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Charlotte (シャーロット) 第12話 「約束」 感想と考察 ~ 恋と別れと旅立ち。

アニメ Charlotte 横浜DeNAベイスターズ

Charlotte (シャーロット) 第12話「約束」が放送されました。

自らの崩壊に巻き込まれた病床の有宇から始まります。リハビリをすすめる中で仲間たち、大切な人達との繋がりを改めて確認し自分がやるべきことを固めていく。そして訪れる別れと旅立ち・・・。

 

さすが麻枝准! これぞ麻枝准!

この言葉だけでも色々と十分なのですが、せっかくなので一応いつものように気になったことを並べながら感想と考察を書いていきたいと思います。

あ、今回はベイネタがありませんでしたわ  (*^◯^*) ......ザンネン....

12話の感想と考察

今はいつ?

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有宇が目覚めたのは2日後。この病院入院するのは3度目ですね。7話で歩未が亡くなったあと、9話のZHIENDライブで倒れたあと、そして今回です。識別の札?を見るに担当はいずれも小池医師、有宇は15才になってました。

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そして今回の入院中に有宇は16才になりました。9話のZHIENDライブは7月20日でしたので、すなわちこの世界ではSTUDIO COAST でのライブへ行かなかったことになります。あのデートは有宇の思い出の中だけ・・・。

サラ・シェーンの来日はいつのまにか終わってしまいました。なぜあの場所で会ったのか?とか Trigger とか触れられるかと思ったんですけどね。「なぜ有宇だけがここにない世界の記憶を思い出したのか?」これも謎のままようですね。

片目の視力を失った有宇のリハビリは長くかかりそうでしたが、退院時に柚咲と高城は夏服のままでしたので10月は来ていないようです。

この病院ってなんなの?

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この病院って何? 隼翼が屋上にいることから、星ノ海学園同様に買収済みの安全な病院=悪い科学者たちと繋がらない病院だと思います。「この病院は大丈夫だろ。警察沙汰にはならない・・・」とも言っています。しかし7話で染田刑事が来ていたような。熊耳の葬儀には星ノ海学園の生徒も参列していたようですし、事故で済むのでしょうか。単に病院に堂々攻めてくるような奴はいないだろうというニュアンスなのでしょうか。

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どうやらOPの5人組ショットもこの場所のようですね。

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7話より。「Seigakukan University Hospital」とあります。「星学館大学病院」ってところでしょうか? 星ノ海学園グループの関連病院かもしれませんね。

12話に潜むリフレイン

12話はこれまでに出たものを再度繰り返す演出、リフレイン構造が多用されていました。すわりがよいので潜むと書きましたが潜んでなくてガンガン強調されてましたね。なんだかおさらいをしているような、終わってしまうような寂しい感じを受けました。

例えば前述の病院もリフレインです。他のものも確認してみましょう。

お見舞いの食事

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牛タンシチューと高城。高城との友情の証です。彼はこの時間軸に来る前、8話でも有宇の復帰祝いとして奢っていました。それにしても完璧なセッティングで高城の嫁度は高い。しかも食べさせてくれるなんて! もうお前らくっついちまえよ。

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柚咲の手作りクリームシチュー。「病にも怪我にも効果てきめん。元気のみなもととして黒羽家では重宝されているのです」とのこと。7話でもお見舞い品として有宇の住むマンションに届けようとしていました。それにしても食べさせてくれるなんて!もうお前らくっついちまえよ。

美砂に曰く母親の得意メニューであり、柚咲がよく作ってくれていたとのこと。乙坂家と同じ構造ですね。

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そう、歩未のオムライスです。なんども繰り返し描かれてきた料理。歩未が亡くなった時間軸ではもう二度と食べることができなかった味。甘いのにうまい、おいしく食べれるようになってるんですね。愛情があるからこそ絶品な料理になる。大切な人の愛を確認するいいエピソードでした。それにしても食べさせてくれるなんて! シスコンと呼ばれようと構わない。もうお前らくっついちまえよ。

屋上に沈む隼翼

隼翼は親友である熊耳を失い悲しみに暮れています。片目を失った有宇の病室すら訪れないくらいですから、どれだけ熊耳が彼にとって大切であったか分かります。兄弟で同じような反応ですね。7話の有宇のリフレインといっても良いでしょう。

有宇は気づきます。このときの隼翼の状態が自分が歩未を失った時と同じ状態であることに。まるで別人のようにふぬけになってしまった。そして有宇は経験しているからこそ、「もう誰も失ったり不幸にしたくない」という想いを強くします。

暗闇を照らす奈緒

友利、僕はどうしたらいい?

