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サイ・ゴダード(3月18日)
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【大リーグ】マー7敗 自力V消滅 今季初2戦連続中4日2015年9月20日 紙面から ◇メッツ5−1ヤンキースマー孤立無援、ヤンキースの自力優勝消滅−。大リーグは18日、各地で行われ、ア・リーグ東地区2位のヤンキースの田中将大投手(26)は敵地で行われた交流戦メッツ戦に先発し、6イニングを5安打、ソロ本塁打2本による2失点で7敗目(12勝)を喫した。同地区首位のブルージェイズにゲーム差を4・5に広げられたヤ軍は、自力優勝の可能性がなくなった。マーリンズのイチロー外野手(41)はナショナルズ戦で5打数1安打、1得点。チームは延長10回、4−5でサヨナラ負けし、連勝は3で止まった。 ナ・リーグ東地区首位を独走するメッツ打線は、やはり隙がなかった。右翼席に消えていく2本の本塁打を、田中はぼうぜんと見送るしかなかった。1点リードの2回に5番デューダに同点ソロを献上。1−1で迎えた6回2死では、3番マーフィーに甘く入ったスライダーを捉えられ、これが決勝弾となった。 ともに2ストライクと簡単に追い込んだ後に勝負にいった変化球が甘くなっての一発。「2本とも完全に失投。自分の技術不足でしかない」。昨季、メジャー初完封を飾ったシティフィールドでの敗戦に、右腕は伏し目がちに反省の言葉を並べるしかなかった。 連日白星を重ねるア東地区首位ブルージェイズに追いすがるべく、今季初めて託された2戦連続の中4日先発。「(体調は)大丈夫でした」と、この日も序盤からストライク先行の投球でメッツ打線から凡打の山を築いたが、僅差の展開で今季苦しんでいる“一発病”が再発。昨季20試合で被本塁打15本だったのに対し、今季は23試合で同24本と、ついに登板試合数を上回るペースとなった。 自身の登板した試合で自力優勝の可能性が消えたが、悔やんでばかりはいられない。「(自分たちが)ずっと勝ち続ければおのずとひっくり返る試合数。だからもう、僕たちは勝っていくしかない」 次回登板は、ジラルディ監督も示唆してきたように3戦連続となる中4日で、23日のブ軍との首位攻防戦が濃厚。ブ軍とのゲーム差次第では回避する可能性もあるが、田中自身は「行けといわれればもちろんいく気持ちでいる。次はチームの勝利に導けるように投げたい」と強い口調で意気込みを示した。 (ニューヨーク穐村賢) PR情報
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