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■井坂信彦・維新の党政調会長

 (17日に)安全保障関連法案の採決が参院特別委員会で行われたが、我々の独自案は採決すらされなかった。安倍政権は再三、維新の党に対して対案(の提出)を求め、対案が出てきたら真摯(しんし)に検討するということを約束していた。それを受けて維新の党は、総合的な独自案を提出した。

 しかし、与党協議を経て法文修正は一切なし。ゼロ回答。それだけならまだ協議の結果として理解できるが、採決すらしていただけなかった。安倍政権は今後、野党に対して対案を出せという資格は一切ない。強く抗議したい。

 さらに、だまし討ちのようなタイミングで突然採決をして、総理の締めくくりの総括(質疑)をなぜ逃げたのか。全く理解できない。「これからは建設的な議論は受けない」と言っているに近い暴挙だ。(記者会見で)