これでわかった!世界のいま▽ノーベル賞近づく発表受賞者は?大胆予想早くも公開! 2015.09.20


鶏のお尻に棒を取り付けるだけで。
恐竜のような歩き方になっちゃうの。
はあ。
はあ。
はあっていう、このことば。
世界の共通言語だったことが分かったんだって。
はあ。
ばかばかしく見えるけど独創的な研究に贈られるイグ・ノーベル賞。
日本人は9年連続で受賞しました。
でも、これは前哨戦。
本家本元、ノーベル賞の発表はもうすぐ。
去年は日本人3人が受賞したしこれから先も期待していいわよね。
なーにー。
こんばんは。
これでわかった!世界のいまです。
今夜のゲストはタレントの武井壮さんです。
よろしくお願いします。
武井さんといえばアスリートのイメージがすごく強いですけれども実は高校の社会科の教員免許をお持ちでさらにアメリカ留学の経験もあります。
当然ノーベル賞も興味があるというか時間さえ許せばチャレンジしてみたいと思います。
生放送で、うそはやめてよ。
地球にある物事すべてに興味があります。
スポーツだけでなくそういうものすべてにチャレンジできれば楽しいと思っています。
そんなディープな世界をきょうは紹介します。
1時間目いまさらですが聞けないノーベル賞って何2時間目、祖国のイメージを守る日本で暮らす覚悟を、お伝えしていきます。
まずノーベル賞からです。
誰か受章するのか世界では早くも予想が始まっています。
賭け事が盛んなイギリス。
政府公認のブックメーカーでは。
こちらブックメーカーのロンドンのオフィスです。
サッカー、ラグビーそして、ノーベル文学賞。
毎年、この時期になると誰がノーベル賞を受賞するかも賭けの対象になっています。
ノーベル文学賞の予想ではことしも村上春樹さんの名前が上位に。
この会社の賭けにはすでに数千人が参加し注目が集まっています。
ノーベル賞の発表は来月5日から始まり6つの分野で受賞者が決まります。
予想は日本でも。
こちら東京お台場にある日本科学未来館です。
こちらにはノーベル賞について解説するコーナーがありまして連休の初日とあって多くの人で、にぎわっています。
きょうは物理学賞を予想いたします。
こちらでは科学コミュニケーターという専門の知識を持った担当者が分野ごとに受賞者を予想しています。
ミシェル・マイヨール博士。
太陽系外惑星の発見です。
なぜ有力なのかその研究内容について子どもたちにも分かりやすく解説していました。
1個見つかるとやっぱりあったとそこからが早いです。
1995年に1つ目だったんですけれども今では、この範囲だけでもこっちの星にも、あっちの星にもそれぞれ夜空に見えている星の回りに惑星が回っているよと分かってきました。
その数、今や数千個の太陽系外惑星が見つかっています。
子どもたちも誰が受賞するか予想していました。
予想も始まっています。
こちらのパネルに注目してください。
日本科学未来館ノーベル賞大胆予想となっています。
この時期に自然科学分野の3つの賞で、受賞する可能性が高い研究をそれぞれ予想しています。
千里子さん、何か気付きませんか。
日本人が4人もいますね。
ことしはどうなるのかそこから聞いてみましょう。
きょうの先生は国際部、小原デスクです。
よろしくお願いします。
何を持っているんですか。
ダイナマイトです。
ノーベル賞はノーベルという研究者が作った賞です。
ノーベルはダイナマイトを発明しました。
このあと使います。
日本人が毎年活躍していますがことしはどうでしょう。
取っても全然おかしくないと思います。
期待したいですね。
みんないい研究をしていることだと思います。
話を始める前に1つ武井さんにぜひやってもらいたいことがあります。
腕の見せどころです。
レバーが付いています。
ポンプみたいになっているんですね。
全然つかないですね。
ついた。
とんだやらせだね。
すごいスピードでポンプを上下させたのに。
ノーベル賞を取るためにはどんなことが必要なのかということを体感してもらうために、わざわざ作りました。
大切なメッセージが入っていました。
後ほどお伝えします。
千里子さん、ノーベル賞っていくつあってさらにどんな賞があるか、ご存じですか。
私VTRをちゃんと見ているのよ。
6個です。
さすがです、どんな賞ですか。
ノーベル平和賞。
では、お見せしましょう。
世界を変えて人類に大きく貢献したものに与えられます。
