ニュース 2015.09.18


こんにちは。
正午のニュースです。
きのう南米チリの沖合で発生した巨大地震で、各地で津波を観測し、岩手県久慈港では、午前10時前に高さ80cmの津波を観測しました。
気象庁は、引き続き、太平洋沿岸を中心とする各地に津波注意報を発表し、海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけています。
それでは、津波を観測した岩手県久慈市からお伝えします。
岩手県久慈市の久慈港です。
潮位は上下を繰り返しこの1時間はゆっくりと下がったように見えます。
港の入り口にある防波堤は、東日本大震災を受けて新たに建設されていますが、きょうの作業は中止になったままです。
津波が観測されたことを受けて消防団は、高台に避難して安全な場所から潮位の変化に警戒を行っているということです。
また、海上保安部は、久慈港周辺に巡視船を出して、被害がないかどうか調べていますが、これまでに被害は確認されていないということです。
久慈市には引き続き防潮堤の海側の地域に避難指示が出されています。
市によりますと沿岸部にある7つの小・中学校が休校を決めたほか、県の最大の秋祭りも、あすに延期されました。
また、港にある市営の魚市場も、きょうの取り引きを見合わせています。
久慈市は引き続き防災行政無線などを通じて住民に海岸や河口付近に近づかないよう呼びかけています。
岩手県久慈市からお伝えしました。
それでは、これまでに沿岸で観測された津波の情報をお伝えします。
いずれも津波注意報が出ている沿岸です。
お伝えしましたように岩手県の久慈港では午前9時38分に、80cmの津波を観測しました。
北海道えりも町では午前10時8分、50cm、そして、茨城県大洗港では、午前10時59分に40cmで、上昇中です。
画面の赤い矢印、津波がこの時点で上昇中であることを示しています。
このあとさらに高い津波が来るおそれがあります。
注意を続けてください。
八丈島八重根、そして小笠原諸島父島、岩手県大船渡港では、9時前後に、30cmの津波を観測しました。
岩手県釜石港では午前10時1分に30cmの津波を観測しています。
これまでに観測された津波の情報です。
津波注意報が出ている岩手県の久慈港、失礼しました、青森県の八戸港そして福島県相馬港で午前10時台に30cmの津波を観測しています。
宮城県石巻市鮎川では午前10時44分、30cmの津波を観測し、津波はこの時点で上昇中です。
和歌山県串本町、午前10時45分、30cmで上昇中です。
そして11時台、北海道広尾町十勝港では、午前11時12分、30cmの津波を観測しこの時点で津波は上昇中です。
このあともさらに繰り返し津波が押し寄せるおそれがあります。
津波注意報が解除されるまでは警戒を続けてください。
ご覧いただいているのは千葉県鴨川市の現在の様子です。
房総半島、太平洋に面しています。
画面を見るかぎり、津波が来ているかどうか判断することはできませんがこの辺り太平洋に面していて港があります。
船が係留されています。
津波注意報が出てから9時間がたちました。
今回は震源が遠く離れているため、長時間にわたって津波が押し寄せることが考えられます。
引き続き津波に注意してください。
変わってこちらは、渥美半島にある愛知県田原市の現在の様子です。
長い海岸線が延びています。
こちらも太平洋に面しています。
海の様子、ふだんと違う点などをこちらから確認することはできませんが、これまでに北海道から沖縄の各地で津波を観測しています。
そして見えてきたところ、海岸から奥深くに港があります。
こちらにも船が係留されています。
係留されている船が上下あるいは左右に動く様子などは分かりません。
潮位の変化などは画面からは分かりません。
津波注意報が現在も出ています。
これまでの津波よりこれから来る津波のほうが高くなるおそれがあります。
海岸や川の河口付近から離れ海の様子など見に行かないでください。
また沿岸部での作業、海のレジャーなどは控え、海岸から離れていてください。
