チョイス@病気になったとき「続・健康寿命を延ばす運動術」 2015.09.18


「チョイス」。
それは選択肢
実はおすすめの選択肢があるんです。
それこそが「チョイス」。
日本では今寝たきりや介護が必要になる人が急増し大きな問題になっています。
男女とも平均寿命はのびているものの介護や手助けが必要な期間がおよそ10年もあるのです
そこで今回のテーマは…
ふだんの生活にちょっとした工夫をするだけで健康長寿に!
更にコレステロールが高くて悩んでいたこの女性はある健康法で見事改善!
なんとこのチョイスだけで…
ある町では…
運動する時間帯をチョイスするだけでぐぐっと健康に近づく事が分かりました
健康寿命をのばす運動術今日からあなたも始められますよ〜!
(星田)今日のテーマは…前回やった時すごい大好評。
やっぱり平均寿命よりも健康寿命ですよね。
そうそう。
平均寿命って寿命っていう中でも健康寿命っていう自分の思ったとおりに動けてある程度介護なく活動ができる健康寿命がすごい大事っていう話が前回あったよね。
(小山)まさにそのとおりでした。
今日のチョイスブロックも平均寿命と健康寿命を示しています。
健康寿命は自分の事はちゃんと自分でやれるという健康な期間の長さという事なんですよね。
これが平均寿命に比べますと10年ほど男女とも短いという事ですね。
この10年を埋めるために今日は日頃からできる運動のポイントをご紹介していきます。
前回群馬県の中之条町って所での取り組みをご紹介したの覚えてます?覚えてます。
住民5,000人をなんと15年も追跡調査してその結果をご紹介したと…。
これ見てなかった方のためにももう一度振り返って頂きたいと思うんです。
15年調べたら運動のポイントが分かったんです。
山あいにある人口およそ1万7,000人の町です。
ここで東京都健康長寿医療センターの研究チームは町民の生活パターンと健康状態の関係を15年前から調査してきました
ちょっとね強い運動が少なめだったんですけど…。
これが調査の肝
この活動量計を使って健康の秘けつを発見する事ができたのです。
活動量計の中には3軸加速度センサーと呼ばれるものが入っています。
これが威力を発揮します。
このセンサーが上下左右前後3方向の体の加速度を測定します。
これによって体にかかる負荷が細かく分かるのです
例えば歩数計では階段を上っても平らな地面を歩いているのと同じ歩数になってしまいます
一方活動量計では3方向について測定しているため階段を上った時には体への負荷がより大きい事もちゃんと反映されます
活動量計を使えば体への負荷すなわち活動の量をより実態に即して調べる事ができるのです。
この活動量計をお風呂に入る時以外24時間町の人たちにつけてもらいました。
こちらが活動量計で記録された一日のデータ。
横軸は時刻縦軸は体にかかった負荷です。
山が高いほど体に負荷がかかり強い運動である事を示します。
調査の結果健康の鍵を握っているのはこの赤い範囲中強度と呼ばれる活動でした
では中強度とはどういう活動なのでしょうか?これまでほとんど病気をした事がないという福田スミ子さんの生活を見てみましょう
これが活動量計で測った福田さんの一日の活動です。
最初に中強度があったのがこの部分
トイレのために起きて階段を上り下りした時でした
次の中強度は…?
ご近所へ回覧板を持っていった時。
この小走りです
今度は…?
