ来た。
まだ1秒41の差を保っております。
お〜今のパイロンの所が高く見えるのが垂直尾翼にカメラがあるんでちょっと分かりづらいんですけど。
危ないですね。
さあイワノフどうだ?そうですね。
この高さですね。
1秒18までちょっとペースは落ちている!さあ最後のターニング・マニューバ。
ペナルティないんですね。
さあペナルティはないか。
どうだ?イワノフ。
お〜アンダーレビューだ!さあ最後のセットアップ。
最後の直線だ!ここで…アンダーレビューが消えない!
(ブザー)何だ?ゴールゲート通過とともにブザーが鳴った。
これは何でしょうか?おっと2秒!プラス2秒はこれは…。
今のはトゥーハイですか?室屋選手の方が上に決まりました。
トゥーハイだと思いますよ。
ここですね。
室屋選手の表彰台3位以上が確定だ!ここやっぱりトゥーハイになってしまいますよね。
いや信じられません。
こんな事が起こります!表彰台決まりましたね。
表彰台決まった!我らが室屋!やりましたね〜。
いやイワノフ選手もですね残念ですよ本当に。
はい残念ですね。
残念ですけどこれ勝負のあやっていうもんですね。
いや〜でもらしくないミスですね。
まだ優勝はしておりませんがポストボノムポストアルヒは間違いありませんマット・ホール。
今シーズン4回目のファイナル4であります!オーストラリアのナンバーワンレースパイロット。
あとは優勝しかありません!そうですね。
アブダビ戦が2位千葉戦が2位ロビニ戦が3位ブダペスト戦が5位。
さあいよいよ向こうにボノムを見ながら。
しかし何が起こるか分からない。
先ほどのイワノフのフライトを見ても分かります。
ただ室屋選手を含む2人がペナルティを犯してますのでマット・ホール選手は少し楽だと思いますよ。
さあマット・ホール入りました146!いいですね。
270キロ!最初のこのゲートをくぐってターニング・マニューバ。
このあとにセクタータイムがあります。
このセクタータイムとの比較は室屋選手との比較になりますね。
そうですね。
2秒15上回っておりますね。
ペナルティ分の2秒があるので0.15って事ですね。
それプラス0.15ですよね。
さあここでセットアップして。
お〜きれいきれい。
今日のフライトはいいですね〜。
すばらしい自信の塊だ。
マット・ホール選手タイミングが非常にいいですね。
その差を広げてまいりました。
ぐんぐん加速する。
乗ってくる。
ピタッと止まっていきます。
ここは1分6秒台に。
ここでクリーンに…。
スムーズですね。
ワイルドにスムーズに行きましたマット・ホール。
そしてここからが独特のこの入り方。
お〜!独特!独特ですよ。
ここはいい入り方です。
さあアンダーレビューだ!何だ?何があったんだ?どうしたんでしょうか?さあとりあえずこのままゴールで…。
おっとインコレクトレベルだ!何だ?ゲート10で。
いや〜!いや〜最後のターニング・マニューバに入る前にインコレクトレベルのペナルティ。
うわ〜。
独特の入りをしちゃった。
あれが逆にちょっとあだとなったか?残念がるマット・ホールであります。
ここまでいい入りだったんですけどね。
あ〜速い。
1.9秒024となりましたが。
室屋の上には行きました。
いやマット・ホール選手ここ一番でこのミスは痛いですね。
フライト自体は非常に安定してるんですけどね。
いや〜まあどうしてもポール・ボノム選手と戦うという事を考えればやはりこの3選手プッシュしていくしかないので。
角度をつけるのがちょっと早すぎたんですね。
いや〜…。
3人ともペナルティを犯すという大波乱のこのファイナル4。
室屋は残念ながらマット・ホールの上には行きませんでした。
さあ残すは…ボノムであります。
来た来たボノム。
17回の優勝と42回の表彰台。
2万人を超える我が国イギリスのファンが待ち受けます。
ご当地のヒーロー。
千両役者のボノム。
地元のファンは全て優勝を祈っております。
このプレッシャーを力に変える事のできる男それがボノムであります。
並外れた精神力の持ち主。
心臓に剛毛が生えているか?この男!いや歓声もすごいですね。
(拍手と歓声)ほかの3人共にペナルティですからこれは精神的にプラスアルファになってると思います。
しかしまだ分かりませんよ!まだ分からないです。
まだ分からないです。
さあボノムが旅立った!優勝のスモークオンになるのか?来た来た来た来た!さあ入りました。
いい入りですよ。
146ですね。
いい入りですね!ファイナル4の中ではいい入りですね。
ちょうどいい角度に上がってくる。
まさに計算し尽くされたボノムのターニング・マニューバ!1秒95上回ってまいりました。
そりゃそうですよ。
3人ともですね…。
