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9月16日からiOS9の提供が開始されましたね。その中で、safariに組み込まれた広告ブロック機能についてブログ界隈では阿鼻叫喚が沸き起こっておるわけですが!(大袈裟)
このことについてはある理由で書く気はなかったのですが、ためになる記事が多くていつも読ませていただいている鈴木さんの記事で珍しく1人で勝手に脳内で意見が対立したので書かせていただこうと思います。
まず、Crystalというものですが、これはアドブロックといってブラウザで観覧中に表示される広告をブロックする機能です。筆者のブログにもありますよね、広告。iOSからのアクセスというのはもちろんバカにできる数字ではないので、このiOSでのweb観覧において広告をブロックされるということはすなわち収益が下がる、ということです。
このアドブロック機能(正しくはコンテンツブロック)ですが、iOS9 から実装されたとはいえ、機能させるにはなかなかに面倒です。
iOSにコンテンツブロッカーという機能が実装されているわけではなく、「safariでコンテンツブロッカーを有効にできますよ」というものなので、実際にはコンテンツブロッカーというアドオンをインストールする必要があり、その中の一つがCrystalなのですが、実はこれ、サードパーティ製(Apple純正アプリではない)であり、しかも有料です。
ということで筆者自身は現段階では全然脅威には思っていませんが、今後はどうかというとまた話は違ってきます。
まず、そのうち日本でもダウンロード可能な無料のアドブロックは出てくるでしょうし、やり方をドヤ顔で教える野郎共も絶対に出てくるからです!(合コンとかSNSとかで!)
確かに広告は記事やユーザーにマッチングされたものが配信されるので鈴木さん同じく筆者もよくクリックします。というか大好きです。有益ですし、デザインのいい広告とかセンスのいい見出しとか、簡素なスマホページなんかだと単純に彩りにもなってると思うんです。また、対価として当然のことだとも思っています。例え広告が嫌いでも、時間と魂を削って書いてるブロガーのために許容する優しい心をお願いします。
しかし、世の中においては少なくとも、「嫌いなわけじゃないけど消せるならそれに越したことはない」って人が大半だと思います。
鈴木さんが引用されていた
ここで求められるのは冷静さです。そもそもアドブロックをするような人は広告が嫌いもしくは役に立たないと思っている。つまり、広告主からみるとはじめから存在しなくてもよい人です。パフォーマンスを重視しているメディアから見ると無駄なトラフィックを排除でき、コスト削減にすらなるチャンスw
— 柳澤安慶(二丁目ではヤナティ) (@ankeiy) 2015, 9月 15
確かに確かに。とは思います。ですが、そんな単純なものではないとも思うんです。
広告って、そこまで意識してクリックしますか?明確に嫌いという方ならいざ知らず、嫌いとすら意識していない人って、あったらあったで興味のあるものならクリックするし、なかったらなかったで別にいいんですよね。
これって、SNSのタイムラインと同じようなもので、「たまたま目についたからクリックする」というだけのもの。いちいち意識をしていないと思うんです。リンクの一つぐらいの認識?
だから、日頃から自分が広告をクリックしていることすら意識していない、というか覚えていないんじゃなかろうか、と思うんですね。まあそれだけマッチングがナチュラルでよく出来ているということなんですが。
意識していないものに対して、好きだとか嫌いだとかって明確な感情はないと思います。ですが、何かのきっかけで広告を意識する時、例えば誰かが「ちょ、このページ広告重すぎ!(怒)」とか、「ねえねえ、iOS9で広告消せるらしいよ!」なんてことを隣で言った時とか、大半の人が広告に肯定的な感情は持たないと思うんです。
もともと世の中的には嫌いな人やどっちでもいいって人が大半で「広告大好き!」なんて人は稀だと思うんです。これは、実は広告をクリックしまくってて有益な情報やサービス、商品をゲットしているにも関わらずです。
自認として「広告大好き」な人以外は、広告を意識した瞬間から広告NGマインドになるんじゃない?ってのが筆者の思うところ。
どっちでもいいんだけど消せるなら消そっか
ってほんと適当な感じでアドブロックしちゃうと思うんです。仲良くも悪くもなく好きでも嫌いでもなくいつ連絡したかも覚えていない程度のアドレス帳の誰かやSNSの誰かをいとも簡単に削除するように。
放置しても問題ないんだけどちょっとだけ気に食わないからって程度で気軽にアカウントブロックするように。
広告ってのはどちらかというと煩わしく、少なくとも能動的に愛される存在ではない、ってことですね。 見方によっては確かに親しまれているとも思います。ですが、このように少し意味合いやマインドは違うとも思うんですね。
無意識に広告主に貢献している人も、広告を意識する、広告ブロックを知る、これらのきっかけによって気軽に導入しちゃう可能性もあるんじゃないかな?
で、そのきっかけって、他ならぬ我々ブロガーなんですよね。
こうやってiOS9でアドブロック機能がどうこうって記事を書くことによってそれが周知されてしまう。ご丁寧にアドブロックの手順まで紹介しているブログもたくさんある。
なので、影響力のあるブロガーさんにはぜひとも控えていただきたい(笑)筆者がある理由で書かないと言ったのはこういう理由からです。
影響力なんてまだまだないですが、時々シェアが暴発する記事もあるので...。
まあ、Androidではとっくの昔からアドブロックなんてあるわけなので今さらって考えている方も多いようですが、Androidにもしもアドブロックがなかったら?もしかして今頃ウッハウハなんかもしれまへんでぇぇええええーー?
まあ、ここまで書いておいてなんなんですが全っ然脅威だとも影響があるとも全く思ってないんですけどね。あくまで心理的な洞察を根拠にしたにすぎない可能性論です。
ではでは、人の記事に乗っかっただけの駄記事ですが読んでいただきどうもありがとうございましたm(_ _)m
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