グラウンドゴルフ。
中強度にあたるのはボールを打ったあとのこの小走りです
このようにして活動量計で調べた歩数や中強度と町民の健康状態の関係から健康長寿の秘けつが判明したのです
1日…歩数ってありますけど歩数が8,000歩以上。
その中に中強度の活動が20分以上含まれていると健康長寿になれるという事が分かりました。
中強度の20分の運動それから8,000歩。
これで平均寿命に近づけていく。
健康寿命をのばしていこうという事でした。
早速この研究でこの条件を導き出しました専門家をお招き致します。
東京都健康長寿医療センター研究所の青柳幸利さんです。
どうぞ。
お願い致します。
よろしくお願い致します。
これやっぱりすごい反応っていうか反響も大きかったんですよ視聴者の皆さん。
我々も結構新しい…「目からうろこ」で。
階段の上り下りとか回覧板のちょっとした坂を小走りに行くとか。
本当に小走りの積み重ねとかが20分超えれば本当に健康を保てるって事ですよね。
続けなくていい訳ですもんね。
活動量計4秒ごとにデータとってますから本当に積み重ねで一日どこの時間帯でもいいのでトイレにさっき起きてましたよね。
あれも立派な中強度になるんですね。
15年の研究で分かったのはそれだけじゃない。
何?前回の1回で先生教えてくれてなかったの?もうね…。
「続」ある思ってはったでしょ。
お伝えしきれなかったんです前回では。
もういっぱいあるから…。
あって。
どれくらい運動していたらどんな病気になりにくくなるかっていう事も分かってきたんです。
ほう〜それはすごい情報やね。
それがねこれなんです。
見て下さい。
こんなに細かく…。
今出てきたのが8,000歩中強度20分でしたね。
8,000がここです歩数が。
…で20分。
そうすると糖尿病高血圧脂質異常症になりにくくなるって事が分かった。
へえ〜。
だから四角の中のこの病気も全部クリアできる…。
そういう事になりますね。
それから7,000歩で中強度の運動が15分程度だとすると動脈硬化それから一部のがん骨粗しょう症これが防げると。
なりにくくなる。
一部のがんというのは?大腸がんですね。
結腸がん直腸がんとかそれから肺がん乳がん子宮内膜がんですね。
女性にも非常にいいですよね。
こういったものになりにくくなる。
何で運動で一部のがんが防げるんですか?例えば大腸がんなんていうのは便秘にならないのが大事。
発がん物質を早く排出してしまう…。
とどめなく早く排出するっていう…。
…という事なんですね。
便秘解消につながるんですね。
すると腸の動きもよくなって…。
…で5,000歩。
それから中強度が7.5分だとしますと脳卒中心臓病認知症要介護にもなりにくくなるっていう事で8,000歩に満たなくてもこういった病気を防ぐ事ができる事も分かってきた。
ちょっとでも動いてたら何かは防げるって事やんね。
まさにそうなんですよね。
これ青柳さんこの辺りうつ病寝たきりとありますけどこの辺りはどうなんでしょうか?ここちょっと黄色で少し色をつけたんですがうつが出てくるとよく眠れないのが出てくる。
そうするといろいろな病気を引き込んでしまう…。
そうか呼び寄せてしまうのね。
大体ほとんどの病気の6割以上がこの黄色の枠の中。
4,000歩5分未満で発症します。
あとはそれぞれラインがありますよね。
このラインを超えて生活して頂くとそれぞれの病気が以下の確率になります。
以下の確率…。
劇的にこのラインを超えるか超えないかっていうのが大きいんですね。
本当に劇的…。
劇的です。
っていったら。
それがいろいろな分析をしてみるとこういうふうになってて。
これはすごいね。
こういうのがなかったからこうやって目標もなかったしこんだけやってて何がいいのかっていうのが分からなかった…。
やみくもにただ運動してるっていうかね。
大体メタボは一番最初ですよ。
おなかがちょっと出てくるっていうのが。
だんだんそれが進んでくると薬をのむようになりますよね。
これ年とともに活動量が減っていくんですね。
そうすると病気が重くなってくっていうのが分かると思うんですね。
なるほど。
