(2人)おはようございます。
(石巻)関西テレビの石巻ゆうすけです。
(関)関純子です。
今朝も「カンテレ通信」でおつきあいください。
この番組では関西テレビの番組についてより多くより掘り下げた情報を提供するとともに視聴者の皆様の声に耳を傾けさらに身近な放送局となれるよう取り組んでまいります。
それではコメンテーターをご紹介します。
メディアリテラシーにも詳しい作家の若一光司さんです。
おはようございます。
おはようございます。
そして劇作家演出家としてご活躍のわかぎゑふさんです。
(わかぎ)おはようございます。
よろしくお願いします。
お願いします。
まずはこちらのコーナーです。
ご意見ピックアップです。
このコーナーでは関西テレビに寄せられました視聴者の皆様のご意見をご紹介しよりよい番組作りを目指してまいります。
今日もご意見をうかがってまいります。
よろしくお願いいたします。
7月16日放送の「ゆうがたLIVEワンダー」をご覧になった60代の男性から頂いたご意見です。
「台風中継で現場のリポーターがよく台風が接近して危険なので外出を控えるようになどと言うけれどリポーターのほうが危ないじゃないですか。
僕は定点カメラで十分だと思います。
リポーターの人に何かあったらどうするんですか?ケガをしたり亡くなったりしてからでは遅いんです。
テレビ局もしっかりしてください」。
報道センターがお答えします。
「ご意見ありがとうございます。
台風のリポートですがリポーターは現地の様子雨風の強弱などを実際に体感していることから定点カメラの映像だけでお伝えするよりも台風の今現在の状況をより臨場感を持って視聴者の皆さんにお伝えできると考えています。
リポーターを含めた生中継スタッフや取材スタッフは安全な場所でヘルメットなどの事故防止対策もしっかり行なっております。
今後も安全には十二分に気をつけて視聴者の皆さんにきめ細かい気象情報をお届けしたいと考えております」。
若一さんわかぎさんこの件若一さんいかがでしょうか?
(若一)私もご意見の方にどっちかといえば賛同する側なんですけどもね定点カメラだけでは無理だとは思います。
場所限られてますし。
それから一番台風の影響を受けてる現場にはちょっと距離があったりしますんでね。
そういう現場に中継班が行くことはこれは必然的なことだと思うんですが行って撮影してる画面の中に人間が入る必要がどこまであるかなと言えばあまりないような気がするんですね。
でそれよりも映像だけで映しながら情報の密度をナレーションかなんかでもっと上げてほしいと。
そっち側のほうが聞いててなんとなくその情報のほうに注意が集中するんじゃないかと思いますけどもね。
あんまり人が映ってることのメリットっていうのはないような気がします。
その情報の部分とあるいはその場に行っているその臨場感っていう部分とっていうそこの部分のせめぎ合いという部分もあるかとは思うんですけども。
(若一)それもありますけどもあまり臨場感のありすぎる場所には最近皆さん行かんようにしてると思いますんでね。
危ないということもありますからね。
わかぎさんいかがですか?
(わかぎ)優しい方ですよねこの方心配していらっしゃって。
それが最初に印象に残ってしまいました。
私はあんまりその中継について深く考えたことなかったけれど確かに危ない所に行かれてる方はちゃんとなさってるんでしょうけどただ台風とかでこれぐらいひどいんだって思うのはテレビを見慣れてるせいもあっていてくれたほうがありがたいなと私は思ったりしますけどね。
伝え方の実力というかどこまでうまく伝えられるかっていうことにもかかってくるかもしれないですけどね。
(若一)具体的な災害の被害がその現場で発生してる場合はそこに人が行かれてリポートしてくださるいうのは非常に助かるとは思うんですけども別に大きな被害に直接関与してない画面であればね私はあえて人がいなくてもいいんじゃないかという気はしますけどもね。
いずれにしましてもその災害報道っていうのは報道する側の安全第一っていうのはねまずありますのでそこは改めて気をつけていきたいと思います。
続いては50代の男性から頂いたご意見です。
「お盆やお正月になるとマスコミ各社が新大阪駅や関空の混雑ぶりを取材していますが家族連れに向けどこに遊びに行くのか?とか旅行は楽しかったか?を聞く金太郎あめみたいな取材はそろそろやめてはどうですか?そもそも視聴者はそんなに他人のレジャーなんか興味がないしどこにも遊びに行けない子どもが見たらどう思うか?特に幼児にマイクを向けて片言の楽しかったとかおもしろかったというコメントを撮ってよしとするのはあまりにも芸がないと思いますよ」。
報道センターがお答えします。
「ご意見ありがとうございます。
お盆やお正月に若者や家族連れがどこでどう過ごすのかというのは世間の関心事だと考えております。
また時代やその年によって過ごし方も変わっており世相を映す鏡だとも考えております。
インタビューの受け答えが通りいっぺんの金太郎あめのようにならないよう記者教育をしっかりとやっていきます」。
いかがでしょうか?
