米国の有機食品販売:野菜や果物は好調-穀物と食肉は苦戦
2015/09/18 14:17 JST
(ブルームバーグ):米国の食料品店では有機食品が生鮮食品コーナーの棚に並べられることは増えているが、パンと食肉のコーナーでは広く販売されるようにはなっていない。
米農務省が有機農家を対象に実施した調査によれば、農家による米ディーン・フーズ やウォルマート・ストアーズ などへの有機食品の販売額は昨年、計55億ドル(約6600億円)と、同様の調査が前回実施された2008年と比較して72%増えた。
消費者が農薬に使用される化学品について懸念していることから、これまでのところ有機食品の販売は果物や野菜、牛乳、鶏卵に集中している。有機食品が主流となるためには穀物と食肉の販売が伸びる必要があるが、遺伝子組み換え(GM)種子と家畜の生産方法は変更が難しい。
ミシガン大学 のキャサリン・バッドグレー教授(生態学)は「有機食品にとって重要な未開拓分野だ。徐々に進んではいると思うが、成長を達成するのがより困難な分野が幾つかある」と述べた。
原題:Organics Deepen Veggie Roots but Struggle in Meat Aisles (1)(抜粋)
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更新日時: 2015/09/18 14:17 JSTニュース一覧
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