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米英 シリア大統領退陣に向け関係国で協議を
9月20日 6時43分

アメリカのケリー国務長官とイギリスのハモンド外相がロンドンで会談し、シリアの内戦を終わらせるためには政治的な安定が欠かせないとして、アサド大統領の退陣に向け、関係国で協議していくことが必要だという認識で一致しました。
アメリカのケリー国務長官とイギリスのハモンド外相は19日、ロンドンで会談し、シリア情勢や、急増する難民の問題などについて協議しました。その結果、シリアの内戦を終わらせるためには政治的な安定が欠かせないとして、アサド大統領の退陣に向け、関係国で協議していくことが必要だという認識で一致しました。
会談のあとの記者会見で、ケリー長官は、ロシアやイランなど、アサド政権を支援し、影響力を持つ国に対し、アサド大統領を退陣の時期を決める交渉の席に着かせるよう求めたうえで、「われわれには交渉する用意がある」と述べました。
一方、ハモンド外相は、アサド政権への軍事支援を続けるロシアに懸念を示したうえで、「シリアへのロシアの関与については、過激派組織IS=イスラミックステートへの対応や、難民の問題などと同様により重要な問題として議論する必要がある」と述べました。

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