(若一)これもねおっしゃる方の気持ちようわかりますね。
自分がどこにも行けずにね楽しそうな画面だけ見ててでインタビューで出てくる答えがなんか紋切り型でみんな一緒だみたいなね。
やっぱりね結論から言えば結構おざなりのインタビューが多いということが現実あると思うんですよ。
確かに年々色んな状況の中でね旅行のしかたとか行く先とかいろいろ変化があるでしょうからそういう変化がそのままインタビューの中で見えてくるんだったら意味はあると思うんですけどもそうじゃなくて単なる風物詩みたいな感じでね当たり前の紋切り型のインタビューで終わってるケースが多いということに対する不満がベースにあるんじゃないでしょうかね。
わかぎさんどうですか?
(わかぎ)私も大っ嫌いです。
特に子どもにインタビューして子どもが受け答えするのをもう本当に周りがそう言ってほしいんだろうなって子どもが思ってるでしょ?あの構図が大っ嫌いです。
楽しかったって言ってほしくてマイクを向けてるみたいな…。
(わかぎ)どうだった?楽しかったっていうあの大人のことを理解して言ってるっていうのが…。
(若一)大体2つですよね。
楽しかった言うんか疲れた言うのんかね。
(わかぎ)それでもね大阪の子どもなんですよ。
ちょっと親が笑うでしょ?それを期待してるからなんか子どもにそういう期待感を持たせるほうが罪な報道だなって私は思うんですけど。
去年流したものを今年流しても全くその違和感がないというようなことではやっぱりよくないわけですからね。
(わかぎ)風物詩だったらほんと10秒ぐらいでいいっていううわさになっちゃう。
われわれもあのインタビューに出るときによりその年の状況がうまく伝わるようないいインタビューを撮っていきたいと思います。
さて戦後70年を迎えた今年関西テレビでは3本の特別番組を制作いたしました。
8月8日の深夜はスポーツ部が制作した「戦火に散った野球人〜幻のミスタータイガース〜」。
8月15日夕方には制作部の「みんなで考える戦後70年〜芸能人が探る自分ストーリー〜」。
そして深夜には報道センターが制作した「ザ・ドキュメント軍神〜忘れられた兵士たち〜」を放送いたしました。
このうち制作部が手がけました8月15日放送の「みんなで考える戦後70年〜芸能人が探る自分ストーリー〜」をご覧になった男性からこんなご意見を頂きました。
「とてもいい番組だと思います。
実際の戦争がどのような状況だったのかということをこの番組のようにざっくばらんに話したらいいと思うんです。
戦後70年の番組は難しい話ばかりではなくこのようなわかりやすい番組をもっと放送をしてほしいです」。
制作部がお答えします。
「ご意見ありがとうございます。
戦後70年の今年他局を含めさまざまな特番が組まれるであろうことは想像できましたが関西テレビ制作部ではより多くの人に見てもらいやすい番組にするため芸能人が語り部となりときには自らのルーツを調べながら70年前の戦争を知るといった番組作りを選択しました。
誰もが知る芸能人タレントが語れば身内の戦争体験を聞くときのように印象にも残るだろうという考えからです。
メッセンジャー黒田さんやジャルジャルの後藤さんそして赤井英和さんなど芸能人の視点で全体を包み込む制作部らしい見やすい戦後70年特番になったと思います。
これからも関西テレビの制作番組をよろしくお願いします」。
はい若一さんいかがですか?