薬をのまずにほったらかしにすると動脈硬化が進みますよね。
動脈硬化が進んで脱水状態なんかで不整脈って私たちは誰でも持ってるのでそれが出てくる時にちょうど血栓血の塊が出来てそれが例えば脳に詰まると脳梗塞ですよね。
心臓に詰まると心筋梗塞。
脳梗塞で場所が悪かったりすると認知症に発展するんです。
血管性の認知症。
全部つながってるって事ですね。
認知症でまだとどまってればまだ一命取り留めればいいんですけど寝たきりになったり死亡っていう…。
どんどんどんどん年とともに活動量が下がってくる事によって病気が重くなってくる…。
生活習慣病っていったらいわゆる一般的にパッと食べ物が浮かぶけれども生活習慣って中にやっぱりこういう中程度の運動行動歩くっていうのも入ってるって事が忘れがちですけどね。
大体が食べ物塩分っていうそれも大事ですけど合わせてやっぱりそういう…。
その情報で8,000歩20分以上を歩かれてる方っていうのは食事のバランスもすごくいいんです。
もうそういう事も分かってます。
ですから8,000歩20分歩いてらっしゃる方はほっとけるんですね。
ですから栄養だ運動だってみんなやらなくても済むって事ですね。
食生活の方もいいようにこう…。
よくバランスのいい食事をとってるからこそ動けるんですねまた。
そうか〜。
だから活動量をモニターすればその人の健康の状態とか生活習慣というのがよく分かるって事ですね。
丸裸だ。
すごい。
これだけ歩数それから中強度の運動というのが病気と関わりがあるって事が分かりました。
では歩数中強度の運動どうやって増やしたらいいのかという事でお手軽な方法があるんですね。
ある県が健康寿命日本一を目指して県民の歩数と中強度を増やそうっていう取り組みを行っています。
古都奈良。
ここでは今県を挙げて健康寿命日本一を目指しています。
奈良県健康づくり推進課は県民に1日歩数8,000歩中強度20分の生活をしてもらうための取り組みに力を入れています。
その理由は?
女性は全国的に低い順位です
そんな状況を打開すべく奈良県は運動の秘策を打ち出しました
(一同)チョイス。
それは…
おでかけ健康法を広めるために奈良県内のデパートやショッピングセンターに誰でも気軽に立ち寄れる健康ステーションを作りました
ここでは無料で活動量計を貸し出しています
まずは2週間のお試し期間。
歩数8,000歩中強度20分に達していない人には健康づくりのスペシャリストがアドバイスを行います
去年からおでかけ健康法を実践している丸山さんです
体のためにいいとは分かっていてもなかなか運動を始められなかった丸山さんですが…
おでかけ健康法を始めた時は1日の平均が歩数およそ5,600歩中強度6分と足りていなかったのが…今では9,870歩中強度27分に。
すご〜い!
一体何をしたのでしょうか?丸山さんの一日を密着取材
朝10時。
いつも楽しみにしているある場所へ夫婦でおでかけです
目的地まではウォーキング
夫のスピードに合わせて歩く事で自然と速歩きになります。
こうすれば中強度。
到着したのはおでかけ健康法を始めてから通うようになったカフェ。
今ではすっかり顔なじみ。
カフェの店主とのおしゃべりも楽しみの一つとなりました
カフェに来るまでで3,400歩中強度12分を稼ぐ事ができました
午前11時。
おしゃべりを楽しんだあとは近くのデパートへおでかけ。
以前は買い物がある時だけデパートへ出かけていましたがおでかけ健康法を始めてからウィンドウショッピングにも積極的に出かけるようになりました
もちろんここでも中強度の運動を忘れません。
フロアを移動する時は階段を使います。
これで中強度の運動2分追加
午後2時半車でホームセンターへ。
そんな時でも一工夫。
わざわざ離れた所へ駐車して歩く距離を増やしています。
ここまでで6,800歩中強度30分
午後3時。
帰宅後活動量計を見せてもらいました。
中強度は35分です。
見事目標達成!でも歩数は…7,769歩。
目標の8,000歩までもう少し
そう言うと…丸山さん家の掃除を始めました。
そうしてこの日は歩数8,054歩中強度35分。
歩数を増やして見事目標達成!