気象庁によりますと、きのう午前8時前に発生した南米チリ中部の沖合を震源とするマグニチュード8.3の巨大地震では、チリの沿岸で、4メートルを超える津波を観測し、震源からおよそ1万キロ離れたハワイの検潮所でも昨夜遅くに90cmの津波を観測しました。
日本にも、けさから津波が到達しています。
こちらは午前8時半ごろの北海道根室市沖の映像です。
津波とみられる様子が捉えられています。
波が横一列になっている状況が確認できます。
その波は、崩れないまま岸に向かっています。
北海道浦河町の沖合では、午前9時半ごろに、押し寄せた波が、渦を巻きながら、港の中に流れ込んでいく様子が撮影されていました。
およそ1時間後には、海水が画面の右側、港の外に向かって引いていく様子も確認できます。
午前9時半ごろの岩手県の久慈港の映像です。
早送りにして岸壁付近に注目すると潮位が何度も変化している様子が分かります。
久慈港では、午前9時38分に高さ80cmの津波を観測しました。
気象庁は、引き続き北海道から九州にかけての太平洋沿岸と、沖縄・奄美、伊豆諸島と小笠原諸島、青森県日本海沿岸、大分県の豊後水道沿岸と瀬戸内海沿岸、愛媛県宇和海沿岸それに鹿児島県西部に津波注意報を発表しています。
気象庁の長谷川洋平地震津波監視課長は午後2時から記者会見して津波の注意点や今後の見通しについて説明することにしています。
太平洋沿岸にある各地の原子力発電所では、これまでに最大で40cmの潮位の変化を観測しています。
宮城県にある東北電力女川原発では、午前9時半ごろにおよそ30cmの潮位の上昇が見られ、その20分後には、引き波で、およそ40cmの潮位の変化を観測しました。
東京電力福島第一原発では、午前7時半ごろにおよそ12cmの潮位の変化を観測しました。
いずれの原発でも異常は確認されていないということです。
東日本大震災の被災地は、地盤が下がっているところや、壊れた堤防の復旧工事が終わっていないところがあり浸水しやすくなっています。
震源が遠い地震では、津波の影響が長く続く傾向があり、気象庁は津波注意報が解除されるまでは、海岸や川の河口付近には近づかないよう呼びかけています。
それでは、北海道浦河町、青森県八戸市、茨城県大洗町から中継でお伝えします。
北海道日高地方の浦河町です。
太平洋を臨む高台です。
港などが一望できます。
同じ日高地方のえりも町では、午前10時すぎ50cmの津波が観測されました。
ここ浦河町でも、これまでに20cmの津波を観測しています。
一時、防波堤の上近くまで海面が上がったことがここからも確認できました。
町は、防災行政無線を使って、海岸や河口に近づかないよう先ほどから繰り返し呼びかけています。
町が準備した避難所には、一時、数人が自主的に避難したということです。
今も時折、消防などの車両が、海岸沿いの道路をパトロールしています。
北海道浦河町でした。
青森県八戸市です。
八戸港からおよそ4キロ離れた高台から太平洋を見下ろす位置に来ています。
画面中央、砂浜に向かって、白く泡だった大きな波が次々とあたっていきます。
この波が、津波によるものなのかそれとも強い風によるものなのかは判別できません。
2時間ほど前に比べると潮がやや引いていて、砂浜の見える面積が広がってきました。
ただ、八戸など青森県の太平洋沿岸と日本海沿岸には引き続き津波注意報が出ています。
注意報が出ているかぎり油断せず、身の安全を図ってください。
八戸から中継でお伝えしました。
けさ20cmの津波が観測された茨城県の大洗町です。
町の北側を流れる那珂川の河口付近の現在の様子をご覧いただいています。
先ほどまで強い雨も降っていたため1時間ほど前まで周辺の水が茶色く濁っていましたが、かなり回復してきました。
津波が観測されてから6時間以上がたった今では、水位は大きく下がっています。
川に架かっている橋も、橋脚の水の下だった部分まで見えてきました。
町役場によりますと町内の小・中学校もきょうは平常どおり授業を行っているということです。
ただ海岸や河川に近い地域では引き続き避難指示が出ています。