(若一)今年はですね戦後70周年ということで関西テレビだけじゃなくて色んな局がね結構力を入れて戦争関係の特集制作しました。
私も相当本数は見たんですけどもその中でも今おっしゃったこちらの番組ですねこれなかなか出色だったんですね。
で入り口がですねわれわれよく知ってるお笑いの方とか芸能人の方ということで親しみやすい人が入り口になってますし何よりも感心したのがどうしても戦争のこととなりますと兵士であるとか軍属であるとか軍関係者が中心になって物事が描かれるケースが多いんですけどもそうじゃなくて何気ない日常の中から入っていってそれぞれの親戚とか親とかそういう関係の中にですねすべての人が戦争の影響を受けざるを得なかった状況が非常に誠実に描かれてるんですね。
とても身近に感じましたね。
(若一)そのことの発見力といいますかねそれはちょっと圧倒的なもんがあって正直入り口としてはあまり期待せずに見たんですが出てくるときは感動して出ましたね。
はいわかぎさんどうですか?
(わかぎ)私もおもしろく拝見しました。
すごい人選がよかったと思います。
ふだんこういうことはあんまり言わないだろうし考えてなさそうなちょい悪おやじたちが一生懸命考えていたんだなっていうのも…。
黒田さんとか赤井さんとかですか?そこが見てる人がこういう人も考えてるんだなって思えるところまでちゃんと引っ張っていけてたのでとても楽しくというかいいなと思って拝見しました。
(若一)結構ね関西テレビのドキュメンタリーの伝統として普通だったら難しい作り方せざるを得ないところをできるだけ入りやすいわかりやすい番組にしようみたいなねそういういい伝統を関西テレビ持ってると思うんですが久しぶりにその伝統を感じさすような番組だったと思いますね。
(わかぎ)珍しくべた褒めですね。
このコーナーでは関西テレビの番組に対するご意見を募集しております。
続いてはBPO放送倫理・番組向上機構からのお知らせです。
(ナレーション)
どんなテレビが見たい?
子どもも大人も楽しめる。
人を大事に思ってる。
そして自由で夢がある。
あなたと放送局のかけ橋。
CSRファイルです。
このコーナーでは関西テレビのCSR活動の最新ニュースをお届けしてまいります。
今回は昨年に続いて2度目の開催となりました手話寄席の模様をお送りします。
スタジオには桂福団治さんにお越しをいただきました。
おはようございます。
(福団治)おはようございます。
よろしくお願いいたします。
あまり頭下げるとバリアーが…。
あはははっ!福団治さんはですね手話落語を考案されたいわば生みの親で毎年手話寄席を開催されています。
手話と落語っていうのがちょっとあんまり結びつかないんですけれども。
(福団治)落語というたら聞く芸ですね。
手話というのは見るということ。
見る言葉と聞く言葉全く正反対ですけどそれで聞く芸を見る言葉でということで手話落語というのを…。
例えば簡単なんやってみましょうか?例えばですねこう道って手話です。
道を歩いておりますわ。
向こうから来る男名前忘れた。
こんにちはあなた誰でした?バカお前のおやじや。
こんなんですね。
これ手話でこれやって。
声じゃなくても手話で…。
わかりました。
より理解が深まりますね。
ではせっかくですから手話でVTRスタートお願いできますか?ではVTRスタート!実がないなくなってる。
たこ焼きの要領で…。
(笑い)
手話を使って落語を行なう手話落語。
今回のテーマは手話落語をともに楽しむために聴覚障がい者だけが楽しむのではなく健常者とともに楽しめる落語会を目指します。
去年もとっても好評だったんですねこの手話寄席。
(福団治)手話っちゅうのはボキャブラリーは表情で無限にそれを表現することができる。
例えば好きっちゅう言葉1つこれ好きなんです。
これ好きやけどどれぐらい好きかというのは…。
(笑い)1つの単語でどれだけ表現できるか。
手の動きと顔の表情相手の顔。
この3つやね。
手話落語の生みの親である桂福団治さん。
二十歳のときに桂春団治さんに入門し落語の道へ…。
35歳のとき週に11本もの番組出演をこなすなど多忙を極めていた福団治さんは突如声帯ポリープで声を出せない状態に…。
そんな日々の中で出会ったのが手話でした。
声が出なくなってそれがきっかけでもし耳も聞こえなくなったらとかそんなようなことまでだんだんと広がっていくうちにですね聴力障がい者の人たちの会話で手話というのがあるなと。
あれいっぺん覚えておきたいなというのがきっかけです。
手話を覚えそれを落語に取り入れた手話落語。
実際にやってみてどうだったのでしょうか?