好きな場所へ歩いておでかけ。
エスカレーターやエレベーターを使わず階段を使う駐車場は離れた所へ止めるなどこうしたちょっとした工夫の積み重ねで見事歩数8,000歩中強度20分をクリアしました
(2人)チョイス。
いろんな工夫でこうやって増やしていけるっていうか楽しみながらねって事ですね。
自分のお楽しみの場所をそれぞれ見つけてそれに向かっていくとなると歩いている最中も楽しい気分に…。
お友達に会いに行ったりっていうところですね。
会いたい人に会いに行くとかそれから行ってみたいと思ってた所に行ってみるとかそういった事でもおでかけを増やしていきたいという事ですね。
奈良県が行っていたのがおでかけ健康法という事でした。
この奈良県の取り組みは青柳さんも協力…。
お手伝いさせて頂いているんですよ。
効果の方はどうでしょうか?例えば血圧が正常値になったなんて方が2割ぐらい増えてますね。
薬の量が半分に減ったとか。
次々と体重が減って減るんですけど筋肉はしっかり増えてるんですね。
なるほど。
そうやっていい形でどんどんどんどん結果が出ています。
体重は落ちるけど筋肉量は増えてるっていう…。
2か月ぐらいで大体効果が出始めますね。
あれいいですよね。
無料で貸し出してくれて…。
それでやっぱり励みになるっていうか…。
という事で私たち3人も活動量計を持ち歩きました。
その結果を貼ってみました。
平均取りますとほっしゃん。
6,500歩中強度の運動は6.5分だったんですよ。
平均ね。
私と浜島さんは1万歩ぐらい歩いてるんです。
浜島さんが9,070歩僕が1万600歩だったんだけども中強度の運動は4分にとどまってる。
だからね人によって…。
あっそういう事か。
運動の質中身っていうのがだいぶ違うんですよ。
ほっしゃん。
の場合は6,500歩なんですけれども活動量としては私たちより多い訳ですよ。
歩数を横軸に取ってますから活動の量としては皆さん比較的ね。
ただここの頂点を結んで頂く線がこれが量と質のバランスのいい所なんですね。
皆さんは右下にありますよね。
という事は歩いてる割に速歩きがないんです。
中強度がない。
ですから歩数ばっかり多いって感じなのでこれをずっと続けていくと筋肉が減少したりとか骨粗しょう症になったりもします。
負荷がかかってない事ですか?そうなんですよ。
そうか私分かった。
私3日間つけさせてもらったんだけど子どもをだっこしてると速歩きできないんですよ。
ああ〜。
そういう言い訳も大丈夫ですか?その分重い物を持ってますからエネルギー消費量としてはその分あるので…。
ただ普通こうやってだっこしてると加速度センサーで反応するんですけどね。
ですからもしかすると本当に言い訳かもしれない…。
(笑い声)言い訳か。
という事で筋肉を維持するためには中強度の運動を上げていかないと駄目だと…。
そうなんです。
ですからお二人はこちらに歩数を伸ばすよりも上に…中強度を増やすようなライフスタイルに変わって頂く方がいいです。
という事はこの線ありますよね。
ここ結べると思うんですけどもこれにどんどん近づけていかないといけない…。
ここが一番一生涯恐らく無理なく続けられるラインなんですね。
8,000歩だったら20分がちょうどいいんですね。
これが8,000歩で40分とか8,000歩で5分とかってどっちかに偏っちゃうと無理な生活をしている…。
バランスよくいかなきゃいけない…。
バランスよく右上に行って8,000歩20分を超えるとほとんどの病気が予防できるって事が…。
先ほどの丸山さんは66歳という事だったんですけど私たちとは結局中強度の運動の中身は変わってくるんですよね。
あっそうか。
中強度の運動はどういうふうに決まっているのか。
こちらなんです。
ここで運動強度について研究している…
運動の強度を決めるのは酸素の摂取量だといいます
一般的に言えば…
筋肉を動かすには酸素が必要です。
筋肉にかかる負荷が大きくなるにつれて必要な酸素の量は増えます。
そのため運動した時にどのくらい酸素を摂取したかを測定する事で運動の強さが分かるのです。
この運動の強さの単位をメッツといいます
安静にしている状態が基準の1メッツです。
1分間で体重1キロにつき酸素を3.5ミリリットル摂取しています。
ゆっくり歩くと酸素摂取量は倍の7ミリリットルになるので2メッツという事になります
更に少し速めに歩くと安静状態の3倍の酸素を摂取するので3メッツです
かなり速く歩くと5メッツ。
つまり運動の種類によってメッツは決まっているのです。
では…
高齢者の方ですと大体低く見たとして2メッツ3メッツ4メッツぐらいまでが恐らく中等度。
中高年になりますと456ぐらいでしょうか。
若い人になればもう少し高くて5メッツから7メッツぐらいの範囲が中等度というふうにいえると思います。
え〜っ?
