今日の「趣味の園芸」は9月特集「アートする園芸」の第2弾。
今注目の若手ガーデナーが花壇を芸術作品に変えちゃいます!秋の風情を演出するアイデアがいっぱい!ガーデニング再開のこの時期花壇を秋色に染めてみませんか?こちらもお楽しみに!
(テーマ音楽)おはようございます。
三上真史です。
今日は群馬県にありますこちらのガーデンからお送りします。
こちらには20以上のテーマに分かれたガーデンがありどれもこれも自宅でこんな景色を楽しめたらいいなと思わせる素敵なものばかりです。
今日はそんな広い庭がなくても花壇などの小スペースを彩って秋を満喫しちゃおうという企画でございます。
それでは早速本日の講師をご紹介しましょう。
ガーデナーの天野麻里絵さんそして福森久雄さんです。
どうぞ!
(一同)おはようございます。
本日の講師はこちらの…愛知県にあるガーデニングミュージアムの専属ガーデナー。
オシャレで手間いらずなガーデンをモットーに多くのガーデニングプランを提案しています。
今回お邪魔しているこちらのガーデンを管理しています。
日本の気候に合わせた植物を使いこなし趣向ある庭づくりに定評があります。
今日はお二方にご紹介頂けるという事で特別な回になります。
よろしくお願いいたします。
(二人)よろしくお願いします。
早速なんですが今回のテーマが「秋花壇のデザイン」という事で秋の花壇の魅力ってどんなところにあるんでしょうか。
天野さんいかがですか?秋は気温が下がるにつれて花の色や花つきが良くなります。
花壇いっぱいに咲く花の色は格別ですよね。
そうですね。
まさに色づく秋ですもんね。
園芸店に行くと夏の花から秋の花に変わっていってますよね福森さん。
多彩な植物が出回りますね。
その中でも好きな植物を選んでいろんなデザインで花壇を作る事ができます。
福森さん今「いろんなデザイン」とおっしゃいました?はい。
ありがとうございます!そこなんです。
今回お二方にお願いしたというのが贅沢にもお二方に一つずつ植栽プランを提案して頂きそこから僕らさまざまなヒントを頂けたらなと思っております。
よろしくお願いいたします。
(二人)お願いします。
二人が作る花壇はこちら。
比較的小さなサイズなので玄関先など狭いスペースの参考になりますよ。
そして気になる…くじ引きです!ジャン!こちらのボールに植栽プランが書かれています。
これをこの特製の箱に入れてお二人に引いて頂きその書かれた植栽プランで作って頂きます。
よろしいでしょうか?こういうの好きなんですよ。
燃えてきますね。
是非ねプロの皆さんがその場でどのようにして即興でイメージして作っていくのか見させて頂きたいんでよろしいですか?はい。
ドキドキしますね。
という事で植栽プランはボールに書かれたテーマで決定!三上君いつになくテンションマックス!って感じ。
二人にとっては緊張の瞬間ですね。
それでは引いて頂きましょう!はい取りました!ありがとうございます。
では同時にお見せ下さい。
よろしくお願いします。
どうぞ!出ました!決まりました天野さんゴージャスガーデン。
そして福森さんナチュラルガーデン!こちらに決定!そしてですね僕から二つほどリクエストがありましてせっかくですから9月から晩秋までなるべく長く楽しめるガーデン。
そしてローメンテナンスであまり手間がかからないそんなガーデン。
この二つを取り入れて頂けたらなと思うんですがよろしいですか?はい分かりました。
やりましょう!ありがとうございます!イメージした花壇を描きます。
ゴージャスプランという事でテーマカラーは…全体的には…花壇を真上から見たイメージ。
さまざまな植物を入れてゴージャスに演出するようですね。
ナチュラル花壇を作る福森さんは?楽しみにしていて下さい。
草丈を考えながら立体的に描いています。
