かなりどうでもいい話なんですが、アップル社iOS9の広告ブロック機能で大混乱しているようですって記事でSHIELDsのネタを持ちだして、それいらねんじゃね？って言われてたりするのですが、結構僕の中では意味があってですね。なんか適当に書いておく。
ネットの記事に対して、まぁいい感じに評価される時にはポジティブな反応とネガティブな反応がありますね。よくネガティブな反応が、核分裂のように連鎖的に起きることを炎上とか言いますよね。
で、その時にネガティブな受け手の人が考えてることって、実は、目の前のコンテンツに書いてあるネガティブよりも、すごく遠くのことを考えていることが多いです。つまり、AがCになったら、もっとどえらい怖いことが起きるんじゃないか？とか。
例えば安保法案で戦争をしないための法案だと言ってるのに、この法案が通ったら戦争が起きるんじゃないか！って不安に思ったりですね。つまり不安係数が∞になっちゃって、もう興奮しっぱなしという状態です。そのベースには信用がないとか、いろいろあるのですが、まぁそういうことです。昔、mixiの利用規約で炎上しちゃったのもユーザーと運営の間に信頼関係がないからだと僕は思っていました。正しい反論を受けるようにコミュニケーションを努力しないといけなかったんですが、残念ながら不安ベースの妄想が暴走しました。まぁ、利用規約はどうしても最後の最後の権利を書かないといけなかったりするので、その手前にあるべき「実際問題無いっすよ」ってのは「悪いことはしないであろう期待」という信頼ベースになるんですよね。
Appleの広告ブロックについても、混乱が起きていると書きましたし、ヤバイんじゃね？とは思いましたが僕自身は、言うほど不安には思ってないので、記事の感想で「何を言いたいのかわからない」とも言われました。それは確かにその通りです。僕が知りたかったのは、これに対する捉え方を皆さんの意見から知りたかったのと、技術的な解決法を知りたかったので。それは追記で解決したことを報告しています。
ただ、ネガティブに捉えれば、ものすごく恐怖ですよね。だってmobie webがそこまで主流でないのはAppleさんは明らかにアプリ重視の政策で、Safariの機能や性能が向上しないのもあったり、WebViewの扱いも微妙です。HTML5はGoogleさんの土俵っぽいですから。アップルさんも先進性はしっかり見せつつも、Web側に振りきれない部分はわかりますが。この２社の戦いのとばっちりでWebが死んでいくのは怖いです。そのあたりのポジショントークから来るであろう不安を「SIELDsの人たちから見た安倍政権」と表現してみたんですが、なんか評判悪かったです（汗） 伝わらなかったようですね。余計な一言でした。
ちなみにインターネットは誰しもが「書きたいことしか書かないメディア」なので、インターネットのネガポジの発言だけでプラスマイナス同じだけの情報量を把握することはできません。その代表例として、システム障害についての記事はものすごく出まわるけど、それが復旧したという話題を称賛する話はほとんどでてきません。それと同じく、ネガティブの連鎖はするのに、ポジティブの連鎖というのは滅多に起きないですね。せいぜいFacebookでいいねがつきまくるぐらいでしょうか。この偏りは面白いものです。基本的に人間は希望よりも疑いの方が大きいということですかね。好きの反対は無関心という言葉がつきささります。嫌いは、好きの範疇のネガティブポジションで独立してるんですかね。炎上マーケティングは存在しても、幸福マーケティングが存在しにくいのは、そういうところからなんでしょうかね。