ペナルティですからね。
ただ実タイムは今マット・ホール選手に負けてますので。
そうですね。
ペナルティ1つで逆転ですよ。
どうなるか分かりませんね。
いやセットアップの入り方が非常にいいですね。
さあボノムも人間です。
どうなるか分かりません。
ゲートに入るタイミングが…確実ですよね。
緩やかにしかしピタッと水平に止まってくる。
そしてこのシケインの入りギリギリを来る!美しい。
さすがボノム!おっとここでタイム的にも…。
上回りましたね。
マット・ホールを上回ってまいりました!そしてこのターニング・マニューバ。
完璧だ!完璧だ!完璧だ。
ミスターパーフェクト!ボノム!いやすばらしいですよ。
まさにこの最高の直線か!2万人が見守る!やった〜!1分6秒416!優勝であります!いやすばらしいフライトです。
ここ一番で緩む事なくペナルティも出さずそしてあくまでも完璧な勝利を目指してるこの姿勢。
ポール・ボノム選手やはりここでも強さを発揮してますね。
前人未到の18勝目です。
今シーズン3勝目を飾りました。
いや〜。
昨年に続いてアスコット連覇。
そうなんですよ。
完璧ですよね。
すばらしいですね。
いやこれだけの観衆が見守る。
それもボノムの優勝しか願っていない。
その中でこのプレッシャーをはねのけてきっちり勝つ。
何ですかね?この強さは。
いや本当に強いですね。
しかしやりました室屋選手!やりましたよ。
やりましたね。
表彰台です。
表彰台です。
3位の表彰台!決まりました。
いかがでしょうか?いや〜もう昨年のロビニ戦以来の表彰台にはなるんですけども本当ホッとしますよね。
待ちに待ってた表彰台。
そうですね。
今シーズン初自身2度目の表彰台。
まあ3位ではありますがまだ余力を残してね2位そして優勝今度狙っていくんだぞっていうこの気合いがポディアムにどういった雰囲気で出てくるのか楽しみでありますけどもね。
1つ結果が出る事によってチームも一つにどんどんまとまってくと思いますので。
すばらしい結果を出してくれました。
ファイナル4の結果このようになりました。
3位が室屋そして2位がマット・ホール。
優勝は地元ポール・ボノム。
3勝目を飾った訳であります。
いや〜大波乱のファイナル4でありますけども。
さあ室屋選手が帰ってまいりましたよ!チームとガッツポーズか。
あ〜みんな喜んでますね〜。
そして今シーズン3度目の2位となってしまいました。
優勝を目の前にして届かず。
マット・ホール選手であります。
そして優勝はポール・ボノム。
はい。
舞台は整った。
その中でしっかりと千両役者スーパースターは見せてくれました。
そうですね〜。
さあ戻ってきた。
このポール・ボノムの笑顔ご覧下さい。
やった〜!完璧ですね。
(拍手)すごい拍手ですね。
最高の笑顔を見せてくれています。
ポール・ボノム選手。
一度はアルヒに負けを喫しましたが敗者復活で勝ち上がってまいりまして優勝までこぎ着けた。
この辺りの精神力ですよね。
そうですね。
本当に緩まないですよね。
う〜ん。
そしてこの満面の笑み。
はい。
これ本当にアスコットの舞台ってのは最高ですね。
ここで勝つしかないですね。
完璧ですよね。
そして4位に終わってしまったイワノフ選手をもねぎらっております。
さすが王者。
このカートに乗って表彰台に向かうんでしょうが前に室屋選手ですね。
隣にホール選手。
アスコット競馬場のパドックに表彰台が作られております。
観客がたくさん集っている中での表彰式と。
そうですね。
最高ですね〜!そうなんですよね。
このレースをやるために作った訳じゃないんですけど完璧ですよね。
さあ表彰式であります。
はい。
あ〜一番高い所にポール・ボノム。
そして両サイドを固めてマット・ホールとそして我らが室屋義秀にこのトロフィーであります。
いや〜うれしいな〜。
すごいうれしいですね。
結果が欲しいと言っていた室屋に本当に結果が来ました!来ましたね〜。
後半戦って言ってて本当にこの後半戦からぱっと表彰台に乗ってしまうところはさすがですね。
つかみ取った!さあこのサムライ魂がこれからますます燃え盛っていく事でありましょう。
第5戦が終了致しました。
年間ポイントのランキングこのようになりました。
ボノムが12ポイント上乗せして46ポイント。
ちょっと頭抜けましたですね。
ホールが9ポイント獲得した。
室屋選手も伸ばして8位に食い込んでまいりました。
まだまだ分からないとこですね。
まだまだ分かりませんよ。
さあそしてうわ〜このシャンパンファイト。
お〜果敢にも…果敢にも攻め込んでいきますね。
子どものようにはしゃぐ姿最高ですね。
最高ですね。
うれしいです。
勝利の美酒。
最高ですね。
わ〜。