仕上がりが楽しみ!さあ花壇のイメージができたらガーデンセンターで…プロの目に留まるのは一体どんな植物なのでしょうか?花ものは晩秋まで楽しめる開花期の長いものを選ぼうと思います。
例えばこのダリアとか。
小輪や中輪タイプは繰り返し花を咲かせるのでオススメです。
秋らしい色をチョイス。
同系色でまとめるようですね。
そして…。
グループ3で使う植物も大事ですね。
例えばこの植物など。
どの植物を選ぶかで仕上がりが違ってくるのでポイントになります。
タネ明かしは後でお伝えしますね。
どんなポイントが隠されているのでしょうか?一方福森さんは…。
こういう落葉低木を入れて葉が散っていく様も自然風景として楽しめたらいいですね。
秋の風情を花木で表現するみたいですよ。
更にもう一つ。
花壇全体の事を考えてこの植物を入れましょう。
なかなかいい役割をしてくれるんですよ。
この植物に一体どんな効果があるのでしょうか?選んだ植物を使って花壇作り。
それぞれのプランで秋を演出します。
まずはゴージャス花壇からご紹介しましょう。
天野さん作「秋のゴージャス花壇」完成しました!ありがとうございます。
ありがとうございます。
秋のゴージャスってどういうふうにやるのかなと思ったんですけどプランどおりカラフルな仕上がりですね。
ありがとうございます。
ご紹介頂けますか?はい。
秋らしさを感じるためにテーマカラーであるオレンジやイエローが映えるようにコントラストをつけた組み合わせにしています。
コントラストがポイント。
確かにメリハリがはっきりしてますよね。
明るい色の中にブロンズや紫のようなカラーリーフを入れてシックな印象を加える事で秋を演出しています。
そっかただゴージャスだから明るい色だけじゃなくてそこに暗い色も交ぜるわけですね。
そうする事で…。
そうすると余計明るい色が引き立ってきれいに見えるんだと思います。
そして三上さんのリクエストどおり晩秋まで長く楽しめるものを選んでいます。
長く楽しめる。
そして丈夫なものばかりなのでローメンテナンスなんですよ。
手間もそんなにかからないわけですね。
ありがとうございます!普通たくさん種類入れちゃうとゴチャゴチャしがちなんですがこちらはしっかり一体感が出ている。
どういう事なんですか?それはグループ分けをして植える事です。
そのグループ分け。
買い物中にもグループという言葉出てましたよね。
植物のグループ分けを知っていれば花壇作りの参考になるという事で早速そのタネ明かしをしてもらいましょう。
こちらをご覧下さい。
これであなたも華やかな花壇が作れます。
天野さんが用意した植物。
植えつけ前このようにグループ分けをしていました。
花壇の顔となる花です。
実際の花壇ではここに配置。
中心に植えて目を引くようにしました。
ここでワンポイント!グループ1の主役の花は植えつけ直後から花を楽しめるように花つきや花もちの良いものを選ぶといいですね。
長い間咲くので晩秋まで花を楽しめますよ。
メリハリをつけるために暗い色もチョイス。
ここに配置。
周りの植物を引き立てるためにところどころに植えるのがポイント。
ポイントにも挙げていたこのグループ3とは?グループ3の「まとめ役」は花壇全体に一体感を出すために植物と植物の間に入れるものです。
どういった植物を選べばいいかというとこういったよく枝分かれするものや花や葉が細かいものです。
こういうものは周りの植物とうまくなじんで花壇に調和が生まれるんですよ。
花壇ではここに配置。
グループ1と2の間に入れてつなぐ役割だったんですね。
地面を覆うように伸びていく植物。
花壇の前方に配置しました。
前に垂れてくるので表情豊かな花壇になりますよ。
以上4つのグループをまとめたものが「秋のゴージャス花壇」。
グループを意識して植えるとそれぞれが効果的に絡まって一体感が生まれます。
是非花壇作りに役立ててみて下さいね。
