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「肘当たった」だけで刺す、「足踏んだ」だけで催涙スプレー…後絶たぬ「駅トラブル」 五反田駅、転落させ逮捕

産経新聞 9月19日(土)21時50分配信

 JR五反田駅(東京都品川区)で19日、階段から男性を転落させてけがを負わせたとして男が傷害の現行犯で逮捕される事件があった。駅構内や電車内などで、乗客同士のトラブルが事件へと発展するケースは後を絶たない。

 平成25年2月には、JR総武線錦糸町駅(東京都墨田区)で、男が男性の背中などを刃物で刺して逃走。警視庁が2カ月後に傷害容疑で逮捕した。直前に乗車していた電車で隣同士の席に座っており、男性は「男がゲームをしていて肘が自分に当たったので、注意した」と説明。車内で口論になったという。

 同年6月には、JR京浜東北線大井町駅(品川区)で、電車が進入してくる直前に男2人が男性をホーム下に突き落とし、殺人未遂容疑で逮捕された。男性は隙間に逃げて助かったが、右手を骨折。車内で腕が当たったことなどで口論になっていた。

 同年11月にも、東京メトロ銀座線新橋駅(港区)の階段付近で、男が男性に「体がぶつかった」などと因縁をつけ、殴る蹴るの暴行を加える事件が発生。男は逃走し、警視庁が防犯カメラの画像を公開して傷害容疑で逮捕した。

 今年1月には、東急東横線の祐天寺−学芸大学駅間の車内で催涙スプレーを噴射し、男性ら2人にケガを負わせたとして男が逮捕された。男性と足を踏んだ踏まないでトラブルになり、「男性から次の駅で降りろといわれ、怖くなった」などと容疑を認めた。

 21年3月にも、埼玉県戸田市内を走行中のJR埼京線の車内で、ゲームをしていて注意されたことに腹を立てた男が女性の顔を殴り、女性があごの骨を折る重傷を負う事件があった。

最終更新:9月19日(土)22時32分

産経新聞

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