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ロシア大統領 アサド政権への軍事支援継続を強調9月16日 0時28分
ロシアのプーチン大統領は、シリア北部などを拠点とする過激派組織IS=イスラミックステートに対抗するため、アサド政権への軍事支援を続けると強調し、ロシアの動きはシリア情勢の安定につながらないと批判するアメリカに反論しました。
ロシアのプーチン大統領は15日、旧ソビエトの6か国でつくる「集団安全保障条約機構」の首脳会議で演説し、内戦が続くシリア情勢について「ISが、国土のかなりの部分を支配下に置き、極めて深刻な状況だ」と述べました。そのうえで、「ロシアはシリア政府に対し、テロ対策で不可欠な軍事技術支援を続ける」と述べ、アサド政権に対して武器などの支援を継続する考えを強調しました。
また、シリアから大勢の難民がヨーロッパに押し寄せている問題にも触れ、「ロシアが支援しなければ、シリアの状況は悪化し、難民の数がさらに増えることになる」と述べ、ロシアによるアサド政権への支援は情勢の安定につながらないと批判するアメリカに反論しました。
ロシアは、アサド政権を支援するための物資を積んだ輸送機をシリア北西部のラタキアへ相次いで派遣していますが、アメリカは、ロシアがラタキアの空港を軍事拠点として整備しているとみて警戒を強めています。
また、シリアから大勢の難民がヨーロッパに押し寄せている問題にも触れ、「ロシアが支援しなければ、シリアの状況は悪化し、難民の数がさらに増えることになる」と述べ、ロシアによるアサド政権への支援は情勢の安定につながらないと批判するアメリカに反論しました。
ロシアは、アサド政権を支援するための物資を積んだ輸送機をシリア北西部のラタキアへ相次いで派遣していますが、アメリカは、ロシアがラタキアの空港を軍事拠点として整備しているとみて警戒を強めています。