(2人)う〜ん…。
中強度の運動っていうのは分かりやすく言うとどれくらい…?その方の体力っていうのが酸素摂取量ってありましたけど最大値っていうのがあるんですね。
マラソンランナーなんかが一番高いですよね。
その人のどなたにとっても最大の半分くらいっていうのが中強度なんです。
それがもう決まってるんですね。
一般的に感じる感覚的にはどうですか?しゃべりながらいけるとかちょっと息があがるとか…。
歌が歌えるほどだと軽いんですね。
軽すぎるんです。
今度会話ができないほどだと強すぎる。
「なんとか」が重要なんですよ。
なんとか会話ができるのがその人にとってみんな中強度…。
何かもうちょっとあそこまで頑張ろうかぐらいの…。
そうです。
会話が全然成り立たないとちょっと強すぎるんですね。
なんとか会話ができる…。
冗談は言えんぐらいの…。
そうですね。
冗談が言えるほどだと…。
その感覚も想像しながら見てもらいたいんですけどもメッツの単位とそれからメッツを基にした年齢別の中強度の運動がどれぐらいかって事なんです。
こっちへ行くほどメッツが高くなりつまり運動が強くなるという事なんですけども75歳以上の方たちにとったら3メッツ程度でこれで十分中強度なんです。
というのは普通に歩く普通の速さで歩く分で十分に中強度の運動になりますよという事です。
それから60歳から74歳ですと4メッツ前後ですから少し速めに歩くと中強度。
それがちょっと会話ができるぐらいって感じなんですよね。
40代から50代ですと5メッツ前後という事でもうちょっと速く歩くと。
それから20代から30代ですと6メッツ前後。
これはもうジョギングに近い感じ。
それでも会話はちょっとできるかなって…。
体力が高い分だけ中強度になるんですね。
という事なので目指すメッツっていうのがそれぞれの年代で変わってくるという事なんですね。
75歳以上の方だったら普通に歩くだけでも…。
我々が普通の感覚で歩いている速度で十分な中強度ですね。
小走りする訳でもなく…。
体力が下がってきてるので中強度になるって事ですね。
それに加えて日常生活の動きではどんな感じなのか…。
それは分かりやすいね。
これで見ますとやはり今ほっしゃん。
がおっしゃったとおり75歳前後の方は日常生活の動きでも階段の上り下りですとかあるいは普通の掃除をするそういった動きでも十分中強度の運動になります。
ですからこういったものの積み重ねで健康長寿をのばしていってほしいという事ですね。
例えば40代から50代くらいですと草むしりをしたりとか農作業をしたりとかそれぐらいの体の動かし方が中強度になるという事です。
皆さんがですから日常でそれぞれできる動きを取り入れて頂きたい。
ここに挙がったのは本当に参考の例なんですけどね。
うちの実家北海道だから必ず雪かきはするんです。
大変な作業で全身運動でそうしたら冬限定中強度ですね。
そうですね。
ですから逆に冬雪に埋もれて外に出られないという事があっても雪かきで中強度が稼げるので…。
やっぱり中強度が減ってくるから病気になるんですね冬は。
ですからそこを補ってるって事は非常にいいんじゃないですかね。
ただ無理せずにやって頂きたい。
大変ですから。
これやり方次第では随分…。
例えばテニス一つとっても75歳以上の方だったらテニス大いにやって頂いて結構なんですが走ってボールを追いかけないと思うんですね。
こちらはもうバンバンやるって感じですけどプロ選手みたいに。
ですからやり方一つでゴルフもカートに乗ったり乗らなかったりでメッツが変わってきますから。
だからでも年代によっていろんな競技同じ事やってもその人が自らある程度やり方分かってるっていうか…。
まさにチョイスしてるって事です。
なるほどね。
