引退会見で記者の質問に答える楽天・小山伸=コボスタ宮城(撮影・土谷創造)【拡大】
楽天の小山伸一郎投手(37)が20日、コボスタ宮城で記者会見し、今季限りの現役引退を表明した。数日前に受けた球団からの引退勧告を聞き入れた形で「ここまで投げられるとは思わなかった。毎日、全力で投げてきた結果」と19年間のプロ生活を振り返った。
ここ2年間は右肩痛に苦しみ、通算500試合にはあと20試合届かなかった。「簡単かなと思っていたが、手術してやっていく中で苦しいんじゃないかと思った。仕方ない」とやや心残りの様子ものぞかせた。
1997年に三重・明野高からドラフト1位で中日入りし、2005年に球団創設1年目の楽天に移籍。08年から12年まで5年連続で50試合以上に登板するなど投手陣の屋台骨を支えた。(共同)