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12話。「友利、僕はどうしたらいい?」

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7話より。「なあ友利、僕はこれからどうしたらいいかな?」

迷う有宇に道を示すのはやはり奈緒です。有宇は奈緒のことをかなり信頼しています。奈緒は7話では生徒会に戻ることを提案しました。今回は現存する能力者から全ての能力を奪うというとんでもない作戦でしたけど。

ウォークマン

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ウォークマンが再び登場。旅立ちの時に五話で奈緒から譲り受けたウォークマンを再び預かってもらうことになりました。

ウォークマンと書きましたけど正しくはデジタルオーディオプレイヤー。実はKENWOODのMG-G のようですね。

KENWOOD MG-G508-W デジタルメモリーオーディオプレーヤー ホワイト

KENWOOD MG-G508-W デジタルメモリーオーディオプレーヤー ホワイト

 

すこし古い製品で該当のカラーは見当たりませんでした。空中で逆さにつるしてくるくるさせてシャーロットOPごっこがやりたかった人、残念ですね。ええ、残念です。

■ 輸液ポンプ

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機器つながりで調べてみました。点滴のこれ。輸液ポンプ。

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(via: Products_Products_万德电子)

JMS社のOT-707 あたりがロゴとかボタンの感じがそっくりでした。一般向けのページが見つからないので、鎮静剤を打ち込む七野ごっこがやりたかった人、残念ですね。

恋と別れ

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奈緒に想いを告白する有宇。それに対して奈緒のこの反応、「なして?」からずっと面白かったです。以前の時間軸の記憶を持たない奈緒からしてみると当然な反応なんですけどね。ここでの二人のやりとりはお似合いな感じで良かったですね。もうお前らくっついちまえよ。

奈緒が提示した付き合う条件は「すべての能力者を救ってもう一度あえること」。タイトルの「約束」とは・・・

帰ってくること、もう一度会いましょう

でした。かなりきびしい無茶な条件だと思うんですが、有宇のモチベーションは高まったようです。「必ず戻ってくる」と決意を固めます。

能力の略奪

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有宇に課された使命は世界中の能力者から能力を奪うこと。化物になる可能性もあるのに・・・。そして奈緒は自ら第一号にと力を差し出します。能力が消えた時のちょっと寂しそうな表情「ありがとうございます」の言葉はグッときましたね。

特殊能力は思春期の間だけ使用可能となる。すなわち大人になれば消えてしまうもの・・・

つまり奈緒は有宇によって大人にさせられたわけです。もう一度言う。有宇によって奪われたわけです! 略奪されたわけです!! 乙女のたいせつな・・・えっと何を??

・・・能力をです。

この一連のシーン、ポッキーの行方に注目するとさらにちょっとだけ楽しめるかも知れません。

美砂との別れ

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他の能力者と違って特別なのが美砂。柚咲の能力が消えてしまえばもう二度と会うことができません。永遠の別れになります。美砂も有宇の助言に従い実家の両親へ会いおそばを食べることが出来ました。本来は死んだ身、思い残すことは・・・憑依の能力の都合上すれ違いになってしまう柚咲とのこと。

柚咲への愛を手紙に残して伝えます。

涙なくしては見れない、ちょっと寂しいものがありました。見た目通り3人になってしまいましたが、手を合わせて友達として帰ってくることを誓いました。

今後の展開

星ノ海学園生徒会は美砂も成仏し、能力を有宇に託すことでその活動の継続は難しくなりました。力を合わせる展開というのも期待はしていたのですが、ここからは有宇一人の戦いになります。オープニング歌詞まですべて回収されて実質最終回のような感じでもありました。あらかた材料も出尽くしたので予想などをしても仕方がないのですが、色々と考えてみたいと思います。

これからの作戦

現状はワクチンの開発には成功しており、新たな能力者の発症は抑えられる状態。
→ 発症してしまった能力者への特効薬はまだ開発中 
→ 有宇が略奪していくことで特殊能力者を消滅させていく
→ 差し迫る脅威は海外の能力を悪用したテログループの存在

日本については隼翼達の力でなんとかするようです。隼翼も意外とポンコツで立てる作戦もガバガバなので不安ではありますが、「熊耳に顔向けする」というところで信じるしかないでしょう。

有宇の使命は「全世界の能力者の能力を奪う」こと。とりわけ危険なテログループや他の能力者コミュニティの対処が優先。どうやって能力者を見つけ出すのか? という点は有宇自ら旅することにより他の熊耳のような能力者に見つけてもらう囮作戦のようです・・・。

それにしてもこの作戦穴だらけな気がします。前回も一人で立ち向かい大怪我を負ったことを忘れてしまったのでしょうか? 戦闘タイプな能力者がいたらジ・エンドな気がします。道中役に立つようにということで奈緒や高城の能力も受け取ったようですが、味方の能力は後回しのほうが良かったのでは? とも思います。

そして数万人の能力者にどう対峙するんでしょう? 有宇は16才、あと2年程で能力が失われてしまいます。一日一人略奪して回っても700人程度ですよ。うーん。ガバガバやん。劇中の有宇の言葉「不安だ」が重くのしかかります。

海外

有宇は何処へ向かうのでしょう? 