どんな研究があるか昔のものを見てみましょう。
例えばアインシュタイン、DNA人体の設計図といわれていますがこうしたすごい発見に与えられています。
1901年から始まった賞です。
その歴史を見ると人類の科学の発展の歴史が見えてしまうほど結構、すごい賞なんです。
世の中が変わりましたとどうやって分かるんですか。
実はちゃんとした選考のプロセスが、秘密にされています。
ただ取材をしていくといくつかポイントがあります。
1つ目は推薦です。
世界の研究者の中でも、学会や著名な研究者が誰がいいかと聞かれるとこの人ですと伝えています。
私の個人的な体験ですが2002年、まさにこの時期、誰が受賞するか取材していたらある著名な研究者が、東京大学の小柴先生が取るよと言われました。
どうしてですかと聞くと世界の物理学会がみんなこぞって小柴さんを推薦しているから大丈夫だよと言われました。
そうしたら本当に小柴さんが取りました。
推薦は大きな要素です。
もう1つあります。
論文の引用数です。
レポートの後ろにリストなどがありますね。
研究するとその研究をまとめて論文という形で出します。
世界中の人がそれで読めるようになります。
その論文を世界の人がどの程度引用しているかというのも非常に重要です。
なので知らない人が取るということも結構あります。
田中さんです。
覚えていますか。
どんな研究をしたか覚えてますか。
難しいです。
田中さんは小柴さんと同じ年に取っています。
田中さんは全くのノーマークでした。
田中さんは誰だということで田中さん探しが始まりました。
なぜかと思ったら、田中さんも論文がかなり引用されていました。
いろいろな研究者が使っていました。
たんぱく質の質量分析という受賞結果につながるものが私たちの世界を変えているということが分かるので論文というのはすごく重要なんです。
今2つ紹介しました。
この2つの要素を合わせてノーベル財団と選考委員会というのがリストを作っているようなんです。
超一流の研究ばかりですが、大体リストができていて、そのリストの上のほうから毎年あげているのではないかといわれています。
何せ、超一流ばかりですから順番待ちということですか。
村上春樹さんだって毎年名前があがりますもんね。
そろそろくるんじゃないですか。
でも実は超一流の中でも超超超一流そんな研究があります。
そんな研究が入ってくるとすっ飛ばしがあるそうです。
そんなすごい人がいるんですかと聞きます。
山中先生です。
覚えていますか。
京大の先生ですね。
超一流で魔法のような研究だとリストの上に急に入ってきました。
発表されてから意外に短い間で受賞されています。
そういうケースもあります。
まさに飛び級のようですね。
シップ。
ヨーソロー。
きょうはおいらの一張羅なんだよ。
なんせきょうの話題はノーベル賞だからな。
千里子、武井君、そもそもノーベル賞ってどうやってできたのか知ってるか。
僕が聞いた話ではノーベルさんの遺言です。
スウェーデンの爆薬技師だったアルフレッド・ノーベル。
爆発しやすいニトログリセリンの扱いに困っていたんだ。
ある日ニトロを運んでいる途中に容器が割れてしまったが、けいそう土の上で安定して固まるのをたまたま発見。
手軽に運べるダイナマイトの発明につながったのだ。
でも、土木工事を安全にするための発明が戦争で使われることにがっかりした。
そこで、ダイナマイトの特許でもうけた財産をつぎ込んで人類にすごい貢献した人に賞を与えようって遺言を残したんだ。
そしてできたのがノーベル賞だ。
メダルの表はノーベルの横顔。
裏には自然の女神を覆う神秘のベールをそっと持ち上げる科学の女神が刻まれている。
学者や研究者にとっては、ノーベル賞受賞という名誉だけではなく、うん千万円という賞金もついてくるんだ。
ノーベル賞を主催しているのは、ノーベル財団。
僅か11人のメンバーが、ノーベルの遺産を元手にばく大な資金を運用しているんだ。
賞金は、その年その年の世界の経済状況によって変わるが、リーマンショックのあと2割も減ったんだ。
ノーベル賞は確かにすごい賞だ。
でも、権威ある賞になりすぎて、受賞者が神様みたいに扱われることもあるらしい。
ノーベルはそんなことを望んでいたのかな。
どう思うよ?小原デスク。
確かにシップの言うことは一理あると思います。
ノーベル賞は、存命の人にしか贈られないというルールがあるんです。
