韓国の祖父母、「報酬あり」で孫の世話―中国メディア

配信日時:2015年9月15日(火) 15時13分
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15日、中国・中老年時報は、韓国で祖父母が孫の世話をする際に報酬を受け取るケースが一般的になっていると報じた。資料写真。
2015年9月15日、中国・中老年時報は、韓国で祖父母が孫の世話をする際に報酬を受け取るケースが一般的になっていると報じた。

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韓国では「新米母親」の多くが職場復帰に苦労している。適当な託児施設がなかなか見つからないためだ。

韓国のある議員が昨年、明らかにしたところによると、韓国では、デイケア託児所の入所枠は11倍、政府系託児所では47倍にもなる。

韓国京畿道の家庭婦人研究所が2011年、孫の世話をする祖父母300人を対象に行った調査によると、8割近くが息子または娘から育児に対する報酬を受け取っていると答えている。

韓国の健康社会事務研究所は「自分の両親にお金を払い子どもの面倒を見てもらうのは、もはや目新しいことではない。報酬の額は高くなる傾向にあり、職業化へと向かっている」と説明する。

従来はベビーシッターへの報酬の3分の1程度を親に渡すケースが多かった。だが現在ではほぼ同水準だという。

孫の世話は祖父母にとっても貴重な収入源だ。韓国政府の資料によると、韓国では66歳以上の高齢者の49%が貧困状態にある。

祖父母の中にはビジネスライクに「孫の面倒を見るのは午後6時まで」と「勤務時間」を厳守したり、SNSで友人らと「報酬はいくらだった」と情報交換したりする人もいるという。(翻訳・編集/柳川)
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