手話に変えて落語を一生懸命見せてたうちに笑わすことができたんです。
そうですな〜やった〜ということですかね。
落語を聴力障がい者の人たちに理解していただいたということ。
それと笑いというものをそこに提供できたということですね。
手話で笑いを提供できたということ。
これは僕らの使命みたいなもんですからね。
75歳となった現在も関西演芸協会会長として上方落語演芸の普及に力を注ぐかたわら手話落語に意欲的に取り組み手話を教えるなどしています。
週1回の手話落語教室では直接指導を行ないます。
これまで育てた手話落語家は100人あまり。
公演が間近に迫ったこの日は出演するメンバーとの打ち合わせが行なわれました。
今やっぱりこれでないと全国共通のな。
こんなもんは変えようか思てこっちのほうに。
聴覚障がい者だけの言葉と思われがちな手話ですが実は健常者にとっても便利なコミュニケーションツール。
手話のよさを知ってもらうにはどうすればいいのか試行錯誤を重ねます。
そして迎えた本番当日。
福団治さんにとって37回目となる手話落語公演。
観客に楽しんでもらうため開演ギリギリまでチェックに余念がありません。
手話落語を体験するのは初めてという観客から毎回参加するファンまで幅広い客層で会場は満席。
犬?何言うてんねん猫?アホなこと言うてんなと牛に!
(きらら)寝ましょう!俺な子どもとちゃうねん。
6時やで?6時寝られへん。
手話がわからない人にも楽しんでもらえるように福団治さんのお弟子さんである桂福六さんの解説がつきます。
また落語だけでなく手話が健常者にとっても便利だということを体感してもらう試みも…。
音が伝わらない水の中でも手話なら伝わることをコントで再現します。
(福六)あっえらいこっちゃこっち側サメ来たがな。
大きな口開けてるがな怖い食われるぞ。
はよこっち逃げはよこっち逃げ。
はよこっち行くでこっちやこっちやこっちや。
そうそうそうこっち来てはよ逃げはよ逃げ。
はよ逃げはよ逃げ…。
便利さを知ってもらうことでみんなの手話への関心が強まります。
そして大喜利を楽しむコーナー。
手話を使ってはダメ。
アクションだけで内容を伝えます。
聴覚障がい者も健常者も一緒に大いに盛り上がりました。
(笑い)
(笑い)バンジージャンプ?答えは後ろ見てください。
全然違ってました!