続いては福森さんの…キーワードは「変化」。
秋の風情を楽しめる花壇をイメージ。
買い物中に見せたあの植物にも注目!続いてはナチュラルプランの秋花壇福森さんに作って頂きました。
こちらですね。
はい。
いや〜見るからにナチュラル。
のどかな自然な景色が広がってますね。
やっぱり秋といえば風に揺れる動きのある植物をイメージしました。
ここにあるススキそしてミソハギなど線を表す植物を入れています。
もうね既に少し揺れていますけどもこの秋風になびく姿が優しい気持ちになってナチュラルな景色ですね。
えっしかもこちらもしや…イネですか?そうですね。
これは銅葉のイネで収獲も秋のイメージですね。
そうですか。
まさに日本の秋の風情をこちらで表して。
今回「変化」というテーマを入れたと聞いたんですけども。
この中実は紅葉する植物を多く入れています。
秋が深まるにつれて今は緑色なんですけれども赤く変化していくんですよ。
そうなんです。
今回花壇に使ったこれらは紅葉する植物。
実際の花壇ではここに配置。
それで11月下旬には…このように変化します。
福森さんがねらっていたのは葉が赤く色づく様子を楽しむ事だったんですね。
だんだんと色づいていくわけですもんね。
そういった四季の変化秋を楽しめる花壇作りたい方たくさんいらっしゃると思うんですが植栽のコツってありますか?ナチュラルプランですので整えすぎずに調和させるようにしました。
整えすぎずに調和させる。
難しい気がするんですが。
それがそんなに難しくなくてですね。
植物の共通点を合わせる事でいろんな植物が使えるようになるんですよ。
共通点とは?そのポイントをお聞きしました。
好きな植物をいろいろと交ぜるだけでは花壇全体が調和しません。
そこでポイントは共通点を見つける事。
例えばこちらのセダムそしてジューンベリー。
草姿は違いますけれども葉っぱの形が同じですよね。
こういう共通点を組み合わせて植えれば整いすぎずナチュラルに花壇全体がまとまりますよ。
福森さんが使った植物には共通点がありました。
このように共通する色や形をうまく組み合わせる事で整えすぎず調和させる事ができるのです。
共通点を見つけながら植物を選ぶって楽しいですよね。
それがナチュラル花壇を作るポイントなわけですね。
で福森さん実は気になってたんですけど買い物中にワイルドストロベリー選んでましたよね。
こちら今ワイルドストロベリー植わってますがこれはどういった意味があるんですか?これはコンパニオンプランツとしての役割なんですよ。
このワイルドストロベリーはアブラムシを避ける効果があると言われています。
そしてこのマリーゴールドも害虫を寄せつけない効果が期待できるんですね。
害虫よけの効果があるんですか。
しかもマリーゴールドなんて夏から植えてる方多いじゃないですか。
そのまま使えるわけですね。
はい。
これは全体的に薬剤を減らすオーガニック栽培の考えも取り入れてます。
まさにナチュラルプラン。
ローメンテナンスですね。
ありがとうございます。
さあ今日は小スペースでも秋を満喫できる花壇ご紹介しました。
天野さんいかがでしたでしょうか?玄関先のような小さなスペースでも満喫できる秋の花壇作り是非やってみてほしいですね。
小さなスペースでもこんなにもカラフルなさまざまなデザインができるという事で。
まさにアートする園芸ですよね福森さん。
秋はどんどん庭に出てみんなでアーティストになりましょう。
出ました名言ですね。
(三上福森)ありがとうございます。
まさにガーデニングの秋皆さんもこちらを参考にして楽しんで下さいね。
ではまた。
今やりたい作業をご紹介する「しゅみえんダイアリー」。
今回は…講師は名古屋を中心に植物の生産や流通を行っている…秋といえば読書の秋食欲の秋そして…ん?タネまきの秋。
今タネまきをして…今タネをまくと春に咲く一年草はこちら。
