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地域おこし協力隊に任命された大迫思織さん=1日、長門市役所
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都市部から萩市に一定期間移り住んで地域ブランドの開発や地域おこし活動などに携わる「地域おこし協力隊」の委嘱状交付式が2日、萩市役所であり、大津市の梅本真実さん(25)ら7人に野村興児市長から委嘱状が手渡された。
地域おこし協力隊は総務省が支援する制度。萩市は6月から7月にかけて市ホームページなどで初めて募集し、応募のあった38人の中から書類選考や面接などで選んだ。野村市長は「今まで積んでこられた経験や知識を生かし、萩市の再生に力を貸してほしい。活躍を期待している」と激励した。
協力隊は梅本さんと広島市の河津梨香さん(38)、北名古屋市の末永智美さん(32)、さいたま市の永見心さん(23)、宇部市の深野和範さん(32)、川崎市の宮崎隆秀さん(33)、神戸市の山根智治さん(35)。期間は1日から3年間。
隊員を代表して、河津さんが「萩にあるもの、萩にしかないもの―というコンセプトの魅力にひかれ、いますぐにでも活動したいというメンバーがそろった。地域の皆さんの協力を仰ぎながら自分たちのフィールドを開拓し、力を蓄え、3年後には新しい芽を育める土壌となれるようみんなで頑張りたい」と決意を述べた。
隊員は萩市の観光課や広報課、まちじゅう博物館推進課、農林振興課、須佐と福栄の総合事務所などに所属。観光客受け入れ態勢の仕組みづくりや萩のお宝の保存・活用の取り組み支援、農林漁家民泊の受け入れ拡大、地域の資源や食を生かした観光振興などに携わる。
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