それは賞を励みにさらに研究を進めて人類に貢献してほしいという思いが込められているんです。
でもアメリカの著名な研究者とお話をするとノーベル賞を受賞すると、場合によっては神様のようにあがめられてしまうのでとても危険だと言っているんです。
研究をするにしてもお金が必要で国や企業の研究資金って限られていますよね。
その意味でいうと、ノーベル賞を受賞したということだけで研究費を余分にあげてしまったりするケースはないだろうか。
特定の分野に偏ってしまうのではないか。
さらにその関係でほかの研究にお金が行き渡らなくなったりしている。
そんなことを言う方々も批判としてあるんです。
ほかも有望な将来性のある研究とかに資金が回らなくなってちょっとそれを潰してしまうという可能性もゼロではないんですね。
さすがです。
まさにそのことを説明したくて先ほどのこちら、仕掛けをしたんです。
なぜかということですが、研究者は武井さんがポンプを押し続けたように、あの手この手を一生懸命試して今見えるものでどう光らせることができるかと試しました。
ただそれがむだだったかというと、そうではない。
その過程で、もしかしたら発見があるかもしれない。
こういう予期せぬ発見、科学者はセレンディピティといいます。
このことを大切にしているんです。
ノーベル賞のような研究は世の中を変える研究ですから予期せぬ発見が、大なり小なりないとなかなか生まれないと言われています。
となると今こうして頑張っているのにつかないからといっていい研究にならないかというと、そうではないかもしれない。
それにお金を出さないと世紀の発見を逃すかもしれないということも言えます。
冒頭で話がありましたがイグ・ノーベル賞、はあの研究も、研究者は大まじめにやっているわけです。
なぜかというと言語が、どう生み出されてきたかというのはみんな知りたい、それを詰めていけば何か新しい発見が出てくるかもしれないという理由があったからです。
ここで見ていただきたいのが、ノーベル賞を受賞した数を国別に表したものです。
文部科学省のデータに基づき、3人以下の国はその他にまとめています。
これを見て気付くことがあると思います。
断トツでアメリカが多いですね。
欧米が多いですよね。
日本もまあまあの数を受賞していますね。
もともと欧米の賞なので欧米が多いのは当然といえば当然かもしれません。
21世紀に入って、アメリカは1番ですが、日本は自然科学分野でアメリカに次いで2位になっています。
非常に存在感を増しています。
でもアジアは最近、経済では存在感があるのに受賞者が少なくないですか。
中国、韓国は自然科学分野での受賞はありません。
ただ中国は先ほどもあったように論文の引用件数、さらに身近なところで携帯など、欧米と肩を並べるものがあります。
そうした中でどんどん科学技術のレベルも上がっていますのでいずれ取るのではないか、時間の問題ではないかと言われています。
そうすると日本は追い抜かされる日も近いということですか。
そちらの点について、ノーベル賞を予想した科学未来館の専門家はこのように話しています。
先ほどの指摘にもあったように、今の日本は効率や手堅さを気にしすぎています。
安易で歩留まりのいい研究に走ってしまっている結果、セレンディピティ、それが生み出されるような地道な研究をするのが難しくなっているという指摘もあります。
ノーベル賞に値する研究というのは変革、世の中を変えるという研究です。
変革に値するような研究を作るには、と世界中が考えています。
アメリカでは国家プロジェクトを立ち上げています。
時間がかかる、お金がかかる分野を決めてそこに投資をするという考え方です。
今やっているのがブレイン・イニシアチブです。
脳の研究です。
脳の研究がどんどん進めば、アルツハイマー病の解明や人工知能の開発にもつながるのではないか。
そのためにセレンディピティが生まれるような環境が作れないかと行っています。
日本も実は戦略を考えてやっています。
いかに、世界をリードできるかと行っています。
非常に重要なのが科学のすそ野を広げるということです。
より若い人に若い発想を出してもらう。
うちの子どもも小学生ですが科学者を生み出すために理科をやっていきましょうという小学校が増えています。
若い人がどんどん入って若い発想自由な発想で、科学を行うことが変革の研究につながる。