(福団治)手話というのは視覚言語として各都道府県なんかで制定されていく段階です。
やがてこれが健常者障がい者関係なしに全てが見る言葉として全てが皆さんが使うようになっていただければそこにはもうバリアーはなくなるであろうとそれが私の願いでございます。
さまざまな人が同じ空間でともに笑い合う。
心のバリアフリーにつながる手話寄席でした。
はい今回も随分盛り上がったようでしたけどもいかがでしたでしょうか?去年よりもずっと盛り上がったような感じがいたしますね。
そして健常者の方たちがたくさん来ておりましたがかなり興味を持って去年よりものすごく健常者の方増えたということですね。
実は関西テレビがこの手話寄席に関わり始めたのが去年が最初なんです。
今年で2回目なんですけど。
私司会させていただいたんですがそれまで福団治さんもう30年以上もねされてるわけですけれども関西テレビでは障がい者支援という立場のCSR活動の1つとして関わったんですがそれによって新しいお客様に来ていただくことができたんですね。
今まで手話寄席知らなかったお客様がいっぱいで。
これは大きかったですね。
若い人たちも学生さんらもねたくさんと来られて。
36年という長きにわたって手話落語を続けてこられた。
これはいったいどういうお思いからなのでしょうか?手話落語ですね聴覚芸を視覚芸に変えてやるという依頼があって奈良文化会館でやったときですけども色んな批判もあったりもするやろうしこれは冒険1回だけにしとこうと。
1回だけで…今日1回だけと思って終わってで帰るときですある親子がね僕を呼び止めましてねこれは10歳未満ぐらいの男の子なんですけどその子手引きながらお母さんがね40すぎぐらいのお母さんが師匠師匠この子に握手いうて手握ってあげたらね「ああ〜」と声出してんねん。
この子全然耳聞こえませんねや。
ちょっと今日ね人に言われて連れてきて師匠の手話落語見てえらい笑てなお母ちゃんのここ引っ張りますねん。
これ見てちょうだい糸がほぐれて破れてまんねん。
こんだけ一生懸命引っ張るのはおもしろい!こうお母さんにこないして知らすわけですよ。
こんな笑い顔見たん久しぶりです。
連れてきてよかった。
頑張っておくんなはれって言うてお母さん涙ぐんでたんですよ。
それを見たときにね怒られるのかな思たらこんなに感謝された。
古典落語ではないような。
こんなに感謝されたいうことを…。
これは絶対続けんと!1回やない。
何を言われてでも俺は1人でも孤独になってでも続けようという決心はここで決めたんです。
それで今日あるわけですね。
ただこれやっぱり難しいのではないのかなっていうふうにね思うんですけどその手話で落語というのがね。
まずね古典落語でしょ?古典落語というのをですね伝統芸ですねそれを視覚の落語に変えるということはつまり1つ言えば破壊行為と言われてもしかたがないかもわからない。
かもわからないというような…。
僕自体が落語協会の中で役員やってて指導する立場です古典をね。
それが視覚落語に変えるということはかなりいろいろ中身を入れ替える部分もたくさんあります。
基本は変えてはいけないことですけども守らないけないこと…。
そういう面でいうとかなり抵抗があるんではないかいなと思たんですがそれがありがたいことにすごく応援してくれたお方がおった。
それは?藤本義一先生ですね。
藤本義一先生が手話落語やるいうやつを…僕がやったというやつをそれを明くる日の紙面に肯定して…。
非常にお褒めの言葉で書いていただいた。
これ大きかったですね。
もう1つ大きかったんは手話落語という落語に変えて舞台をやって下りてきた。
周りの目線というのをすごく気にしてましたらねこのときもひと言桂米朝師匠がおられましておい福団治君この落語手話落語にできないかい?パッと言うたんですよ。
これは大きかったですね。
これで誰も反対するもんはいない。
(わかぎ)すごいですね。
藤本義一桂米朝。
ここに守護神が2人いたわけですね。
(福団治)守護神ですよ。
だからそういう方々っていうのはこの手話落語の可能性というか意味とか意義みたいなものをパッとつかんでおられたわけですねこのお二方っていうのはね。
(福団治)そうですそうですそうです。
本当に色んな面でアドバイスしていただきました。
大きな力でございます。
今後どうでしょうか?今後の展開についてですね。
手話落語について。
(福団治)そうですね。
これから手話というのはですねつまり視覚語としてずっと健常者も障がい者も視覚語としてこれをね…。
視覚語?目で見える言葉ということですね。
一般の人たちがこれを大いに活用していただくということによって非常にバリアーがフリーになるということになりますね。
コミュニケーションの1つでみんなが使ったらいいということ…。
なんか使えそうなのありますか?そうですね。
例えば手話でね今までと違って非常に遊びというのが出てきたと。
これが大きかったと…。
例えばですよこれやという手話なんです指語で。
やこれ上にもう1つやつけてこれでやばいと。
やばい?2倍ということ…。
これ家ですね。
これ2つしていえいえとかね。
これ同音異義語ですよ。
同音異義語というやつですね。
これをですね聴力がい者の方がこのギャグを使う。
同音異義語ですよ。
(わかぎ)師匠が作られたんじゃなくて?