自分の体力に見合った動き方を選択してるって事ですね。
ですから逆に言いますと40代50代の方にとっては普通の速さで歩くだけでは中強度にはならないという事ですね。
ここちょっと押さえて頂きたいなと思います。
それからみんなで持ちました活動量計これ実はいろんな種類が今出てるんです。
その中でもおすすめのポイントがあるそうですね。
強度が設定できるっていうのがいいですね。
ご自身の中強度を決めて年齢や体力に応じて3にしたり4にしたりって変えられる…。
メッツの設定を変えられるのがすごくいいですよね。
この群馬県中之条町での15年に及ぶ追跡調査は更にいろんな事が分かってるんです。
運動を一日の中でいつしたら更に健康寿命をのばす事ができるか。
そこまでやってますか。
いろんな人を追跡すると分かるんですね。
どうでしょう?これは僕らだけで秘密を共有するというのは…。
ないしょにしますか?テレビでやっちゃいますか。
やりますかそうですか。
やっちゃいましょうよ。
悔しいな〜。
15年の研究の成果を惜しみなく今日はご紹介頂いているんですが…。
是非そうして頂きたい。
いつ運動するといいんでしょうか。
再び…
東京都健康長寿医療センターの研究チームはここで…
それは…
改めてちゃんと町の…
体温の測定は朝起きてすぐと夜寝る前の2回。
実はこの2回の体温の差がポイントでした
20代未満の人たちでは夜の方が朝よりも体温が高いのに対して30代以降の人たちでは逆に朝の方が体温が高かったのです。
更に睡眠の質とも関係していました
赤ちゃんとか10代の若い子どもたちは夜が高いんですね。
これが30代を過ぎてくるとだんだんこういうふうに差がなくなってきてもうメタボが始まるような40ぐらいそういう年齢になるとこれが逆転してきます。
朝の方が高くて夜の方が低いっていうような。
そうなると本当に…
中之条町にお住まいの…
長年不眠で悩んでいました。
体温を測ってみるとやはり夜の方が朝より低い結果…
しかし青柳さんが教えたあるチョイスで見事改善
そのチョイスとは毎朝行っていた散歩を夕方に変えただけ
その結果夜の体温の方が朝よりも高くなる事に見事成功。
今ではすっかり快眠できるようになりました
運動をする際は是非夕方に行ってみて下さい
(一同)チョイス!ほう〜。
これ何気にすごい情報じゃない?睡眠安眠にも関わってくる事で…。
これね詳しく伺いたいんですけどもとにかく質のいい睡眠というのは病気予防の上ではとても重要なんですよね。
ところが眠れないという方も多い。
夜寝る前に運動すると。
夕方から夜の間ぐらいですね。
体温を上げてそのあと夜下がってくるところで熟睡できるという事で夜の体温が鍵になるという事なんですね。
これで更に健康寿命上乗せ。
平均寿命に近づけていくという訳なんです。
すごい。
これどういう事なんでしょうか?もともと体温のリズムってご存じでしょうかね?1度ぐらい一番低い時が朝4時5時ですね。
夕方だんだん高くなるんですね。
この差が1度ぐらいあるのが若い時なんですね。
若い時には1度…。
はい。
1度ぐらいあるんですね。
その差が半分ぐらいに減ってくるんです。
年とともに上がりにくいし下がりにくいんです。
そうやってどんどんどんどん最低と最高の差が狭まってくるので私たち眠れないんですね。
何で狭まってくるんですか?代謝が落ちるから?代謝が落ちるからです。
はっきり言ってしまえばそういう事ですよね。
筋肉の量が減って筋肉エネルギー使いますけどエネルギー全部使ってれば熱って出ないんですが大半が熱エネルギーとして余分に捨てられちゃうんですね。
その熱が体温になるんです。
その体温が下がってくる事で脂肪も燃えにくかったりとか免疫機能も1度下がると半分ぐらいになってしまうんで病気になりやすいとかいろいろ不都合が出てくるんですね。