やっぱり表彰台いいですね。
いいですね〜。
はい。
室屋さんあなたは常連にならなければいけないそういう存在なんです。
ナイススリーショットです。
はい。
今シーズン初めてのポディアムおめでとうございます。
おめでとうございます。
西村さんロバートさんベンも…。
チームムロヤの3人ですね。
はい。
321…。
ヤ〜!いや〜いいですね。
これでこれまでやってきた事が全て報われますよ本当に。
そうですね。
能勢さん?ハハハハ。
これ使えないねハハハハ。
やっぱりね僕らはチームなんですよ。
これは一人じゃなくてこうやってインタビュー受けてますけど何十人何百人といるチームのただの一人なので。
全員の勝利なのでねその全員でこの表彰台味わいたいと思います。
まだシステム動いてないものも結構いっぱいあるので今回使わないものもいっぱい出したのでこの辺をまた次のシュピールベルクまでにテストして。
この辺がフィックスしてくるともうちょっと安定してくるんでね。
ポディアムはかなり安定して乗れるような状態に持っていくつもりでやってます。
皆さんありがとうございました。
おかげさまで表彰台上がる事ができました。
これから表彰台上がって当然1番を狙ってもうちょっと詰めていきますんで期待してご覧下さい。
ありがとうございます。
期待してますよ〜。
さあもう一度ですね3位になりました室屋選手のファイナル4のフライトをオンボードの映像を中心にご覧頂きたいと思います。
Gがかかる箇所ではですね室屋選手の顔がゆがんでるっていう…。
あ〜そうですね。
かなりなGに耐えてますもんね。
いや〜このすさまじさ。
やっぱりこの空の上のアスリートがどういう過酷な世界を戦っているのかご覧頂きたいと。
すばらしいフライトでしたね。
そうですね〜。
本当にこう安全策をとらずにプッシュしていくところがすばらしいですよね。
もう少しファイナル4の雰囲気自分の置き場所っていうのに慣れればもっと行けるんだって語ってくれてましたけども。
そのとおりだと思いますね。
はい。
そして最後に期待して下さいって言うところがいやもう期待しちゃいますよね。
いや当然です。
自信が満ちあふれております。
さあこのオンボードカメラ。
これですよ。
ここですごいGがかかります。
そうですね。
ず〜っとこう血が下に落ちていく感じですよね。
そしてここからシケイン。
このシケインがですねバンク90度。
ペナルティ音も残ってるんですね。
ペナルティ音もしっかり入ってくるんですね。
さあそしてここでもう一度ターニング・マニューバですね。
これ顔がゆがんでくる。
これきついですね。
しかしあえてここで声を出す。
最後の最後まで絶対に抜かない。
そうですね。
集中力を保っている。
サムライパイロット室屋義秀の真骨頂が出ました。
いや〜本当にいいフライトでしたね。
この両腕で機体を操作するのにもだいぶ慣れてきましたね。
なるほど。
やりました。
3位表彰台でありました!やりましたね〜。
全8戦が行われますエアレース世界選手権2015。
次回のレースはですねオーストリア・シュピールベルクからであります。
何と言ってもアルヒのお膝元。
エアレースのホームとも言えるこの地でですねどんな戦いがこれから行われるんでしょうか。
非常にテクニカルなコースなので引き続き面白いレースになると思います。
ふがいなかったアルヒ陣営優勝狙いに来るでしょう!全力で来ると思いますよ。
それに立ちはだかってくるこのまたボノムそして室屋。
もちろん表彰台そしててっぺんを狙ってもらいたいですね。
そうですね。
それではすばらしいレースが繰り広げられましたアスコットからお別れであります。
能勢さんありがとうございました。
やりました〜!やりました〜!それでは次回へ向けて更なる期待が膨らんでまいります。
どうぞお楽しみに!今回はモンゴルへの旅。
2015/09/20(日) 01:45〜03:25
NHK総合1・神戸
エアレース世界選手権2015「第5戦 in アスコット」[字]
世界最速のモータースポーツシリーズ「エアレース世界選手権」。第5戦はイギリスのアスコット。日本の室屋選手をはじめ、精鋭パイロット14人の熱い闘いをお届けする。
詳細情報
番組内容
8都市を転戦する世界最速のモータースポーツシリーズ「エアレース世界選手権」。第5戦はイギリスのアスコット。レースは、美しい競馬場を舞台に実施される。日本の期待の室屋選手をはじめ、精鋭パイロット14人の熱い闘いをお届けする。
出演者
【解説】能勢雄一,【アナウンサー】辻よしなり
ジャンル :
スポーツ – モータースポーツ
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