ラグビーW杯、史上最大の番狂わせはなぜ起こったか?
THE PAGE 9月20日(日)15時56分配信
日本代表のエディー・ジョーンズヘッドコーチ(HC)とスタッフ、リーチ マイケルキャプテンを筆頭とした選手たちが、大仕事をやってのけた。
2015年9月19日、イングランドはブライトンコミュニティースタジアムでの第8回ワールドカップの予選プールB初戦である。ジャパンの同大会24年ぶりの勝利を、優勝回数2回の南アフリカ代表からもぎ取った。間もなく、現地のBBCは「ラグビー史最大の大番狂わせ」と報じた。
世界屈指のフィジカルを誇る相手に低いタックルを重ねては起き、またタックル。高校卒業後に南アフリカでプレーしていたウイング松島幸太朗は言った。
「低く、バツバツ入ろう、と。日本ではよくあるプレーだけど、向こうの人にとってはそうとは限らないから」
球を持っては、ジョーンズHCの唱えてきた「休ませない」というプランを遂行した。
広いスペースにどんどん選手が沸き上がり、相手の司令塔役にタックルさせるようセンター立川理道を走らせる。
ポジショニングがおぼつかない印象だった相手ウイングのルワジ・ンヴォヴォの後方へ球を蹴っては、チーム全体で敵陣までせり上がる。自身初の大舞台へ「あえて準備し過ぎない」と謳ってきた賢人のウイング山田章仁も「スペースがあったら蹴りたいな、と思っていました」。実際にそうした。エリアを獲得する。
空中戦のラインアウト(タッチラインからボールを投入)では、長身揃いの相手の後方へ球を飛ばすロングスローや、手前に短い球を飛ばすショートラインアウトなど、工夫を光らせる…。
後半3分、21分と淡泊に守備網を破られる形でトライを与え、終盤、22―29と7点ビハインドを背負った。しかし、集中力は途切れなかった。
フッカー堀江翔太副将の独白。
「パニックにならなかった、ってこと。抜かれても、それは個人が理由なのか、組織が理由なのか、組織だったらそのどこが問題なのかを冷静に話し合った。起きたことはしゃあない、と」
続く28分、敵陣22メートル線付近左のラインアウトから、用意されたサインプレーを決める。スクラムハーフ日和佐篤、センター立川と右へ、右へと球を繋ぎ、今度は左側のスタンドオフ小野晃征が球を受ける。センターのマレ・サウの背後から飛び出したスタンドオフ小野は、今度はウイング松島に短いパスを渡す。ラインブレイク。最後はサポートに入ったフルバック五郎丸歩副将が、右中間のスペースを切り裂いた。自らコンバージョンを決め、同点。
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