広告を嫌う人っておそらく2種類いて、
⇒鬱陶しい
⇒嫌儲
だいたい、このどちらかだと思うんですよね。
嫌儲の人は知らないけど、鬱陶しい派の人にはWEB広告の配信精度が高まることで、その鬱陶しさが多少なりとも緩和されると思うのですよ。
と、そんなことを思ったのは、ニュースサイトを見ていたときのこと。
ドミノピザの広告が出てたんですよね。
30周年感謝祭でLサイズピザが50%オフだと。
※単なる画像。リンクじゃないYO。
ふっつーに、クリックしましたね。
広告だろうが知ったこっちゃありません。
だって知りたい情報だったから。
休日にピザが半額で頼める。いいじゃないですか。デリバリーのピザを定期的に注文する人間にとっては、とっても有益な情報です。
もっと言えば、(自分にとって)くだらない本物のニュース記事よりも、ドミノピザの広告のほうが、そのときの僕にとってはよほど有益で知りたい情報なんですよねー。
そう情報。
広告じゃなくって、情報。
僕にとってピザ半額は、立派なニュースなんです。
自分にとってプラスになる広告は、広告じゃなくてニュースだと受け取れます。
一方で、自分に関係ないと感じた広告だけが、広告として受け取られてしまうわけです。
あー広告か。ステマか、と。
キャッチコピーのお作法にも、ニュース性のあるキャッチコピーは強いという考え方があったりしますが、まさにそういうことですね。ニュースだ(自分に関係ある情報だ)と感じてもらうことで、広告は消費者に受け入れてもらえます。
広告は一方的に言いたいことを言うだけでも、心理テクニックでクリックを促すだけでも役割を果たせません。その情報を必要と感じてもらわなくては、最終的に意味を成しません。
今回のiOSの一件は、ブラウザに広告をブロックする機能が付与された。つまり広告はユーザーにとって邪魔なものだと判断されたと言うことです。
個人的には、広告配信の精度がもう少しマシになるだけでも、ずいぶんユーザーの受け取り方は変わると思うんですけどねぇ。
自分にとって有益な情報なら、たとえ広告であっても人は進んでそれを見ます。必ず。
だって、僕が作っている求人広告がまさしく、そうですから。
こんなに自発的に見にきてもらえる広告は他にありません。
求人広告は、なぜ一生懸命見てもらえるのでしょう。
みんなが必要に感じている「求人情報」が手に入るからです。
ただまぁ、あまりに広告という感覚が薄れすぎて、求人“広告”だってことを忘れた人たちが、「だまされた!!」と、怒ってたりもしますが…。
リンスとか化粧品のCMには、「あんな風にならない!!」って言わないのになぁ……。