ハンファ本社を家宅捜索=軍事機密漏えい容疑

 国軍機務司令部(韓国軍の情報部隊。以下、機務司)は18日、軍事機密を漏らした容疑で、ハンファ本社の家宅捜索を行った。韓国軍の消息筋は「機務司の捜査チームが18日午前、ソウル市中区長橋洞にあるハンファ本社の一部オフィスで家宅捜索を行った」と語った。

 家宅捜索の対象は、ハンファの防衛産業部門オフィスだったと伝えられている。機務司は、ここに勤務している軍出身の社員が2級軍事機密相当の資料を流出させた状況をつかみ、これを立証する資料を確保するため、家宅捜索を行ったという。流出した機密の内容は確認されなかった。

 韓国軍内部には「今月11日に大邱の新兵訓練場で発生した手りゅう弾爆発事故を調査する過程で、手りゅう弾メーカーのハンファに軍事機密が流入している状況が明らかになった」という話もある。しかし、韓国軍の関係者は「2級軍事機密1件がハンファに流入し、内部で流通したという通報があり、18日に家宅捜索に乗り出した。大邱の新兵訓練場で起きた手りゅう弾爆発事故とは無関係」と語った。

チョン・ヒョンソク記者
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