トップページ国際ニュース一覧シリア情勢巡り米ロの国防トップが協議
ニュース詳細

シリア情勢巡り米ロの国防トップが協議
9月19日 8時25分

中東のシリアで、アメリカが過激派組織IS=イスラミックステートに対する空爆を続ける一方、ロシアがアサド政権への軍事支援を拡大させるなか、米ロ両国の国防トップが電話会談を行い、偶発的な衝突の回避に向けて対話を重ねていくことで一致しました。
アメリカのカーター国防長官とロシアのショイグ国防相は、18日、電話会談を行い、シリア情勢について協議しました。両国の国防トップの対話は、去年3月以降、ウクライナ情勢を受けて途絶えていましたが、アメリカ国防総省は、今回、ロシア側から会談の呼びかけがあったとしています。
シリアでは、アメリカが過激派組織ISに対する空爆を続ける一方、ロシアがアサド政権への軍事支援を拡大させ、米ロ間の偶発的な衝突への懸念が高まっています。アメリカ国防総省によりますと、会談では、ISへの対応などについて意見が交わされ、米ロ両国が不測の事態の回避に向けて対話を重ねていくことで一致しました。
ただ会談では、アサド政権を巡ってアメリカ側が「ISの掃討と同時に政権の移行を進めることが重要だ」と指摘したのに対し、ロシア側は「軍事支援は防御的な性格のものだ」として引き続き関与していく姿勢を示したということで、両国の立場は依然として大きく隔たっています。

関連ニュース

k10010241811000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