海外の反応は…米「日本の取り組みを歓迎」中「平和主義を破棄」

　米国務省は１８日、「同盟を強化し、地域と国際的な安全保障上の活動において、より積極的な役割を果たそうとする日本の取り組みを歓迎する」と声明を発表した。南シナ海の領有権問題で中国と対立するフィリピンのデルロサリオ外相は１９日、「国際社会の平和、安定、繁栄という共通の目標に向けて日本との戦略的パートナーシップを強化していきたい」と歓迎した。

　一方、中国外務省の洪磊副報道局長は同日、「戦後日本の軍事・安全保障分野で、かつてない行動」と警戒を呼び掛ける談話を発表。国営通信の新華社は「戦後の平和主義を破棄した」と速報した。韓国外務省は「平和憲法の精神を堅持し地域の平和と安定に寄与する方向で（防衛・安保政策を）透明に推進しなければならない」とする報道官論評を発表した。