(福団治)なくて障がい者の方が。
例えばの話がハイボールなんかはいボール。
お酒のハイボールも…。
(福団治)チューハイ…チューはい。
チューと?チューして?チューはい。
ただ一方でね福団治さんね健常者がね手話を簡単に使ってしまうっていうのは何かこう遠慮というか聴覚障がい者の方に申し訳ないなっていうふうに思う向きもあると思うんですけどそれはどうですか?そういうものがなくなってきたということは…。
例えばこの手話で聴覚障がい者の方…遊び心。
健常者のギャグですね。
同音異義語例えば地口オチとかそういうので遊び心が出てきてわれわれの遊ぶ色んなやつを手話で障がい者の方がやりだしたということ。
これによってお互いが本当に親近感も湧くし本当にバリアーがフリーになったという。
どんどん使って楽しんで一緒に遊べればいい…。
(若一)行政レベルでもねそういう取り組みが進んでましてね一昨年の10月に全国に先駆けて鳥取県がですね手話言語条例というのを制定しましてね手話をみんなで共有しようもっと普及しようと。
そのために行政のいろいろ役割を決めようということで鳥取県なんかでは小中高の学校の生徒たちに全部手話のハンドブック配ったりしてるんですよ。
そういう条例を制定する自治体が増えてきてますんでねこれからますます手話に対する理解もそれから手話落語に接する機会も増えていくんじゃないですかね。
わかぎさんこの寄席行ってたらね拍手の代わりにみんな手キラキラキラってしてくれる。
やってましたねやってましたね!これ拍手の代わりなんです。
もうねステージ側にいるとね感激するんですよ。
(わかぎ)すばらしいそれはすばらしいこれ。
拍手の音は聞こえにくいからその分…。
表情が…お客さんの表情がものすごくいいんですよね。
(わかぎ)子ども時代に覚えるのが一番いいですよねかわいくて。
子どもが覚えやすいものから覚えたらいい。
(若一)手話言語条例なんかまさにそういうことですよね。
義務教育の現場からねみんなで親しんでいこうという流れですよね。
(福団治)僕はこれからね今度2020年オリンピックのときはおもてなしを手話でやりたいな…。
どうしますかね?表現。
(福団治)これは表ですね。
なし表なし。
あの…あの方のおもてなしこれもある一種の視覚言語だったのかもしれないですけどね。
わかりましたはい。
関西テレビではこれからも手話落語を応援してまいります。
今日はありがとうございました。
(福団治)どうもありがとうございました。
ありがとうございましたこれですね。
「カンテレ通信」そろそろお時間となってまいりました。
皆さんよい日曜日をお過ごしください。
今日の『ボクらの時代』はこちらの3人
(島袋)変な感じ。
お願いします。
(持田)よろしくお願いします。
2015/09/20(日) 06:30〜07:00
関西テレビ1
カンテレ通信[字]
『カンテレ通信』では関西テレビの番組などについてより多くの情報を提供し、また視聴者の皆さまの声に耳を傾け、さらに身近な放送局となれるよう取り組んで参ります。
詳細情報
番組内容
視聴者の皆さまからのご意見などにお答えする「ご意見ピックアップ」のコーナーでは
・ニュース番組などでの「台風中継」についてのご意見
・8月15日放送の番組『みんなで考える戦後70年〜芸能人が探る自分ストーリ〜』にお寄せいただいたご意見などを紹介します。
番組内容2
また関西テレビが取り組むCSR活動の最新ニュースをお届けする「CSRファイル」では、ハンディキャップの壁を越えて誰もが笑って楽しめる「手話落語」を特集。
上方落語界の大ベテランで今回紹介する「手話落語」の創始者でもある四代目・桂福団治さんをゲストに迎え、関西テレビで先月開催したライブ公演「第37回 手話寄席」の模様をVTRでふり返りながら、その魅力などについてお話しいただきます。
番組内容3
ぜひ、ごらんください!
出演者
石巻ゆうすけ(関西テレビアナウンサー)
関純子(関西テレビアナウンサー)
若一光司(作家)
わかぎゑふ(劇作家・演出家)
【ゲスト】
桂福団治さん
ジャンル :
情報/ワイドショー – 番組紹介・お知らせ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
ニュース/報道 – ローカル・地域
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