「塩爺」93歳で死去 元財務相・塩川正十郎氏、小泉純一郎氏の後見人
2015年9月20日6時0分 スポーツ報知
小泉政権で財務相を務めた元自民党衆院議員の塩川正十郎(しおかわ・まさじゅうろう)氏が19日午前10時15分、肺炎のため大阪市内の病院で死去した。93歳。大阪府出身。自宅は大阪府東大阪市足代1の14の16。葬儀・告別式は24日正午から大阪府吹田市桃山台5の3の10、公益社千里会館で。喪主は長男・耕士(こうし)氏。
2001年4月から03年9月まで務めた財務相時代は、政策を指揮するだけでなく、当時の小泉純一郎首相の「後見人」として政権運営全般に影響力を発揮した。威勢のいい関西弁と独特のとぼけたキャラクターから「塩爺(しおじい)」の愛称で親しまれた。
衆院当選11回。03年11月の衆院選に出馬せず政界を引退した。04年1月から東洋大総長を務めていた。
大阪府布施市(現東大阪市)助役から、1967年の衆院選で旧大阪4区から出馬して初当選。バブル経済末期の90年には自民党税制調査会長として、地価を引き下げるため、土地にかかる戦後初の国税である「地価税」の導入を推進した。
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