だから運動をしてこの狭まった幅を体温を下げる事はできんから…。
上げる事が重要なんですね。
夜入眠時に体温が高い人ほどよく眠れるって事は分かってるんですね。
ですから夕方散歩して頂いて夜お風呂に入るのでもいいんですね。
朝のお風呂よりも夜のお風呂。
さっぱりするのには朝ね。
目が覚めるのは朝でいいんですけど睡眠をとろうと思った時はやっぱり夜お風呂に入るとかとにかく体を温めて体温を上げる事ができれば何でもいいんですね。
寝る何分前ぐらいに入るのがいいですか?それは人それぞれで興奮して眠れないような事がなければ。
よく何時間前までに何かしなさいっていうんですが人それぞれで結構です。
1時間前でも眠れる方は1時間でもいいでしょうし3時間くらい前に入って頂くと一番いいかなとは思いますけどね。
夕方から夜の間に運動しますよね。
そこで体温が上がると。
そのあと寝るまでには下がっていく…。
下がってこないと私たち眠れないんですね。
そこらで下がってくるから…。
その落差が大きいほどよく眠れるので落差を作ってあげるって事です。
上がってないとこからこの落差より上げてのこっちの方が寝れるって事…。
寝やすい…そういう事なんです。
子どもって寝る前って暴れたりしない?暴れるよね。
あと手が熱くなったり…。
そうそうそう。
あれは体温を要するに血管を拡張させて体温を外に逃がそう逃がそうとしてるんですね。
あと寝入りばなに汗をかきますよね。
あれも体温を下げるためなんですね。
「赤ちゃんに学べ」じゃないけれども…。
子どもと同じような体温のリズムをもう一回刻めるようにするのが…。
単純なんですけど。
夜にじゃあ「じゃあね明日」って握手した時熱いぐらいの方がええね。
「こいつもう寝よるね」。
そういう事です。
安眠できるんだなっていう…。
手足が冷えてると眠れないってまさにそういう事です。
それで眠れるようになると健康寿命がのびるって事。
これもうちょっと詳しく教えてもらいたいんですが。
先ほどうつの話の時によく眠れないって睡眠障害とうつってセットなんですよね。
夜眠れないと次の日朝起きてうつうつとしてますよね。
うつうつとすると外に出る気も起きない。
引きこもってる人にうつが多いのはそういう事なんですが奈良県のようにおでかけする事からとにかく日光浴はとても大事なんですね。
骨粗しょう症予防にもなりますし。
ですからそういういい循環を作っていく。
よく眠れると成長ホルモンなどもどんどん分泌されるようになって子どもの頃は成長のためのホルモンですが年を取ると今度老化予防の機能を持つんですね。
ですからちゃんとホルモンが分泌される時にはちゃんと分泌されるように寝なきゃいけないって事。
そういう本当単純なメカニズムで出来てるのでそこをうまく刺激してあげるのが健康長寿になる秘けつというかそんな難しい事ではなくてこういう運動しましょうとかじゃなくて一日24時間の中でうまく体を動かすそういう工夫をして頂くって事だけだと思うんですね。
8,000歩歩いて20分の中強度の運動したら自然と心地よい疲労で眠くなりますよね。
本当にいい循環ができるのかも…。
心地よい疲労というか適度な疲労も睡眠を促すいいきっかけになりますよね。
寝る前に体温を上げる。
そして下がっていくところで眠りに入る。
これを目指して質のいい睡眠を手に入れて健康を維持して頂きたいと。
実際睡眠とれると次の日の一日の始まりから元気に行けて動けれるからね。
という事で今日は睡眠のところまで熟睡するポイントのところまで行きましたけれども健康寿命をのばすための運動術いかがでしたか?私ね本当はもっと自分ですごくいい数字が出ると思ってたんですよ。