お気に入りを見つけてタネから育ててみましょう!まずはタネ袋に書かれた情報を確認しましょう。
今回はビオラのタネをまきます。
タネまきの適期は…?8月から10月中旬と書いてますなぁ。
あらららら…ちょっと遅くなってしまいましたかねぇ。
その下に書いてある「発芽適温」という所を見て下さい。
20℃前後となっていますが最近は9月になってもまだまだ暑い日が続きますよね。
下旬の涼しくなりだしたこの時期だと発芽適温に近いんです。
早い時期にタネをまくと年内から花を咲かせます。
ただし暑い時期は…それでは早速…効率よくたくさんの苗を育てられるセルトレイを使った方法を紹介します。
今回は肥料が少ないタネまき用土を使います。
セルの縁までたっぷりと入れましょう。
土を落ち着かせるためあらかじめ水をかけておきます。
その際に土が沈むので更に土を足し縁まで補充しましょう。
土が足りないと葉や茎がセルの縁に触れて傷んでしまう事があります。
次はいよいよタネまきですね!たくさんまくと葉が混み合って光合成ができなかったり徒長して貧弱な株になります。
1粒ですね。
分かりました。
あら?なかなかうまく取れないなぁ。
小さい細かいタネをまく時は竹ぐしを使うと便利です。
竹ぐしの先を水で湿らせてタネをくっつけます。
1粒ずつタネを落としていきます。
タネが見え隠れするくらい薄く土をかけましょう。
最後にセルトレイの底から水を吸わせます。
上から水をかけるとタネが流れてしまうので気を付けましょう。
土の表面まで水が染み込んだら…土の湿度が高すぎると…芽が出るまでは霧吹きで水をやり…鉢上げのタイミングは…根を傷めないように竹ぐしなどで根鉢ごと持ち上げ培養土を入れたポットに植え替えましょう。
最後にたっぷり水やり。
今後は風通しの良いひなたで管理しましょう。
皆さんも秋のタネまきに挑戦してみて下さいね。
今日ご紹介するのは優しい香りで家族を包むシンボルツリーのお話です。
「朝洗濯物を干していると庭の金木犀の花の香りがしました。
私の住む明石市は金木犀が市の木で公園や各家庭にも多く植えられこの季節町じゅう金木犀の爽やかな香りに包まれています。
48年前私は金木犀の花の咲く頃に結婚しました。
翌年息子が生まれた季節そしてその2年後に娘が生まれたのも金木犀の花の咲く季節でした。
金木犀の香る道を乳母車に二人の子を乗せ散歩に出かけたのも遠い日の事です。
庭の金木犀は我が家の歴史。
家族と共に大きくなりました」。
金木犀の爽やかな香り僕も好きなんですよね。
幸せな香りに囲まれた暮らし素敵ですね。
2015/09/20(日) 08:30〜08:55
NHKEテレ1大阪
趣味の園芸「ガーデナー直伝!秋花壇をデザインしよう!」[字]
9月特集“アートする園芸”第2弾。注目ガーデナーの競演。天野さんのゴージャス花壇。福森さんのナチュラル花壇。<ミニ>しゅみえんダイアリー・秋のタネまき/花信
詳細情報
番組内容
9月特集“アートする園芸”第2弾。注目ガーデナー2人が秋花壇で提案。天野さんはゴージャスに。主役には華やかなダリアと球根ベゴニア。カラーリーフ、グラウンドカバー、まとめ役など植物の特徴ごとにグループ分けしてデザイン。福森さんはナチュラルな花壇を提案。秋の風情を感じる植物、“変化”を感じさせる紅葉する植物を組み合わせる。<ミニコーナー>しゅみえんダイアリー【秋のタネまき】/花信〜こころ咲かせる〜
出演者
【講師】ガーデナー…天野麻里絵,ガーデナー…福森久雄,園芸家…伊藤章太郎,【司会】三上真史,【語り】笠原留美,園部啓一
ジャンル :
趣味/教育 – 園芸・ペット・手芸
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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