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【プロ野球】

大谷完投14勝でハムCS決めた

2015年9月20日 紙面から

日本ハム−西武 完投で14勝目を挙げた日本ハム・大谷=札幌ドームで(佐藤雄太朗撮影)

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◇日本ハム6−1西武

 大谷が2安打1失点の完投勝利で14勝目を挙げ、日本ハムは4連勝でクライマックスシリーズ(CS)出場を決めた。打線は1回に中田、近藤、レアードの3連続適時打で3点を先取。6回に谷口の2号ソロ、7回には近藤の4安打目となる2点二塁打で加点した。西武は4連敗。

 最後は捕手のサインに首を横に振って、スライダーを投げた。西武・メヒアのバットが空を切りこの日11個目、楽天・則本を抜いてリーグトップに立つ今季通算184個目の三振を奪った。堂々の完投勝利。日本ハム・大谷はグラブを軽くたたき、ニヤリと笑った。

 14勝目を挙げ、勝ち星、防御率、勝率、奪三振の4冠に返り咲いた。チームのクライマックスシリーズ(CS)進出も決定。「すごくうれしいです。全球種がよかったと思います」と納得の投球に胸を張った。

 ファーストステージで戦う可能性ある西武。仮想CSの投球をした。最速158キロの直球が切れ、右打者には体に当たりそうな内角からストライクゾーンへ曲がるフロントドアのスライダーで攻めた。「短期決戦なら必要。右打者にますますスレスレにいかないといけない」。4回には栗山、中村、メヒアを3者連続三振。内角を有効に攻め、6回2死までは無安打投球を演じた。

 V逸の悔しさを晴らす投球をしたかった。栗山監督に開幕投手を命じられた時「チームを勝たせろ」と期待を受けたが優勝を逃した。ソフトバンクの胴上げのシーンはテレビのニュースで目に焼き付けた。「悔しいです。決まったものはしょうがない。今度こそ、上のチームを倒せるようにしたい」。9月に入り連敗中だった二刀流が完投で不安を一蹴。21歳はCSで雪辱を晴らす。 (水足丈夫)

 

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