また消防によりますと浸水などの報告や被害の情報は入っていませんが、パトロールは現在も続いています。
茨城県大洗町からお伝えしました。
津波注意報に伴い、各地で避難指示や避難勧告が出されました。
鉄道の運転見合わせなどの影響も出ています。
津波注意報の発表から9時間余り、各地で注意の呼びかけが続けられています。
沖縄県中城村でも消防が注意を呼びかけました。
岩手県宮古市です。
消防署員が、高台から監視にあたっていました。
東京の品川区や江東区それに江戸川区など、東京湾に面する6つの区役所では、職員が主な河川の見回りを続けるとともに、海岸に近づかないよう注意を呼びかけています。
沿岸の各地で避難指示や避難勧告が出されています。
避難した人たちは。
近くの高台に避難する人もいました。
三重県志摩市の避難所にも、地元の人が避難していました。
沿岸部を走る鉄道にも、影響が出ています。
JR東日本は、JR仙石線の高城町と石巻の間で、始発から運転を見合わせています。
JR釜石線、JR八戸線などでも全線や一部の区間で運転を見合わせています。
それでは、北海道の状況を札幌放送局からお伝えします。
札幌です。
北海道では、日高のえりも町で午前10時すぎに50cmの津波が観測されました。
また広尾町十勝港で、午前11時すぎに30cmの津波が観測され、上昇中です。
こちらは、えりも町の今の様子です。
えりも町では、午前10時8分に50cmの津波が観測されました。
このほか、午前11時すぎに広尾町十勝港で30cmの津波が観測され、上昇中です。
また根室市花咲でも20cmの津波が観測され、上昇中です。
このほか道東の浜中町、日高の浦河町で20cmを観測しました。
釧路港と函館港それに苫小牧東港でも10cmを観測しています。
津波は場所によってはこの数倍の高さに達するおそれがあります。
今後も、注意報が解除されるまでは海岸や川の河口付近には近づかないでください。
それでは、根室市花咲から中継でお伝えします。
北海道根室市花咲港です。
花咲では11時12分の時点で、津波の高さ20cm、潮位は上昇中ということです。
今、港から100メートルほど離れた高台にいます。
30メートルほどの高さから南を見ています。
画面左が太平洋です。
海上には海上保安庁の船が巡回しています。
花咲港では朝早く防潮堤の水門が閉められました。
そして、津波警戒中という大きな看板も設置されています。
この港を取り巻く道路では消防の車が巡回しています。
花咲は、潮位が上昇中です。
引き続き注意が必要です。
北海道根室市花咲港からでした。
ここまで、札幌からお伝えしました。
続いて東北地方の状況を仙台放送局からお伝えします。
仙台です。
東北地方ではこれまでに岩手県で80cmの津波を観測するなど広い範囲で津波を観測しています。
現在の岩手県久慈港の様子です。
雨が降り続いています。
港の様子が見えづらくなっています。
東北地方では、これまでに岩手県の久慈港で、午前9時38分に80cmの津波を観測したほか、宮城県の石巻市鮎川で、午前10時44分に30cmの津波を観測しさらに上昇しています。
また、岩手県釜石港で午前10時1分、大船渡港で午前9時5分青森県八戸港で午前10時19分福島県相馬港で午前10時31分にそれぞれ30cmの津波を観測しました。
東北地方で予想される津波の高さは最大で1メートルです。
避難の情報です。
午前11時現在、宮城県沿岸部の10の市と町で合わせて43か所の避難所が開設されています。
このうち市内の一部に避難勧告を出している東松島市は16か所に避難所が設けられています。
前の地震のときも怖い目にあっているので、年も取っているのでいち早くと思って。
交通機関への影響です。
運転を見合わせているのは、JR仙石線の石巻駅と高城町駅の間、仙石東北ラインの全線、JR八戸線の全線、JR釜石線の遠野駅と釜石駅の間三陸鉄道南リアス線の全線、JR気仙沼線とJR大船渡線のバス交通システムのBRT全線です。
仙台からお伝えしました。
続いて、関東地方の状況をお伝えします。
関東各地でも津波が到達しています。
まずは千葉県旭市から中継です。
千葉県東部旭市です。