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エンディングで荷物を詰める有宇でしたが、この中に地図が映っています。どうやら「シンガポール」の地図のようです。国際都市ですね。

海外と言えばサラ・シェーンです。今回の ZHIEND 来日講演中での邂逅はありませんでしたが、有宇がイギリスにてサラと再び会うことはあるのでしょうか? サラについては前述の「有宇だけがここにない世界の記憶を持つ謎」と絡めて最終回で触れてほしいと願うところです。

忘れ物

さていくつか忘れ物が。

→ 友利兄
サラ・シェーンと邂逅しなかったことにより、現時点での友利兄は奈緒が誰かもわからない状態なままです。なんか可哀想。ちゃんとサラ・シェーンの生歌を聴かせてあげる機会を作ってほしいなと思います。

→ 筋肉ダルマ
11話でのにっくき暴力筋肉ダルマは崩壊を回避したはずです。アジア系な人物の気もしますのでしっかりシンガポールあたりでお仕置きしてほしいですね。恨みは忘れてませんぜ。

→ 白柳さん
白柳さんは7話で自宅まで様子を見に来てくれました。あれはやはり奈緒差し金だったのでしょうか? 今回は有宇が大怪我を負っても表れなかったし、別れを告げる機会もなさそうです。いい子だっただけに気になります。

→ 有宇の母
今回は家族の繋がりや愛が描かれた回でもありました。美砂はグレたまま死んでしまったようですが、なんとか家族の料理を食べることができました。乙坂家の母、ピザソースを作ってくれた母はどうしているのでしょうか? 10話の描写から少なくとも5年前から、兄弟3人で暮らしていたようです。和解、再登場があるのか気になるところです。

おまけ

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やっぱり目時がナンバーワン ! 有宇のことは「ゆうくん」と呼んでいたのですね。きちんとやさしく手当してくれて、隼翼のことも気づかうとても綺麗な心の持ち主。目時病院に入院したい!

強引な横浜DeNAベイスターズネタ

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そうそう。今回は柚咲と美砂の実家「そば処 黒羽」が登場しました。柚咲の芸名は西森柚咲、というわけで朗報です。

西森柚咲の名前の元ネタである 西森将司捕手 がついに今シーズン初、一軍登録されました。これみてください!

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昨日の9月19日オーダー表ですが、なんとベンチで黒羽根と西森の揃い踏みです。シャーロットファン、ゆさりんファンにはたまらない状況ですよ! 二人ともなんとか活躍して欲しいですね。

*西森選手は昨日代走で出場しましたが、盗塁失敗という結果に終わってしまいました・・・。試合勝ったからいいですけどね。

おわりに

12話まで終わってしまいました。熊耳も死に美砂も成仏し仲間たちの能力もなくなるという最終回のような少しさびしい回でした。個人的にはとても良い回だったとおもいます。大きく描かれたのが有宇の成長ですね。これまで有宇はすべて振り回される形で主体的に動くことがありませんでした。

しかし今回では傷つき片目の視力を失いつつもリハビリを続け、人々の愛に触れ「大切な人たちを守りたい」と決意する。自分の能力で出来ることがなんなのかを理解し困難に立ち向かおうとする。痛みを知ったからこそ気づくことがある。前回とは逆に隼翼を励ますようになったのは印象的でした。

細かいツッコミ所があるのも事実であり、設定ありきで物語が進んでいる感も否めないのですが、先入観なしに深く考えずに視聴すると「ああ、良かったなあ」と思える回でもありました。

主人公が生きる目的を持ったある種の物語の新しいスタート地点です。惜しむらくは残り一話しかない。次回が最終回であることです。海外放浪を細かく描くには時間が足りません。もしかすると「○○年後」とかのテロップがはいったりするかも知れません。

第十三話 これからの記録

次回は「これからの記録」です。このブログでも5話からですが毎週記事を書くなどしてずいぶんと楽しませてもらいました。残り一話、何がおこるかはまったく分かりませんが、あたたかく見守りたいと思います。

他のみなさんの感想と考察、明日公開されるであろう第13話のPVなど楽しみながら、来てほしい?やっぱちょっとさびしい次回を待ちたいと思います。

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コミックス、BD一巻と来週はリリースラッシュが続きますね。 

 

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