そうなるとできるかぎり科学のすそ野を広げて自由な発想を許す、それが科学にとって今重要だと思います。
セレンディピティを引き起こす鍵です。
きょうはノーベル賞について小原デスクでした。
よく分かりました。
では2時間目にまいりましょう。
先週、難民のニュースをお伝えしましたが日本でもさまざまな事情で祖国を離れて暮らしている外国の方がいらっしゃいます。
今回私はアフリカのエチオピアから来た皆さんを訪ねたんですが日本に溶け込むために大変な努力をしていました。
こちら東京末広町にあるレストランなんですけれども愉快な音楽が聞こえてきました。
中にいるのは、皆さんエチオピアの人たちです。
ノリノリな、このパーティー。
何のお祝いかというと。
7年ずれています。
エチオピアでは独自の暦を使っているため、しかも、お正月は9月なんです。
習慣や文化が違うエチオピア。
日本に溶け込むのは簡単ではありませんが2つの国の橋渡しをしている人がいます。
アベベ・サレシラシェさんです。
30歳のとき留学生として来日し日本人女性と結婚。
その後、NPOを立ち上げ日本で暮らすエチオピア人をサポートしています。
現在、日本で暮らすエチオピア人は360人余り。
アベベさんは遠い人にはメールや電話で近い人は直接訪ねて無償で生活の相談に乗っています。
この女性から渡されたのは保育園の入園案内です。
まだ日本語がよく分からず子どもを保育園に入れる手続きに苦労していました。
アベベさんは代わりに書類を作り一緒に区役所の窓口まで付き添うことにしました。
なぜ、無償でここまでやっているのか。
1人でも問題を起こせば日本から受け入れてもらえなくなるという思いがあるからです。
これは日本の交通ルールを母国の言語に翻訳した文書です。
在日エチオピア人一人一人に配っています。
エチオピアでは問題なくても日本では問題になることもあります。
地域に受け入れてもらうにはルールや習慣を守ることが大切だと考えています。
国を離れて19年。
そんなアベベさんにサプライズを用意しました。
ふるさとのエチオピアです。
幼なじみが見つかりました。
実はアベベさんの取材が決まったあとでエチオピアにたまたまNHKの取材クルーがいることが分かり捜してもらったんです。
かつて暮らした家も見つかりました。
昔のまま、残っていました。
メッセージをくれたのは当時、まだ子どもだったいとこです。
懐かしのふるさと。
それでも、アベベさんには夢があります。
アベベさん、去年は1年のうちの118日も出動して仕事のかたわら皆さんのお手伝いをされていたそうです。
それだけ住むという意味ではイメージを大事にしてここまで気を遣っているということです。
武井さんもそういったご経験はありますか。
僕はゴルフ留学をしていたのでたくさん観光の方もいらっしゃいます。
ゴルフを打つと芝生が剥がれたりするんですが、そういったところになるべくラウンドが終わったら砂を入れて日本人はマナーがいいねと受け入れてもらいやすくなればいいなと思っていました。
日本人は礼儀正しいと思われていたりするので、そういうイメージを崩さない努力をしたりしました。
最後にこちらをご覧ください。
先週お伝えしたシリアの難民の現状、千里子さん覚えていますか。
覚えています。
番組のあと都内にある国連UNHCRには難民の人たちを気遣うメッセージや問い合わせが相次いだそうです。
またうれしいことに募金や寄付も増えたんです。
こうした一人一人の善意が目に見える支援につながるといいます。
5000円の寄付をいただきますと毛布が6枚、6万6000円でテントがひと張り。
これは一口いくらということではなくて、みんなで出し合ってこの金額に達すれば毛布やテントが届けられるということです。
2015/09/20(日) 18:10〜18:42
NHK総合1・神戸
これでわかった!世界のいま▽ノーベル賞近づく発表受賞者は?大胆予想早くも公開![字]

ノーベル賞近づく発表 ことしの受賞者は誰?専門家たちの予想早くも公開!選考方法やその裏側、今後も日本人研究者が受賞するために何が必要?徹底解説。【ゲスト】武井壮

詳細情報
番組内容
【ゲスト】武井壮,【キャスター】坂下千里子,井上裕貴
出演者
【ゲスト】武井壮,【キャスター】坂下千里子,井上裕貴

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