高さおよそ60メートルの飯岡ぎょうぶ岬から太平洋を見ています。
波の高い状態が続いています。
そしてこちら、飯岡漁港です。
私たちのいる岬から300メートルほど離れています。
ハマグリやイワシを取る漁船が停泊しています。
きょうは1隻も漁に出ていないということです。
隣の銚子では10cmの津波を観測しています。
漁協の組合長によりますと、ちょうど干潮の時間を迎えますが潮の引き方や海面が下がる速さなどはこれまでのところふだんと変わりないということです。
千葉県旭市からお伝えしました。
関東各地で到達した津波です。
茨城県大洗港では、午前10時59分に40cmを観測しさらに上昇しています。
八丈島八重根で午前8時55分に30cm、小笠原諸島の父島でも午前8時57分に30cmを観測しました。
また茨城県鹿島港では、午前8時26分に、千葉県勝浦市では、午前9時18分に、八丈島神湊では午前10時22分にいずれも20cmを観測しました。
伊豆諸島の神津島でも、午前10時53分に20cmを観測し、さらに上昇しています。
また、三宅島阿古でも午前11時16分に20cmを観測しました。
三宅島坪田では、午前11時39分に、20cmを観測し、さらに上昇しています。
神奈川県三浦市油壺は、午前7時25分に、千葉県銚子市では午前7時26分に、また、横浜港では午前8時46分に、千葉県館山市では午前9時6分、東京の晴海では午前10時28分に、いずれも10cmを観測しました。
この津波の高さは、あくまで検潮所での記録です。
実際の津波は、場所によってはこの数倍の高さに達するおそれがあります。
交通への影響です。
千葉県富津市の金谷と神奈川県横須賀市の久里浜を結ぶ東京湾フェリーは、津波注意報の発表を受けて、金谷発、久里浜発とも欠航しています。
4年半前の東日本大震災で津波の被害を受けた千葉県旭市の飯岡漁港です。
地元の消防などが海の様子を確認しながら注意を呼びかけています。
東京港区が、お台場海浜公園に避難指示を出すなど、関東沿岸の各自治体では、避難指示や避難勧告を出して、海岸に近づかないように呼びかけています。
ここまで関東地方の状況についてお伝えしました。
次に、関西の情報を大阪放送局からお伝えします。
大阪です。
和歌山県ではこれまでに、那智勝浦町と串本町などで津波を観測しています。
こちらは和歌山県串本町の今の様子です。
海の様子、潮位や海面など、ふだんと大きく違う様子はこの画面からは分かりませんが、この串本町では午前10時45分に30cmの津波を観測しその時点で上昇中です。
那智勝浦町では、午前9時25分に20cm、御坊市で午前9時56分に10cm、このほか、白浜町と和歌山港では数センチほどの微弱な津波を観測しています。
津波は何度も繰り返し押し寄せ影響が長く続くため、気象庁は津波注意報が解除されるまでは海岸や川の河口から離れ近づかないよう呼びかけています。
避難の情報です。
海南市と有田市は、漁業関係者や沿岸の港湾施設で仕事をする人、海岸の堤防より海側にいる人を対象に避難指示を出しています。
和歌山市も沿岸で釣りをしている人や海岸の堤防よりも海側にいる人を対象に避難指示を出しています。
また白浜町は、町内の沿岸部の9739世帯1万9364人に避難準備情報を出しています。
それでは和歌山市和歌浦から中継です。
和歌山市の南部にある和歌浦湾です。
海抜20メートル以上の高台から撮影しています。
私たちはこの場所に7時間以上いますが、ここから見るかぎりは、津波による海面の変化は分かりません。
和歌山県では、満潮の時刻を3時間以上過ぎました。
中央に見えてきたこの岩、満潮時には全体が水につかっていましたが今は一部が顔を出し始めました。
この周囲を歩く人の姿はきょうは、ほとんど見られませんでした。
和歌浦漁協ででは、けさ津波注意報が出たことを受けて漁船12隻を港に係留しました。
現在も、港には、小型の漁船が停泊しています。
きょうは漁を中止したということです。
和歌山からお伝えしました。
ここまで大阪からお伝えしました。