意外に…たった4分だったでしょ。
結構ショックでした。
こんなに動いてるつもりだったのにそうかそうかまだ負荷が足りなかったんだなというのを自分の生活を可視化できた事がすごくよかったです。
活動量計がその時一つポイントになるという事をお伝えしました。
ほっしゃん。
いかがでした?そうですねそれで…ショックやんな。
「こんだけ動いてるのに」なるけどそれを急にクリアの方に持っていくのも大変やから一生の事やねんから徐々にそこにとりあえずこの四角…この病気クリアこの病気クリアって徐々にやっていったらいいと思うし何かいろんな…身近で動けるもんやからね。
そんな頑張らんと長生きできるんやんってとこをみんな分かったらすごい楽になると思う…。
お金かけなくてもね。
そう。
昔みたいに歩いて散歩しようよって事やんね。
単純ですよね。
そういう事ですよね。
車社会だから歩く量が減ったってだけの話なんですね。
孫と遊ぼうよって事ね。
そうですよね。
無理せずにとにかく今よりも2,000歩増えると現象的に医学的に意味が変わってくるんですね。
劇的に変わります。
どの人も?どの人も。
今よりも2,000歩増えれば。
それを2,000歩2か月そしてまた2,000歩2か月で8,000歩20分になったらそれを現状維持と。
これを一生涯続けられれば何をやってもいいんですね。
家事でもいいし運動が好きな方は運動して頂いてもいいしそれを身体活動計活動量計でしっかりと把握して自分で見て頂いて見ると2,000歩自然に増えますしね。
そうやってうまく活用して頂ければいいんじゃないかと思うんですね。
皆さんやっぱりこれが頭に残りましたよね。
とにかくどこかで病気の重症化を止めて頂くって事ですね。
特にいいのはやっぱり動脈硬化が進むとそこから先に行きやすくなるのでとにかく動脈をきれいに血液サラサラの状態で過ごして頂けるようなそういう工夫を生活の中に取り入れて頂くのが一番いいですね。
一気に外枠に行きたがるけどやっぱり徐々にこの四角を…。
徐々に2,000歩違うとやっぱり病気のラインが変わってきますでしょう。
今よりも2,000歩今よりも2,000歩広がっていく事を目指していくと。
斜めに上がっていく。
量と質をバランスよく増やして頂くのが一番いいですね。
これもこれもすごく重要なデータをご紹介頂きました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
次「続々」でお願いします。
ハハハハハ。
2015/09/18(金) 12:00〜12:45
NHKEテレ1大阪
チョイス@病気になったとき「続・健康寿命を延ばす運動術」[解][字][再]

健康寿命をのばす運動の鍵は、「中強度」の活動であることが大調査により判明。あなたの年齢にあった中強度とは?運動はどの時間帯にすればよいのか?など具体的に伝える。

詳細情報
番組内容
健康寿命をのばす運動の鍵は、「中強度」の活動であることが大調査により判明。あなたの年齢にあった中強度とは?運動はどの時間帯にすればよいのか?など具体的に伝える。【出演】星田英利、浜島直子、小山径アナウンサー ほか
出演者
【出演】東京都健康長寿医療センター研究所副部長…青柳幸利,【司会】星田英利,浜島直子,【リポーター】小山径,【語り】佐藤真由美,江越彬紀

ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
福祉 – 高齢者

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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