お伝えしていますように、きのう南米チリの沖合で発生した巨大地震で、各地で津波を観測し、岩手県久慈港では午前10時前に、高さ80cmの津波を観測しました。
気象庁は引き続き太平洋沿岸を中心とする各地に津波注意報を発表し、海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけています。
それでは津波注意報以外のニュースをお伝えします。
今の国会の最大の焦点である安全保障関連法案の採決を前に、きょう午前開かれた参議院本会議では、民主党が提出した山崎参議院議長に対する不信任決議案の採決が行われ、自民公明両党と次世代の党などの反対多数で否決されました。
一方、民主党は、安倍総理大臣に対する問責決議案を参議院に提出したのに加え、民主党など野党5党は、午後、安倍内閣に対する不信任決議案を衆議院に共同で提出することにしており、与野党の大詰めの攻防が展開されています。
安全保障関連法案がきのう、参議院の特別委員会で可決されたことを受けて、民主党は参議院に山崎参議院議長に対する不信任決議案などを、相次いで提出しました。
こうした決議案は優先的に採決されるため、安全保障関連法案の採決は先送りされていて、午前10時から開かれた参議院本会議では、維新の党が欠席する中、山崎議長に対する不信任決議案の採決が行われました。
そして、自民公明両党と次世代の党などの反対多数で否決されました。
一方、民主党は、午前11時すぎ安全保障関連法案は、憲法に明確に違反しており国民の多くが反対しているにもかかわらず、強行に成立させようとしていることは看過できないとして、新たに安倍総理大臣に対する問責決議案を参議院に提出しました。
この問責決議案はこのあと午後1時から開かれる参議院本会議で採決されます。
また、民主党、維新の党、共産党社民党、生活の党と山本太郎となかまたちの野党5党は、きょう午前、党首らが会談し、午後、衆議院に安倍内閣に対する不信任決議案を共同で提出することで合意しました。
これに対し与党側は、これらの決議案を次世代の党などとともに順次、否決したうえで、できるだけ早く参議院本会議での法案の採決にこぎ着け、きょうにも可決して成立を図る方針で、自民党は役員連絡会で、一致結束して、緊張感を持って対応することを確認しました。
このように安全保障関連法案の採決を巡る与野党の大詰めの攻防が展開されています。
自民党の谷垣幹事長と民主党の岡田代表は記者会見で次のように述べました。
次です。
前線と低気圧の影響で宮城県内は、昨夜からけさにかけてまとまった雨が降り、石巻市と気仙沼市それに女川町などで、道路が冠水したり、道路脇の土砂が崩れたりする被害が出ています。
仙台管区気象台によりますと、前線と低気圧の影響で、宮城県内は大気の状態が不安定になり、昨夜からけさにかけて、断続的に雨が降りました。
この雨のため気仙沼市では、午前11時過ぎの時点で少なくとも10か所以上で道路が冠水し通行止めになっているところもあるということです。
また、石巻市雄勝の半島部では、県道脇の土砂が、高さと幅がいずれもおよそ10メートルにわたって崩れました。
県道は、午前7時ごろから通行できなくなっていて、6つの地区の、合わせて332世帯が、孤立しているということです。
県道は海岸沿いで、津波注意報が出されているため、土砂の撤去作業に入ることができず、今のところ孤立が解消する見通しは立っていないということです。
女川町小乗浜では、県道がおよそ800メートルにわたって冠水し、午前7時すぎから通行できない状態が続いています。
また、午前10時過ぎの時点では、町内の国道で、車のタイヤが半分まで水につかるほどにまで冠水しました。
一方、先週の記録的な大雨で、川の堤防が決壊した大崎市、浸水被害からきょうで1週間となり避難所が閉鎖されました。
避難所で過ごしていた人たちは、市から提供された住宅に移りました。
埼玉県熊谷市の3軒の住宅で、合わせて6人が殺害された事件で、ペルー人の男が確保された住宅から血の付いた2本の包丁が見つかったほか、夫婦が殺害された別の住宅では、部屋の壁に血でアルファベットのような文字が書かれていたことが分かりました。
警察は、犯行の詳しい状況や男の行動などを調べています。
埼玉県熊谷市では、今月14日からおとといにかけて、3軒の住宅で、合わせて6人が相次いで殺害されているのが見つかりました。
警察は、身柄を確保したペルー人のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン容疑者が、3件の事件に関わった疑いがあるとみて調べています。
ナカダ・ルデナ容疑者は頭の骨を折り、現在も、意識不明だということです。
警察のこれまでの調べで、ナカダ・ルデナ容疑者の身柄が確保され、加藤美和子さんと小学生の姉妹が殺害された住宅では、血の付いた包丁が2本見つかったことが分かりました。
ナカダ・ルデナ容疑者は、今月13日、熊谷警察署で事情を聞かれていますが、この際、刃物などは持っていなかったということで、警察は侵入した住宅で包丁を盗み、犯行に及んだ疑いがあるとみています。
また、今月14日に田崎稔さんと、妻の美佐枝さん夫婦が殺害された住宅では、2人が倒れていた部屋の壁に血でアルファベットのような文字が40cmほどにわたって書かれていたことが分かりました。
指で書いたものとみられ意味は分かっていないということです。
ナカダ・ルデナ容疑者は精神的に不安定だったという関係者の証言もあり、警察は、犯行の詳しい状況や事件前の行動などを調べています。
お伝えしていますように、きのう南米チリの沖合で発生した巨大地震で、各地で津波を観測し岩手県久慈港では、午前10時前に高さ80cmの津波を観測しました。
気象庁は引き続き太平洋沿岸を中心とする各地に津波注意報を発表し、海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけています。
それではこれまでに観測された津波の情報をお伝えしていきます。
先ほどお伝えした岩手県の久慈港では、午前9時38分に、80cmの津波を観測しました。
北海道えりも町は午前10時8分に50cm、また、茨城県大洗港では、10時59分に40cmの津波を観測し、津波はこの時点で上昇中です。
画面の赤い矢印は、津波がこの時点で上昇中であることを示しています。
このあと、さらに高い津波が来るおそれがありますので注意を続けてください。
そして、八丈島八重根、小笠原諸島父島、岩手県大船渡港では、9時前後に30cmの津波を観測、岩手県釜石港では午前10時1分に30cmの津波を観測しました。
そして青森県八戸港、福島県相馬港では、午前10時台に30cmの津波を観測しています。
そして、宮城県石巻市鮎川、和歌山県串本町では、午前10時45分ごろに、30cmの津波を観測してこの時点で上昇中です。
北海道広尾町十勝港は午前11時12分に30cmの津波を観測して上昇中です。
そして、茨城県鹿島港や岩手県の宮古港で20cm、さらに、福島県いわき市小名浜港そして青森県むつ小川原港、北海道浜中町、千葉県勝浦市、和歌山県那智勝浦町、三重県尾鷲港、北海道浦河町でも20cmの津波を観測しています。
津波は今回、震源が遠く離れているため、このあと長時間にわたって津波が押し寄せることが考えられます。
これまでに観測された津波よりあとから来る津波のほうが高くなるおそれもあります。
注意を続けてください。
津波の観測情報です。
そして津波ですが今、ご覧いただいているところですとこれまでにお伝えしていないところ、高知県の室戸市や青森県むつ市関根浜、また愛知県田原市などでも観測しています。
そして種子島や三宅島、トカラ中之島、そして、徳島県の美波町などでは、観測された時点で津波は上昇中です。
このあと津波がさらに高くなるおそれがありますので、注意を続けてください。
・「さあ翔けだそうよ」2015/09/18(金) 12:00〜12:45
NHK総合1・神戸
ニュース「津波注意報」関連[字]

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ニュース/報道 – 定時・総合

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